もう、皆さん、既にお聞きおよびのことでしょう。
昨夜、突然、ブラックバードの電話にたくさんのテキストが入り始めました。普段は、夜の遅い時間のテキストはスルーするのですが、何か、感じるところがあって開けてみると、悲しい知らせが届いていました。
最初、信じられなかった。アンプが闘病されていた事は知っていたけど、嘘だ、デタラメであって欲しい、でも、嘘じゃなかった。
新型コロナが世界をシャットダウンしてしまう前、ブラックバードが四人組バンドを編成しようとしていて、キーボードは迷いなく、アンプに連絡したの。テキストを送ったらすぐに電話がかかってきて、
AF : “Man!バード!いいも何もないだろ!もちろんさ、お前と一緒にやれるなんてなぁ、夢みたいな話だ!よく連絡してきてくれた、ありがとな!“
って、とっても喜んでくれたの。
結局、コロナでその話は立ち消えになってしまったんだけど、こんな悲しいことになってしまうなんて。あの、嬉しそうなアンプの声が耳から離れない、辛い、悲しい。あんなに喜んでくれたのに、こんなことになってしまうなんて、なんて残酷なの。
とても仲の良かったお姉さんが亡くなり、息子さんにも先立たれ、Mr. Fiddlerでファンカティアたちにもお馴染みのお兄さんまで亡くし、アンプ、いつも陽気で周りを楽しい気持ちにさせてくれたけれど、その裏には、たくさんの悲しみがあった。でも、また、みんなに会えたよね、きっと。
デトロイトが生んだ希代の天才、アンプ・フィドラー、ファンクの領域をさらにさらに広めた功労者。私たち、ずっとずっと大好きだからね。いつまでも忘れないよ、音楽だけじゃない、その優しさ、強さ、本当にありがとう。アンプの笑顔を胸に、前へ前へと進んでいくからね。