自分が感じたものをどのように表現するか。それはその人が、どれだけの研ぎ澄まされた感性でそれを感じ、どれだけの個性と独創性、そして精神力と生命力とでそれをエネルギーとして叩き出せるかではないだろうか。
芸術は爆発だ
自分が感じたものをどのように表現するか。それはその人が、どれだけの研ぎ澄まされた感性でそれを感じ、どれだけの個性と独創性、そして精神力と生命力とでそれをエネルギーとして叩き出せるかではないだろうか。
芸術は爆発だ
27歳の時、10年付き合った妻と結婚し、2泊3日の新婚旅行の中で1泊だけ贅沢して熱海の高級旅館に宿を取った。そこの部屋の床の間に1枚の水墨画の掛け軸が飾ってあった。
その水墨画を目にしたとき、凄まじい気合を感じた。
黒一色の世界なのに、このラインの強烈な主張は何なんだ・・・
菊地理画伯同様、私も水墨画に魅せられた一人である。
これは剣豪として名高い宮本武蔵が描いた「枯木鳴鵙図」の部分絵だが、武蔵は剣豪であったと同時に「画筆の名人」でもあった。そんな武蔵の画をいつか目の当たりで鑑賞してみたいものである。私は水墨画を実際に描いた事は今だ無いが、頭がハゲて来た頃に挑戦したいと思っている。
というか、黒一色のGUNラインの表現こそが、私にとってはまさに水墨画の世界。
ネット検索していると、興味深いコラムを見つけた。菊地理という画家の 「イッキ描き ギャラリー 」 というサイトの中で氏がターナーについて語っているコラム記事である。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/ikkigaki/f-enohanasi/mokkei.htm
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実は光なんてどうでもいいのだ。そんなものは造形のきっかけに過ぎない。絵描きがのめり込めるなら、エロでも天使でも何でもいい。重大なのは絵描きが本当に気合いを傾けるモチーフを持ち、そのモチーフへの気合いがどれだけ画面に凝縮されているかということである。何が描いてあるかとかどういう意図で描いたかなどというのは、二の次のことだ。絵とは人間であり、さらにその人間の気合いである。抽象も具象もない。
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氏のこの言葉には大変共感する。
ターナーは大自然のエネルギーを自身の気合いでもってキャンパスに叩きつけたのである。
もっと私的な言葉で表現するなら、
大自然のエネルギーを自身の生命力で描ききった
とでも言いましょうか。それにしてもこの菊地理なる画家がどういった人物なのか、興味を持って更に調べてみると
氏が水墨画の影響を強く受けている事や、西洋哲学よりも仏教の教え、修行の方が遥かに勝っている事を知り得る人物で、驚く事に創作への取り組み方まで共通する部分が多い。だが、決して私は、、、
ハゲではない。
『雨、蒸気、スピード-グレート・ウェスタン鉄道』 (1844)
私がなぜターナーの絵に深い感銘を受けたのか。当時は、ただその美しさと鮮やかさ、そして言い知れぬ「何か」に引き付けられたのですが、ターナーがキャンパスに描こうとしたもの、、、、
それは光であったり大気であったり、晩年に至ってはスピードまでも見事に描き出しました。
彼は絶えず目には見えない「エネルギー」をキャンパスにたたきつけていた。
どんな手法でそれを描いたのか・・・
1842年に制作された『吹雪-港の沖合の蒸気船』。この作品を制作するために、ターナーはマストに4時間も縛りつけられ、嵐を観察したという逸話が残っている。蒸気船はぼんやりとした塊に過ぎず、巨大な波、水しぶき、吹雪といった自然の巨大なエネルギーを描き出している。
戦艦テメレール号
芸大を目指していた高校時代、大好きな画家がいました。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
長い名前なのでウィリアム・ターナーやジョゼフ・ターナーと呼ばれる事が多い彼の絵を美術誌の中で見たとき、絵画に対して初めて感動した。それまでダヴィンチやゴッホ、ミレーなど美の巨匠達の作品を見てもさほど感動しなかった私を虜にしてしまったターナーの作品は、それまでの画家達とは全く異なる美の色彩が、虹彩が満ち溢れていた。
印象派を30年も先取りした先駆的な作品が多かったゆえに、彼の死後発見された「日の出・岬の間の船」は、完成作なのか未完成なのか、当時の専門家たちが理解に苦しむ程で、油絵を水彩画のようなタッチで描いたり、現実にありえない色で美を演出したり、とにかく全てに於いて彼の絵画センスは独創的だった。
そのターナーの作品の数々が、10数年前であろうか福岡市美術館で展示され、妻子一緒に鑑賞に行った。私のお気に入りの作品が展示されていなかったのが残念でしたが、それでもターナーのあの素晴らしい色彩を目の当たりに出来た喜びと感動は大きかった。
美の巨人たち
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/001209.htm
