リスク & 『日本はなぜ世界から取り残されたのか』2 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

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これはドクダミかな? ちーさんのblogから。





<三連休初日>

Salsonに行く直前まで豪雨。今夜は少ないだろうと思いつつも、好きな人は出てくるはずとGO。幸い途中から小雨になる。

 

天神界隈で初めてレンタル電動バイク?を見る。今頃漸くとの感じはするが、所有から共有の動きの第一弾。でも、バイクだと共有のメリットは少ないだろうから、根付くか疑問。



少し少なめだったが、何時もの人の他に初めての人3人。何とか目標達成。1人は初心者でステップも初めてのようで教えてもらっていたようだったが、回転とかは素晴らしい。別のダンスか何かの経験者みたいだった。


髪の長い灰色系の服の彼女。とても若くて可愛い。是非これをきっかけに常連さんになってもらいたい爆笑ラブ照れ  女性は若い人が入ってくるが、問題は男性だな。このSalsa界でも高齢者問題。


 

  

<やはり無理>

『移民は世界をどう変えてきたか』を1/4ほど読み進めたが、どうも無理っぽい。中断することにした。理由は論理が受け入れられないから、恣意的な解釈だと感じるから。

 

これまで読むのに抵抗があった本はいくつかある。例えば代表例はToddの本だ。しかし、夥しい資料と地図を論理的に解釈するので文句がつけられない。価値観や世界観に抵抗する部分があったとしても、段々惹きつけられ彼の本をその後、何冊か読むうちに大のファンになってしまい。世界観すら多少影響された。それとは全然別の、論理が受け入れられない感覚。ただ、彼が本の中で紹介した関連本、『都市の原理』は図書館で見かけた記憶がある。いつか読んでみたい。p68

 

ついでにこの本のアマゾンでの評価を調べてみた。星4.1で64のレビューがある、意外だ。星5で「数字に基づいた客観的な議論」というのもあるが理解できない。先に述べたように恣意的に感じた。読み方が足らなかったのか?

 

 

 

<土砂崩れリスク>

土曜朝一のテレビで松山の土砂崩れのニュースが流れていた。崖の斜面下に多くのマンションと思われる高層住宅が並んでいる。この松山のちょうど東に福岡が位置するが、木曜は雨が1日中ひどく、大雨注意報が出ていた。その降雨帯が、その後松山に向かったのだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/203a450ca5dde700b912b9184fb73760c775d950

 

https://www.youtube.com/watch?v=jcXgTSYco3M

 

松山城の周りを国土地理院のDBで調べてみると。以下のような形で土砂崩れが起こったようだ。如何にも起こりそうな地形。下の図は高度を5倍に拡大したもの。(国土地理院の3Dデーターベースより)

 

 

この3連休も福岡では洪水、土砂崩れ警報が続くみたいだ。自宅のある団地も丘の上にあるのでリスクがないわけではない。但し、自宅は丘陵のほぼ中央にある(↓の位置)ので問題はない。これも高さを5倍にしている。

https://maps.gsi.go.jp/index_3d.html?z=16&lat=33.56040400058834&lon=130.52170872688293&pxsize=1024&ls=std#&cpx=-133.779&cpy=45.841&cpz=-1.349&cux=-0.668&cuy=0.253&cuz=0.700&ctx=0.000&cty=0.000&ctz=0.000&a=5&b=0&dd=0

 

 

ただし、団地の端、例えば第三公民館のある位置は危険。下の図の赤の帯が崖の部分。その下に井野川が、いつもの散歩路の脇を流れている。

 

 

勿論、ハザードマップには記載があるし、多くは古くから住んでおられる住民だが、何軒かは新築の家もある。どうゆう事情かは知らないが、リスクは承知の上だろうから自己責任の範疇なのか? 私だったら絶対に家など立てないけど?

 

それにしてもあれだけの高層ビルが松山城の崖下に建てられているとは驚いた。素人が見てもリスクが高い感じだ。建築者や住民は感じなかったのだろうか? キツイ言い方になるがリスク管理の甘さを感じる。

 

 

 

 

『日本はなぜ世界から取り残されたのか』2

日本の政治についてのアンケートでは政治家のレベルが低いとの評価。また地方が国政に財政的に依存している点が指摘される。p103

 

東京くらいではないか自主財源でやっていけるのは? 地元も半分以上、国と県からの助成でなんとかしのいでいる。これは東京集中が問題だが、これを問題視している人はほとんどいない。そう、あの石丸氏は指摘していたね。

 

日本の人口は世界の1.5%、GDPでは3%。先進国、経済大国と言ってもこの程度、しかもこれはこれから確実に低下する。p123

 

世界に目を向ける必要があるが、内向き志向は逆に増大している。「緩やかな坂道をズルズルと降っている、そんなイメージ」

 

日本の負債はGDPの280%の1200兆円。一人当たり1000万円。p133

 

それでもMMT論者は他国に借金しているわけではないから大丈夫だという。国の通貨が世界の信用を失った時、どうなるか? 豊かだったアルゼンチンが何故、急速に負債を抱え、デフォルトになったか歴史を勉強していない。文字通り『国家は破綻する』のだ!

 

著者は中国が台湾を侵略するかどうかではなく。「何時か」だという。p141

 

それはどうだろう? 占領して計算が合うのか? 勿論、共産党政権は『核心』としているが、今後、日本同様、否、それ以上の深刻な高齢化と年金社会保証制度の不備、を抱える中国にとって、今は「のりしろ=負けしろを確保している」段階というのが私の見立て。

 

ただし備えは、国防は十分な体制が必要。「採算がとれる、勝算があるとすればやる国」だから。

 

ここで能登半島地震の話が出てくる。震源地の志賀町にある原発は活断層の上に乗っている。それでも危険な原発を放置している論理が何なのか聞かせてもらいたいと。p142

 

これには全面的に賛同できる。そもそも、為政者の中に危機管理が出来ていないことが最大の問題。「知らないふり」が得意な輩。

 

アメリカにはFEMA (連邦緊急事態管理庁)があり1万人のスタッフがいる。p158 ところが日本の内閣府担当チームは何と!35人だとか!! p160

 

日本経済の弱みの根本的問題として著者は「成功体験を引きずっている」とする。p195

 

完全に同意できる。様々な幸運、人口動静、冷戦体制、先進国の真似などで高度成長を遂げることができたが、今の高齢者は自分たちの手柄だと勘違いしている。これが病根。

 

日本人の欠点として外部に対する偏見、勉強不足を指摘する。p204

 

明治維新には世界に学ぶ姿勢が強かったのに、あるいは戦後は強制的であれ外国から色々取り柄れたことが成長の基盤になったのに、成功体験がその姿勢を失わせた。