箱根駅伝観戦記2019~初雪にざわめく亜細亜~ | ブランコのコはコーキのコ

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こうきをあえてこーきと書きます。それが私のこだわりです

2019年1月2日午前4時15分起床。今年は実家からのスタートとなる。洗面用具を丸っと持ってき忘れたので、コンタクトを装着したまま寝た。2019年は忘れ物に気を付ける。

今年で14年連続14回目の箱根駅伝観戦となる。奇しくも本拠地14連敗で2018年を終えた千葉ロッテ。福浦の2000本安打で盛り上がりはあったものの、あの試合、実は行こうと思っていたけど結局行けずにいたという勝手な悔いを残しており、年末の振り返りで頻繁に使われるあの試合の映像を見る度に悔しい気持ちになる。古田の引退試合もそうであった。11年経った今でも未練タラタラである。きっと一生ついて回るんだろうな。

何はともあれ年末は風邪をひいたり声が出なくなったりするなどのハプニングに見舞われたが、何とかこの日に間に合った。筋トレをすると免疫力が下がり病気になりやすくなるそうで、私の定時上がりが当たり前の意識低い系免疫力たちでは、昨年の気温の急激な変化に対応することはできず、いろいろな角度から体調を崩した。中でも声が出なくなるというのは初めての体験で、仕事にも支障が出たし大変だった。カッスカスの声を天龍や森進一と揶揄されたが、私的には平野紫耀さんだと思っている。うん。インフルエンザは意識高い系派遣社員という名の予防接種のおかげで今のところ免れています。

昨年はジムにトレーニングに行く回数が前年に比べ倍に増えた。大学卒業から筋力低下とともに減っていた体重は6㎏増え、一番キレキレだった学生時代のベスト体重の78kgまで戻すことができた。ベンチプレスも20㎏程上げ、MAX94㎏まで持ってこられた。ともに秋から冬にかけ体調崩してしまったせいで再度落としてしまったが、それでも順調な仕上がりである。仕上げてどうするんだとよく言われるが、とにかく仕上げたい。いつまでも健康でいたいじゃないですが。まぁ結果的に健康ではいられなかったけど、長いスパンで見るとやはり仕上げておいた方がいいと思う。ちなみにジムに行く回数は増えたが、時間帯によっては無料の区の施設に通っているのでお金はほとんどかかっていない。しかし唯一お金をかけていることがあります。それは何だと思いますか?

 

そうだね。プロテインだね。

 

はい、ガチなパッション屋良出ました。これを言いたいが為の長々しい近況報告前振りでした。パッション屋良を知らない人はYouTubeで検索してみよう。

 

話を1月2日に戻す。ガキの使いを観ながら冷凍パスタを食べ、ヘイポー財団法人お豆考古学研究所行きのバスが出たところで体を温めるため湯船につかる。爆弾処理は滞りなく行われたが、前日食べた量を考えるとまだまだこんなもんじゃないので及第点。爆弾とは大きい方のアレ。食事中の方申し訳。そして箱根の寒さに向けて装備を重ねていく。昨年と全く同じなので割愛。

 

5時30分出発。月が綺麗だった。駅前のローソンでホットカフェラテとメロンパンを購入。困ったときのメロンパン。ローソンはポンタ提示でポイントが溜まってバークレー使えて残額を楽天ペイで払えるのでありがたい。こういうセコい話好きです。あ、瀬古い話。嘘、何でもない。

 

6時01分成城学園前発の急行から始まる。毎年5時47分発の電車だったのだが、小田急は昨年ダイヤ変更があり、1本前になると各停でのんびり行かなくてはならない。いつもより遅いスタートとなるが、2年前から採用している小田原ルートなら8時の号砲にも間に合う。ただこのダイヤ改正で毎朝の通勤ラッシュの混雑も改善され、朝のストレスはほとんどない。小田急好きです。

 

ホームでシゲを待っていたら長島さんが来た。前日の群馬からの参戦。群馬は暖かかったようで、最近冷え込んではきたけど、今年の冬は暖かい日が多かったので箱根も暖かくなりそうだねぇみたいな話をしていたが、雪が降ってくるとはこのときはまだ知る由もない。そういえばティッシュを忘れた。2019年は忘れ物に気を付ける。

 

