※※※本編の内容・ネタバレを含んでいます。ご注意ください。※※※


山南√の感想はこちら 


藤堂√の感想はこちら 


沖田√の感想はこちら 



みなさまこんばんは✿
満です!

土方歳三(CV/三木眞一郎)

壮絶だった。
歴史として知ってはいたけど、近藤局長が斬首された衝撃が凄かった…。
あんなに寛大で優しくて思いやりにあふれた近藤さんが、まるで罪人かのように首を斬られて死んでしまうなんて…そんなことって…と愕然としてしまった。
共に新選組の柱だった近藤さんを失った土方さんの慟哭が突き刺さる。
幕府から裏切られ、仲間たちと次々と死に別れ、厳しい戦況が続く。
これからは、そんな状況でたったひとりで新選組を守っていかなくてはならない。
今まで近藤さんを押し上げるためにやってきた地道な努力、真の武士道を行くための行いは何だったのか、と土方さんが思うのも無理はない。
それでも、仲間たちが遺していった想いを守っていく彼は、強くもあり儚くもありました。

一見すると、お仕えしている幕府から裏切られたり協力関係にあるはずの藩から協力を得られなかったりと、新選組が命を賭しているわりに報われていないように思えてしまうのですが、土方さんの言葉でハッとなりました。
"俺たちの心の中にある幕府を、将軍を守る為に生まれた新選組を守り抜きたい"、と。
だから、外野がどうであろうと土方さんには関係ないんですね。
土方さんの誇りは絶対に揺るがないもので、そうできているのは土方さんが強いからだと思ってじんときた。

まさに命を削るように戦い続ける土方さんを支えるのは千鶴ちゃんです。
前編の風ノ章でも感じてはいましたが、千鶴ちゃんは心を守る役目がある。
たとえ土方さんが何と言おうと、安全のためだからと離されようと、彼を支えて心を守ると決めた千鶴ちゃんもまたかっこよかった。
以前も土方さんは厳しくも優しく接してくれていましたけど、いつの間にかふたりの立場が対等になったなと感じました。
3ヶ月ほど離れたのを機に、土方さんの方も千鶴ちゃんに支えられていると実感して、千鶴ちゃんが北海道まで追いかけて来たときには明言はせずとも完全に両想い!って感じでしたね…!
しかもさらっと"千鶴"呼びになってるし…!
わわ〜っ!(萌え爆発←)
それに新選組の為だけに生きてきた土方さんが千鶴ちゃんへの愛のおかげで、新たな生きる意味を見出してくれたのも嬉しかったし安心した。


そして桜が舞い散る中で、最後の戦い。
土方さんの武士の誇り。
風間さんの鬼の誇り。
憎しみ云々ではなく、それぞれの誇りを胸に戦う姿が格好良い。
このふたりの一騎打ちの場面はずっと忘れないと思います。

千鶴ちゃんと土方さんが美しい桜の季節と何度も巡り会えますように…!




土方√のプレイ時間、4時間42分。

※「薄桜鬼 真改 華ノ章」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。