【逆転の発想】
今の日本はモノであふれている。モノだけではない。情報もサービスも雪崩のごとく押し寄せてくる。ネット上では、クリックしたサイトに関連した情報が次々とアップされる。例えば、賃貸マンションを検索すると、翌日にはPC画面に住宅情報が満載になってるという具合である。売る側とすれば、高い広告費をかけてようやくお客様の関心を引いたのに、すぐにライバルが出現して徹底比較されるわけだから本当に大変だよね。まともに戦っていたら小さな会社は絶対に負けてしまう。さて、アイデアを生み出す過程で「逆転の発想」という考えがある。世の中には少数派もあり、真逆のニーズもある。例えば、「胸を小さく見せるブラ」や「容量の少ないペットボトル飲料」などがそうである。これが発売されたとき、「なるほどね」と思った。すべての女性が大きな胸を切望するわけではないし、全員が大容量の飲料を持ち歩きたいわけではない。どんなときも、真逆の「ジャストフィット」を求めるお客様は必ず存在するのだ。なので、自社の商品やサービスがライバルだらけになったら、「逆のニーズはないか」と考えてみる。自分の「思い込み」や「あたりまえ」を疑ってみると、今までにないアイデアが浮かび、新しい商品やサービスを創り出せるかもしれないよね。ビジネス改善するときも、お客様と一緒にこのワークをするのだけれど、これが一番楽しい。革新的なアイデアが生まれたときは感動するよ。レッドオーシャンが一気にブルーオーシャンに変わり、ビジネスの可能性だって無限大になる。その瞬間に立ち会えることが、私の仕事の最大の幸せかな♡