箱根駅伝観戦記2024〜A.M.E.降るのやめましょう | ブランコのコはコーキのコ

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こうきをあえてこーきと書きます。それが私のこだわりです

2024年1月2日午前4時起床。コロナも収束し沿道の応援も解禁されたので、我々の箱根芦ノ湖観戦も4年振りに開催される。昨年まで3年間お世話になったもりもり邸が快適過ぎたので、ぶっちゃけコロナ終わってももりもりん家でいいんじゃね?という気持ちがなかったといえば嘘になる。それでも現地でしか味わえない空気感や楽しさは何ものにも代え難く、やっぱり行きたいよね。なんだかんだみんなも行く気満々なお気持ちを表明してくれて一安心。ただ今年箱根行くかどうかを決めるときに「行く?」ではなく「行ける?」と若干軌道を行く方向に向けて聞いたのは自分で少しズルいなと思った。

 

2024年といえばシゲと箱根駅伝5区のコースを走ると約束した年。だが、一昨年アキレス腱を切ったことで気持ちも切れた。シゲは切れる気持ちすらなかったと思う。なので老後の楽しみにする。そのときは徒歩で。

 

朝食は電車の中でいいやと日課のポイ活をしながらヨーグルトだけを食べた。爆弾処理も順調に済んだ。爆弾とはつまり大きい方のアレ。食事中の方申し訳。

 

過去の観戦記を元に装備を重ねる。久しぶりなので慎重にかつ新しい戦力を加えていく。下半身はかつてはトレーニングスパッツとヒートテックの2枚を重ねていたのを超極暖のヒートテックの1枚に変更。上半身も超極暖ヒートテックを取り入れ、戦力に厚みが増した。重ね着だけに。アンダーウェア、超極暖、10周年記念Tシャツ、ウルトラなんとかダウン、ピンクのマウンテンパーカー。ここで誤算が生じる。前日準備していた野球用アンダーが見当たらない。毎年地味ながらいい働きを見せてくれていただけに痛い。代わりになるものを探すのを諦め、超極暖のポテンシャルに賭けることにした。ただこの賭けは失敗に終わることとなる。

 

5時過ぎ、まだ暗い道を自転車で駆ける。駅近くのコンビニで朝食を買った。メロンパンはあったが、ツルツルのやつしかなかった。そういうのじゃない、僕が好きなのはゴワゴワのデコボコなやつ。仕方ないので白でコーティングされパンと焼きそばパンを買った。男で焼きそばが嫌いな人この世にいない。

 

5時半頃の電車に無事乗れた。新幹線で行くのが圧倒的に早くて楽だが、小田急での約1時間、車窓の眺めを楽しみながらシゲと駅伝トークをするのが好きで毎年このルートを選ぶ。もっとも車窓の眺めなんか見ず、12月30日の報知新聞ばかり見ているのだが。

その報知新聞に載っている区間エントリーを見ながら今年の展望を占う。まぁ占うもなにも今年は駒澤だろうねということで気になる選手を探してみる。いました、早稲田の5区工藤くん。見事な早稲田顔。とか話していたら実際に山の名探偵としてプチブレイク。区間順位もまずまず。やはり目の付け所が違う我々。

 

今年からiPhoneに変えたというシゲに初歩的な便利機能をレクチャーする。いちいち驚いてくれた。おまけでApple Watchについてもプレゼンしてみる。すると「Apple Watchで電話できるの?」と聞かれる。考えたことなかった。分からないけど、できてもスマホでかけるしなぁということで納得したが、数分後に同じ質問をされた。

 

新幹線組の長島さんとケンチから合流して無事乗れたという連絡が来た。合流していなければならないもりもりからの連絡はない。そもそも朝から既読数が1人足りない。察し。前日深い時間まで飲みに行っているのも知っているし、そのときの写真も見た。綺麗に出来上がったご尊顔をしていらっしゃった。

 

7時9分小田原到着。長島さんとケンチと合流。年末から近所のスーパーやコンビニでサッポロ黒ラベル箱根駅伝缶を探すのだがここ数年なかなか見つからない。しかし見つからなくても大丈夫。小田原駅改札前のセブンイレブンに必ずあるのだ。そしてここは箱根駅伝グッズも豊富に取り揃えている。既に2枚持っているが、100回記念ということで青学襷タオルを購入。東海大ファンのシゲはなぜか國學院を購入。ケンチに母校立教を勧めたが頑なに拒否された。

