こんにちは。飯田千香子です。
夫が、学校薬剤師の仕事で、中学校や小学校の保健室へ伺う機会が、あります。
今は、頭痛などの体調不良で、学校へ行けない、行けても、保健室登校や、1限に間に合わない子が、増えているそうです。
怠けているわけではなく、本当に、調子が悪いのです。
起立性調節障害と、言われています。
起立性調節障害という病名が有名になる前から、このような症状の、小学生、中学生、高校生のお子さんの相談は、多くありました。
今まで相談されたお子さんの多くは、調子の良さを実感され、改善に向かい、学校生活に復帰できたお子さんも、多数、いらっしゃいます。
以前は、パニック症状のような、急激な症状も時にあるお子さんの相談が、多かったように思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200911/14/blog0763-82-0011/5f/37/j/o0400026614817793883.jpg?caw=800)
ところが、パニック障害の漢方記事ではなく、「起立性調節障害の漢方」の提案を希望して相談にいらっしゃるお子さんが増えると、治癒までたどり着けない子が、増えました。
治らないというよりも、服薬を、途中で中止してしまわれるのです。
お子さんの辛そうな様子を見たり、学校へ行くことができないことに悩んだ親御さんのすすめで、来局され、漢方治療をスタートされるのは、同じなのですが、
以前と違うのは、お子さん自身は、それほど、困っていらっしゃらないという点。
以前は、やりたい事があるのに、学校へ行きたい、クラブチームでがんばりたいという意欲があるのに
症状があって、行けない。
どうにかして、治りたいというお子さんの相談が、ほとんどでした。
苦い漢方薬でも、治るために、オブラートを使って工夫されたりして、どうにか服薬され、治るために頑張ってくれる子が、ほとんどでした。
ところが、最近は、学校へ行けなくても、困っていない。
美味しくない漢方薬を、頑張って飲む必要性を感じない。
だから、漢方薬を続けられない
という、起立性調節障害のお子さんの相談が、増えてきたように思います。
だから、今は、初回に、お子さん自身に、治りたい意志があるのか、
治って、何をしたいのか、どの程度良くなりたいのかを、確認するようにしています。
学校へ通学できるようになることを、親御さんは期待されていらっしゃいますが、
まず、頭痛やめまいといった、辛い症状を、軽減したいよね?という、近々の目標の確認から、スタートしています。
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