シゲは登戸で合流。お爆弾のお処理の方はなかなかいい感じだそうです。ここから車内ではガイドブックと報知新聞を見ながら箱根駅伝トーク。シゲは東海大の資料を読み込んできており、初優勝に自信を覗かせる。

学生の頃シゲといつか箱根の5区のコースを走ろうという話をしていた。走らないまま気づけば32歳。このままずるずるいくと年齢とともにもっと走れない体になっていくので、そろそろ腹を括ろうということになった。37歳とか中途半端な年齢でやるのもアレだから、どうせなら35歳とか40歳になる年にやろうというシゲの意見に同意。それならば今年で14年目の箱根駅伝観戦だから、20年目にやるのがいいんじゃない?ということで(15周年はさすがに早すぎるので)20周年の年に天下の険に挑むことが決まった。時期に関しては、冬は低体温症の危険がある。秋は紅葉シーズンで混む。じゃあ夏がいいんじゃない?とシゲが提案してきた。いやいや

「あの暑さを思い出せ」

数年前に東洋大の選手たちがスローガンの「その1秒を削り出せ」を腕に書いていたやつを意識して言いました。

というわけで2024年の春に箱根の山に挑むことが決定。年齢を計算したら37歳でした。

 

小田原に到着し、もりもりと合流。さすがに新幹線は出費がでかいので、ちゃんと在来線で来られるよう早めに出たらしいのだが、ぼーっとして違うところに来てしまい、結局新幹線で来たようだ。しかも手袋を忘れたらしい。今年も上武大カラーのベンチコートでビシッときめていた。

 

ここからタクシーで芦ノ湖を目指す。車内ではiPhoneのLive Photosの話になる。シャッターの前後1.5秒を保存してくれる機能で、その間のベストショットを自分で決められて便利。ちゃんと使いこなせていなかったもりもりは興奮していた。シゲはiPhoneではなかった。

 

7時50分頃、芦ノ湖に到着。いつものようにゴール前で記念撮影。しれっとチョコプラのTT兄弟ポーズで撮りました。

 

オーロラビジョンの前は結構混んでいた。というより立って観ている人が多かった。別に観戦ルールはないので文句を言える筋合いはないのだが、各々椅子を持ってきて観ているので前の方で立たれると非常に困る。そんな中登場したハンモックのような椅子を持ったおじさん。通称ハンモックさん。僅かな隙間を見つけてはすぐさま入り込んで座る。前に立っている人のすぐ後ろに座ってプレッシャーを与える。前の人がトイレに行くや否やカットイン。あのメンタルは凄いが人として真似したくない。

 

今年は椅子を新調した。大きめのやつ。年齢も年齢なのであまり腰に負担をかけたくないのだ。アウトドア用の椅子って耐重量80㎏のものが一般的なのだが、昨年のウェイトアップで制限に肉薄していた。トレーニングがこんなのところで裏目に出るとは。結局耐体重100kgのものにした。いい感じ。

 

95回目の継走が始まった。

1区 足を引きずりながら走りぬいた大東大の新井くんよく頑張りました。この件に関しては監督批判とか実況批判とかいろいろな意見があるようですが、自分がその立場になったら万人が納得できる行動がちゃんとできるだろうか。僕はテンパって炎上していると思います。ここで変な議論はしたくないのでこの話は終わり。東洋大の西山くんはさすがの一言。今シーズンの不調が嘘のような見事な走りだった。先導の白バイの女性隊員がずっと白バイ隊員に憧れていたという話から、子供の頃から小学校の先生に憧れてその夢を叶えたシゲが、警視庁に転職しようかなと言い出した。もりもりに警視庁の中途は29歳までだよと一蹴されていた。

 

2区 日本大のちんぷい(ワンブイ)くんと拓殖大のデレセくんが並走している映像を見てシゲが「マリオのスターのときのBGMが聞こえてくる」と発言してから脳内でずっとその音楽が流れ続けた。ホントそれ。法政大の坂東くんは長身なので親近感が湧く。画面後方にいても先頭にいるように見える存在感。私は坂東くんを応援します。選手紹介のスーパーを見ながら「〇〇くんって△△高校なんだ」とおもむろに言い出すシゲ。全くの無名選手の○○くん。いや高校の前に○○くん知らないだろ。

こうやって緩い感じで箱根駅伝をみんなでワイワイ話しながら観るのは本当に楽しい。

「この時間やっぱり楽しいね!」

シゲ「もうすぐ終わるけどね」

 

3区 お巡りさんがオーロラビジョンの前に立って警備を始めた。ちょうどタイム差を表示する場所が隠れる。ご苦労様です!