 

小田原からはタクシーで芦ノ湖を目指す。実は初の5人体制。5人ということはどの道タクシーは2台に別れるので連絡のないもりもりは容赦無くおいていくことに。小田原の城下町を走りながらもりもりに電話をかけた。案の定これで起きたそうです。

 

車内ではケンチのお父さんの物持ちの良さが話題に。同じジャケットを30年着ているレジェンド。僕も今着ているピンクのマウンテンパーカーを15年くらい着ているが、もうあと15年か…。仮に30年に到達してもケンチのお父さんは前人未到の45年に突入してそう。一方シゲは青学カラーのダウンに新調。奥様が買ってきたものらしいが、奥様からの援護射撃と捉えます。

 

7時45分頃ゴールに到着。運転手さんに頑張ってと言われ、選手じゃないのにねーとか笑っていたが、このあとある意味本当に頑張らなければならなくなるほどの気象条件になってしまう…。にしても早めにメーター止めてくれたりいい運転手さんだった。

 

ゴールのところでいつもの写真を撮る。もりもりはあとで合成するわ。人に頼むのも煩わしいので、今年は三脚を持ってきた。Apple Watchで写りを確認でき、シャッターも押せる。ここでもシゲはしっかり驚いてくれた。ちなみに私のiPhoneは8plusから15proに更新。写真も劇的に向上。8出た頃はなんて綺麗に撮れるんだと感動すら覚えていたのにね。今年のポーズはDon’t worry, I’m wearing!

 

オーロラビジョンの前で椅子をセッティング。久しぶりだからか雨予報だからか人が少なく、前から2列目だった。その分サイドには一般車?が停めてあり邪魔だった。

 

記念すべき100回目の継走が始まった。

 

1区 駒大が篠原くんをいきなり起用してきた時点であぁ完全優勝狙ってるなぁと思った半面、一度も首位を許してない呪縛に囚われてるなぁとも感じた。ただ余裕を持って走る篠原くんと、そこに苦しそうに着いていく青学大・荒巻くんを見て、やっぱり優勝は駒澤かなと感じざるを得なかった。それでも35秒差にとどめた荒巻くんの走りは素晴らしかった。ここでズルズルといってしまったら流れも手放してしまう。一方で荒巻くんとともに篠原くんを追いかけた國學院の伊地知くんはかなりの遅れをとってしまった。ふとシゲを見ると、首には今朝買った國學院タオルを巻いており、相変わらず恐るべしデスタオル。他にも数年前から持っている東海大、駒澤大をかけていたが、買いたてほやほやの方が効果が強いのだろうか。そして集団で上位に食い込む良い走りを見せていた東海大・ジュダくんを見て今年も出ましたキラーワード「誰だよ!東海弱いって言ったの!」

話は変わるが来年以降蒲田の踏切のところに映る赤い看板注目!復路10区ではほとんど映らないから1区!

 

2区 もりもり到着。いくら寝坊してもある程度の遅刻でまとめてくるもりもりにしては時間がかかった。やはり少しでも時間がズレると道がだいぶ混むらしい。みんな揃ったので箱根駅伝缶でスポーツマンシップに乾杯。この時点で駒澤がもう勝ちそうな感じなので長島さんを祝杯モード。新調した椅子もゴールドで背もたれもゆったりで王者の風格。

2区は留学生がたくさん出る。ケンチが応援する山梨学院はキピエゴくん。ケンチはキピエゴという名前が覚えにくいと嘆いており、覚え方を一生懸命考えていた。エゴ…自我…キピーー!と覚えていたがすぐ忘れるだろう。

集団が形成されていたからか、大量の白バイ隊が目立った。今なら高速道路スピード出し放題。ってケンチが教えてくれた。

法政大・松永くんの首傾げ走法ナイス。がんばれ法政。

青学大・黒田くんの追い上げに感動していると、後方からは國學院の平林くんも8人抜きの見事な追い上げを見せる。1区17位に沈んだのを見かねてシゲは首に巻いたタオルの結びを解いていた。國學院はそこから区間3位→4位→4位と追い上げを見せる。デスタオルのトリガーそこ?

