カレン、犬のお誕生日会に呼ばれる
ジュネーブの動物愛好家の方々が日本について知っている事は
・日本ではペットに、サングラスとかスカートとか帽子とかかぶせて、おかしい
・日本では猫カフェとかあって、猫のストレスになるからやめてほしい
・日本では、犬の誕生日会があって、いや、もちろん、きちんと食べさせる事は大切だけれども、なにもあんな凝った料理を出したり、スパに入れたりしなくたって、やりすぎでおかしい
・日本は、犬の週末レンタルがあるんだってね。犬がかわいそう。おかしい
と、偏見のかかったマスコミが、おもしろおかしい映像ばかりこちらで流してくれるおかげで、いちいち反応するのにも疲れてしまいます。
さて、そんなジュネーブでのびのび育っているカレンですが
今朝はついに
こんな感じから
こんな感じへ変身しました。
だって、今日は、お友達の牧羊犬(アビー)の8歳のお誕生日会におよばれしているからです。
アビーの飼い主 レス氏が、うちのカレンと、ティノという犬を招待してくださいました。
グランサコネのNinaというイタリアンレストランで、お誕生日会は催されました。
レス氏はこのレストランに週2回は通うという常連客なので、
レス氏の犬のアビーもとてもかわいがられていて、いつもバターのついたパンをサービスされるそうです。
この日の犬達のごちそうは、ケーキではなくて
こちらの生肉
ウエイターのリオネルが持って来てくれました。
これで一皿20フランでした・・・。
お皿がひとつ空になっているのは、ティノが写真を撮る前に物の5秒で食べてしまったからです。
写真に写っているティノは、まだ欲しそうですが、ご主人の命令でクッションに丸くなっています。
レス氏はこのレストランに週2回は通うという常連客なので、
レス氏の犬のアビーもとてもかわいがられていて、いつもバターのついたパンをサービスされるそうです。
この日の犬達のごちそうは、ケーキではなくて
こちらの生肉
ウエイターのリオネルが持って来てくれました。
これで一皿20フランでした・・・。
お皿がひとつ空になっているのは、ティノが写真を撮る前に物の5秒で食べてしまったからです。
写真に写っているティノは、まだ欲しそうですが、ご主人の命令でクッションに丸くなっています。
そして、頂きまーすなカレン。
レス氏は、ここの常連客なので、たくさんの人達の誕生日会を見て来たためか
愛犬アビーの誕生会を思いついたようです。
メインの食事が終わってしばらくして、レス氏は
「早く、アビーのために花火の乗ったアイスが運ばれて、お誕生日の曲が流れないかな」
とお待ちかねです。
良く気がつくリオネルが、花火の刺さったアイスクリームをさっと持って来て、
レストランの照明が落とされ、お誕生日の歌が流れましたが
肝心のアビーはもちろん火が怖くて、頭を隠していました。
レス氏はアビーのことをとてもかわいがっていて、アビーもとても忠実です。
でも途中でレス氏が自分の遺言に、自分に何かあった時にアビーを誰に渡すかということをすでに書き残していあるんだという話しをした時に、アビーがとても寂しそうに見えました。
犬と人間の二人だけの生活で、忠誠心の塊のようなアビーがご主人に先立たれたら、とても悲しがることでしょう。
ペットと分かれる事はとてもつらいけれども、見送る側になるか、自分が先に去る事になるかのどちらかを選ぶとしたら私は前者だなと考えながら
いやだ!じゃあ、猫も飼いたかったから、私、今飼わなきゃだめなんじゃない??
とか
それで、猫飼うためには、ベランダに落下防止の網を張るか、一戸建てに引っ越さなきゃ駄目じゃない???