ターナーの作品の数々
http://www.abcgallery.com/T/turner/turner.html
シーザーのテーマは「感性」、カイザーは「個性、独創性」そしてこのスティーゲルのテーマは「知性」である。黒一色のGUNラインはラインの鋭さが強調され、私の中ではそれはそれで一つのジャンルとして楽しんできた。絵画に例えるなら水墨画の世界といった感じでしょうか。それに対しこのスティーゲルは、黒の世界に色彩を注ぎ込む事を考えてデザインを組み上げている。
カラー・フレームやカラー・グリップといったオリジナル・パーツが、今まで幾つかのショップの手によって製品化されているが、私的にはそういったパーツの演出には、無理があり違和感すら感じる。そういったGUNのGUNラインは、元より色彩など全く考慮されずに生み出されたGUNラインであるからだ。
人殺しの道具に、色彩を楽しむ必要性などない。だが「カスタム・Bison」はそういった部類のGUNには、絶対にしたくない。そういった想いから色彩を楽しめるGUNラインという事で叩き出したラインがこのスティーゲル・デザインである。
このデザイン・スケッチではノーマル・グリップのままだが、このデザインを更に引き立たせる為に、独自のグリップを構想している。モデラのレリーフ機能を活用して彫刻グリップに仕上げ、芸術性をも感じられる様な1丁に仕上げられればと考えています。
<機関拳銃(マシンピストル)>
電動ガンは大変高価な品で、ハンドガンのように気軽に購入し難い商品だったりもする。そんな中、チャイニーズ製の格安電動ガンが最近ヤフー・オークションを賑わしている。ライフルタイプの電動でも2.980円程度で出回っており、その価格はなかなかの魅力。しかし問題なのはその性能。早速ネットで調べてみたところ届いていきなり壊れていたとか、数初撃ったら壊れた、割れたなど昔の中国製品の概念そのままの意見投稿もみられる。しかし、それらは如何せん2chでの投稿記事ですので、中には面白半分な無責任な発言もある訳で、PCを自作で組み上げる私なんかは、近年の中国&韓国製品の質の向上は十分把握しており、そのような製品に対する固定概念もなく、これは試しに購入してみるかと先日2丁程そのチャンイーズ電動ガンをオークションで購入。購入したのはP90とG36Cで製品名はそれぞれD-90とCM.021となっている。商品が届いてバッテリーを充電(12時間)し早速試し撃ちしてみたが、室内撃ちではせいぜい5mmでの的撃ち止まりだが、それでも一応狙ったタバコケースは確実に打ち抜く。パワーは弾測機が無い為はっきりとした数値は解らないが、コクサイのガスリボルバー程度であろうか。弾道は電動だけに癖もなく綺麗にフラットに飛んでいく。しかし5mm以上の直進性はおそらく厳しいだろうといった感はあるのでゲームでの使用はまず厳しいだろう。しかし、今度これを使って二人の息子と一緒にサバイバルごっこでもして遊んでみようかとは思わせる品で使用用途を割り切れば、この価格は十分な魅力かなとも思う。
性能を確認したら次はとても気になる内部構造だが、分解は至って簡単、ボディー部のネジを全て外せば真二つに割れ、中にセットされたコンパクトなメカボックスがスペースを持てあそばせ、空いたスペース数箇所にウエイトの棒がはめ込まれている。内部構造も実に簡素なものだが、それは逆にシンプルに良く考えて作られているとも受け止められる。しかしメカボックスの材質は各ギヤを含め殆どがプラ製だがシリンダーやピストンには割れにくい材質のプラを使っている。この内部構造を見る限りそんなに直ぐに壊れる品物だとは、私は思わない。(今回購入したこの2つの製品に関する限りである)ある程度使い込めばパーツが割れたり、磨耗したりするであろう事は予想出来るが、国産玩具メーカーのヒーロー物玩具のような感じとでも言うのか、この価格としてはそれ相当の製品ではないかとも思う。
私がこの商品で使えると思ったのは、このコンパクトなメカボックス。こいつを使えばマルイのそれよりも遥かに自由なデザインが考えられる。前回グロックをベースにした機関拳銃のデザインを試みたが、今一納得のいくデザインに仕上がっていない。そこで今回このチャイニーズ電動ガンのG36Cのメカボックスを流用して完全オリジナルな機関拳銃のデザインを仕上げてみた。片手で打ちまくる小型機関銃、こんな感じです。
ダットサイトを付けない場合はマウント部に↓の様なカバーが付く。
Destiny Custom 9mm機関拳銃で小型のドラムマガジンを採用。マガジンを下のようなタイプの物にも交換出来、通常はホルスターにも収める事が出来る。
ホルスターに収まった姿は正にリボルバーですね。
このマガジンの形状は上部がフレーム幅に成っていて下部は広がっている台形で、ショートだがハンドガン・マガジンと同等のカートリッジを詰め込める。セミオートで使えば正にハンドガンであるが、いざという時にはドラムマガジンに交換してサブマシンガンと化す。隊員の運動性を考えればこの様なホルスターに収める事が出来るサブマシンガンと言うのはアドバンテージが高い。
