「日本のアニメーションを作った男 高畑勲展」が9月15日まで麻布台ヒルズギャラリーで開催しています。
で、行ったかというと行っていません ![]()
というのも、2019年に東京国立近代美術館で開催された「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」に行ったので、恐らく内容は違うと思うのですが、単純に今回は見送ろうかと・・・
終戦記念日ということで、今週火垂るの墓を取り上げた記事をいくつか読んだり、現在、NHKで赤毛のアンのリメイク版「アン・シャーリー」が放送されていることもあり、昨日ふと思い出して高畑勲氏の本をぱらぱらと読んでいた。
東大仏文科卒ですから教養が人並外れています。禁煙に至ったエピソードは笑ってしまった。
子供の頃、お恥ずかしながら宮崎駿氏、高畑勲氏はお二人とも同じように絵が描ける監督だと思っていたので、高畑氏は絵が描けないアニメ監督なんだと知った時は結構ショックだった。
今となってはそれは単なる思い込みでしかないのですが、アニメ監督=絵が描ける(絵コンテが描ける)なのだと思っていたのです。
ナウシカや、ラピュタをはじめとする宮崎駿氏のファンタジー作品は、今もそして何度見てもワクワクするし学びがある。
一方、高畑氏の作品も同様に感動するのですが、その感動は年齢を経るに従って静かにより深く心に刻まれていくのです。
ハイジについては特に好きな作品のため、何度も鑑賞していますが、大人になってからみると、子供の頃よりも涙してしまいます
(単に涙腺が緩くなったというのもある
)
昨年キャンディキャンディに再燃し、この作品が赤毛のアンからヒントを得ているとあって、改めて昭和のアンをすべて見直したのですが、やはり涙腺崩壊しました ![]()
子供の頃に感じたものは子供目線の感動ですが、大人になって見ると、子供の頃に気づかなかった主人公以外を取り巻く大人たちの行動や優しさが胸を打ち、人生の深みに気づかされる ![]()
彼の作品は芸術でした。
そういえばアニメ、アンシャーリーはまだ放送中のようです(すみません、1クールで終わってしまったのかと思っていました💦)
実は1話だけ見てその先はまだ見ていません。
昭和アニメの単なるリメイクかと思いきや、小説3巻、「アンの愛情」までの内容となっているとのことをつい最近知りました。
昭和のアンを見た世代からすると高畑勲氏のアニメが最初に見たもので、それが一番と思うに違いない。
それと同じでリメイク版を最初に見る人達にとってはそれが一番いいと思うでしょう。
以前にも書いたかもしれないのですが、実際2013年に子供と見たテレビシリーズ「宇宙戦艦ヤマト2199」も子供からすると、映像が綺麗で設定も違和感がなかったよう。(ブログ主は昭和のヤマトのほうがやはり好きだった
)
どういう形であれ、作品がずっと受け継がれて見る人が自由に選択できる状況があることが重要なんだと思う。
その意味でもキャンディキャンディ、ぜひ受け継がれてほしいんですけれどね・・・
(これも何度もいう・・・)
1巻のみ子供の頃に読んだ。昨年3巻までは読んだのですが現在止まっています・・・
アイコンで使用させていただいています。高畑氏尊敬しています
これらの写真は2019年の展覧会で撮ったものです。
山の家のジオラマ
ふもとの村。上の家、これはペーターの家だったかな?













































































