2026年1月2日午前3時30分起床。目覚まし時計は4時30分にセットしていたが、楽しみにつき1時間早く目覚めた。遠足前の子供のような気持ちは20年前から変わらない。そう、2006年から始まったこの箱根駅伝芦ノ湖観戦が20周年を迎えた。ただここである勘違いをしていたことが発覚。昨年20回目を迎えたことで、20周年も同時に迎えたと昨年の観戦記には書いた。しかし2006年→2026年なので実際の20周年は今年のようだ。そもそも20周年とはいつから数えていつからが該当なのか。その日なのかその年なのかその年度なのか。調べようと思ったがやめた。面倒くさいのである。てか10回目のときに10周年記念Tシャツ作ったけど、正確には10回記念Tシャツということになる。誰にも指摘されなかったのだから、みんなも悪いよ。
朝食は納豆チーズトースト。ホンマでっかTVで腸活最強レシピとして紹介され、かれこれ1年近く毎朝食べている。一昨年便秘に悩まされ手術を要する病気にも発展したのだが、これを食べ始めてからはもはや快便しかない。作り方は簡単、食パンに納豆を乗せ、とろけるチーズをかけて焼くだけ。たまに気分を変えてキムチを入れるのもよし。効果は未知数。そのため今年の爆弾処理は難なく完了。爆弾とはつまり大きい方のアレ。食事中の方申し訳。
毎年小田急線で箱根へ向かうのだが、昨年引っ越したことでこのルートが使いづらくなった。代わりに東京駅へ出やすくなったので、新幹線で向かうことにする。30分で着いちゃうし。ほとんどワープみたいなもん。装備は昨年とほぼ同じなので割愛。引っ越しの際、青学の襷タオルを実家に預けたまま忘れていたので、現地で新たに買い直す。
新幹線は6時30分東京発。年始の朝すぎてメトロの本数が少なく、東京駅で30分程時間を持て余した。駅のWi-Fiを繋いでポイ活をした。前日まで岐阜へ温泉旅行に行っており、10時間振りの東京駅。乗車券もその時に発券しておいたのだが、なぜかSuicaに紐付けできず、紙で発券しろと。距離が短いから?自由席だから?理由を調べようとしたがやめた。面倒くさいのである。
5両目の2列目に座った。毎年1両目に集合していたが、新幹線は車両が長いのでやめた。
今年はシゲが家庭の事情で欠場。実は昨年の段階で来年は行けないかもと言われており、それでも何だかんだ来るかなと思っていたがさすがに来られなかった。そして長島さんも発熱により欠場。極寒の芦ノ湖でも「寒いから走ってくる」と言うような人なので何だかんだ来るかなと思っていたがさすがに来られなかった。(岐阜旅行だけど)名古屋駅で買った世界の山ちゃん天ぷらてばさきいかのお土産も人数分用意していたが役目を果たせなかった。
品川でもりもりが合流。新横浜でケンチが合流。ケンチはとにかくタバコくさかった。
7時ちょい過ぎに小田原に到着。
駅構内のセブンイレブンでメロンパンとコロッケパンと青学タオルを購入。ケンチはタバコを忘れたそうでタバコと携帯灰皿を購入。いい加減母校の立教タオルを買いなよと言ったが頑なに拒否。このセブンイレブンには立教タオルは置いておらず、とりあえず現物だけでも見ようと向かいのお土産屋を覗いてみる。だがまだ開店しておらず、タオルが陳列された棚も裏向きになっており、その裏側から指を突っ込んで探ってみる。その光景を見た店員さんが慌てて開店準備を始める。いや、すみません、買いません。めちゃくちゃ買いたがってる人じゃありません。買う気もないのに悪戯に開店させるところだった。
