こんにちは。りったんです。



本日は仕事が休みなので、日中に更新してみました。


そして再び書評です。


サクサクッと頑張ります!!






『脱線しませんか』 深瀬紅音 海王社 2008年




この作家様の作品を読むのは2冊めです。
初めて読んだ作品が、同出版社から出ている
『恋はすぐ隣』です。

絵は正直好みではないんですが、なかなか素敵な兄弟モノのお話だったので、別作品も一度読んでみたいな~と思っていたんですよ。


で、今回の作品に出会いました。

ブッ飛んだあらすじが、なかなか目を引き、こんなんもアリかもしれん!と思い、購入してみました。




ちなみに裏表紙からあらすじはこちら。




通ってる学校を調べて、下校するのを待って、告る!
アタックあるのみです!
なのに、彼はうんざりしたような態度で後ろ向き。
でもシンケンに好きになってしまったので、かわされてもメゲません!
さあレールを外れて、僕とオトコ同士の恋に飛び込みましょう!!





どうです、このノリ(笑)!!
イケてませんか?!(笑)

こういう話は当たれば、大当たりを引くんですよ!!







しかし・・・
読んでみると、若干のガッカリ感が・・・(_´Д`)ノ~~


なんと言いますか、
パンチが足りない・・・
という感じです。




この作家様の作風からいくと、ちょっと無理ある、ノリだったのでは?と思いながら・・・




話はあらすじ通りですよ。

主人公、松原直は、本に夢中で赤信号を渡ろうとしたところを、ある男の人に救われる。

その瞬間、心を奪われた直は、名前もなにも知らない彼に恋をする。

高校の制服だけをたよりに、色々調べまくる直。


とりあえず、アタックだ!とばかりに、彼の通う学校まで行き、待ち伏せ。

そして、見つけた彼の名は、森宵一郎。


その後、ストーカーのように猛烈アタックする直。


だんだん直のペースに流されていく、宵一郎。


そんな感じの短い読み切りです。



見た目は可愛く、お坊っちゃま的な直の、ストーカーのような、キモイ受ぶりは、なかなか良いキャラだった気がします。

しかし、私が思うに、この手の話は、受からの猛烈アタックより、攻からの猛烈アタックの方が面白いんじゃないかと・・・
(あくまで個人的好みの話ですよ!)


これ受攻逆設定で、
ストーカーばりのキモイ攻に、うんざり、ドン引きする受。

どうです?面白そうじゃないですか?
(何度も言いますが、あくまで個人的意見です!!)


私はそんな話が読みたい!!!!です!!!!






ちなみに、こちらの一冊、読み切りばかりを集めた作品集です。


なので、中になかなかのヒット作がありました。




【なのに、だから】



出会いは駅のコンビニ。
好青年系の桜田と、猫系美人の中野、2人は違う高校に通う3年生。


ある日、桜田が欲しかった雑誌を買いにコンビニに立ち寄る。
偶然にも、一冊だけ残っていた雑誌を喜んで取ろうとした瞬間、横からひょいと奪って、レジに持っていった男がいた。
してやった顔を覗かせたその男こそが中野。


2人の出会いは最悪だった。


また別の日、おでんを買っていた桜田。
最後のはんぺんを取った瞬間、横にはくやしそうな中野の姿が。



そんなようなくだらない張り合いをするようになった2人。
そして気付けば、週3日はコンビニで会うようになっていた。



ケータイのメアドも知らない、友達というのも変な関係の2人。
でも会えばケンカばかりして、一緒にいると退屈しない。



そんな2人が、魔がさしたとばかりに、キスを交わしたことで、関係に変化が!!




なんとも、この2人の距離感がたまらん!!のですよ!!

なんだなんだ、この対等な感じ!!

そしてリバでもオッケーな雰囲気!!



