5月末に書きました2編
ですが、旅行途中仕上げたこともあってちょいと中途半端に終わってしまいました。
そこで、今回はじっくり実際と模型の写真を交えて検証してみたいと思います。
ちょっと復習も兼ねて前回の絵を載せておきます。
レールの高さは、以下のようになっていました。
・40Nレール 140mm
・50Nレール 153mm
そして土工定規という聞き慣れないキマリが上記。
土工定規と 「Tomix」「KATO」の線路を150倍したのをいろんな部分で比べてみました。
数値的には分かったんですが、これが実際の鉄道の線路ではどんな感覚で模型だとどのくらい変わるものかを比べてみることにしました。
実物は見に行っていろいろな角度から撮るのが良かろうと今朝ジョギングコースにある飯田線を見て撮ってきました。
今でもある踏切です。ここがいつものジョギングコース
一番電車が来る時間には十分あるので踏切付近でじっくり見てみます。
この踏切は遮断機がないので廃止されるとの情報が3年くらい前からありますが、ついこの間木材を入れ替えてました。
ちょっとはみ出して枕木に足を置いて見るとレール150mmの高さが分かります。
アングルを低めにしてレールと道床の厚みの関係を撮ってみると、道床全体の厚さはそこそこですが、レールもこのアングルだと存在を主張しないみたいです。
Tomixの線路でほぼ同じように撮ってみました。
何と言ってもレールの高さがスゴイので逆に道床の厚さを感じなくなってしまうみたいで縮尺感が変わってしまっています。
おまけに道床肩幅が全くないのも全体として道床のボリュームを感じにくいようです。
でも単純に厚みの比較すると実際の踏切とTomixの踏切とでは、明らかにTomixの方がレール厚の分もあって厚くなっていまして、なんともチグハグ
バラストも実際のバラストは1個1個が意外と大きいです。
真横では無くて距離を見通すようにしたらどうであろう?
全く同じには撮れませんでしたが、長く見る感じにするとレールの厚さ問題は軽減します。
逆に今度は道床の貧弱さが目に付く「ようになってしまいました
現在の道床付線路ではバラストを撒かなくても実感ありますよ、とメーカーは謳っていますが比較写真を見せつけられるとバラスト無しではチープに見えてきてしまいます。
ではもう少し線路周辺を写してみましょう。
左脇は側溝のような感じになっていて水はけが良いですね。
中央のコンクリート部分までが道床幅とするとTomixの線路が如何に道床幅が少ないかが分かります。
線路右側は・・・。ありゃ、おんなじように作られている。
こちらはコンクリートではなくて石積みで工事していました。
ちょっと別の場所に移動して、もっと道床が真横から見られるところへ行って見ました。
比較に足を入れてみると大体ヒザの高さまであることが分かりました。
そのくらいですから勾配標などの高さの方がずっと高いです。
この辺りを頭に入れて今度は全体の高さ比較を模型でしてみました。
最初にKATOのユニトラック登場。
カップルが線路脇を歩いている図。
こうしてみるとレール面は随分高くて、枕木までが腰の高さに来てレールトップは胸まで来てしまいます。
列車を通すと車両の床面が頭より随分高くて違和感アリアリでした。
Tomixのファイントラックを持ってきてみます。
枕木面は股下くらいになり、レールトップは腰の位置に下がってきて圧迫感が違ってきます。
列車を通すと床面は頭スレスレですが下がってきた感じが分かりました。
最後にTomixのファイントラックと床面に1mm厚さのボードを敷いた組み合わせ。
枕木面は膝上ぐらいにまで降りてきて見慣れた感じ。
また、レールトップも股下になりまして線路際を歩くカップルとしては自然な感じに見えます。
列車が通ると床面は首くらいですので都会の風景にも馴染みそうです。
このように実際の鉄道と比較して見てくると鉄道模型レイアウトを作る時、線路システムに関して如何にいい加減にやってきたかが分かりました。
漫然とレールの高さにたいして疑問はあったわけでしたが、レールだけで無く道床も含めた一体感を不自然で無い形に仕上げるための回答を自分で導き出せたと思います。
レイアウト全てをこの面倒くさいスチレンボード貼りするには残された時間がなさ過ぎますが、主だった部分、ビューポイント部分には施行して行きます。
※飯田線情報
JR東海東海は、6月1日(水)に飯田線:湯谷温泉~三河槙原間で落石が発生し、鉄柱や架線の損傷も発見されたとのことでした。
同区間を含む本長篠~東栄間は、当面代行バスを1日6往復運転して行くとのことです。
こりゃまた随分派手に崩れたものです。
実際の現場は地図で赤くひいた駅の間だそうで特急伊那路も当面は運休です。
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