5年位前の今日のように湿度が高く風もある日、職場に着いた時にはスタイリングした髪もその時間が無駄であったと思わせるほどまとまりがなくなっていた。
それでも近くにいた20代の彼女の髪は綺麗にストレートをキープしている。
縮毛矯正かストレートパーマか、はたまた、アイロンで仕上げているのか思わず聞いてみた。
流行に敏感な若者の情報はなんだかんだで聞いて損はない ![]()
「〇〇さんは何を使ってるんですか?」と聞かれ、
「え?くるくるだけど」と答える。
「え?くるくる?? くるくるってなんですか?」
「え?くるくるしらないの? え?これだけど、と画像をみせれば、
普通に売り場はあるけれど若者の目に入らないのか?
「えー知らない、これくるくるって言うんだ」とツボに入ったようで涙を流して大爆笑 している
・・・![]()
(お母さんから聞いたことない?)
あまりにも笑うものだから、ジェネレーションギャップを見せつけられた羞恥心から、しばらく誰にも言えずにいた。
まずい、くるくるドライヤーは死語だったのか・・・?![]()
それから少し経って美容院に行き馴染みの美容師さんにその出来事を話した。
彼女によれば、くるくるドライヤーはいまも一般的に使用されていて(そりゃ売り場もあるからねえ)、一定層に支持され続けているという。
今はストレートに髪をスタイリングする場合、アイロンを使用している層のほうが多いけれど、結局のところ湿度の高い日のキープ度合いはあまり変わらない、要はスタイリングのしやすさ、慣れの問題だという。(ほっ
)
それでも少し高いけどいいのがあると、あるメーカーのアイロンを紹介してくれた。
帰宅後に調べれば価格が使用中のくるくるの8-10倍もしていて
その価格であれば今のくるくるが故障して買い換えたとしても、あと8-10個買える。
3年は持つとして25-30年も買い替えできる、その時何歳だ???
などと、つまらない損得計算がぐるぐると頭を駆け巡って結局買わなかった。
ヘアアイロンは90年代の後半あたりから一気に普及したようで、きっとその頃に年頃を迎えた中学生くらいから下の年代はほどんどがアイロンを使用するのが一般的になったのだと思う。
数か月前に思い出したように、再度くるくるについて30代40代前半の女性数名に聞いてみたら、やはり誰もその存在を知らなかった。
「くるくるってなんですか?」![]()
ああ、もうそういうものなんだと冷めたように納得した。
先日久しぶりにいった温泉で、静かにそして器用にアイロンを使いこなす方々の姿を見て、5年前のあのタイミングでアイロンを買うべきだったかもしれないと少し後悔した。
でももうここまできたら時代遅れでもくるくるヘビーユーザーを豪語!はしないけれど
使い続けていくと思う。
梅雨が近づいている・・・





























