「自分を舐めてる」
お仕事をしていて、なかなかうまくいかない時期ってありますよね。
それには色々な理由があると思うんですけど。
その理由のひとつに、「安請け合い」があると僕は思います。
起業して頑張ってはいるものの、なかなか軌道に乗れてないという人へ。
ウエダミツトシです
こんにちは
これは、僕も今でもやってしまうところがあるんですけど。
仕事のお話しをいただいた時に、「いや、これはちょっとな……」って思うことがあるんですね。
そこで、
”でも、お世話になってるしな”
”やってみる前から断るのも何だし……”
”まあ、それくらいならできるし”
って言って、内心気乗りしないのに引き受けてしまうことってあると思うんです。
それが悪いっていうわけではないんですけど。
現実的に、やらざるを得ない場合もあると思うんでね。
ただ、大事なのは、そこでちゃんと意思表示ができてるかってところだと僕は思うんです。
「普通なら、お引き受けしないんですけど」
「逆に、これお願いしていいですか」
「この部分はやりますけど、ここからはお願いします」
お仕事なので、そこでちゃんと自分が納得できる対価(インセンティブ)が得られないと感じるなら、一度断るってことも必要かなと思います。
一度断って、それでもやっぱりあなたにお願いしたいっていうのなら、考えてみてもいいかもしれませんが。
そうでない場合、あなたでなくてもいいことがほとんどです。
そこで、
”せっかく私に声をかけてくれたんだし”
”ここでこの仕事を引き受けといたら、次に繋がるかもしれないし”
”やっといた方がいいよな”
そう思って引き受けた仕事が次に繋がることはほとんどありません。
ただ、ひとつの頼まれごととして終わります。
その”ただの頼まれごと”がいくつも増えていって、そのうち頑張っている割に全然成果が上がっていかないということが起こります。
その頼まれごとが自分のやりたいことであれば別なんですけど。
むしろ、ウェルカムだと思うんで、相手の期待を遥かに上回る完成度の高い仕事っぷりをオススメしますけど。
でも、それがやりたくない、自分にとってはもうする必要のない仕事だとか、自分の価値を下げてしまうような仕事については、一度断ることが必要な場合が多いと思います。
「安請け合い」していいことってほとんどないです。
自分の格を下げるし、モチベーションが上がらないんでそこそこの仕事しかできないし、何より”そういう人”として見られるようになります。
そうすると、また同じようなことを頼まれます。
「この人に頼んどけばやってくれる」
そう思われているってことです。
早くそこから抜けましょう。
そのためには、自分が納得できない仕事を引き受けないことです。
断るってことが必要です。
もうそれは、あなたがやることではないんです。
あなたには、あなたにしかできない仕事があるんです。
いつまでもそこに留まって、それくらいならできるからと言って、納得できない仕事をやっている場合ではないんです。
それって、自分を舐めてると思いません?
もしもその環境が長く続いているなら、一度振り返ってみて欲しいがね。
酷なことを言うようだが、
その環境は自分で選んで作っているのだよ。
人間は、条件や内容に不満があるまま、それを引き受けてしまうことがよくある。
「今回だけだし」
「付き合いもあるし、仕方ない」
「断って嫌われたら・・・」
とまあ、理由はいろいろあるだろう。
もちろん社会の中で生きていく上では、多少はそんな仕事もせざるを得んものだ。
しかし、それが続いているのは問題だがね。
なぜなら、条件が悪い、モチベーションが上がらぬ仕事ばかりをしていては、
自分の格をどんどん落としてしまうからだ。
「都合のいい人」として、低く見られてしまうがね。
そうすれば、ますますそんな仕事を頼まれることになるだろう。
諸君の周りにもいないかね?
「あの人は頼めば断らないから」
と、よく面倒な仕事を押し付けられるヤツが。
要は舐められているのだよ。
舐められると、ロクなことがないのだ。
頼まれた仕事があまりにも不当だと感じたら、キッパリと断る勇気を持つがね。
すべてを断らなくても、2回や3回に1度は断ってみるのだ。
例えばタカなんかは、
「今回だけですよ」
と、条件を提示した上で、やってやっていたがね。
ま、ヤツはあざといから、
「その代わり……この仕事、お願いできますかねえ?いーですよね?」
と、交換条件を付けることもあったな。
要は、
「自分は好きでやるわけじゃないですよ」
という、態度を示すことが大事なのだよ。
嫌な仕事を一度やれば、また来ると心得たまえ。
それを繰り返すことで、「嫌な仕事をし続ける」という環境が、見事にできあがってしまう。
決して、自分を安い便利屋にしてはいかんがね。
謙虚ながらも自分に自信を持ち、言うべきことは言う。
そんな姿勢を心がけたまえ。
そうすることで、舐めた態度を取る奴は少なくなるだろう。
↓ ↓ ↓
あなたの前に、あなたを舐めてくる人がいたとしたら、それはあなたがあなた自身を舐めてるってことです。
「それはできません」
ではなく、
「それはやりません」
とはっきりと意思表示をしましょう。
あなたを守れるのはあなただけです。
それと同じように、あなたを舐めてかかれるのもあなただけです。
それを教えてくれるのが、あなたの目の前にいるあなたを舐めてかかってくる人です。
(そういう意味ではありがたい人かもしれませんね)
組織の中で仕事をしている人も、起業して一人ビジネスをしている人も同じく。
なかなか仕事でうまくいってない、軌道に乗り切れてない、頑張っている割にそれに見合った成果を得られていない……
そういう人は、一度、自分で自分のことを舐めてかかっていないか。
それを振り返ってみるタイミングかもしれませんね。
違うかもしれんけど。
《終わり》
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