アンプ・フィドラー、ありがとう | Blackbyrd McKnight プログレッシブ・ファンク・ロック・ブログ

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伝説のギタリスト、ブラックバード・マックナイト。その一環した職人気質な音作りとは裏腹にお茶目なブラックバードの一面を、日本生まれの日本育ち、ミセス・マックナイトがご紹介します。

もう、皆さん、既にお聞きおよびのことでしょう。


昨夜、突然、ブラックバードの電話にたくさんのテキストが入り始めました。普段は、夜の遅い時間のテキストはスルーするのですが、何か、感じるところがあって開けてみると、悲しい知らせが届いていました。

最初、信じられなかった。アンプが闘病されていた事は知っていたけど、嘘だ、デタラメであって欲しい、でも、嘘じゃなかった。

新型コロナが世界をシャットダウンしてしまう前、ブラックバードが四人組バンドを編成しようとしていて、キーボードは迷いなく、アンプに連絡したの。テキストを送ったらすぐに電話がかかってきて、

AF : “Man!バード!いいも何もないだろ!もちろんさ、お前と一緒にやれるなんてなぁ、夢みたいな話だ!よく連絡してきてくれた、ありがとな!“

って、とっても喜んでくれたの。

結局、コロナでその話は立ち消えになってしまったんだけど、こんな悲しいことになってしまうなんて。あの、嬉しそうなアンプの声が耳から離れない、辛い、悲しい。あんなに喜んでくれたのに、こんなことになってしまうなんて、なんて残酷なの。


2016 @ Hollywood Bawl


とても仲の良かったお姉さんが亡くなり、息子さんにも先立たれ、Mr. Fiddlerでファンカティアたちにもお馴染みのお兄さんまで亡くし、アンプ、いつも陽気で周りを楽しい気持ちにさせてくれたけれど、その裏には、たくさんの悲しみがあった。でも、また、みんなに会えたよね、きっと。

デトロイトが生んだ希代の天才、アンプ・フィドラー、ファンクの領域をさらにさらに広めた功労者。私たち、ずっとずっと大好きだからね。いつまでも忘れないよ、音楽だけじゃない、その優しさ、強さ、本当にありがとう。アンプの笑顔を胸に、前へ前へと進んでいくからね。