『カリンの生活向上計画』 -13ページ目

イメージング「心の扉」

目を閉じて、イメージング。 




螺旋階段があり、いくつもの扉がそこにはある。


上に登っていく階段と深く下にいく階段。


私は、ある扉が気になった。


そこは、少し上に登った階段。


コンコン・・・。


コンコン・・・。 ドア


誰も出てこない。


古めかしい大きな扉だ。


扉の金具(ちょうばん)やドアの取っ手は、


趣のある真鍮の渋く緑がかり味がある。


扉の中央の上面には、曇りガラスの素っ気のない


四つ葉のクローバーを形取ったものがある。


ステンドグラスでは無いところが、不器用さをだしている。


扉の木は、深みのある年輪の側面をそぎ取った所を


あらわにする黒い焼き肌が、かすかに残り


木の香ばしいことが伝わってくるような感じであった。


でも・・・全体的に古めかしい。


今時では無いね。。。って言うかもな。


「どんな人が住んでいるのだろう?」


私は色々と想像してみた・・・。


コンコン・・・。


コンコン・・・。ドア



また、扉をノックしてみた。


この扉から、出てくるのはどんな人だろう?


誰も出てこない。


開けようとしたが、鍵がかかっているようだ。


ガチャガチャ。


ガチャガチャ。


「今は出てこないよ」 っと扉の反対側から声が聞こえてきた。


「なんで?あなたは誰?」 と僕は、恐る恐る聞き返した。


「それは、あなた自身の心の扉。


上にある扉は未来の扉。下はいくつもの記憶の扉。


ここで話しているのは、あなた自身。


答えているのもあなた自身。


だから、誰も出てこないよ。


ここへは、久しぶりに来たね?」


「うん」 と僕は答えたものの


「この扉が何の扉かは、全く分からない」


僕は、扉に向かって聞き返してみた。


「この扉は開くのだろうか?」


「それは、あなたが決めること」っと扉の向こうから聞こえた。


決めると言ってもねぇ。


「この扉は何の扉?」と僕は聞き返した。


「それは、わからない。ここは少し上の階段だから、未来の扉」


・・・つづく。