青学大のエース森田くんのさすがの区間新。正直僕はここで勝負あったと思った。しかし箱根は何が起こるか分からない。僕が応援する青学大、シゲが応援する東海大、長島さんが応援する駒澤大が揃って上位争いをしている面白い展開。過去こんなことなかったような。我々にとって最も熱い展開。ただ二人とも青学大が嫌い。もの凄いディスってくる。僕が首に巻いている青学大タオルを見て

「それ亜細亜?」「いや亜細亜じゃねぇわ!」

「緑のAの大学今年予選会突破できなかったじゃん」「いや亜細亜じゃねぇわ!」

という新しいイジリができた。ただヒール役が意外と嫌じゃない。

もりもりの応援する上武大は下位に沈んでいる。黒いベンチコートを着ているだけでそもそも上武大応援してるわけじゃないから!と怒られた。じゃあどこ応援するの?と聞くと、「別に…」じゃあ上武で。

 

4区 むおの凄い走りで館澤が追い上げると意気込むシゲ。あのダイナミックな走り方は確かに「むおの凄い」って表現がしっくりくる。ただずるずる後退していく青学大をなかなか捕まえられない。むおの凄い考えながら走ってるんじゃない?

気を取り直してシゲは首位を快走している東洋大の相澤くんに声援を送り出す。すると横にいた歯のないおばさんが同調し始める。この方も東洋大と東海大を応援しているようで、シゲと仲良くなっていた。

1区間に1度のペースでトイレに行く。寒いとトイレが近くなるのはなぜなのだろう?しかも1度に出す量が多い。摂取している水分と全く釣り合っていない。なぜだろう?そしてこのタイミングで昼花火が鳴った。10時11時12時のタイミングで打ち上がるのだが、リズムが「パン!パパン!」とチョコプラのTT兄弟のリズムであった。東洋大と東海大が並んだら言おうと思っていたやつ。実は意外とTのつく大学が多い。拓殖大、東京国際大、帝京大。これらの大学が映るたびにT!とか言ったりして笑っていた32歳たち。帝京大といえばファイヤーレッドのユニフォーム。前日おもしろ荘に出ていたまんぷくユナイテッドの「ファイヤー!」とか言ったりして笑っていた32歳たち。

 

5区 山の神候補、法政大の青木くんが快走。法政大の愛称オレンジエクスプレスをシゲがしきりに叫んでいたが、もっとオレンジの拓殖大も並走しており、どっちの応援なのかよく分からなかった。

雪が降ってきた。暖かくなる予想は何だったのか。14年箱根に来ているが、ゴールが終わってから到着した1年目は置いておいて、他の12年間は全て晴れ。平成最後の箱根駅伝、波乱の予感。そして波乱はすぐに起きた。青学大・竹石くんのブレーキ。正直4区の誤算も竹石くんがいるからと余裕をぶっこいていた。往路優勝どころか5連覇も黄信号。この13年間、僕の応援している大学は往路優勝をしていない。最初の頃は父の影響と渡辺康幸氏への憧れから早稲田大を応援していた。そこから縁もゆかりもないが、大八木監督の熱い指導っぷりに惹かれて駒澤大を応援し始めたが、本場長島さんの加入でニワカ感が出てきてしまうので昨年から母校青学大にシフトチェンジ。駒澤大に変えてから早稲田大は優勝しているし、一昨年まで3連覇していた青学大も昨年優勝を逃した。なんか優勝したいがために強いチームを応援し始めたみたいで、しかも負けるとかダサいことこの上ない。その点シゲは一途に14年間東海大を応援しているがこちらもまだ優勝したことがない。どちらが先に往路優勝を拝めるか。僕はもう母校という大義名分を振りかざしたので応援チームは変えません。我々の往路優勝しない力。来年以降、青学大と東海大のどちらが先に往路優勝を果たすか乞うご期待。

(実はメンバー全員往路優勝を経験していない)ぼそっ

 

優勝の瞬間を見に行く。今年は自撮り棒という秘密兵器を持ってきた。米津玄師と同じ188cmの僕が目いっぱいに伸ばして撮ると、まるでドローンから撮ったような画になる。しかし優勝の瞬間の写真はミスった。

