<機関拳銃(マシンピストル)>
電動ガンは大変高価な品で、ハンドガンのように気軽に購入し難い商品だったりもする。そんな中、チャイニーズ製の格安電動ガンが最近ヤフー・オークションを賑わしている。ライフルタイプの電動でも2.980円程度で出回っており、その価格はなかなかの魅力。しかし問題なのはその性能。早速ネットで調べてみたところ届いていきなり壊れていたとか、数初撃ったら壊れた、割れたなど昔の中国製品の概念そのままの意見投稿もみられる。しかし、それらは如何せん2chでの投稿記事ですので、中には面白半分な無責任な発言もある訳で、PCを自作で組み上げる私なんかは、近年の中国&韓国製品の質の向上は十分把握しており、そのような製品に対する固定概念もなく、これは試しに購入してみるかと先日2丁程そのチャンイーズ電動ガンをオークションで購入。購入したのはP90とG36Cで製品名はそれぞれD-90とCM.021となっている。商品が届いてバッテリーを充電(12時間)し早速試し撃ちしてみたが、室内撃ちではせいぜい5mmでの的撃ち止まりだが、それでも一応狙ったタバコケースは確実に打ち抜く。パワーは弾測機が無い為はっきりとした数値は解らないが、コクサイのガスリボルバー程度であろうか。弾道は電動だけに癖もなく綺麗にフラットに飛んでいく。しかし5mm以上の直進性はおそらく厳しいだろうといった感はあるのでゲームでの使用はまず厳しいだろう。しかし、今度これを使って二人の息子と一緒にサバイバルごっこでもして遊んでみようかとは思わせる品で使用用途を割り切れば、この価格は十分な魅力かなとも思う。
性能を確認したら次はとても気になる内部構造だが、分解は至って簡単、ボディー部のネジを全て外せば真二つに割れ、中にセットされたコンパクトなメカボックスがスペースを持てあそばせ、空いたスペース数箇所にウエイトの棒がはめ込まれている。内部構造も実に簡素なものだが、それは逆にシンプルに良く考えて作られているとも受け止められる。しかしメカボックスの材質は各ギヤを含め殆どがプラ製だがシリンダーやピストンには割れにくい材質のプラを使っている。この内部構造を見る限りそんなに直ぐに壊れる品物だとは、私は思わない。(今回購入したこの2つの製品に関する限りである)ある程度使い込めばパーツが割れたり、磨耗したりするであろう事は予想出来るが、国産玩具メーカーのヒーロー物玩具のような感じとでも言うのか、この価格としてはそれ相当の製品ではないかとも思う。
私がこの商品で使えると思ったのは、このコンパクトなメカボックス。こいつを使えばマルイのそれよりも遥かに自由なデザインが考えられる。前回グロックをベースにした機関拳銃のデザインを試みたが、今一納得のいくデザインに仕上がっていない。そこで今回このチャイニーズ電動ガンのG36Cのメカボックスを流用して完全オリジナルな機関拳銃のデザインを仕上げてみた。片手で打ちまくる小型機関銃、こんな感じです。
ダットサイトを付けない場合はマウント部に↓の様なカバーが付く。
Destiny Custom 9mm機関拳銃で小型のドラムマガジンを採用。マガジンを下のようなタイプの物にも交換出来、通常はホルスターにも収める事が出来る。
ホルスターに収まった姿は正にリボルバーですね。
このマガジンの形状は上部がフレーム幅に成っていて下部は広がっている台形で、ショートだがハンドガン・マガジンと同等のカートリッジを詰め込める。セミオートで使えば正にハンドガンであるが、いざという時にはドラムマガジンに交換してサブマシンガンと化す。隊員の運動性を考えればこの様なホルスターに収める事が出来るサブマシンガンと言うのはアドバンテージが高い。
Destinyの隊長であるアドバンはトンプソン・カスタムを使う訳で、この機関拳銃も同じ9mmカート。そこでストーリーの中で、この機関拳銃を使う隊員が弾切れして往生している所に、アドバンが「こいつを使え」と、トンプソンのスペアのドラムマガジンを投げわたす。実はこの銃、トンプソンのマガジンがそのまま付けられるという設定。実は先日のアンケートのご意見で「弾丸を共有する」と言った案を頂き、そのアイデアを早速取り入れてみた次第です。アイデアご提供に感謝です。
チャーニーズ・メカボックスは先に触れたようにその性能は室内撃ちを楽しむ程度だが、ベースGUNとしての価格には十分な魅力がある。しかし、性能も欲しいという場合はマルイのUZIのメカボを組み込めないでもないような気もする。それは後々試してみようと思う。
2005.4.8


