卒業は否応なしにやってくる。
少女たちが、折り合いをつけて新しい世界に一歩踏み出す青春物語。
贔屓にしている大好きな俳優・河合優実の初主演作品ということで、公開初日に鑑賞!!
【河合優実 主な出演作】
* 以下、ネタバレあり。
少女たちは、卒業したくない。それでも、それぞれの道を進む。
4つのお話。3年B組、同じクラスだけども、大きく交差することはない、ただ影響が全くないわけでもないそんな群像劇。
冒頭に記載した通り、河合優実推しではあるが、ここは忖度なく。笑笑
クラスに馴染めず図書室通いの作田詩織(中井友望)のパートが特に印象的。
学校なんて早く卒業したいと言っていた作田の"先生、わたし 卒業したくないです..." にはグッときた。“地獄のアディショナルタイム”でも、しっかり結果を出す。笑
中井友望の声が好き。笑笑 『かそけきサンカヨウ』のあの子か!と。3月公開の『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』にも出演とのことで楽しみが増えた。
全くイメージのない(失礼w)誠実で陰キャな先生を演じた藤原季節は、流石の振り幅。本の交換は、ずるいよね。笑 あれは好きになる。笑笑
バスケ部女子、後藤由貴(小野莉奈)と親友・倉橋洋子(坂口千晴)、二人の距離感も好き。
気になる点をちょこっと。
こちらの想像力不足か。高校生が窓から落ちるって、どいう状況なんだろう?って、少しというかけっこう引っかかってしまって、最後まで引きずった。(どうやら原作にはしっかり詳細が描かれてるらしい。)
卒業生代表の答辞で、服装(カーディガン)もちょっと気になった。笑笑
卒業式後の軽音部のライヴ。森崎(佐藤緋美)が、アカペラで“Danny Boy”を歌い上げ、実は歌えるんだぜ!の魅せ場になるはずだったシーンだが、その前に歌った女性ツインボーカルのぜりぃふぃっしゅの歌唱力が高すぎたせいで、若干かすんだ。苦笑
調べてみると、片耳にカラスムギ。というシンガーさんとのこと。もう少し学生のカラオケっぽい感じにした方がよかったような... 前座ポジションなのに、ハモりがガチすぎ。苦笑
軽音部の部長・神⽥杏⼦(小宮山莉渚)は、卒業式後、森崎がああなるってことを見越して、前日に一緒に帰って、写真撮ったのかな? 森崎も神田と二人でいるときは、すごく素直。なんだか切ない...
-あらすじ-
廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校、“最後の卒業式”までの 2 日間。 別れの匂いに満ちた校舎で、 世界のすべてだった“恋”にさよならを告げようとする 4 人の少女たち。抗うことのできない別れを受け入れ、それぞれが秘めた想いを形にする。
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