 

3区 青学大・太田くんの爆走には興奮した。そして学生最強ランナー駒澤大・佐藤くんとの攻防はヒリヒリしたね。このような抜きつ抜かれつの状況他に何て言うんだっけ?というケンチの小さな疑問が大きな議論を生む。鍔迫り合い?一進一退?しっくりきた答えは出ず、それっぽいことをアナウンサーの人言ってくれないかなぁとか思っていたら「福岡県出身の太田蒼生はめんたいこが大好き。一方佐藤圭汰は京都出身、唐揚げ大好き」と実況。なぜか今大会この情報が一番印象に残っている。京都って唐揚げなん?ってところから京都のゆばと日光のゆばって字が違うんだよね。京都は湯葉、日光は湯波。作り方も微妙に違う。トークがおじさん。

とりあえず太田くんにもMVPあげてほしい。

2区3区と中継映像では晴れていたが、ゴール芦ノ湖では雨がふり始める。芦ノ湖観戦をし始めた2006年以来の雨。しかしあのときはゴールに間に合わず、しかも到着した頃には止んでいた。なのでちゃんと雨に打たれるのは初めて。レインコートはリュックに入らなかったので、持ってきたのは折り畳み傘のみ。山を舐めすぎていた。一方ケンチはスキーウェアなどを大量に重ね、かなり大きくなっていたがこれが正解。なぜか傘も2本持っており、忘れたもりもりに貸す余裕。山はこれぐらい舐めずに挑むべきだった。

 

4区 青学大・佐藤一世くんで独走態勢に入る。いつもならここで青学応援の僕への風当たりが強くなってくるのだが、今年はそもそもみんな喋らない。雨と寒さでフードを被っているので声が聞こえにくく、また声を出すのも顔を横に向けるのも体力を使うのでしんどい。あまりにビジョンにしか目を向けていなかったので、あるときふと周りを見てみると、もりもりが物凄く縮んでいた。いや、荷物や傘が人型に見えただけでトイレに行っていただけだった。帰ってきた手には甘酒が。また酒か。トイレといえば、トイレに行くとき長島さんのビールを蹴ってこぼしてしまった。ケンチも足がもつれて僕の傘を踏んづけてしまった。みんなおじさん。

そういえば100円以上の寄付(任意)でもらえるというシステムのパスコの食パンが今年は半斤だった。以前は1斤でエコバックもついてきたのに、どこも景気が悪い。コスパ悪いし荷物になるので僕は今年は諦め、シゲは100円玉がなかったのでありったけの小銭を入れていた。

 

5区 雨足が強くなる。いい意味で山の天気変わりやすくあれと思っていたがそんなに上手くはいかない。ピンクのマウンテンパーカーは山登り用なだけあり雨風を弾き強さを見せてくれたが、濡れて体の芯からジワジワ冷えてきて震えが止まらない。野球用アンダーを意地でも見つけ出せば良かった。というわけで5区はほとんど見ていません。限界がきたので椅子を畳んで離脱し、屋根のあるところへ避難。手袋も一度取ってしまうと二度と着けられない程に濡れてしまった。青学大・若林くんが優勝に向けて快調に飛ばしているようだが、もうレースを観るのは諦めた。配っていた湯河原町みかんの袋に濡れた小物をまとめ、態勢を整える。まもなくゴールというところで雨は徐々に弱まってきて、ゴール付近に移動することにした。アレの瞬間をカメラにバッチリと収め、選手を追いかける。追いかけてる姿が小さくテレビに映った。

 

 

アレインタビューを見届け、みんなと合流。ここからは号外待ち。待っているところがテレビに映った。ただ今年は号外がなかなか出てこない。毎年ファイリングしている僕とシゲは絶対に貰いたいので「すぐ出る、大丈夫」と言っているのだが、号外どうでもいい勢の3人はさっさとご飯に行きたがる。「もう今年は出ないんじゃない?」「大丈夫だよ」というやり取りを1兆回やった。ただ濡れて寒かったので「SDGsでPDFをダウンロードするシステムになったんじゃない?」と言われたときはもうそれでいいかと少し思ってしまった。一旦時間稼ぎも兼ねていつもの写真を撮りに行った。撮影をお願いしたカップルが韓国人で戸惑っていたが、こちらもお礼に撮ってあげて、彼らとしても異国の地でに勇気を出してお願いする手間が省けて良かったのではなかろうか。

