小説キャンディキャンディを読んで その2 | bleu-vert-et-bleuのブログ

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ブログ主の個人的なキャン活(キャンディ補完計画 真顔 )の備忘記録です。


長年のファンの方々には今更な内容かもしれません。

 

3週間ほど前に図書館で借りた小説キャンディキャンディ2冊は、ブッキングから2003年9月に再販されたハードカバーの一冊と2004年8月にそのソフトカバーの再販で全く同じものでした。

小説の冒頭には原作者の直筆でのことばがありました。

いまだになぜテリィとキャンディを結ばせなかったのか、というファンからのことばを受けること、時が経過してもなお作品を覚えていてくれ、愛情をもって作品に接してくれている読者への感謝が綴られていました。

そのことばの中に「また修正した」、といったような言葉があったことが読後にずっと気になっていました。


借りた小説には変更された点があるのか・・・

それがどうしても知りたい、そして当初の小説に書かれた原作者のことば(想い)が読みたいという気持ちに駆られ、再度図書館にそれ以前のVer.の取り寄せを依頼。

ブログ主の地元図書館、実に真摯に対応してくれて、1978-79年に出版されたものはデータではでてくるが、他の自治体の何処の図書館にあるかわからないため、取り寄せできるかわからないと言われていました。

それでも丁寧に調べてくださり、1990-91年の新書版に少し遅れて1979年のハードカバー版も別の自治体から取り寄せしてくださった。えーん


取り寄せできたと電話をいただいたとときはとても驚いたのでした。

正直高額で取引して購入する以外、50年も前のその小説が読めると思っていなかったもので、手に取った時は非常に感動しまして、その場で図書館にお礼申し上げました。えーん

ブログ主がこの物語を読んだ順は下記になります。

漫画→Final→旧小説FukkanVer.→旧小説新書Ver.(1990-91)→旧小説ハードカバー(1978-79)Ver.

Back to the future ならぬ Back to the past 真顔

この作業は自分が子供の頃に戻っていくような不思議な感覚で、1990-91,1978-79の作品はいずれもいがらし先生のイラスト入りのため、漫画のシーンと重なり漫画を読んでいた時の気持ちが蘇ってくるようでした。

そしてこの小説は同じ構成を保ったまま、若干の変更を加えながら進化していったことを今更ながら現物で確認しました。


1巻がアンソニーが亡くなりポニーの家に帰るまで

2巻が英国で学園を出るところまで

3巻が書簡形式で語られるその後について

作者のことばはどれも同じではなく、当時の気持ちやキャンディから読者への言葉、ご自身のことなど色々と書かれていました。

1978-1979年版
1-2巻 あとがき
3巻 冒頭にキャンディから原作者へのことば+あとがき
※1巻のみまだ借りられてないため後日修正予定 

1990-91年版 
1-2巻 あとがき 
3巻 冒頭にキャンディからの読者への言葉

漫画で描かれなかったアーチーとアニーの婚約、テリィがハーモニカがピアノへ変更されたことやテリィのタイのことなど、Finalで描かれていたことはすでに漫画終了後の1979年にはあった事実で、漫画で描けなかったことを原作者が小説で書いたことでした。


アルバートさんのなぞを3巻目に入れたこと、漫画終了当時からこれをちゃんと公開していたんですね。

もっと早くに小説の存在を知っていればよかったのにと、過去を振り返るも漫画を封印したブログ主にはどうすることもできなかったわけで。


寧ろ、自分の人生の中でこの有名な物語について、深くかかわろうとした人が周りにいなかったことを知ったというか。

 

作夏以降会う人に聞いてみても漫画、アニメ止まりだったのです。

 


WIKIより

 

つづく