映画をハシゴしてきました。
『廃用身』と『サンキュー、チャック』を。
最近は公開映画が多くて(嬉しいことですが)話題作をたくさんやっているが故にちょっとマイナーなやつだと1日1上映とかも普通で、あっという間に終了になるから早めに観ないと。
そして先日『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を見逃しちゃったからアマプラで配信を観ようと思ったのに、アマプラで2000円も取るの?!![]()
たっか!!(なので観てない)
これなら映画館に観に行った方が大画面で全然いいじゃないのさ〜〜
時代が変わってきた・・・そんな予感。![]()
さて、『廃用身』です。問題作とは聞いていたけど、
ブラックすぎる・・・![]()
ホラーかと思った。ある意味ホラー、てかサスペンス。
久坂部羊さんの小説が原作だったのね。これは読んだことがありませんが、久坂部羊さんはブラック医療小説作家というか、以前別作品でモンスターペイシェントを題材にした小説を読んだことがあります。
「廃用身」という用語は久坂部さんの造語らしいですね。映画の撮り方が淡々としてスローテンポ、特に起伏なく、無表情の人物ばかりなのでドキュメンタリーかと錯覚する雰囲気なため、「廃用身」という言葉も本当に存在するのかと思ってしまった。
廃用身とは、脳梗塞などで麻痺してしまい、リハビリを施しても回復の見込みのない部分のこと。
映画はあるデイケアを舞台にしており、そこに通うお年寄りたちは動かない片足、片手を抱えている人ばかり。不自由な体を抱えるお年寄りも辛いけれど、介護をする家族にも大変な負担がかかる苦しみがあります。介護に疲れた家族から虐待を受けているお年寄りもいます。
このデイケアに勤める医師・漆原を、染谷将太さんが演じています。漆原は、回復の見込みのない体の部位を切断してしまうことにより体重を軽くして、患者の苦しみと介護の負担を両方減らすことができるという画期的な医療「Aケア」を考案します。
血液の流れが良くなって認知症が治る効果もあり、患者と家族の両方から喜ばれていた「Aケア」。
次々と手術を望むお年寄りが増える一方、その様子に異様なものを感じる人ももちろんいて・・・
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染谷将太さんの医者は別にマッドサイエンティストではなく、むしろよく患者さんや家族に寄り添う良い人でした。
良かれと思ってやっていたことがクルッとひっくり返されるのが何より怖かった・・・
なんというか、人間そのものの醜さというか。
医者の”ちょっとおかしな残酷な”癖を匂わせたところがあったけど、あれは医者が残酷なんじゃなくて、人類が残酷なんだよな。
あとは、人間が生きてる意味とか、役に立つとか役に立たないとかの道徳をどう考えたらいいのだろうと思った。
一人の人間の尊厳を守るために、別の人の幾つもの人生が台無しになってもいいのかとか、社会が財政的な負担をどこまでしたら良いのかとか。
こわーい、、、けど、とても身近であり、いつ何時自分に降りかかるかわからない問題。
もしも自分が介護される身になったら。手足が全然思い通りに動かなくて、話したい言葉がなかなか口から出てこなくて、記憶を失っている間に徘徊して、わけがわからないうちに周りの人から怒られたり泣かれたりする身になったらどうしようと想像して怖くなった。
おまけ
GWにクラゲ水族館で有名な加茂水族館に行ってきました。なんと、入場まで2時間待ち!!
これはむしろ混まない時に有休などとって来て、1日ぼーっと眺めているのがいいのではと思った。



