民主党のアメリカ 共和党のアメリカ
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ということで、無事にオバマ政権は門出した訳だが、これは結構早い時期にフライングした新書か。この著者は村上龍のメルマか何かに投稿して見出されたといったことを9.11後に出した本に書いてあったのを記憶しているのが、まだ龍のところで連載しているらしい。当時の記憶ではお決まりのユニラテラリズム批判で、リベラルというより、反米反日サヨク系かとも思ったのだが、時が過ぎて落ち着いたのか、今回は一転して共和党に好意的な見方も示している。その分、民主党に懸念する言説が多いということなのだが、オバマ大統領が決まった以上、あえて苦言を呈すといった意味合いもあるのだろう。特に対日関係において、民主党が「原爆投下政権」であったことに拘りがある様で、今でも日本を敗戦国とし扱っているとしている。中国との関係においても、共和党の様に無条件で日本を選択する理由はない訳で、歴史的経緯をみれば、むしろ中国に対して融和的であることは間違いないだろう。民主党が中国と軋轢を生ずるとしたら、そのリベラル体質の面であるのだが、この辺は中国の人権に対して沈黙する日本の左派勢力とは異なるところとも言っている。マイケル・ムーアはその出自からして反日的であるとまで言っているのだが、映画の中に挿入されている日本軍の描写が気に入らなかったのかもしれない。スポーツ選手や芸能人の政治的発言なども取り上げていて、アメリカにおいて、宗教と政治の話がタブーなのは、相手が何者か推し量れない場合や、そうしたものに立脚した発言によって、場が緊張する場面においてという限定的なものだと感じた。「カミングアウト」後はむしろ積極的な発言が求められるものなのであろう。日本でも宗教団体や政党がバックについた芸能人やスポーツ選手が数多く存在するのだが、公共の場面で本人がその立場をアピールすることはあまりない。むしろ宗教や政党は本人が選挙にでも出ない限りタブーの領域に属すだろう。アメリカで「無党派」であるという意味は、日本の無党派層とは似て異なるものだと感じた。
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一応、知っとくべきか。
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宗男と双子の兄の話は一切出てこない。
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クレーマーじゃん。
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一人盛り上がりなので、イマイチ。
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フェアトレとかは我が強い人が多い。
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くだらん。
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ナチスと映画
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このテーマというか、映画を題材にする場合、余程、マイナーなものを扱わない限り、類似研究が存在するのだが、その先行研究を超える色を出すのは難儀である。著者としては新書だし、オーソドックスな概説に務めたのかと思うが、鑑賞者が総批評家である映画はなかなか万人が納得する論考を展開するのは難しい。ナチスと映画となると、リーフェンシュタールの一連のヤツとチャップリンの「独裁者」は基本なのだろうが、もう語り尽くされている映画については割愛しても良かったんじゃないかな。戦後編が半分くらいあるのも、読者に馴染みのある映画をという意図だったんだろうか、ホロコースト映画まで含めてしまうと、キリがない。その理由にまで踏み込む勇気がないなら、「ナチスと映画」だけに絞った方が良かった気もする。とはいえ、中公新書にしては分かり易い記述で、著者は何度もこの題材で授業を行ったのだろう。とはいえ、新書読者は学生と違って知識も興味も多様だから、万人に理解させることを第一に考える必要はないんじゃないかな。
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