<いつもと違う場所>
土曜午後から眼鏡屋に行き、時間調整で初めてTULLY's coffeeに入る。いつものスタバと違い、外の景色が見えて気に入った。これからちょくちょく使うかも?
屋上の駐車場から見ると黄砂だろうか、青空に黄色が混じっているように感じるが? もう春の雰囲気。
夜はいつものサルソン。残念ながら人が少なかったが、初めて見る若い女性が2人。
『邪馬台国をめぐる国々』も後半に入り、緩々と読んでいたら、別に借りていた本。『「世界の終わり」の地政学』に予約が入って延長不可とのこと。急にこちらの方を急いで読む必要が出てきた。
とはいえ上下巻、それぞれ300ページを超えるもので、それでなくても読むのが遅い。とても上下巻をこの2週間弱で読めるとは思えない。とりあえず読めるところまで読んで、読み残したらまた予約を入れればいいこと。『邪馬台国をめぐる国々』は暫くお休み。
『「世界の終わり」の地政学』
副題:野蛮化する経済の悲劇を読む。
ピーター・ゼイハン著、集英社。2024年初版。
新刊書コーナーに紹介があり、早速借りてきた本。冒頭、パラパラと捲って読んだ限りでは読みやすそうな本だが、資料が数えるほどしかない。個人的には苦手なタイプ。
「はじめに」で著者は自分自身の紹介として、地政学と人口統計学の交差点で仕事をしているという。p13
地政学はよく分からないが、人口学は比較的信頼出来るハードサイエンスだと感じているし、かなり将来のことまで予測可能な分野だと日頃から評価している分野。
そしてここで著者は自分のこの本を要約して、
『間もなく経済がグローバルなものではなくなっていく未来を予測する』という。p15
この原著の題名も,
「The End of the world is just the beginning」
Mapping the collapse of globalization
というものだ。さらに著者は言う、
『冷戦の終結から30年が経ち、アメリカは世界から撤退しつつある。だがアメリカ以外に、グローバルな安全保障やそれに基づくグローバルな貿易を維持できるほどの軍事力を持っている国はない。
アメリカ主導の「秩序」が「無秩序」に道を譲ろうとしているのだ』p16
ともいう。これは先日の『40年周期説』を、
<とんでも仮説> などと紹介したが、『制度疲労』を感じている者としては、まんざらでもないと感じた事に通じる。
さて、どのような議論が展開されるのか、楽しみだ。
『我々は分裂する、しかし持ち堪えなければいけない』 のだから。




