ナチュロパス びんせい -75ページ目

栄養学の言葉って変だよね


噴火予知でも表現の方法について議論がありましたが、栄養に関しては最悪です。

推定平均必要量といえば足りそうな気がしますが実は50%欠乏症のリスクのある栄養摂取量
危険度50%摂取量というべき

推量量は97.5%の人が欠乏症を起こさないていどの摂取量。
限界摂取量というべき

目安量はやっと100%欠乏症を起こさない摂取量。
最低必要量というべき

さて実際の摂取量はといえばビタミンB群、マグネシウム、亜鉛など多くの栄養素で摂取量が少なく高齢で栄養の吸収力が落ちている人に関して栄養状態は未知(悪いほうで)。

咀嚼と栄養吸収という研究は検索のトップに出てくるが、胃酸減少と吸収率に関しては検索に掛からない。
言及すると逆流性食道炎の胃酸抑制剤が売れなくなる事を心配しているのだろうか?


ビタミンDの必要量

ビタミンDはどのくらい必要なのかという質問があったのでお答えします。

今までビタミンDは、骨代謝に必要なビタミンと考えられてきました。
つまり欠乏症では骨粗鬆症ぐらいしか考えていなかったのです。
しかし今では、DNAに200以上の受容体があるため欠乏症はもはや想定できません。
特に胎児や新生児では、どの様な発育障害が出るのかわかりません。
簡単に見分けるには、大泉門が大きかったり閉じなかったりすることで見分けます。
母乳を上げてもお母さんが日に当たっていなければ、子供には与えることが出来ないのです。

ビタミンDカウンシルからの最近の基準が出たのでお知らせします。
今言われている健康を最高の状態に保てる血中ビタミンD濃度は40ng/mlです。
この濃度にするには、70~80IU/kg/日だといいます。
正し新生児は最低400IU必要だとしています。
子供には液体が使いよいと思います。
特にはじめは摂りすぎぐらいでかまいません。
しかし1滴500IU程度のものが多いので1滴あたりの含有量に注意してください。


上の写真は4ドロップで400IUですので新生児から幼児に良い量です。
下の写真は1ドリッパー1mlで10000IUですので、表示からは大人用と思えます。
しかし1mlで20滴だとすれば1滴当たり500IUですので新生児でも問題ありません。
(粉ミルクにはビタミンDは含まれていますので特に必要ありません。)

大体の目安では食べ物からの摂取を含めてビタミンDの必要量は

大人      5000IU  1カプセル
新生児~2才 400IU   1滴
子供 10kg 800IU   2滴
子供 20kg 1500IU  3滴
子供 30kg 2500IU  5滴

ビタミンDは血中濃度が100IU未満では特に副作用はありません。
ビタミンDは血中濃度が20IU未満では大変感染症になりやすくなります。
健康を維持するためには30~50ng/ml程度の血中濃度が必要です。
血中濃度はそれほど急激に上がらりません。
ビタミンD2は活性されていません。D3になるには太陽が必要です。

アメリカでビタミンDの検査はかなり一般的になっていますが日本ではまだほとんど行われていません。医師に株式会社LSIメディエンスで検査をやってくれるといえば出してくれるかもしrません。容器は容器番号1 分離剤入り汎用容器ですのですぐ出来るはずです。

大変なようでしたら東京なら何人か知り合いの医師がいるのでご相談ください。

風邪にビタミンD

さてインフルエンザの季節ですので、インフルエンザに係わる栄養についてです。実はインフルエンザはビタミンD不足が原因ではないかという話はビタミンDの専門の研究グループ、ビタミンD カウンシルから出ていました。

日本でも
2010年3月にAmerican Journal of Clinical Nutrition。に発表された日本の小学生を対象にした研究では、冬季に毎日1,200IUのビタミンDを摂取した生徒は、摂取しなかった生徒に比べて42%も季節性インフルエンザ(A型インフルエンザ)に罹患する率が低かったという報告があります。

以下はハイジーア通信からの引用です。
黒人系アメリカ人の骨粗鬆症とビタミンDの関係を3年にわたり調査していたのですが、その人たちに感染症などの冬季に風邪またはインフルエンザの症状を訴えた人は、プラセボ(偽薬)群では104人中30人でしたが、ビタミンDを(たったの)800IU摂取した群では104人中9人でした。 これは春~秋の確率とほぼ同程度でした。

vitaminD010.jpg
Aloia JF et al,  Epidemic influenza and vitaminD. Epidemiol Infect 2007;135:1095-6 (引用終わり)
このグラフでは■のプラセボ(D 非投与)群は冬季に著しく風邪をひいています。しかし血中ビタミンD濃度が20μgになるとかなり減ります。□の
血中ビタミンD濃度が50μg/dなると冬でも特に風邪をひかなくなると言う結果には驚きです。

風邪は冬に流行るものと言うより、冬になると太陽に当たらなくなるのでビタミンD不足による免疫低下が原因だったと言えそうです。

又アメリカの研究で血中ビタミンD濃度が50
μg/dlを超えると細菌の感染にかかってもひどい炎症を起こさないことも判ってきました。
http://www.nationaljewish.org/about/mediacenter/pressreleases/2012/vitd-mechanism/

ビタミンDは単に骨代謝に関っているのではなく今では、200種類以上の遺伝子に作用することがわかっていますが、その中で興味深いのは抗菌ペプチドの働きです。
この免疫システムは、大変興味深く、ばい菌の細胞膜に穴を開けてばい菌を殺してしまうもので変えるがなぜばい菌から傷を守れるかと言う研究でわかりました。そしてこの抗菌ペプチドを活性化するのがビタミンDなんです。
抗菌ペプチドのメカニズム

ビタミンDは、予防接種より効果があることは、お分かりだともいますが、食べ物で摂るよりサプリメントをお勧めします。もともと日に当たらないのが問題ですので植物からのビタミンD2をとってもD3にはなりません。普通の食事ではビタミンDは摂れていません。下記の図は夏場のものです。
2012年9月、株式会社SOUKENが血中ビタミンD濃度を調査(必要十分と考えられる血中ビタミンD濃度は30ng/mL)。女性は約3人に2人が不足状態、4人に1人は欠乏状態という結果が判明した
2012年9月、株式会社SOUKENが血中ビタミンD濃度を調査(必要十分と考えられる血中ビタミンD濃度は30ng/mL)。女性は約3人に2人が不足状態、4人に1人は欠乏状態という結果が判明した。

冬場の紫外線は夏場の1/5と言われています。ですので私なら風邪薬のつもりでビタミンDを子供に与えます。大量投与での懸念される副作用は腎臓結石です。今まで世界で2例ほどあったと記憶しています。しかしタミフルや予防接種のような悲惨な副作用はありません。アメリカ小児科学会は母乳で育てている新生児は400IUの摂取を推奨しています。

免疫には亜鉛やビタミンCも重要です。アメのようになめているだけでも良いです。短期間での摂り過ぎは気にすることはありません。

以上は私の個人的な意見です。免疫低下の理由は様々です。個別の問題は専門家にお尋ねください