裏の顔
仕事上、わたしたちってけっこう陰で患者さんの文句を言っている。
ナースステーションに戻ってくると、ダムが崩壊したかのように患者さんの愚痴を言いまくる人もいる。
人はどこかで発散しないとやっていけませんからね。まぁ、みんな我慢してるんだなーと思う。
陰での患者さんの呼び名が『アイツ』とか珍しくないから。半分冗談だけど半分本気です。
だってムカつくんだもん←
例えば、術後に鎮痛剤使いまくってるのに『痛い!』以外のセリフを一切言わず、動いてくれない人がいる(こういうのはほぼ男性なのが現実です)。
あのー、女性の出産の苦しみをご存知ですか?←わたしも経験ないけどさ。
トイレすら諦めて、汚して寢衣やシーツ交換を要求してくる…(高齢者ならともかく若い男性)。
弱すぎるってば。恥ずかしくないのかなぁ。自分だったらトイレくらい死に物狂いでも自力で済ませたい。
決め付けるつもりはないけど、弱々しい男性患者さんて『女房がきたら…』とか『女房に泊まって欲しい。』とかすぐ言いだすの。
おいおい、女房さんがいないと何もできないの?甘ったれで気持ち悪いから。
…などと休憩中に話してましたとさ。
こんなわたしたち、天使どころかまるで鬼だね。
外科の看護師がなんかコワいと言われるのは、主に回復期の患者さんを看てるからだと思う。結局スパルタなんだよなぁ。
もちろん病状的に弱ってしまう一方で、ご自身の事がやりたくてもできなくなってしまう方だっている。
そういう場合は全く別の話なんですが。
回復を辿ってるのに『よくなる気がしない…。』などと弱音を吐かれると
情けないと思うし、こちらもやる気なくします。
…以上、わたしが看護師に向いてない理由でした。
迷い
そこそこ交流のある後輩から『話さなければいけないことがあるんです。』と言われ
出たよ…その雰囲気でだいたい想像はついたんだけど。
彼氏ができたか(結婚とか)、仕事辞めるかのどっちかだろうなぁと感じました。
後者でした。ちょっと前から壁にぶつかってるのは分かってたし、年代的に迷う時だと思う。
わたしもそうでした。先輩や上司からきつく言われた時期です。
新人の頃もボロクソ言われた(本当に苦痛だった…)けど、自分でもしょうがないと思ってたから、ただ謝るだけで済ませていた。
それから数年たつと、まだまだ未熟なのにリーダーシップだの看護観だの求められることが変わってくるし
自分はこんなに頑張ってるし耐えてるのに…みたいな報われなさも出てきます。
責任ということから逃げたくてしょうがなかった。それは今だってそうです。
『このまま悶々としてここにいたら、自分が駄目になると思う。』『仕事が楽しくない。今の職場に魅力を感じない。』とか言われた。
わたしは、今の仕事を心から楽しいと思ったことはたぶん一度もない。
だって事故起こせないし、生きるか死ぬかの人を相手にしてるんだから、楽しみを求める方が無理な話です。てか、楽しまれちゃ困る。
まぁでも、その後輩の姿を傍で見てて分かる部分もあるから何も言えませんでした。
わたしが引き止めたところで変わらないし、悩んで自分でちゃんと考えて決めたことだろうから。
また貴重な人材が離れて行くんだなぁと思ったら、残念な気持ちになりました。なんかもったいない。
もっと働きやすい環境にならないものかなぁと思ったし
わたし自身もこれから先、ここにいる意味あるんだろうかと思ってしまいました。
今の職場に満足してるわけじゃないけど、恵まれてると感じる部分だってあります。
だから続けている。
見切りをつけられたような気がして、複雑な気持ちになりました。
ロンバケ
懐かしい再放送がやってるんですね。
…今や主役級の人たちが普通に脇役として出てる。
最近、連ドラなんかまったく見てないけど
昔のドラマってやっぱりおもしろいなぁ。
で、主題歌聴いたら当時のことがよみがえってきて悲しくなりました。