ふー
10月は何かと忙しいです。
昨日はいつの間にか寝落ちなど…疲れていますな。
ずっと読んでるシリーズ、「鬼人幻燈抄」に新刊が出ました。
江戸時代から始まり、8冊目にしてとうとう大正編まで来た。
そして、今やコミカライズもされ、文庫化もされている。
そしてそして、帯には「アニメ化企画進行中」とな。
本当ですか。そんな人気ですか。
(和風ファンタジーが受けてるのは絶対キメツ効果だと思うんだよな)
でも、なかなか面白いシリーズだと思います。
天保の時代、刀鍛冶の村・葛野で巫女の護衛役として剣を振るう甚太(のちに甚夜と改名)の物語です。
自分が守る巫女であり最愛の女性・白雪を自分の妹に殺され、妹はマガツメと呼ばれる強大な鬼女になる。
そして甚夜自身も戦闘の中で鬼となり、妹と対峙するために旅を続けてゆく。という話。
そしてすみません、ここでの悲劇のヒロイン・巫女の白雪の事が実はわたし大っ嫌いで、いつも感想を書くときにブーブー文句言ってます。すみません。
このアバズレめが
二股かけなきゃァ
起こらなかった悲劇だろうよ…
くらいな暴言を吐いたりします。汚い言葉ほんとすみません。
白雪のせいで兄への愛情が憎悪に変わったためマガツメとなった妹・鈴音ですが。その後甚夜が追っかけるものの、なかなかマガツメ本体とは出会えないんですよ。
江戸編〜幕末編〜明治編と時代は過ぎますが、鬼は年をとらないので、甚夜の外見は人間の18歳くらいの青年で止まっています。
その間に鬼とも人ともたくさん出会いがあるのですが、親しくなった人は皆年老いていく中、自分は若いままなので、いずれはお別れをしなければなりません。
ある時、出会った妖怪から人間の捨て子を託され、甚夜はにわか父親として娘を育て始める。そして、ついに娘の年齢も自分に追いつき、悲しい別れを経験。
…とここまでが前巻までのだいたいのところ。
前巻で、実はマガツメとの対決があり一区切りついた感じだったので、大正編は新たな章の幕開けですね。
わたしの推しであった三代目・秋津染五郎さんは戦闘でお亡くなりになってしまった…
悲しかった。
そして新章は、弟子の四代目・秋津染五郎さん(本名は宇津木平吉)が立派に戦ってます。四代目も、すでにお歳を召しているようですけど。
甚夜、かなり
丸くなったやんけ。
無口でニヒルな主人公だったのですが、なんだ?前回の戦闘で一皮剥けたのか?
いつの間にか甚夜は、ちっちゃな新興華族の赤瀬家の庭師となり、希美子お嬢様に「爺や」と呼ばれながらお仕えしています。
よくしゃべるし、愛想はいいし、どっかの執事みたい。
(ちなみにその前の職業はそば屋の店主)
なんだかお嬢様に恋の予感がするわね。
で、新たな敵が出現。それは、もと由緒正しい退魔の一族であった南雲家が近代の世とともに没落し、人を喰って鬼になってしまった姿です。
つまり鬼狩りが、逆に鬼になっちゃったのです。
甚夜も新たに仲間を加えて、戦闘が始まります。
ってな感じでした!!
時は大正11年っていうのが何か意図的です。
関東大震災が起きたのが大正12年だから、何か絡ませてくるな。
などと勝手な想像をしつつ、次巻に続くのでした。
今回、わたしの推しになりそうなのは、敵サイドなんだけど半月(はにわり)の吉隠ですかね。女のような男のような中性的な美人で、両性具有っていうキャラです。
人をおちょくるような生意気な口を聞き、性格が残酷なのがいいね!!
(敵キャラ好きな性格は昔から治らないです)
しっぽ。
ちっちゃい時から、先だけ白い。