タクシーで芦ノ湖のゴールを目指す。乗り場にはすでに数台停まっていた。先頭がセダンタイプ。2番目がスライドドアタイプ。やっぱりスライドドアの方がいいので一呼吸待ってみる。二呼吸三呼吸待ってもダメだった。セダンタクシーに乗車。おばちゃん運転手さんにやたら話しかける助手席のケンチ。なんていうか、知らない人でもお構いなく話し始めちゃう感じ、おじさんになったなぁと後部座席でしみじみ。これまで最長どれぐらいお客さん乗せたかという話で意外と盛り上がり、あっという間にゴールに到着。
ゴール前でいつもの記念撮影をしようとしていると「撮りましょうか」と中年夫婦が話しかけてくれた。手には山梨学院タオルを持っている。同じく山梨学院タオルを持っていたケンチに親近感を抱いてくれたようだ。ケンチは母校のタオルは買わないが、縁もゆかりもない山梨学院タオルは持っている。互いに写真を撮り合い、軽く山梨学院トークをするとご夫婦は「あっちに選手の宿舎があるんですよー!」と教えてくれた。おそらくご夫婦は「えっ!そうなんですか!?」というリアクションが来ると思っていたに違いない。僕も特に選手の宿舎に興味はないが、そう返そうとした。しかしそのとき
もりもり「分かりましたー。」
と軽くあしらった。
コンマ何秒(体感1分)の気まずい間が生まれ、お互いお礼を言って別れた。なんかすみませんでした。
オーロラビジョンの前を陣取る。今年から柵ができており、観戦スペースが狭くなっていたが、人もまだ少なかったので良い位置に座れた。
102回目の、そして正真正銘20周年の継走が始まった。
1区 優勝候補の青学大が16位に沈み出遅れる。やはりシゲがいないと青学は弱い。毎年シゲが応援する大学は下位に落ちていくので、アンチの青学が強いのは必然であった。シゲはいないのに存在感がある。
もりもりが毛布を買ってきた。クレヨンしんちゃんのパジャマの柄で可愛い。
2区 出遅れ気味の大学が留学生で挽回を図るので、桃鉄の特急カードのBGMを流してみる。留学生たちがごぼう抜きしている映像にマリオカートのスターのBGMをつけ、抜く度に「ポコっポコっ」と効果音をつけてみる。とてもしっくりくる。城西大・キムタイくんの驚異的な区間新記録。できればジョイマン風に「キムタイ区間タイ」と言いたかった。ジョイマン高木先輩は僕ともりもりの高校の先輩。
3区 各ブースで配布される商品を物色しにいく。昨年シゲが貰っていたポッカの箱根駅伝トートバッグ(インスタントのスープ等5点くらい入って千円)をゲット。あとQRコードを読み取ってXに投稿すると箱根駅伝アダプタ(USBとType-Cが1口ずつでケーブルなし)が貰えた。おそらくこれを貰っていた人全員が薄々思っていたであろうことを通りすがりのおばさんが言語化していた。
「アダプターなんて貰ってどうすんの」
そういえば湯河原町が配っているみかんが今年からなくなった。そういう方針なんだと。
ケンチがタバコ休憩から帰ってきた。何吸ってるのかと聞くと「ノッチーに教えてもらったキャスターマイルド」
そう、僕は学生時代ちょろっと吸っていた時期があり、そのときケンチも吸ってみなよと安易な気持ちで誘い、その後僕はあっさりやめ、ケンチはやめられずに20年近く吸い続けているという取り返しのつかないことをしてしまっていた。アイドルのオーディションに一緒に受けようよと友達を誘い、その友達だけ受かって売れていくパターンと全く同じだ。違うか。
4区 シゲが応援している東海大が急上昇。「シゲテレビ消してた!?」と聞くと「お風呂掃除してた!」との返信。やっぱり!