ゴールの方に戻ってもまだ号外は配られていない。バス停の方では?絶対そうだ!ということでバス停の方に行ってみる。ない。最後にもう一度ゴールに戻ってみる。ない。もう僕もシゲも腹を括った。むしろ号外どうでもいい勢の3人が最後にぐるっと回っていこうと言ってくれた。正直さっさとご飯食べに行きたかったが、ぐるっと回って行くことに。すると「号外配布」の看板を持った人が。きた!やっぱり大丈夫だった!例年もりもりみたいな格好の人がどこからか現れて配り始めるのだが、今年からは机に置かれて持っていくシステムだった。僕らは列に並んで貰った。良かった。やっぱり現地で貰ってなんぼ。てかSDGsでPDFをダウンロードするシステムってなんだよ。

 

カラダぐぅ冬になってしまったので足早に小松屋を目指す。昨年バズったほいけんたの「カラダぐぅ⤴️」を今年は取り入れていくつもりだったが意外と使い勝手が悪かった。関所のトイレでケンチが喫煙所を見つけて今年一嬉しそうにしていた。

 

小松屋では店員さんに「青学?」と話しかけられた。15年足繁く通って話しかけられたのは初めて。実は毎年こちらでお世話になっていると伝えると「そういえば見たことある」と認識されていたことが発覚。常連として箔が付いた。

暖かい部屋で衣服を乾かす。濡れ方がヨダレ垂らしたみたいになったと嘆いていた長島さんだが、おもらししたみたいになった僕よりはマシ。

店の真ん中では食器類を販売していた。小松屋の名入り湯呑みもあり、みんなそれぞれ「買ったら?」と誰かに勧める。自分では買わない。

今年もカツ丼を食べる。お腹が空いていたので1.5倍カツ丼にしても良かったが、1.5倍にした年はあまり良い年にならなかったので普通盛りにした。しかし過去の観戦記を振り返ってみると、1.5倍にした年の方が良いみたいに書いてある。人間の記憶なんてあてにならない。4年振りに食べたが本当に美味い。そして食べ終わって、1.5にしておけば良かったと後悔した。

 

湖畔を歩きながら箱根神社を目指す。今年はジンバルカメラでたくさん撮って動画編集しようかとも考えていたが、寒すぎてカメラを取り出す気にもなれなかった。

箱根神社の前の通りは渋滞していた。そんな中、空いている対向車線を走る攻めた車が。と思ったらこの期間は一方通行になっているっぽい。と思ったら対向車ちゃんときた。よく分かんね。

 

箱根神社ではシゲの嫌いな音色が流れていない。毎年奥に進むとなんだかんだ聞こえてくるのだが今年は流れてこなかった。良かったね。おみくじでは長島さんとケンチが同じ番号を引いていた。ある意味大吉より凄い気がするけど大吉ではなかった模様。僕はちゃんと大吉だった。

 

再び湖畔を歩きながらバス停へ向かう。ユネッサン(ス)を目指すわけだが、ここからが難関。場所的にも混雑的にも呼んでもなかなか来ないタクシーはそもそも2台必要。バスは長蛇の列。頭を悩ませながら歩いているともりもりがタクシーを見つけたとリアルガチダッシュで消えていった。もりもりを追いかけるとケンチが喫煙所を見つける。タバコを吸うためタクシー空振りに終わること祈る紙と電子の二刀流スモーカーの願いが通じ、逃して悔しそうなもりもりが戻ってきた。

 

二手に分かれ、バス停に並びながら配車アプリでタクシーを探しつつ、道でもアナログにタクシーを待つ。するとまさかの道で待つ組が見事に拾う。しかも全員一気に乗れるワゴンタイプ。凄い奇跡。雨で不幸だった分、凄い幸運きた。雨で苦しみながら箱根駅伝観る開運法をした甲斐があった。なかなか捕まらない配車アプリの令和の方法に、ただただ道で探す昭和の方法が勝った。やっぱり昭和だよな!と、昭和の記憶はない昭和61年生まれの人たち。

 

ユネッサン(ス)の森の湯で1年の、いや4年分の疲れを癒す。露天風呂では幼稚な下ネタを交えながら軽い近況報告会。とりあえずもりもりが激動の1年を過ごしていた。詳しいことはここでは書けないが、まぁ栄転したという結論だけ残しておきます。ケンチは重ね着しすぎて固まった体を月夜の下、一糸まとわぬ姿で開放させていた。最近は資格の勉強で忙しいらしい。その割にあんなに一生懸命覚えていたキピエゴくんを思い出せない。自我…キ…それみたことか。また、これまでの人生でゲーム等に費やした時間を全て勉強に回せば弁護士になれたのにと後悔していた。うん、その通りだね。あと最近承認欲求が凄いらしい。高校時代のサッカーの動画を見せられた。インスタ開設したらフォローしてあげてください。