「好きだからケンカするんだ。どうでも良けりゃムカつきもしない・・・」(桜田)

「好きでケンカすんなら嫌いでキスしたっていいだろ」(中野)



あ~~~~
良い~~~~~!!!!


だから同級生モノって好きやねんな~!!


私の個人的意見としては、こちらの話を表題にした方が売れるのでは・・・
と勝手に思ってみました。




その他、
先生×生徒、生徒が先生を監禁(笑)の話や、
ノンケ×ゲイの大学生カプ話や、
政治家秘書×政治家の愛人のわりと痛めな話や、
自己完結型攻×泣き虫受の同級生カプ話、
などが入っております。


なかなかのバラエティーに富んだラインナップなので、読む方によってお好みが選べる仕上がりかと思いますよ。
興味があれば是非!!




こんばんは。りったんです。


引き続き、本日も書評をお届けします。



残り半月、本当に本気で頑張ります!!
・・・・・・・・・たぶん






『明日も他人』 まさお三月 リブレ出版 2008年




まさお三月、待望の新刊が出ましたね!!



最近登場の作家さんの中でも、まさに注目度高し!!

前作は読み切りでしたが、今回は続きものということで、また違う一面が見れた気がしました。







亮介(りょうすけ)と章生(あきお)は20年近くの付き合いになる幼馴染み同士。



放っておくと、ごはんは食べない、掃除はしない、洗濯もしない、ゴミも出さない・・・と生活能力の低い章生(受)。
そんな彼の面倒を見る、世話好きな亮介(攻)。



2人は「親友」・・・
ただ、章生は「親友」の亮介に対して、もうずっと好きという恋愛感情を抱いていた。



結婚とか家庭とか、そういうのが、亮介には似合うから、自分のこの気持ちは絶対に伝えてはいけない。

だけども、世話をやかれて、優しくされると勘違いしそうになる、告白はしない、亮介に彼女ができたら祝福する。
でも、ずっとこのままでいられたらと、願ってしまう自分もいる・・・。

そんな根暗な主人公章生(笑)が、もんもんと恋愛に悩んでいる様が描かれた作品です。





ちなみに、端から見ていると、亮介が章生に対して、友情以上の感情を抱いているのはまるわかり!!


しかし、鈍感亮介は全く自分の気持ちに気付いていないので、読んでいて、イラッとする箇所多数(笑)



特にイラッとしたのが、
章生が前に勤めていた会社の先輩で、今も仕事で絡むことがある、室野(むろの)という人が、章生に世話をやき、さらに仲良さげな姿を亮介にアピールする。
それを見たあとの亮介の反応がこちら。



「俺あの人なんかやだ」


「章生の面倒見るのは俺なのに」


まず、こんなことを言ったりする。


おい亮介~、それは紛れもなく嫉妬です!!
気付けよ、お前Σ( ̄◇ ̄*)



しかも、さらに続けるこの男・・・


「なあ章生にとっての俺は何?ただの友達の一人?」

とか聞く・・・

本当にただのヤキモチやん!!なぜ気付かない?!
┐(  ̄□ ̄)┌



で、章生が


「・・・親友だよ、一番の」

という模範解答をすると、

大変満足したのか、満面過ぎるほどの笑みを浮かべ


「俺もそう思う」


とか言う。


・・・イラッ!!

この亮介の笑顔にイライラッ!!





まあ最終的には、この室野さんの揺さぶりにより、気持ちに気付く亮介です。




で、やっとハッピーエンドかぁ~!!と思ったら、甘かった!!




気持ちに気付いて告白してきた亮介を、振ってしまう章生。



なんでやねん?!
(゜゜;)\(--;)



まあものすごく簡単に言うと、結婚とか家庭とかが似合う亮介には、男の自分ではダメだ、的なことで、気持ちを頑なにしちゃってるんですよ、章生は!



