危機管理教育 & 『人口の中国史』10 | Hiroshiのブログ

Hiroshiのブログ

今後不定期投稿となります

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=EtYpcNnapXU&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=8

HSK3,5~7 背了四十分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=pAG2MPGwV7A

グンちゃんの中国、看了二十分钟グン频道。关于“寿县”

 

https://www.youtube.com/watch?v=Gl8eOteLfnk

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル。46min~end,做五十九分钟作文和听写。

 

https://www.youtube.com/watch?v=ktU2vGuRe2E

关于“苏州天平山“。十四分钟。一共两个小时十三分钟。

 

取り敢えず木曜日の補習完了

 

 

 

 

 

<危機管理教育>

朝のテレビで「SNSで流行“スーパーマンまねた遊び” 子どもの大けが相次ぐ」のニュース。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241228/k10014681361000.html

 

そんなに騒ぐことか? 死なない限り怪我、火傷OKの立場。そうして危機管理を子供は学ぶ。あまりにも過保護なことは教育にならない。

 

 

 

 

<金曜日>

前日に続いて勉強意欲が湧かなかったが、とりあえず時間合わせ的学習をした後てへぺろ 『阿片の中国史』を読み終える。

 

学術的内容ではないので、それほど時間が掛かる本ではないし、もともと文庫本。それでも色々勉強になった。しかし、本来の目的というか、疑問である、

 

『何故、清朝中国は阿片にあれほどまで汚染させられたのか?』

 

の疑問に解答は得られなかった。著者はむしろ、

 

『中国に阿片が入り、弱体国家に落ちぶれてしまった』p212

 

ことが様々なその後の問題を引き起こしたという立場。日本が何故、阿片に汚染されなかったのかについても議論があるが、これについては「欧米の日本に対応が中国と違った」とするが、そうだろうか?

 

何故なら阿片で厖大な富を英国をはじめ欧米諸国は得たわけだから、当然その手法を日本にも使おうと考えるのが普通ではないか? 私としては中国に当時の日本と異なる原因があったと考える仮説を取りたい。

 

ま、そんなこんなで。多少当てが外れたが、それは仕方ない。

 

其の後図書館に行く。まだ読んでない手持ちの本があるので別に新たに借りに行ったわけではないが、単なる時間つぶし。そこで新たな事実を知った。

 

図書館は本の他に文化施設としての役割を持つ。勿論、学生さんの受験勉強の場も提供しているニヤリ

 

1階は書籍が並ぶが、その他に別室でキッズコーナーもある。

 

 

二階に上がると1階の書籍棚が一望できる。もとより田舎の図書館。こじんまりとしている。

 

その他、3つの研修室と通路側に学習用の机も並んでいる。

 

 

研修室は必要に応じてパーティションで2つに分割でき。最大6室が使える。その他に多目的ホールというのがあり、そこで行われた100人程度が入れる大教室といったところ。下図の下の円い部分が、1階の親子、kidsコーナー。

 

館内にはFree-WiFiが完備しているので重宝している。田舎の図書館としては充実している方ではないか? 他の図書館(福岡市、太宰府など)も知っているが、書籍の量には負けても、その分こうした点で優れている。限られた予算で工夫してよくやっている方だと思う。

 

 

 

 

『人口の中国史』10

清朝は漢族社会を統治するようになると、一貫してこの悪習「溺女」をやめさせるようとした。それでもなかなか難しかったらしい。p190

 

それはそうだろう、これはある意味、善悪とは別に、それが求められた社会背景があるから。それに家族合意で死産とすれば摘発は困難。

 

因みに『大清律例』には故意に新生児を殺害した場合、ムチ打ち60回に1年間の徒刑との規定があるが、実際に施行された事例は史料から確認されないらしい。p191

 

著者はそれでも宗族が困窮した族人の家庭を支援する仕組みを作り、そのための寄付も募ったとか。それにより「溺女」が抑制されたことが人口増加と関連あると考えている。p192

 

この「溺女」の悪習は人口構成を歪にする。つまり男性が多い。これはこの後の「叛乱」につづくみたいだ。

 

「溺女」の抑制の背景に著者は貨幣経済の浸透も背景があると考えている。余った男性は外の世界に出稼ぎに出ていけるようになった。比較的裕福な男性が複数の女性を娶る、実際、族譜の解析から1割程度の男性が二人以上の女性を娶った。p187 図5-3

 

こうした裕福な家庭では「溺女」の風習が抑制され、女性の割合が増えると考えた。

 

それと族譜から死亡記録も解析された。それによると平均寿命は変化なく、一時期を除き52歳程度。18世紀の人口増加は寿命増加では説明できないともする。p195 ところでこの一時期というのは1861〜1865年の「太平天国の乱」の時期に当たる。p194

 

太平天国の乱は、この族譜が綴られた浙江省を襲ったとか。p184、p194 太平天国の乱については陳舜臣の本に詳しい。