とか
思考が暴走している、犬誕生日会の翌日です。
わたしにはごちそうが多すぎて全部食べられなくて、
残りはティノにあげちゃったー。 ーーーカレン
有吉佐和子さんの「非色」を読む。どこよりも先に書かれていたかもしれない「差別」についての考察
スイス在住歴の長いお友達にお借りして
有吉佐和子さんの「非色」を読みました。
今はもう入手するのも難しいかもしれないです。
読んでいる最中は
「まさか、これは私小説じゃないよね??」
と何度も疑ってしまう程、筆者が主人公になりきって描いた作品。
第二次世界大戦後の日本
アメリカ人である黒人と結婚し、「戦争花嫁」として日本に暮らし、その後アメリカに渡って暮らす主人公の目を通して描く、
日本人による日本人差別
アメリカ人によるアメリカ人差別
同国人による同国人差別が次から次へと描かれていき、その被差別者の悩み、葛藤、苦しみが容赦なく語られて行きます。
肌に色がついているから差別されるのか。
結局肌の色がなんでも、人はいつも他者より優越感を感じていたいのではないか。
とても絶えきれないような悲惨な状況の中で
「私は私として生きる」
という一点にたどり着くまでのストーリーです。
タイトルにもなった「色に非ず」(いろにあらず)という概念にたどりついた有吉佐和子さんの筆力は本当に圧巻です。
- 非色 (角川文庫)/有吉 佐和子
- ¥651
- Amazon.co.jp
そして、私が何より嬉しいと思ったのは、この作品が1967年に出版されていた事です。
アメリカでは1970年に「青い目が欲しい」が出版され、著者であるトニ・モリスンはその後もアメリカでの黒人差別を、黒人に染み付いた「白人から与えられた価値観」を暴き続け、1993年にノーベル文学賞を受賞しますが、それよりも早く、この秀逸な「非色」が日本人の視点で描かれている事に、有吉佐和子さんの素晴らしさを感じます。
トニ・モリスンの作品の中でも繰り返される「その民族が持つ美しさを自分たちが認めず、白人から与えられた価値観に乗っ取って、黒人同士が差別し合うのは醜い。もっと民族の誇りを持って立ち上がろう」というメッセージは、世界に衝撃を与えましたが、それも有吉佐和子さんが既に「色に非ず」と端的に著して来た事なのです。
- 青い眼がほしい (ハヤカワepi文庫)/トニ モリスン
- ¥819
- Amazon.co.jp
もちろん、トニ・モリスンの語り口、表現は、読者の胸を突き刺すような、はっとさせられる表現に溢れています。この小説の終わりに描かれる黒人の少女は、白人の持つ白人のような美しさに憧れ続け、ある日、瞳が青くなっているのですが、その青い瞳はぞっとする程醜かったというところで終わるラストは衝撃的で、その筆致はとても素晴らしいです。
人間が絶えず他者より優越でいることに安心を感じるというのは、おそらく曲げようもない事実かもしれません。
そして、その理由は、人間の弱さから来るという事を「色に非ず」と言い切ってくれた有吉佐和子さんの一番好きな作品かもしれません。
時代・地域を問わず、普遍的なテーマを描いた、いつまでも心に残る一冊です。
(動画)Mont Salève, early spring サレーブ山からレマン湖を望む
レマン湖畔のフランス側にある切り立った断崖絶壁のような山、サレーブ山。
標高は一番高いところで1300メートル程です。
テレフェリックで5分ぐらいで上がれますが、私たちは、車で行ってみました。
サレーブ山の尾根沿いに走るのもなかなか気持ち良く、人のいないところで、大きなシャボン玉を作って遊びました。
サレーブ山の動画です。(2分40秒、「春の小川」)
私が日本語を教えているマダム曰く
「サレーブ山には妖精がいる」
という事でしたが、まだお花が咲いていないせいか、良く分かりませんでしたっっっ。
残念。
標高は一番高いところで1300メートル程です。
テレフェリックで5分ぐらいで上がれますが、私たちは、車で行ってみました。
サレーブ山の尾根沿いに走るのもなかなか気持ち良く、人のいないところで、大きなシャボン玉を作って遊びました。
サレーブ山の動画です。(2分40秒、「春の小川」)
私が日本語を教えているマダム曰く
「サレーブ山には妖精がいる」
という事でしたが、まだお花が咲いていないせいか、良く分かりませんでしたっっっ。
残念。




