あの日の続き最終章
パパの変わり果てた姿を見て、驚いている様子の娘。
私が「パパ、頑張ってるからね!お耳は聞こえるから頑張れって言ってあげよう!」と言うと、
「パパ!!頑張って!!」
「パーパ!パーパ!!」と娘が声をかける。
気のせいかもしれないけど、喉元がピクっと動いた気がした。
面会は2人ずつで時間もそんなにかけられなかったので、早々に待合室に戻り、その後も続いて身内が面会していた。
そのあと、医師からの説明があった。
おそらく今日中に心臓が止まると言うこと。
血圧が下がりすぎて、昇圧剤をマックスで使っているが、それでも低すぎる状態だということ。
すでに、ほとんど機械で生命維持をしている状態だということ。
そして、最後の希望を込めて聞いてみた。
「奇跡が起こることはないですか?」
以前は心臓が止まりそうなところから奇跡が起こった。その時は確かに医師も奇跡だと言っていた。
私が「パパ、頑張ってるからね!お耳は聞こえるから頑張れって言ってあげよう!」と言うと、
「パパ!!頑張って!!」
「パーパ!パーパ!!」と娘が声をかける。
気のせいかもしれないけど、喉元がピクっと動いた気がした。
面会は2人ずつで時間もそんなにかけられなかったので、早々に待合室に戻り、その後も続いて身内が面会していた。
そのあと、医師からの説明があった。
おそらく今日中に心臓が止まると言うこと。
血圧が下がりすぎて、昇圧剤をマックスで使っているが、それでも低すぎる状態だということ。
すでに、ほとんど機械で生命維持をしている状態だということ。
そして、最後の希望を込めて聞いてみた。
「奇跡が起こることはないですか?」
以前は心臓が止まりそうなところから奇跡が起こった。その時は確かに医師も奇跡だと言っていた。
だからまた…
医師は迷いなく言った。
「奥様には、痛い思いをして移植までしてもらったのに助けられなくて本当に申し訳ありませんとしか言えません。奇跡は起こらないと思います。」
そして医師からの最後の一言。
「万策尽きました。」
この一言が今でも頭に焼き付いている。
それでも…それでも私は奇跡を信じていた。
夫はいつも奇跡を起こしてくれる人だったから。
何をしてたか覚えてないが、2時間くらい経っただろうか。
看護師がICUから出てきて、「心臓が止まりそうです!すぐに入ってください。」と言われた。
ICUに入ると、心拍は0になっていた。
看護師が私達を呼びにきている間に、すでに心臓が止まってしまったとのことだった。
奇跡は起こらなかった…
「よろしいですか?」
と聞かれ、最初は全く応答できずに、何度か「よろしいですか?」と聞かれたと思う。
「何がですか?」と聞くと、
「今繋がれている機械を全て外して、死亡確認となります。」と言われた。
何も答えられずにいると、看護師さんが私の気持ちを察して「今じゃなくても心の準備ができてからでもいいですよ。皆さんが揃ってからにしますか?」と聞いてくれた。
こんなにすぐに亡くなると思ってなくて、今日病院に泊まり込む予定で、荷物を家に取りに戻っている身内がいた。
「少し待ってもらっていいですか?」と声にならない声で伝え、泣きながら身内が戻ってくるのを待った。
いよいよ全員揃って夫を囲み、全ての医療機器が外された。
死亡確認。
今までにないくらい泣いた。
最後まで信じていた。
医師が無理だと言おうと、それでも夫を信じていた。
そこからはまたほとんど記憶がなく、記憶があるのは地下1階にある霊安室のところから。
全ての管が外された夫は眠っている様だった。
まだそんなに冷たくなかった。
たくさん髪や顔を撫でた。
そして、何年ぶりかな…
顔をくっつけて抱きしめた。
頑張ったね…
本当にがんばったね…
お疲れ様…
これは夢…?