今年は天候に恵まれ暖かい(暖かくはないけど暖かい)が、太陽が一瞬でも雲に隠れると風がグッと冷たくなり寒い。それでも再び太陽が出てくると一気にポカポカになる。太陽の偉大さを実感した。偉大といえば今年も瀬古さんの真逆解説は偉大だった。「差がつかないと思いますね」→差がつく。「このままいくと思いますね」→いかない。
何て言うか、Twitterの構文みたい。「差がつかないと思いますね(差がつかないとは言っていない)」みたいな。5区の國學院・高石くんについての「ガッツがありそう」「根性ありそうな面構え」といった感想解説が我々は大好物。
5区 小田原中継所を出た時点で、関係者も視聴者も全員が青学大の逆転は無理だろうと思っていたはず。首位中央大の3分半もそうだが、実力者である早大・山の名探偵工藤くんの2分差をひっくり返すのはさすがにと。箱根駅伝は(まぁほとんど覚えてないけど)1993年の6歳から観ているが、レースとして過去一番面白かった気がする。黒田くんがズンズン追い上げているとき、案の定シゲはテレビの前に復帰していたそう。怖いくらいの相関関係。
いつも先頭が大鳥居を通過したら僕もゴール前に移動をするのだが、この歴史的大逆転の瞬間を見ておきたいので移動ができないと憂慮していたのだが杞憂だった。大鳥居より前であっさり逆転してしまった恐るべしシン山の神。ゴールの瞬間もしっかり見届けることができた。
箱根の山に朝日が昇ったことを確認し、優勝インタビューのステージの前で待つことにした。3人散り散りになっており、もりもりは沿道に出てまだゴールしていない大学を見届けていると連絡がきた。ケンチはどうせタバコだろう。
優勝インタビューが終わり、ケンチとうろうろしていたら、長島さんそっくりの駒澤大学のマネージャーが前を通った。まじまじと見たが本当によく似ていた。たぶん妹だと思う。それかおれたち20年前にタイムスリップしたのかも。1の世界に迷い込んだ山の名探偵津田と助手みなみかわ。
山の名探偵といえば、青学大・黒田くんに逆転を許してしまった山の名探偵こと早大・工藤くんに対しケンチが「山の怪盗キッドに優勝盗まれちゃったね」と上手いこと言って、いや黒田くんだから「黒ずくめの男じゃね!?」とワイワイ盛り上がっていたのだが、SNSには上には上がいて「コードネームはアサヒ」とか「作者青山」とか「RUN—!」とか言われてて感心した。
2の世界のもりもりと合流し、昨年逃した号外の配布を狙う。ここにはオーロラビジョンのある駐車場、ゴール付近、バス停と、大きく分けて3つのエリアがあり、例年駐車場で配られるので昨年はそこで待っていたら、しれっとゴール付近で配られており辛酸を嘗めた。なので今年はゴール付近で待機。ここなら駐車場もバス停も見渡せる。しかも今年は号外を貰うことに定評のあるもりもりもいる。ただ、駐車場で待っているとテレビに映る可能性が高い。というわけで今年の出演はなかったようです。
まだまだ配られる気配がないので、一旦芦ノ湖の看板のあるいつものところで写真を撮りに行く。誰かに撮ってもらうために、逆に写真を撮ろうとしている人を探す。「撮りますよ」と声をかけた方が頼みやすいのだ。今朝、山梨学院ファンのご夫婦が使ったテイクアンドギブ作戦である。というわけで"撮りますよ網"にかかった家族に撮ってもらった。
ゴール付近に戻るが号外はまだ配られていないようだ。するともりもりが突然ピクッと反応し駐車場の方へ走り出す。号外が配られ始めた。さすがの嗅覚。もりもりは3人分貰ってくれたが、号外を配ってくれたおじさん、紙をめくるとき指をぺろっと舐めるのが気になった。貰う直前は舐めていなかったから大丈夫ともりもりは言っていたが、そういう問題ではない。薄くでも残っていたら嫌なのだ。潔癖なので。この際だから言うが、芦ノ湖のトイレに石鹸がないのも不満である。てか、インパクトが強すぎて2年連続サブタイトルにおじさんが入ってしまった。
小松屋を目指す。道中にも号外を配ってる人がいた。未指ぺろだったので帰ったらこっちをファイリングすることにする。
2年振りの小松屋に到着。昨年は号外待ちに時間を取られ、閉店時間の15時に間に合わなかった。そもそも閉店15時だっけ?毎年そんなに早く行っているつもりもなかったのだが。「閉店17時」というのを消した跡が看板に薄く残っており、変更になっていたことが分かった。1.5倍カツ丼2000円を注文。こんないい値段してたっけ?