もうこのあたりも、イラッ!!(笑)



最後はマルッと相思相愛、ラブラブで終わるんですが、いや~全く~イライラさせやがって!
という感じでした。






こんなに言いましたが、こういう恋愛漫画の「イラッ」とする感情、私嫌いじゃないんですよ(笑)♪
←どっちやねん?!
(゜o゜)\(-_-)



いいじゃないですか~
焦れったさを感じるこのイライラ感。


空回りとか、自分に言い訳とかしたり。
好きならそれでいいじゃん!って言えない年齢で、しかも汚れた部分だって、年を重ねたら出てくるわけで、負い目とか色々考えて、もんもんと悩む恋愛模様。



なかなかの読み応えで、面白かったです。




どうでもいいですが、私的に室野さん良いです。
彼のスピンオフ、あるんじゃないですか?!
とか、勝手に思ったり。




こんばんは。りったんです。


10月は書評を頑張ると宣言しておきながらの、この結果・・・
すでに10月半分が過ぎてしまいました・・・
何てことだ・・・



再び気持ちを切り替えて、残り半月頑張ります!!



早速、素敵な作品を見つけたのでご紹介です。







『すぐに手が出る僕たちは』 舟斎文子 リブレ出版 2008年



ときめきをありがとう!!

そんな言葉を叫びたくなる作品でした。


よかったですよ。



読みきりが5本入っておりますこちらの作品。


読みきりだけど、舞台は同じ高校で、みんな繋がってる、オムニバスな一冊です。
私こういうの好きなんですよね。




表題は、
真面目でツンツン、暴力的な年上ツンデレ眼鏡受の葉栗(はぐり)と、
そんな先輩が大好き!!毎日殴られたってめげません!!頭は悪いけど、愛は深いです!!そんな攻、銀川(ぎんかわ)のお話です。



殴られても、冷たくされても、いつも笑顔で愛を叫ぶ銀川の愛くるしさに、なんだかとっても胸キュンです!!



お話としては、そんな2人のじゃれあいの日常を描きつつ、時の流れとともに、銀川にほだされていく葉栗の様子が描かれてます。



そして、銀川が自分とは別の人と仲良くしている姿を見て、葉栗は自分が銀川のことを好きだという気持ちに気付きます。



お話はいたってシンプルですが、キャラクターやセリフなんかが魅力的なので、とても良いです。





ちなみにツンデレ葉栗のたまらん一言はこちら!!



「俺以外の奴に笑ってるお前なんか、大嫌いだ」



なんという殺し文句でしょうか!!(興奮!!)


好きの一言よりも、なんだかグッときますね!!


しかも、葉栗の「殴る」は、イコール「大好き」の表現ですから~。


素直じゃない受って、本当に可愛いですね~!!





その他、陸上バカ×食べ物バカな、同級生バカップルの話やら(笑)、

そのバカップルのそれぞれの幼馴染み、無口な攻(陸上バカの幼馴染み)と可憐な受(食べ物バカの幼馴染み)の話やら、

でかくて可愛い生徒×美人の元ヤン先生の、身長188×180のヘビー級(には全く見えない)カプの話やら、

色々と入ってます。




あともう一つカプがあるんですが、これが私的に一番好みでした!!



「性悪な僕たちは」



こちらは、表題の銀川の同級生、嘉武(よしたけ)と遥夏(はるか)のお話です。


本音を隠しあって、お互いの気持ちを、知ってて知らないふりをし合うんですよ。
なんともひねくれてる2人。


嘉武さんは、今まで我慢してきた分、気持ちが通じてからの、ケダモノぶりと変態ぶりと、メンドクサイぶりが、大変素晴らしかったです(笑)

そんな攻が私は大好きだー!!!!





全体的にこの一冊は、
攻→受
な感じだったので、とてもとても好みな話でした。


やはり攻が受を溺愛するという設定は、サイコーだ!!と一人実感を深めました。


そんな設定好きです、という方は是非お手にとってみてください。

色々なカプの、攻→受が読めます!!