本はくすり | 夢はなくとも 希望はなくとも 

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どうでもよくて
笑えるかもしれないけど
全く役に立たない意識低い系ブログです

「生きる意味を考えなくてもいい」

 

 

2021年

新年あけましておめでとうございます。

 

 

皆さん、

年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?

 

 

僕は、

全巻揃った『鬼滅の刃』を3ターンくらい

読み返しているうちに

気が付いたら

お正月が終わってしまってたって感じで、

朝から晩までドラクエをやりまくり過ぎて受験勉強が一向に捗らなかった中3の冬的な年末年始を過ごしていました。

 

 

ウエダミツトシです

こんにちは

 

image

 

 

僕のどうでもいい過去の話は、

とりあえず置いといて。

 

 

年末年始の貴重な時間のほとんどを

『鬼滅の刃』を読むことに費やしてしまったわけなんですが。

 

 

その中でも、

時おり、

何冊かは読書の時間に当ててまして。

 

 

特に

これはぜひとも紹介したい!

紹介せずにはいられない、

とても素晴らしい本と出会いましたので、

こちらで

鬼滅沼にハマっている(それオレやん)あなたに

ご紹介したいと思います。

 

 

あなたは

今までの人生の中で、

自分が生きている意味を考えたことってありますか?

 

 

何故、

自分は生きているんだろう?

何のために生まれてきたんだろう?

あの人でもこの人でもなく、

どうして自分だったんだろう?

って。

 

 

おそらく

一度くらいは考えたことがあると思うんですね。

 

 

でも、

その答えは、

未だにわからない。

というか、

死ぬまで答えがわからない問いなんだろうなということは、

薄々気付いてはいますけどね。

でも、

人生の道に迷った時、

自分ひとりでは

解決できそうにない問題を前にして悩んだ時、

答えなんて見つからないってわかっているにもかかわらず、

その問いの答えを求めずにはいられない。

そういう類の、

”自分が生きる意味”を考えてしまう時って、

誰しもがあると思うんです。

 

 

しかし、

それを問うということは

同時に

苦しみも生まれることになると思うんですよ。

 

答えがないから。

 

自分が納得できるような答えなんて、

そもそも

そう簡単に見つかるものでもないし、

何を”自分にとっての答え”とするかは、

自分で決めるしかない。

そこには、

白でも黒でもない、

なんともはっきりしない

曖昧な状態に耐えうる、

それを得るために必要な体力がないと

けっこうキツいというか、

余計しんどくなることもあると思うんですね。

体力を消耗してしまうんです。

 

 

ただでさえ、

ストレスを感じることが多い世の中ですし。

答えのない、

出口の見えない、

抽象的で哲学的な問いの答えを

求め続けること自体に疲れ果ててしまう人も

きっといると思うんですね。

 

 

そういう時に、

”答え”を与えてくれるものではないけれど、

毎日を生きるためのヒントを

あなたに

優しく丁寧に処方してくれる、

そんな本なんですね。

それがこちら、

 

 

『時間はくすり』

 

 

著者の比留間榮子さんは、

東京は下町の一角にある

「ヒルマ薬局」を営む薬剤師さんで、

なんと世界最高齢の現役薬剤師として

ギネス認定までされている方なんです。

 

 

薬剤師になって75年!

 

 

榮子さんのお父さまが創業された

「ヒルマ薬局」の2代目として、

75年間ずっと店先に立ち続けて

お客様の話を聴いて

ひと声かけるということを

当たり前のこととしてやってこられた、

とってもすごい方なんです。

 

 

でもきっと、

ご本人は、

自分のことをすごいだなんて

一ミリも思ってらっしゃらないとは思うのですが、

そういった姿勢で

毎日を丁寧に生きていらっしゃるそのお人柄が、

この本からはひしひしと伝わってきて、

 

「ああ、なんて素敵な方なんだろう……」

 

と僕みたいな凡夫は思ってしまうのです。

 

 

『聡明』

 

 

僕は

この本を読み終えて

著者の比留間榮子さんに対して、

この言葉がとてもしっくりくるなと感じました。

 

 

この本は、

全部で4章に分かれており、

第1章が、好奇心はくすり

第2章が、継続はくすり

第3章が、ぬくもりはくすり

第4章が、時間はくすり

という構成になっています。

 

 

文章自体は、

難しい言葉は一切使われておらず、

全部で157ページという

非常に読みやすい本となっていて、

僕のような年代から

すでに定年を迎えて

第二の人生を歩んでおられるような人たちは勿論、

もっと若い世代の人たちが読んでも

毎日を生きる上でのヒントを処方してもらえる

そんな本だと思います。

 

 

”それはあなたの先入観でしょ”

と言われるかもしれませんが、

そこはやっぱり、

薬剤師として75年ものあいだ、

ずっと

同じお仕事を続けてこられた方から放たれる言葉というのは、

深みが違うというか、

響き方の次元が違うんですよね。

 

 

とてもシンプルな文章なんだけど、

言葉にのっている想いの深さというか、

そこはかとない力強さみたいなものが感じられて、

僕の心の奥深くにまで

くすりの効能が届くって感じなんです。

 

