独創と先見へ & 『人口の中国史』11 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

今年最後のダンパから帰宅。 早々にUP



<特別イベント>


いつものサルサ

 

フラメンコは皆んなバージョンと、


即席のテーブルの上での激しい動き


華麗なタンゴ



アラビアンダンスは壺の上で‼️


そして特別ゲストは中国から変面




最後にサルサ、タンゴ、アラビアンダンスの共演

 

最後の乾杯。これで今年は最後のサルソン。



 

 

 

 

<独断と偏見>

昨日のMDさんのコメントでの返信に「独断と偏見は独創と先見に通じる」と答えた。

  

これは現役時代によく口に出していた言葉。周りの学生さんは冷ややかな目で見ていたかもしれないが… てへぺろウインク

 

勿論、同時に「自分の仮説に拘らない」というのもペアーで心がけておかなければならないこと。 

 

現役最後のテーマが「老化」だった。これについて先頃、むかし共同研究していた外国の友人が、最近のヨーロッパの有名な雑誌の総説で、私の仮説の紹介がなされ、私の90年代からの仕事が紹介されていた事をわざわざ連絡してくれた。

 

勿論、彼は私がリタイヤ済みなのは承知の上だが、ありがたいこと爆笑爆笑爆笑

 

何れにしても、その仮説、今のところ否定はされてなさそう。証明されたら大変嬉しいことだし、逆に否定されたとしても、それは進歩であることには変わりない。 仮説は否定される為にもある。

 

 

 

 

<小さな村の物語>

いつもと違う時間帯だが、予め情報を入手していた。

 

オランダからイタリアに移り住んだ、長男はオランダの大学に通っているリストランテ兼民宿を経営する男性。最初の妻との死別後、再婚同士で切り盛りする。その2つの家族の話。それと犬とトリフ狩りが楽しみの農機具修理工の男性。いつも思うがいい番組。

 

この番組は隙間時間には、いつも町中にノンビリしている猫が出てくる。多分、現場の番組作成者の中に猫好きがいるのだろう。

 

 

 

 

『人口の中国史』11

18世紀から19世紀半ばまで続く人口増加の後。1860年代に中国の人口は激減する。その原因は色々な反乱。白蓮教の反乱、太平天国の乱、捻軍反乱。雲南の回民反乱。p205

 

ここで面白いことが書かれていた。それは中国語の「谋生=mousheng」は下層民、あるいは貨幣経済で賃金労働者=出稼ぎのことを指すらしいが、この言葉はなんとなく四音もピン音もやや違うが「陌生=mosheng」に似る。これは「知らない人」の意味。これは私の独断と偏見だが、隠喩として同じような意味を持つのではと感じている。ご存知の方、コメント希望。

 

それはともかく、こうして出稼ぎに出た独身男性が後にした村には、比較的裕福な男性の下に嫁いだ女性が嫁ぐ(1割以上が二人以上の嫁を持つ)こうした状況では「溺女」の風習は抑制され女性の比率が上昇し、人口急増を引き起こしたと著者は言う。p207

 

さて、この出稼ぎ男性を雇ったのは現地の人ではなく、外来(西安や漢中)の商人だという。p213 彼ら、出稼ぎ男性は穀物価格が安い時は大量に雇い受け入れられていたが(兼業農家の出稼ぎとの違い)不作になると解雇された不安定な存在、この場合の穀物はトウモロコシ。p214

 

このトウモロコシの栽培は土地を荒廃させたという。南米では輪作的=循環的に栽培されたが、一旦中国にもたらされると中国の伝統的な園耕的栽培がなされ、土地を疲弊させた。つまり最初は良いが、いずれ大飢饉を引き起こす。p218

 

そうしたカツカツの賃金労働者を連帯させたのが、宗教組織「白蓮教」だという。p220 この宗教組織の反乱、さらに続いて太平天国、回民戦争と戦乱が続発する。これが1868年まで続いたという。p226