監督:アキ・カウリスマキ
出演:カティ・オウティネン、マティ・ペロンパー、マト・ヴァルトネン、キルシ・テュッキュライネン
1994年/フィンランド


男の身勝手な理想がある。
無愛想で愛嬌もなく、ただ好きなものを語り好きなものを飲み続け、
それがクールだと言わんばかりだ。

男から見れば、
そんな部分に文句を言う女はいい女ではないんだと思う。

女から言えば、馬鹿じゃないかって呆れるばかり。

でも彼女達は、彼らを馬鹿にしながらもそこを可愛いと思ってたり、
そこに魅かれてしまったり。
男の側から描いているのだから、当然だと言えば当然だけど。

でも面白いのは、
同じくらい女の人を可愛く描いていること。

矛盾せずに、男の人も女の人も魅力的に描かれている映画はそうそうない。

とにかく、なんだか時代錯誤な男達だけど、
そこがとても可愛らしくて。
映画は、もちろん明るいトーンではないけど、
楽しくて素敵な物語。


町のバスで行ける距離に何日もかかっているところや、
なんかモヤーッとした疑問は、ちゃんと最後に解決。
男の理想がこれだけ描かれていることも、
女の人が可愛いことも、
全て納得。

とても可愛い映画。
この監督は、個性的で、なおかついい映画をつくる。