ジュネーブ半径500Mな毎日 -14ページ目

「それでも日本大好きだから頑張って」という友人



夏休みを前にすると

外国人である私たちは

「国に帰るの?いつ?どのくらい?」

という話から

「お土産は何を持って行くの?」

という話になります。



私たち日本人に取っては、靴下からサランラップに至るまで(それってどこからどこだろう?)とにかく日本製が良いので、

「スイスから買って帰るお土産はあまりないかな~。日本の方が品物がいいから。だから、スイスから日本に帰る時のスーツケースはほとんど空っぽ。日本からは沢山持って帰ってくるけどね。」

というと、

「良いわよね。日本は。私たちの国は、本当に物が無いから、何でもかんでも持って帰ると誰でも彼でも喜ぶのよ。だから、手ぶらでは帰れないの。スーツケース一杯にお土産が入っていないと駄目なのよ」

との事。


スイスという先進国にすでにいながら、なお自分の国がより素晴らしいと思える外国人がどれだけいるだろうかと考えると、
日本という安住の地がある私は本当に恵まれていると思う。

あとは、日本から追い出されないようにしないと。


さて、友人は続けて言う

「家でね、時間がふっと空くとテレビを付けて、日本の番組を見るの。日本って本当にすごい国よね。

製品も壊れないし、商品は安全だし、アイディアがすぐに商品化されるのね」

私がそれを遮って

「でも、日本人はみんなものすごく長時間一生懸命働いていて、それで今の日本がやっと回っている感じなの。

スイスや他の国みたいに、のんびりしていられないの。

働く人達はほんとうに大変なの。」

と言ってみたけれど、友人は

「でも、日本の製品大好きだから、日本(人)には頑張って働いてもらいたいわ

日本人なら出来る!頑張って!日本大好き!」

と、おだてられたというか、励まされたというか、乗せられているというか。



でもやはり日本が好きと言われると、嬉しい物ですね。


ジュネーブの土曜日、人は親切なのに人口がすくないからこんなことに。


ズズッ、ザザー、ボン、

ズズッ、ザザー、ボン

キャンキャン



と、その音は遠くから近づいて来た。


土曜日のお昼前、犬を公園に放して私は筋トレしていたんだけど、

一段上がった茂みの向こう側から、何か重い物を引きずったり、蹴ったりする音と、小型犬の鳴き声が。

上の公園で何が起こっているのかな?



すると、1人の女性が、大きな段ボールを足で蹴ったり押したりしながら転がしているのが見えて来た。

下りの階段にさしかかると、一段でも多く落ちてくれと言わんばかりに、段ボールを蹴っている。



なんてお行儀の悪い!

とは思えなかったのは、彼女のお腹が余りにも大きかったから。

臨月かもしれない。



その女性は、同じアパートの一階に住むロシア人で、

最近までずっとコートを着ていたので分からなかったのだけれども、

もうすぐご出産のようでした。


問題の段ボール。想像するに、

1、不在通知を持って郵便局に行った所
2、想像以上の重い荷物を渡されてしまい
3、思いから運べないけど、夫は出張中だし、もう受け取っちゃったし
4、ま、壊れ物じゃないから蹴って帰るか

って所だろうと思うけれども、すでに600メートルぐらいは歩いているんじゃない?彼女?



私は今の今まで腰痛防止のために背筋を鍛える運動をこっそりやっていて

はっきり言って、重い物なら持ちたくないよ!

どうすんの、私?持ってあげるの?持ってあげないの???

(ここでい「今でしょう先生」が心の中に登場)



で、持ってあげました。



持ち上げたらそれほど重くなく、この荷物も持てない程、お腹が大変なのかと思ったら、
なんとしても家の前まで持って行ってあげなくては。


「ジュネーブは皆優しいのに、今日は誰にもすれ違わなくて、ここまで蹴りながら来ちゃった」

と彼女。

助け合い精神の高い人が多くても、周りにいてくれなければ意味がない。

路上で急に人が倒れたりしても、救急車呼ぶのが遅くなるかもしれないし。

本当に、人口が少ないって、ある意味危険だ。

私もなんだか気をつけようと思いました。

ちなみに私が荷物を運んだ距離は、最後の100メートルぐらい。

あまり役には立ちませんでした。






スイスの公立中学 学年末試験ってどんな感じ?2013年度の場合

さて、五月になり(今はもう6月ですが)、スイス、ジュネーブの公立中学では、学年末の試験が始まりました。

EVACOM(エバコム)と呼ばれる試験です。

教科は、数学、フランス語、ドイツ語が行われています。

ちなみにフランス語の試験は

ギリシャ神話を読んで、その内容の質問に答えるとか
名詞や動詞、同義語など語彙の問題とか
ある物語の、主人公ではない登場人物になって、そのお話を書くとか、

ちょっと面白いですね。




一日に3教科やるのではなく、一週間に一教科、3週間に渡って行われます。

テストは、45分x2時間です。

成績は、4分の3正解した時点で、6段階中で4の成績がつきます。

中学は習熟度別に高い順からR3、R2、R1、というグループに分かれています。

R3は4以上の成績がつかないと入れないグループなので、

R3には常に75点以上取れる子ども達がいる感じなんですね?

エバコムが終わって、テストが帰ってくると、そこはお互いに

「何点だった?」

って聞き合う事があるみたいですが、

ある子は105点満点のテストで72点で、本当に悲しくて泣いてしまったのだとか。



だんだん、成績にシビアになってきたなという感じがします。

それでも基本的に進学塾や補習塾はメジャーではないみたいです。(広告は見るので、そういう場所はあるようですが)



ちなみに、成績はエバコムだけで決まる訳ではなく、
毎週、もしくは2週間に1度はあるテストの成績と総合的に決まります。

毎週のテストは親もサインをして返す事になっているので、毎週あれこれサインをするのが大変です。

親が毎回サインをしなくてはいけないのですが、もしかして子どもが勝手に代筆しちゃわないの?ということにならないように、学校側には、両親のサインが登録されているのです。
日本だったら印鑑ですけど、こちらは肉筆サインを登録するのです。






公立中学は6月22日で授業が終了しますが、一番厳しいドイツ語の先生でさえもだんだんとバカンス気分に入っているようです。

今年は冬が長い上に、春もすごーく寒かったので、夏になったらみんなはじけそうです。