夫が負けるわけないのに…
こうして令和3年3月27日
夫は旅立った…
とここまで書いて…
医師は迷いなく言った。
「奥様には、痛い思いをして移植までしてもらったのに助けられなくて本当に申し訳ありませんとしか言えません。奇跡は起こらないと思います。」
そして医師からの最後の一言。
「万策尽きました。」
この一言が今でも頭に焼き付いている。
それでも…それでも私は奇跡を信じていた。
夫はいつも奇跡を起こしてくれる人だったから。
何をしてたか覚えてないが、2時間くらい経っただろうか。
看護師がICUから出てきて、「心臓が止まりそうです!すぐに入ってください。」と言われた。
ICUに入ると、心拍は0になっていた。
看護師が私達を呼びにきている間に、すでに心臓が止まってしまったとのことだった。
奇跡は起こらなかった…
「よろしいですか?」
と聞かれ、最初は全く応答できずに、何度か「よろしいですか?」と聞かれたと思う。
「何がですか?」と聞くと、
「今繋がれている機械を全て外して、死亡確認となります。」と言われた。
何も答えられずにいると、看護師さんが私の気持ちを察して「今じゃなくても心の準備ができてからでもいいですよ。皆さんが揃ってからにしますか?」と聞いてくれた。
こんなにすぐに亡くなると思ってなくて、今日病院に泊まり込む予定で、荷物を家に取りに戻っている身内がいた。
「少し待ってもらっていいですか?」と声にならない声で伝え、泣きながら身内が戻ってくるのを待った。
いよいよ全員揃って夫を囲み、全ての医療機器が外された。
死亡確認。
今までにないくらい泣いた。
最後まで信じていた。
医師が無理だと言おうと、それでも夫を信じていた。
そこからはまたほとんど記憶がなく、記憶があるのは地下1階にある霊安室のところから。
全ての管が外された夫は眠っている様だった。
まだそんなに冷たくなかった。
たくさん髪や顔を撫でた。
そして、何年ぶりかな…
顔をくっつけて抱きしめた。
頑張ったね…
本当にがんばったね…
お疲れ様…
これは夢…?
夫が負けるわけないのに…
こうして令和3年3月27日
夫は旅立った…
とここまで書いて…
本音は、やだ!旅立たせるもんか!
絶対に行かせない!行くわけない!
絶対に行かせるもんか!って未だに思っています。
あの日の続き9
3月23日火曜日、私は無事に退院の日を迎える。
怖くて不安な手術を無事に終え、待ちに待った退院の日。
本当は嬉しいはずだけど、夫の状態が悪い。
その話を聞くのが怖かったし、自分の体もまだまだきちんと歩けず、10分ほど歩くのが精一杯な感じだった。
こんな状態の時に、夫の病状が悪い話をこれから聞かなきゃならない。
もういやだ…。もう聞きたくない…。これがその時の感情。
1人で聞くのが耐えられそうもないので、前日に夫の弟にも状況を説明して一緒に話を聞いてもらう事になっていた。
先生の話は、正直私の具合が悪くてしっかりと覚えていないが、夫が術前から恐れていた感染症になっている。
今頑張って戦っているが、かなり厳しい。
死を覚悟してもらいたい。
これからが勝負で再度エクモを使う。
気管切開をしなければならない。
あとは、難しい話をたくさんしていたが理解できなかった。
もうここまで来ると理解しようとする力もなくて、ただ「助けて下さい…お願いします…」と言うのが精一杯だった。
ここで初めて人前で泣いてしまった。
今までずっと助かると信じて私も必死に頑張ってきた。
その後はほとんど記憶がないが、病院のロビーには両親が迎えにきていた。
あまり歩けない私を心配して、娘を学校に送り出した後に迎えにきてくれていた。
夫の弟とはロビーで別れて、私はぼんやりしたまま両親と一緒にタクシーで帰った。
そこから毎日、毎日、毎日ただひたすら祈った…
移植までは、とりあえず自分も手術を頑張って早く夫に肝臓を渡したい!という目標があったが、もう今の私にはひたすら祈ることしかできない。
きっと帰ってくる!