 

東洋大の優勝インタビューを見届け、配られる号外を貰いに行く。号外を貰うのはもりもりが上手いので託した。たくさん持ってきてくれたが、黒いベンチコートが読売新聞社の人感を際立たせ、配る人と勘違いされ他の人から手を出されていた。

 

いつものところでしれっとファイヤーポーズで記念撮影し、取材場?へ向かう東洋大の選手たちに途中までついていきつつ、いつものそば屋・小松屋へ向かう。道中“GO東海”のボードが木にかけてあった。後々SNSで見てみると、元主務の西川くんが使用していたものらしい。SNSって使い方によっては大事故になるが、ちゃんと使えば便利なツールになると、職場でIT系の担当になったシゲに説いた。シゲはFacebookを乗っ取られて辞めているので良さを教えるのが難しい。

 

小松屋では1.5倍カツ丼を食べる。昨年これを食べていい年だったので験を担ぐ。畳エリアを確保し高校サッカーをチェック。明秀日立と星稜の一戦はスコアレスのまま進み、僕らが店を出た瞬間に点が入った。

 

長島さんは家族がお待ちということで、ここで下山。「良いお年を」で締めお別れ。この時間帯にバスに乗るのはなかなか難易度高めなのだが、すんなりしかも座って乗れたようで持ってるなと。連日お疲れ様でした。

 

残った男三人で湖畔を歩きながら箱根神社を目指す。すると目の前に東海大学のバスが。シゲが写真を撮ろうとすると内側から別のバスが。上武大学と書いてあった。

 

箱根神社で初詣。トイレに行くシゲのカバンを持つ。とても重い。何が入っているかは神社の境内なのでご想像にお任せします。

焚き火があった。ファイヤー!参拝の列に並んでいると結構本格的に雪が降ってきた。こうなるとあれを歌わずにはいられない。

「初雪に~ざわめくシゲタ~♪」

おみくじは大吉。

 

徐々に暗くなりつつある湖畔を歩きながら、むおの凄いレベルの低い下ネタ祭りが始まる。

タクシーを呼んでユネッサン(ス)の森の湯で1年の疲れを癒す。椅子がロッカーの中に入らなかった。3人で露天風呂に浸かりながら近況報告会。もりもりは結構飲みに行っているけどシゲは昨年のこれ振り。今年はもっと会えるといいな。もの凄く本線と関係ないのだが、出入口のところで中年の人がずっとバシャバシャかけ湯をしていて、そこを通るにはその男を経由したお湯が確実にかかる。潔癖症なのでむお凄く嫌だったという話でした。

 

畳の部屋でいちごみるくで乾杯し、シゲにiPhoneのカメラ機能のプレゼンをした。

18時57分の小田原行きのバスで下山。車内ではローンとか保険の話。そういえば昨年はふるさと納税の話をしていた。もうすっかり会話がおじさんだ。

 

40分くらいで小田原に到着。昨年はここでもりもりの反対を押し切って家系ラーメンを食べた。今年は前日に家系食べたから家系以外がいいと先手を打たれた。そもそも昨年家系になったことを今でも根に持っているらしい。まぁそれでも僕とシゲの多数決で家系にするつもりだったが、海鮮丼屋が目に入ったのでそこにすることに。店の名前も昔の順天堂大の選手の名前だったし。味は可もなく不可もなく。値段も高すぎず安すぎず。たぶん来年は家系。

 

もりもりは新横浜まで15分という新幹線で帰る。「良いお年を」でお別れ。シゲとはロマンスカーで東京へ。やはり圧倒的に快適。

 

登戸でシゲと良いお年を。

こうして2019年の、そして平成最後の箱根駅伝は幕を下ろした。

 

2018年は公私ともに転機の年となりました。

いろいろな人に支えられ走り抜くことができました。

ありがとうございました。

ただ、いいときこそ気を引き締めなければならない。

5連覇を狙った青学大は敗れ

10連覇を狙ったラグビーの帝京大も敗れた。

人生何が起こるか分からない。

しかしこれがいい方に転じるかもしれない。

人間万事塞翁が馬

2019年もたくさん笑っていきましょう!

 

シゲ、東海大学悲願の初優勝おめでとう!

どちらが先に往路優勝の美酒を味わえるか勝負だ!

See You Next Year!