 

と言っても、

副作用は全くなく、

気が付いたら、

痛みがなくなっていて

なんだか心も身体も軽くなっている、

そんな感じです。

 

 

言葉の選び方、

文章の紡ぎ方、

本そのものの佇まいが

なんとも素敵なんですよ。

 

 

素晴らしいったらありゃしない。

 

 

もう内容全部を、

このブログに写経したいっていうか、

ほんとに

紹介したいところが満載の本なんですけども。

特に

僕の印象に残ったのは、

「第4章 時間くすり」

のところにある、

 

”生きる意味を考えなくてもいい”

 

という文章なんです。

 

 

比留間榮子さんは

薬剤師として

お客様に薬を届け続けていく中で、

 

「生きているのがつらい」

「自分の命の意味は?」

「いったい、なんのために生まれてきたんだろう」

 

そう言って

病に苦しむ人たちと

数多く接してこられて、

その人たちに

こう伝えたいと思うようになられたそうです。

 

「私は、あなたが生きているだけで、うれしく思うの」

「自分の生きる意味や価値について深刻に考えなくてもいいのよ」

そして、

「助けを求めなさい」

とも。

 

 

病だけに限らず、

人はなにかつらいことがあった時に、

自分の生きる意味や価値を

外側の世界に求めようとしてしまうものです。

それもかなり”深刻に”。

 

 

でも、

そこに

実は救いはない。

 

 

まずは

その”深刻さ”から距離を取って、

毎日毎日を

丁寧に生きることの方が大事なんじゃないかと

僕は思うんです。

 

 

そこに

わざわざ

意味や価値を見出そうとしなくていい。

自分が生きている意味も

誰かの役に立っているという価値も必要ない。

 

 

生きる意味や価値よりも前に

僕たちはすでに”生きている”。

だとしたら、

そんなものなくなって、

毎日をただ生きればいいじゃないか。

そう思うのです。

 

 

比留間榮子さんは言います。

 

「朝目が覚めたということは、『今日を生きなさい』ということです。未来が不安でしかたないときほど、とりあえず今日を生きてみる」

 

そう、

生きればいいのです。

ただ、生きていればいい。

 

「悩むくらいなら、生きている意味なんて考える必要はないわよ」

 

僕は、

これらの文章を読んだときに、

自分の人生を

全部肯定してくれたような、

受け入れてもらえたような、

大きな大きな安心感に包まれた、

そんな気分になりました。

 

 

とても暖かい温度がそこにはあったのです。

 

 

これから

どんな世の中になっていくのか、

先行きが全く見えない状態で、

比留間榮子さんのような、

先を行く方が居てくださること自体が、

僕のような人間には

希望になるような気がします。

 

 

その生き抜く姿を

本という形を通じて見せていただいて、

僕も、

自分が働く姿を、

働く喜びを感じている姿を、

誰かの役にやっている姿を、

自分の子どもたちや

若い世代の人たちに

人生を生き抜く姿として、

いつも堂々と見せていける人間でありたいと

強く思いました。

 

 

榮子さんの想い、

ちゃんと届きましたよ。

まだまだ浅いところしか

受け取れていないかもしれませんけど。

 

 

この本は、

そういった生きる上での

ヒントが157ページすべてに散りばめられている、

とてもとても素敵な本です。

 

 

あなたがページをめくる度に、

あなたにとって最適な、

あなたに合った”くすり”として

心も身体も

きっと軽くしてくれる、

そんな本となることは間違いないと思います。

 

 

”読むくすり”ですね。

 

 

僕のような

時として

生きる意味や価値を探そうとしてしまう人はもちろん、

若い世代から

僕より上の

人生の先輩と言える年代の人たちにまで、

実に幅広く読んでいただきたい、

”本のくすり”。

 

 

自信を持ってオススメします。

 

 

そして、

もしよかったら、

こちらの本も一緒に、

 

 

読まれると、

さらにいいですよ。

 

 

比留間榮子さん、

こんな素敵な本を世に出していただいて

ありがとうございます!

そして、

橋口さん、

MARUさん、

いつもいつも素晴らしい本を

届けていただいて

本当にありがとうございます!

 

 

僕にとっては、

本は最高の”くすり”だなと思いましたよ。

 

 

《終わり》

 

 

 

 

 

 

 

 

imageウエダミツトシ プロフィール
【ファンが集まる、続けられるブログ】を教える講座を主宰する。大阪・東京で年間50回以上のセミナーを開催するカウンセラーであり、人生導き屋。
のべ受講生700人のブロックを解除してきたブログコンサルタント。「ブログが書けるようになった」「読みやすくなった」「ブログが続けられている」という声を多くもらう。
2017年に起業し先輩カウンセラーが主宰している起業セミナーに通いブログライティングや起業に関する具体的なノウハウを学び実践していく。
そうしたところ、カウンセラーとしてやっていきたいという人から、具体的にどうしたらいいかという声を多くもらうようになり、起業前や起業スタートの人を対象にしたセミナーを開催し好評を得る。

 

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