元旦はフィールドワーク & Book+Web | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<廃仏毀釈リサーチ>
やはりあった!宇美神宮寺(誕生寺)。便利な時代になったもの、本気で調べると簡単に見つかる。ついでに現地調査も行う。
https://hakataboy.com/temple.php?dirpath=temple/Fukuoka/KasuyaGUN/TanjyouJIAto/

元旦二回目の初詣だが、別に構わないだろう。日中はやはり人が多い。裏山の奥の山宮(上宮、胞衣ヶ浦)にも多くはないがそれなりの参詣者が登ってくる。

 

しかし今回の目的地は神宮寺(誕生寺)だ。跡地は資料館横の駐車場脇に目立たぬように建てられている、本当に目立たない。しかも神社からは逆向きに書かれていて表示すら見えない。意図的な感じで、ますます怪しく感じられる。写真後ろが神社。
 

さてこの寺にあった2体の仏像は須恵町大字新原の新原地蔵堂に移され、保存されている。廃仏毀釈の際に神官らにより密かに運びだされ現在に至るとか。隣町に探しに行くと比較的簡単に見つかるが、道路からは奥まっているので見えない。道路側に建てられた昭和25年建造の碑があり由緒を示している。確かに「モト宇美八幡宮所縁ノ誕生寺ニ安置セラル」と刻まれている。
https://www.youtube.com/watch?v=9yW2RTAIH40

 

奥に進むと簡単な造りの小さな地蔵堂がありその中に二体の仏像が有る。1つは坐像で、もう1つは立像。いずれの仏像も平安時代に作られたものとか。特に重要文化財の指定は受けていないようで、簡単な造りの地蔵堂に安置され風雪にもさらされていそうで大丈夫かなと思うほどだ。

 

web検索によれば、この事件は「明治政府の神道国教化政策にもとづき神仏分離」と記載がある。やはり政治的なものだったよう。
http://www.lares.dti.ne.jp/hisadome/honji/files/UMI_HACHIMAN.html

迂闊なことは言えないがこの廃仏毀釈、意外と深い意味を持つような気がする。そしてこのことは最近の天皇家をめぐる様々な議論にも重なるような背景があるのでは?? あくまでこれは「勘」であり、「独断」と「偏見」によるもの。

…ちょっとぼかして書いたが、もう1歩踏み込もう。

継体期を境に母系から父系の権力構造が出来る。そして今、そのことで話題が沸騰している。母系から父系の転換というのは実は<激変>で、一部の学者が言うような「皇位継承の安定を求めるための方策」というのは説得力を欠く。やはりこうした家族形態の転換にはもっと大きな「背景」を感じる。この点について家族形態の分布を論じたあのE. Toddの研究は参考になる。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/2911/trackback

このことは以前、梵さんのblogでも議論した。
https://ameblo.jp/fang289196664/entry-12544604219.html


ところで、この廃仏毀釈に興味を持った最初のきっかけは、まだここで紹介していないが『太宰府紀行』を読んだことだ。きっかけや思いつきを得るのは本を読んだことによることが多いが、一旦「標的」が定まればweb検索の方が効果的に目的に達することができる。本とインターネットは相補的と言えそうだ。「どちらが=which」の話ではない。「どちらも=both」ということだ。



<元旦の新年特番を観て思う>
200機のドローンを1台のパソコンで操縦して天空に自在に文字を描く。見ながら別のことを思い出した。「ドローンによる飽和攻撃」、防衛戦略も変えないといけないだろう。
https://blue.ap.teacup.com/applet/salsa2001/5990/trackback

1台の超高価な戦闘機と千機の安価なドローンのどちらが脅威か?というより別の戦術、混合戦略が必要ということだろう。



<今後に禍根を残す被告逃亡>
ゴーン被告は複数所有する別のパスポートを使ったということだが、それならテロ防止のための入出国の仕組みが機能していないということ。偽や別パスポートによる入出国はテロリストの常套手段。

それとは別に、このまま逃亡を許せば今後に禍根を残す。レバノン政府には日本政府が最大限の圧力をかけるべき。レバノンは自国民だから守るのは当然、それは構わない。しかし、そうすることでゴーン被告というよりは今後この仕組みを利用しようと考える予備軍に圧力をかけることができる。

追伸:
世の中には日本の司法制度が国際水準から離れていることに問題をすり替えている人がいるが、これは間違い。それとこれとは別物。日本人と外国人で司法の適応水準が異なるということになれば、それこそ日本の「司法の公平性」が疑われる。こちらの方がより重大。
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20200101-00157363/