人生を変えたアルバム十選 Frank Zappa - Hot Rats | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。

ブラックバードの人生を変えたアルバム十選、4番目に登場するはフランク・ザッパ。キター!!! 20世紀を代表する変人、もちろん、良い意味で。この選択、当然ですよね。

 

 

I was introduced to Frank Zappa’s music by Shuggie, who played bass on the song called “Peaches en Regalia” on the album Hot Rats. His bass playing was incredible. But further listening to the album, I developed a great love for Frank Zappa’s music. This is the first album I heard by Frank Zappa, and it turned me on to a new genre of music composition and changed my life in the way I listened to music. He was obviously influenced by a lot of different styles of music, such as blues, jazz, classical, and rock, which I was, too. Hot Rats had all those elements.

 

僕がフランク・ザッパの音楽を聴き始めるようになったのは、彼のアルバム“Hot Rats”に収録された”Peaches En Regalia”という曲でベースを弾いたシュギー(・オーティス)の影響だ。彼のベースは最高だった。何度も聴き続けているうちに、ザッパの楽曲が大好きになってきた。その初めて聴くフランク・ザッパのアルバムは、僕を新しいジャンルに引きずり込み、音楽の聴き方という点で僕の人生を変えてくれた作品だ。彼は明らかに、様々なスタイルの音楽の影響を受けていた。ブルース、ジャズ、クラシック、そしてロックなど、それは僕も同じだった。“Hot Rats”はそれらの要素すべてを含むアルバムだ。

 

The flexibility of his music and eccentric style of writing expanded my musical vocabulary. Don’t forget; he was also a monster guitarist. Waka/Jawaka and Zoot Allures are the next ones that grabbed my attention. Zappa’s writing on Waka/Jawaka is insane. Zoot Allures has a different groove than what I was previously hearing from Zappa, and I dug it, too. Again not to mention his guitar playing. From that album onward, I got more into Frank’s guitar playing. Like I said, it’s not fair to pick only one.

 

彼の音楽が持つ柔軟性や、エレクトリックな作曲のスタイルは、僕の音楽の幅を広げてくれた。忘れちゃいけないよ、彼は恐るべしギタリストでもあったと言うこと。このアルバムに続いて”Waka/Jawaka”と”Zoot Allures”がまた、僕の心をつかんだ。”Waka/Jawaka”でのザッパのライティングは、もうこの世のものじゃない。”Zoot Allures”はそれまでの彼の楽曲とは全く違うグルーヴだ。それがとても気に入った。繰り返しになるけど、彼のギターもまた最高だった。これ以降、僕はさらにフランクの弾くギターに見せられるようになったのさ。言っただろ、たったひとつに絞るなんてフェアじゃないのさ。

 

<日本語訳: Mrs. McKnight>

 

フェアじゃないと言えば全て通ると思っているブラックバード、今回はなんとか3枚にまで絞りました。

 

さて、フランク・ザッパと言えば、ファンカティアたち、彼の曲、毎度、毎度、ライブの度に聞いてるんだよね。以前、元ネタ特集でご紹介しました。

 

 

そう、"I'm The Slime"です。深いよ、本当にこの御仁。

 

ある日のダウンタウン・ロサンゼルスで開かれた、パネル・ディスカッション風インタビュー。なぜかブラックバードもパネラーに駆り出されていて、インタビュアー、詳しい内容、忘れちゃったけど、ジョージにフランク・ザッパのことについて質問。一方ジョージ、質問も終わらないうちにブラックバードの方を指差しています。まぁ、ザッパについてならばいくらでも語れるブラックバード、マイクを引き継ぎ、その場はなんともスムーズに進行して行きました。さすが、軍団の前音楽監督、ギターを手にしていない時でも、ジョージの一挙手一投足まで見逃すことはありません。そしてインタビュー終了後、

 

Mrs.:”パパ、ハニーがザッパを好きだから、マイク回してくれたんだね。”

 

BB:”何言ってんだよ、ジョージ、答えなんかないから僕に振って来たんだよ。”

 

えええええ!そうなの?ただのめちゃ振りだったのか!まぁ、わかんない時は人に振るってのは、ビジネスの基本ですが。ジョージとフランク・ザッパって、共通するところも多いって印象だけど、まぁ、だからこそインタビュアーもそこをついて来たんだけどね。一見すると、なんの不思議もないシチュエーション、色々と裏があるものです。

 

フランク・ザッパ、ブラックバード、子供の頃にシュギーのおうちで何度かお会いしたこともあって、ちょっと面白いエピソードなんかもあるんですけれども、今回のインタビューではそのご紹介はありませんでした。また、いつか、皆さんにもご紹介できる日が来ると思います。楽しみにしていてくださいね。

 

昨日のコーヒーブレイクは柿と梨、そしてはとむぎポップをビターチョコで固めたもの。これでお肌のツヤは最強のはず!