Destinyの隊長であるアドバンはトンプソン・カスタムを使う訳で、この機関拳銃も同じ9mmカート。そこでストーリーの中で、この機関拳銃を使う隊員が弾切れして往生している所に、アドバンが「こいつを使え」と、トンプソンのスペアのドラムマガジンを投げわたす。実はこの銃、トンプソンのマガジンがそのまま付けられるという設定。実は先日のアンケートのご意見で「弾丸を共有する」と言った案を頂き、そのアイデアを早速取り入れてみた次第です。アイデアご提供に感謝です。
チャーニーズ・メカボックスは先に触れたようにその性能は室内撃ちを楽しむ程度だが、ベースGUNとしての価格には十分な魅力がある。しかし、性能も欲しいという場合はマルイのUZIのメカボを組み込めないでもないような気もする。それは後々試してみようと思う。
2005.4.8
オートのハンドGUNはデザインをいじるという面で考えると、とてもとっつき難い代物だと私は思う。グリップ形状やフレーム形状をリボルバー程大胆にアレンジ出着ない為、デザイン的にカスタムとしての個性を引き出し難い物であろう。そういう事もあってか、アニメに登場するカスタムGUNなどもリボルバーをチョイスしている作品も多い。中にはオートをアレンジしたカスタムもある訳だが、その多くはラバーやプロテクターを多様したSFチックなアレンジが多いような気がする。そのようなアレンジはどことなく似たような雰囲気を持っていて、個性的な魅力をあまり感じられないのは私だけであろうか。そんないじり難いオートハンドGUNにあって、映画「ロボコップ」で登場したオート9は、私も大好きな1丁で実に見事にアレンジされたカスタムだと思う。そのオート9に負けないくらいの個性的なカスタムを造ろうと、今回ベースにチョイスしたのはルガーMk1。
この銃が持つシンプルなフレームデザインはカスタムGUNのベースとしては持って来いの1丁だと迷わず選択した。そして出来上がったデザインがこれ、
<スタンダード>
特殊部隊「Destiny」の隊員達が使うサブウエポンとして、Bisonがオリジナルで造りあげたダット&レーザー対応のCQBハンドGUNって所であろう。側面図なので解り易いように少し説明すると、フレーム側面はCQBマウント部もレーザー埋め込み部もバレルサイドとつらいちなオールフラットなサイド面を持ち、バレルアンダーにはPPC・MAX(デイビス・カスタム)のような半円の溝がほり込まれトリガーガードにはレーザーのON/OFFスイッチが付いている。
ロングバレルも意外と似合いそうだ。
<ロング・バレル>
ベースGUNにマルイの電動グロック18Cを使えば、フルオート・バージョンも造れそうだ。その場合のデザインは↓のような感じだが、グロックのフレーム表面をパテ塗&成型して仕上げてやる事になるだろうから、こいつはワンメイク・カスタムになるだろう。
<フルオート・バージョン>
ベースGUNにオートマグをチョイスして大口径ハンドGUNに仕上げるのも面白いかもしれない。
【Bison GAU-7】
(G36CのマガジンとAKのフォアを流用しメカボックスはUZI用のバージョン5を使っているという事で型式はGAU、7は7番目のオリジナル・Bisonの意)
Type 1
Type 2
Type 3
レシーバートップにライフル・スコープをサイドレールにレーザーを装着すればスナイパーとしてもアタッカーとしても使える。
Type 4
<ソードオフ仕様>
Type 5
Type 6
Type 7
マシンガンという物はデザイン的に私的にひかれる所が少ないゆえ今日まで見向きもしないでおりましたが、先のトンプソン・カスタムに刺激され今回は全くオリジナルのデザインでBison的サブマシンガンを造っちゃおうと思っております。Destiny部隊がメインウエポンとして十分に使える小型マシンガン。そのベースにチョイスしたのが東京マルイの電動ガン「UZI」です。
このUZIをベースにドラムマガジンを装着したソードオフショットガンの様なサブマシンガンを考えていたのですが、
「ドラムマガジン」→「ダブルのドラムマガジンにしちゃおう」→「どうせならマガジン形状をシリンダーにしちゃおう」→「デザインも全部オリジナルにしちゃおう」ってことで最終的に出来上がった物がこれ。
側面画で解り難いでしょうがダブルシリンダー&ダブルバレルのフルオート・リボルバーです。ダブルのドラムマガジンを電動で回転させシリンダーに見立てたマガジンで、2つのシリンダーから同時に弾丸が発射するという設定。当然バレルは平行タイプのダブルバレルってことになります。バレルは2つ付いていますが実際にはBB弾は1バレル発射になるでしょう。(ダブルバレルの間に6mmの穴が空いてて、そこからBB弾が発射するみたいな)
という事で、当初サブマシンガンで考えていた物が最終的にダブルシリンダーのフルオート・リボルバーになっちゃいました。実は以前からオートリボルバーなんて造れたらいいなとか思っていたのですが、電動ガンの活用というおもわぬ展開でそれが実現しそうです。
2005.3.16 Bison