 

畳の部屋で精算をする。金融のプロ二人が計算してくれる。細かいお金がなくてもPayPayで払えるから便利。この観戦記を書いてて気づいたけど、長島さんが立て替えてくれたビール代入れてなかったね。あとでPayPayのやつ送ってください。

 

18時57分のバスで下山。最近ローカル路線バスの旅の番組にハマっており、こういう田舎のバスに乗るの楽しみだった。

 

小田原に着いてシゲが財布をなくしたことに気づく。バスの中に置いてきたのかもと、動き出したバスを武田鉄矢のように止めて探すが見つからなかった。結局カバンの中にあった。

 

長島さんとはここで良いお年を。

男四人は小田原の街に繰り出す。前回行った海鮮料理屋ヤムロずし(や台ずし)に行くことに。なんとなくあっちの方だったと歩いていると、ゴールデン街のようなディープな通りを見つけた。ちょっと行ってみようと進んでいくと、湘南大衆横丁という良さげな居酒屋を発見。ここでいいじゃんともりもりが提案するが、もともと予定だったお店に行きたいと言うケンチ。ここにも海鮮はあると主張するもりもり。嫌がるケンチ。じゃあじゃんけんで決めようとなったが後出しで勝つズルいもりもり。さすがに無効試合にし、完全に勝つ流れになったのにやっぱり負けるケンチ。それでもどうしても元の店に行きたそうな雰囲気が滲み出まくっているケンチを見たシゲと僕は、もりもりには悪いがケンチ側についてあげる。もりもりも渋々折れ、ヤムロずしに向かう。歩きながらケンチが「別にさっきのとこでも良かったけど」

なんか文章だけ見るとムカつくけど、このときはみんなで腹抱えて笑った。

 

人間の記憶とはいい加減で、ヤムロずしの場所が分からなくなり、迷う。結局スマホで調べて着けたが、店前から例のディープな通りの入口が見える。10分無駄に歩いた。

 

ヤムロずしの海鮮ユッケ丼が絶品だった。来年も食べたいのでここに記録しておく。すぐ忘れるから。

 

新幹線の時間に合わせて店を出る。疲れ切った我々はしばしば変なツボに入ることがある。駅前のカラオケの前を通ったとき「カラオケなんてしばらく行ってないわ」「じゃあ今度行く?」「やだ」「なんで!?良かれと思って言ったのにそんなバッサリ!」活字にすると面白くないけど腹がよじれる程笑った1コマ。そんな幼馴染なノリ。

 

小田原駅構内で立教のタオルを買いたいと言うケンチ。しかし立教は売り切れていた。朝はたくさんあったのに。それみたことか。立教のタオル買えなかった開運法。その分いいことある。だから逆にラッキーですよ。

 

小田急の時刻表を見ると5分後くらいにロマンスカーが出る。新幹線で帰るのと20分くらいしか変わらないなら1500円節約できるロマンスカーにするか。お土産に夢中のシゲにロマンスカー諦めたのかと聞くと「諦めた」と即答。じゃあ予定通り新幹線でいいかと、小田急の改札でシゲと良いお年を。新幹線のホームに向かっていると、シゲからロマンスカー乗れたとLINEがきた。なんだよ。と思ったが、その後小田急は信号トラブルで止まってしまい、遅くまで帰れなかったとか。あのとき諦めてくれて助かった。ロマンスカー止まる開運法でシゲに幸あれ。

 

新幹線はあっという間に新横浜に到着。ここでケンチともりもりに良いお年をし、4年振り16回目の箱根駅伝芦ノ湖観戦は幕を下ろした。

 

いつもは復路を観ながら書き進め、1~2日で上げるこの観戦記も1週間程かかってしまいました。箱根の雨で分かりやすく風邪をひいてしまい、ダウンしていました。

改めて感じた箱根の過酷さ。

特に今年は辛かった…。

初めて早く帰りたいと思ったほど。

それでもお釣りがくるくらい楽しいが圧倒的に多い1日。

来年は20周年になります。

現在息子は3歳。

そろそろ参加するようになるのでしょうか。

昨年ロッテの試合を観に行きましたが、

1回表で飽きてしまったのでさすがにまだまだ先の話かな。

 

とりあえず今年は一旦夏ぐらいにアレしたいね。

 

See You Next Yer!

 

能登半島地震で被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。