色々考えた週末 & 『絶望を希望に変える経済学』20  | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<週末いろいろ考えた>

円の価値が落ちたことは国力の低下。ドルでの利益が円換算で見かけ上高くなるのでウハウハ? 馬鹿じゃないかと思う。

 

米価の急激な上昇は米農家の望むところ。消費者は慌てて買い占めに走る? 選択肢は他にもある。


調べてみたら、足らないわけではない、単に流通の問題。ならば暫くパン食、麺食に変えればいい。そのうち新米も出てくる。需要供給曲線上のだけの話。どうしてもご飯がいいなら「高い米」を買えばえーニヤリ

 

今、中国では教育のミスマッチが進んでいる。いいんじゃない? ミスマッチが明らかになれば修正が進む。



イスラが土曜分が中止になり、前夜祭のサルソンもあるかどうか分からないし、先日から右足を挫いて?調子が悪い。とりあえず土曜は自宅にとどまることにした。


そのうち段々脚の痛みが酷くなった、筋肉痛みたいだが原因が不明。日曜も安静が必要みたい。思い当たる事がないのが、不思議ショボーンえーん

 


土曜の「小さな村の物語」の舞台は南イタリア、コンカ・デッラ・カンパーニア

https://www.bs4.jp/italy/articles/nvx7n887rj9acp9x.html

 

コロナで日常が壊れた日々、良く判る。世界中で起こった出来事。


全然関係ないが、突然気がついた。この番組のスポンサーは半導体製造企業。キオクシア。なんか不思議な組み合わせ。

 

16人兄弟の12番目。とても今では信じられない大家族がイタリアでも昔は普通。対戦中ドイツに反逆した父親ジャラルドを持つパスカールは村の歴史を伝える。

 

昔と変わらない時間が流れているようで、実は絶え間なく変化する村。それこそがこの番組の主題だと最近気がついた。

 

ウクライナ戦争、中東の紛争で参考になることは戦術と世界の力関係の変化だと感じている。


戦術的にはドローンによる「飽和攻撃」だと思う。戦略的には色々あっても、今の日本には日米同盟しかないでしょうね。

 

 

 

 

 

 

『絶望を希望に変える経済学』20

格差拡大をしていない国として、デンマークなどの北欧と日本を挙げる。p352

 

そして、その原因を金融だという。金持ち向けの金融でその世界で働く従業者への高報酬は基本「レント」=過剰利潤だと。p353

 

このレントシーキングという言葉は、あのピケティーの『21世紀の資本』の中でも何度も出てきた言葉。

 

それと金融関連に務める人の報酬の急増に寄与しているものとして。「ストックオプション」をあげる。p355

 

この株式市場と直結させる仕組みはそれ以外の企業の価値とは無関係に株価のみに相関するので、「株価が上がればOK」の体質を助長するということだろう。これは最近の円安に連動するような株価上昇に皆の注目が集まることでわかる。

 

ここで予想通り、サエズが引用される。それは税率について。後者、サエズの分析によれば、

 

 

「所得税が引き上げられると労働意欲が失われる」との通説について否定する結果が得られている。それによると、

 

『労働意欲は最高税率とは相関しないが、脱税の意欲は最高税率が上がるほど高まるガーン』というものだ。p361

 

ありそうなことだが、それをどうやって証明したのかが面白い。前者の「意欲」というのは主観的なもので計量化が難しく感じたが、それをうまく計算可能にする、ここら辺はやはり流石。後者の「脱税」は簡単に計量化が可能な数字。これについてスイスの例が挙げられる。

 

スイスは納税方式を1990〜2000年にかけて変更したらしい。従来は2年分の所得に対してまとめて納税していたらしい。それを一般的な年度ごとに変更したらしい。


それで二重課税を防ぐためTax holidyを設けたとか、掻い摘んで言えば、人々はあらかじめ『どの年度に働いて所得を増やしても税金を払わずに済むかよく承知していた』ので。人々の行動=労働意欲を年度別で比較することができた。その結果は、

 

全く変化なし

 

つまり、たいていの人は税金が上がったからといって働く意欲をなくすわけではないことが確認できた。p382

 

こうした自然比較研究が実に面白い。長い事、私は経済学では実験が出来ないと思っていたが、やはり頭のいい人は上手い研究法を立案するものだ!