私の肝臓で必ず助かる!
夫は私の勇気と決意と祈りを決して無駄にしない!
そしたら私のお腹の傷を夫に自慢するんだ!
よくやったな!って褒めてもらうんだ!
私達の絆はやっぱり切れないね!って言うんだ!
でも、そこから4日後病院から電話があった。
身内の方を呼んですぐに来て欲しいと。
身内に連絡を取り、各自病院に向かった。
病院に着いて、夫に面会した。
意識はなく、誰これ?っていう様に別人になっていた。肌は真っ黒で手も足もシワシワ。
顔はむくみ、誰だか分からない。
これ、夫なの?って思うほどだった。
目はテープで閉じられていた。
何故テープで閉じているのか聞くと、強い薬の影響で目が開きっぱなしになっていた為、角膜が傷ついてしまったので眼科医の判断で目をテープで閉じたと。
看護師さんから「ちょっと別人の様になってしまってますね。どうされますか?娘さんには会わせますか?」と聞かれた。
それ程、原型をとどめていなかった。
最初は、娘には会わせない方がいいと思って、そう伝えた。
また前みたいに回復するかもしれない。
もし本当に今日で死んじゃったら?
娘は今まで一度も面会できていない。
会えないまま死んじゃったら?
娘が大きくなった時に、どうして最後に会わせてくれなかったのかと思うだろう。
こんな姿でもパパだもん。
パパはたくさん頑張って、一生懸命に生きようとしている。
怖くて不安な手術を無事に終え、待ちに待った退院の日。
本当は嬉しいはずだけど、夫の状態が悪い。
その話を聞くのが怖かったし、自分の体もまだまだきちんと歩けず、10分ほど歩くのが精一杯な感じだった。
こんな状態の時に、夫の病状が悪い話をこれから聞かなきゃならない。
もういやだ…。もう聞きたくない…。これがその時の感情。
1人で聞くのが耐えられそうもないので、前日に夫の弟にも状況を説明して一緒に話を聞いてもらう事になっていた。
先生の話は、正直私の具合が悪くてしっかりと覚えていないが、夫が術前から恐れていた感染症になっている。
今頑張って戦っているが、かなり厳しい。
死を覚悟してもらいたい。
これからが勝負で再度エクモを使う。
気管切開をしなければならない。
あとは、難しい話をたくさんしていたが理解できなかった。
もうここまで来ると理解しようとする力もなくて、ただ「助けて下さい…お願いします…」と言うのが精一杯だった。
ここで初めて人前で泣いてしまった。
今までずっと助かると信じて私も必死に頑張ってきた。
くじけそうな時は夫の顔を思い浮かべて、頑張ってるのは私じゃなくて夫なんだと言い聞かせてきた。
それでも最後は肝臓移植だけが頼みの綱だった。
これがだめだったら、この後の術はもうない。
その後はほとんど記憶がないが、病院のロビーには両親が迎えにきていた。
あまり歩けない私を心配して、娘を学校に送り出した後に迎えにきてくれていた。
夫の弟とはロビーで別れて、私はぼんやりしたまま両親と一緒にタクシーで帰った。
そこから毎日、毎日、毎日ただひたすら祈った…
移植までは、とりあえず自分も手術を頑張って早く夫に肝臓を渡したい!という目標があったが、もう今の私にはひたすら祈ることしかできない。
きっと帰ってくる!
私の肝臓で必ず助かる!
夫は私の勇気と決意と祈りを決して無駄にしない!
そしたら私のお腹の傷を夫に自慢するんだ!
よくやったな!って褒めてもらうんだ!
私達の絆はやっぱり切れないね!って言うんだ!