箱根神社に初詣に向かうが、ケンチはここで下山。弟が婚約者を連れてくるそう。じゅんや結婚おめでとう。バスに乗る前に一服するために喫煙所を探す。注意してみないと分からないような喫煙所をあっさり見つける。さすがの嗅覚。
小松屋15時閉店を頭に入れ早めに動いていたので、いつもは薄暗い湖畔の風景も今年はまだまだ明るい。そして参拝客もほとんどおらず、ノンストップでお参りできた。おそらく1時間ズレると大行列になっているはず。おみくじは大吉。しかも一攫千金があるそう。本当に一攫千金当たったらたぶん誰にも言わないと思うので、来年の観戦記で何も触れていなかったらたぶんそういうことなんだろうなと思っていてください。
ユネッサン(ス)を目指すのだが、バスで行くかタクシーで行くか毎年ここが悩みどころ。バスは大混雑、タクシーは数が少なく拾えれば奇跡。すると神社の方へ向かう客を乗せたタクシーとすれ違う。もしかして神社で客を降ろして折り返してくるんじゃね?と歩きながら背後を気にしていると案の定さっきのタクシーが空車でやってきた。正確には山のホテルで客を降ろしたそうだが、来年以降使える作戦。こんなに早くお参りができてタクシーも見つかるとは思っていなかったので、もしかしてケンチまだバス乗れていないのではと連絡してみる。やはりまだ乗れていなかった。ただ少し遠いところにいるそうなので途中で拾うことはできず、まさかの逆転。黒田くんのように。良いお年を。
ビュンビュン飛ばすおじいちゃんドライバー。山道こんな追い越す勇気ないと言ったら「へヘッ」と嬉しそうにしていた。
ユネッサン(ス)には16時前についた。過去最速。この時間なら森の湯だけでなくユネッサンの方にも行けそう。行かないけど。いつかワイン風呂入ってみたい。
森の湯で1年の疲れを癒す。浴場は変わっていなかったが、入口や休憩スペースが新しくなっていた。
お土産を買い、バスで下山。バスは満員で渋滞にも巻き込まれた。ここまで順調に乗り継いできたが、さすがに甘くない。それでも箱根湯本を過ぎると渋滞は解消され、新幹線も駅で少し走ったがいいタイミングで乗れた。
もりもりは地元で飲み会のため新横浜で良いお年を。
僕は次の日仕事なのでそのまま帰宅。
東京に帰ると雪が降っていた。箱根より全然寒いじゃないか。
家に帰ると5歳の息子が「僕も箱根行きたかった」と言っていた。来年とは言わずも、そのうち連れて行けたら面白いな。そのためには長時間極寒、不衛生トイレ、車酔い山道等、超えなければならない問題を解決しなければならない。山の名探偵的なアレで。うん。そもそもまだ駅伝に興味持ってないという。
そういえばケンチとは幼稚園の年中のときからの付き合いだから、息子がまさにその年齢。今遊んでいるお友達とこの先40年近く遊び続けるということだから、そう考えると愉快な話である。
今年こそシン・20周年だったということで
全員は揃いませんでしたが
LINE上では会話しながら一緒に観戦していました。
いろんな形で1年1年歴史を積み上げ
来年は40歳になっていますが
健康には気をつけつつ
午年だけに
馬車馬のように働いて働いて働いて働いて働いてまいりましょう!
See You Next Year!


















































