こんにちは。飯田千香子です。
今日は、ひな祭り。次女の初節句でもあります。
実家から持ってきた、私の小さい頃のおひな様を、4年ぶりに、出しました。
実家では、3?年、私が4年生の頃に出したのを最後に、ずっとしまい込まれたままでした。
今年は次女の、初節句。
七段飾りは、迫力があり、立派、良いものですね^^
烏帽子、並びが揃っていないのは、ご愛敬ということで・・・。
(出しただけでも、褒めてくださ~い)
さて、ひな祭りは、桃の節句とも言いますが、正しくは、「上巳(じょうし)の節句」といい、三月最初の巳(み)の日に行われていたのが、三日に定着したそうです。
ひな人形には、様々な道具、飾りがありますが、この中にも、漢方とかかわりの深い植物が、関係しています。
菱餅の緑には、ヨモギが使われています。
ヨモギは、昔から、草餅や、その葉の裏の産毛は、灸治療に用いる「もぐさ」として使われていました。
漢方では、ヨモギを「艾葉(がいよう」と、呼びます。
「艾葉」が配合される芎帰膠艾湯は,産後の子宮出血や虚弱者の下血などに応用されます。
私の漢方の修行先の先生は、艾葉を、漢方の、絆創膏と、読んでいらっしゃいました。
婦人科、消化器科などの不正出血、下血などに、根本解決にはならないかもしれないけれども、血止めに使うことができます。
妊娠中の不正出血にも、アレルギーさえなければ、使うことができます。
また、ひな祭りに欠かせないのが、桃の花。漢方では、桃の種を、「桃仁(とうにん)」と呼び、体内の滞った血をはかせるために、使います。
血の滞り、瘀血に、使うことが多いため、血の滞りが原因の場合の生理痛、子宮筋腫などの治療に、桃仁入りの漢方薬が、しばしば、使われます。
逆に、妊娠中は、赤ちゃんも血の塊ととらえるため、桃仁は使われません。
厄除けと、健康祈願の、ひな祭りを、どう、楽しもうかしら。
私のおひな様を前に、なつかしさと、思い出が、頭を駆け巡ります。
願わくば・・・私の子供たちも、大きくなったら、このおひな様を懐かしく、思い出してもらいたいものです。
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