でも、そこから4日後病院から電話があった。
身内の方を呼んですぐに来て欲しいと。
身内に連絡を取り、各自病院に向かった。
病院に着いて、夫に面会した。
意識はなく、誰これ?っていう様に別人になっていた。肌は真っ黒で手も足もシワシワ。
顔はむくみ、誰だか分からない。
これ、夫なの?って思うほどだった。
目はテープで閉じられていた。
何故テープで閉じているのか聞くと、強い薬の影響で目が開きっぱなしになっていた為、角膜が傷ついてしまったので眼科医の判断で目をテープで閉じたと。
看護師さんから「ちょっと別人の様になってしまってますね。どうされますか?娘さんには会わせますか?」と聞かれた。
それ程、原型をとどめていなかった。
最初は、娘には会わせない方がいいと思って、そう伝えた。
また前みたいに回復するかもしれない。
こんなパパを見たら娘は動揺するだろう。
パニックになるかもしれない。
やっぱり見せない方がいい。
でもしばらく考えた。
やっぱり見せない方がいい。
でもしばらく考えた。
もし本当に今日で死んじゃったら?
娘は今まで一度も面会できていない。
(子供の入室はICUで禁止されていました。)
会えないまま死んじゃったら?
娘が大きくなった時に、どうして最後に会わせてくれなかったのかと思うだろう。
こんな姿でもパパだもん。
パパはたくさん頑張って、一生懸命に生きようとしている。
コロナの影響で面会もほとんどできなかったけど、それでもパパは1人で戦ってきたんだ!
その結果がこの姿だ。
今日が最後になったとしたら、パパの戦った姿を覚えておいてほしい。
そう思った。
「やっぱり娘と会わせます!」と伝えた。
早速娘が初めてパパのICUに入る。
パパのそばに行って、パパを見た。
少し見つめていた。
そして後ろを振り返って、
「これ、パパなの?」と聞いた。
私は「そうだよ。パパだよ。こんな風になっちゃったけどパパなんだよ。」と答えた。
詳細に書き留めておきたいと思っていたら、長くなってしまいました。次のブログであの日シリーズは最後にします😊
その結果がこの姿だ。
今日が最後になったとしたら、パパの戦った姿を覚えておいてほしい。
そう思った。
「やっぱり娘と会わせます!」と伝えた。
早速娘が初めてパパのICUに入る。
パパのそばに行って、パパを見た。
少し見つめていた。
そして後ろを振り返って、
「これ、パパなの?」と聞いた。
私は「そうだよ。パパだよ。こんな風になっちゃったけどパパなんだよ。」と答えた。
詳細に書き留めておきたいと思っていたら、長くなってしまいました。次のブログであの日シリーズは最後にします😊
アメンバー申請について
たくさんアメンバー申請をいただきましてありがとうございます。正直とっても嬉しいです😊✨
アメンバー申請の条件をお伝えするのが遅くなりましてすみません💦
アメンバー申請される方は一言メッセージをいただければ大変嬉しいです✨
宜しくお願い致しますm(_ _)m
ブログを書かれている方はその方のブログを拝見する事で分かりますが、ブログを書かれてない方は自己紹介をいただけると幸いです。
理由については、元々私がブログを始めたのは周りに死別した人が全くおらず、この地獄の様な苦しい気持ちを吐き出す場所がなく、どこかで同じ様な境遇の人と分かち合いたい!自分だけじゃないんだ!勇気をもらいたい!!と思ったことと、それと同時に同じ様な境遇の他の人達はどの様にこの悲しみや苦しみと向き合っているのかを知りたくて始めたブログだからです。
なので、ブログを書いていない人、ブログジャンルが全然違う人、全く絡みがない人、いいねやコメントも一度もなく突然の申請などは大変申し訳ございませんが、お断りさせていただく事があります。
アメンバー記事だからといって全然たいした内容じゃないのですが😅
ただ私にとっては今の精一杯の想いを綴ろうと思ってます。せっかく限定にしてるわけですので。
それを全く絡みのない人から興味本位で読まれるのが今の私にはちょっと💦という感じです。
内容がかなり重たいですし、自分の気持ちもまだまだ不安定で心が狭くなっている事もあると思います💦
ご理解のほど、どうぞ宜しくお願いします。