梅雨時から夏にかけては寝つきが悪くなる季節ですね。
元々不眠症の人は大変です。
お布団に入っても30分~1時間寝付かない。
夜中に何度も起きてします。
朝は起きる予定時間の2時間以上前に起きてしまう。
寝てはいるけど、眠りが浅く睡眠時間の長い割にはスッキリ起きれなく疲労感が残る。
などの症状をお持ちの方も多いです。
ストレスや不安などで、無意識にいつも考え事をしているから、大脳が休んでいないのかもしれませんね。
不眠症は結構複雑ですが、一般的には脳の酸素不足(首から上の血行不良)とメラトニン不足もあります。
いくら寝ても眠い人も同じかもしれません。
肩甲骨と首のコリのある人が多いですが、肩甲骨のストレッチや首の指圧、首のストレッチが有効です。血流を良くする事以外に、顔色の悪い人は、筋肉や脳の酸素量を増やす事も風様です。
筋肉中にはミオグロビン、脳の中にはニューログロビンという蛋白質があり、ここに酸素を蓄えています。首の筋肉中のミオグロビンが増えれば、首のコリも緩んで脳の血流も良くなります。
脳内のニューログロビンが増えれば、脳内酸素量が増えて精神的にも落ち着きます。
鉄が核になって形成される蛋白質ですから、鉄分の多い食品をしっかり食べる事です。
調理は鉄の鍋、植物の非ヘム鉄がお勧めです。食材ではホウレン草、小松菜、春菊、切り干し大根、海藻類、木綿豆腐、豆類、小魚、アサリやシジミなどの貝類などです。
鉄分はドーパミンやセロトニンなど脳内ホルモンの形成にも必要です。
特に睡眠に大事なメラトニンはセロトニンから形成されます。
その他、体内時計のズレからメラトニン不足になっている可能性もあります。
朝起きたら朝日を浴びるとメラトニンの分泌も促進されます。
不眠症は低血圧体質に多い様です。
原因は酸素不足と鉄不足
酸素を運ぶ「ヘモグロビン」、筋肉中に酸素を蓄える「ミオグロビン」、脳に酸素を蓄える「ニューログロビン」脳内ホルモンの「セロトニン、メラトニン、ドーパミン」全て鉄が核になって作られます。
鉄分、亜鉛、カルシウム等のミネラルは十二指腸で吸収されます。
鉄分などのミネラル不足は十二指腸の機能低下も原因です。
腸内環境改善と食事が大事ですね。
食事以外で、鉄分などのミネラル補給は、「鉄」含有の栄養機能食品「海草物語」がお勧めですね。
胃腸の働きを悪くする冷たい物を控える事(お腹の脂肪の原因にもなります)
ミネラルの吸収を促進する発酵食品を種類多く食べる事。
血液循環を促進するために、ナスやトマトなど色の濃い夏野菜を食べる事(ポリフェノールが多い)皮の部分に多いので、そのまま食べる事。
ポリフェノールは血液中NOを増加させて、血管を柔らかくし、血液循環を促進させ動脈硬化や高血圧の予防をします。(トマトジュース+オリーブオイル)
トマトジュースのトマトは皮が厚くリコピンも多いですし、オリーブオイルは、リコピンの吸収促進作用があります。
その他、Ⅱ型糖尿病にもリコピンは有効です。
テレビなどで紹介される食材とその薬効は、特定の物ばかり紹介されて、その商品が売り切れる事が良くあります。
様々な食材は、全て様々な働きを持っていて、体に有効な成分も沢山あります。
少しずつ沢山の食材を調理して食べる事が大事です。
その他、少し疲れるぐらいの運動も不眠症には有効です。
ラジオ大阪1314OBCドクトルかっちゃん「笑顔で元気」
井草克一&仲みゆき
放送音声⇒http://www.bione.co.jp/tenpo/OBC200701_Dr_K_Egao.mp3