コラムニストの尾藤克之です。
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私がシンクタンクでマーケターとして勤務しているときの話になります。シンクタンクのマーケターは、あらゆる業界のマーケットレポートを書いています。しかし、実際には、20 代のビジネスパーソンには難解で理解することが難しかったと思います。実際には 30 代以上の管理職以上や経営者を想定した内容になっていました。
マーケットレポートには、経済に関するビジネス用語がふんだんに盛り込まれています。事実を伝えることが求められるので、読みやすさは考えていません。おそらく、異なる業種の人が読んでも正しく内容を理解できないと思います。
そのため、レポートの質を高めるのであれば、異なる業種の人が読んでも理解できるところまで修正する必要がありました。私が幸運だったのは、議員秘書経験などを通じて、難解な文章を、わかりやすく平易にするトレーニングを積んでいたことです。
たとえば電話が掛かってきたときに、 電話口では「政策(せいさく)」と聞こえます。「施策(せさく)」とも聞こえます。「明日は禁足(禁則?)です」「その件は知悉(地質?)していた」「いわんや(言わんや?)」。 聞きなれない言葉のオンパレードです。数え切れない失敗 をして、だんだんと言葉を理解していきました。
政策とは現代社会においては、政府や政党などが施政上の方針や方策を指すこと。なお、その策を実施することを施策という。
「禁足・禁則」
一定の場所に居させて、外出させないこと。また、外出しないこと。重要審議などが行われる場合「明日は禁足にする」などの使い方をします。禁則は文章が読みにくくなることを避けるための文字組みのルールのこと。
「知悉・地質」
知悉とは、ことごとく知っていること。細かい点まで知っていること。「あなたはこの件について知悉していましたね」などと使用する。地質はある区域に分布する岩石、岩体の種類のこと。
「いわんや(況や)」
いうまでもなく、自明のことであるという意味を表わす。なおさら。まして。「A氏は~、いわんやB氏」という言い方であれば、「A氏は~です。ましてやB氏はなおさら」の意味。
特定の分野の専門家が、専門分野について説明する場合、 うまくいかないことがあります。なぜなら、一般の人がどこに疑問を感じているか、なにがわからないのか、その世界にいる人は気づけないからです。専門家や研究者が書いた文章が難解になるのはそのためです。
読者の皆さんにも同じことが言えます。長く同じ業界にいる人、同じ会社に勤めている人、製造業の人、IT業界の人、みんな、独自の言葉の使い方があると思います。文章は相手の理解が得られなければ意味がありません。
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