数字でナンボ、現場でナンボ & 『最後通牒ゲームの謎』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<数値目標>

https://www.youtube.com/watch?v=gKUoka-HWPA&list=PLrWxcegPNiyj-M05glrorpUrXekNDKejm&index=13

HSK4 #11~#13 背了四十分钟单词。

 

https://www.youtube.com/watch?v=vj95fI0-9eY
グンちゃんの中国歩き,十分钟。

 

https://www.youtube.com/watch?v=s_o90jrVPl0&list=PLZI8vVTxzS7k7jbSknCDOssrgqGpd3BCS&index=30

誰でも簡単!ネイティブ中国語専門チャンネル。31-30(0~1h). 做一个半小时听写。一共两个小时二十分钟。

 

本日は午後から歯科メンテナンスの予定が入っているので此処までとする。

 

运动;爬山散步 1.3km,2292 步,0 楼。

 

本日は風雨のため、散歩は中止。上は日常移動のみ。歯科と買い物で少し動いた程度。どうやら今夜は大雨になりそう。

 

 

 

 

<今朝のWorld Newsから>

イギリスBBC:選挙を控え国内ニュース(物価)が主。

ドイツZDF:イスラム難民を強制送還問題>シリア、アフガン。 EU、防衛費GDPの3%目処。 イスラエル、

シンガポールCAN:李強氏マレーシア(中立的)訪問。デジタル経済活性化。東鉄道開発。南シナ海問題について、マレーシアはアジアン全体で協議の方針(中国は2国間協議) プーチン、ベトナム訪問予定。 銅価格高騰。 EU-中国、EV車攻防。38%関税引き上げに対抗引き上げ予定。

韓国KBS:露朝軍事条約(有事の際の支援<内容の詳細は不明= ポセイドン哨戒(対潜水艦)3機韓国へ。 

中国CCTV:中・マレーシアは運命共同体と宣言。 南部チワン族自治区、広東などで洪水災害復旧。 

中国上海:英国の露協力中国企業制裁を批判。 菲との南シナ海緊張継続。 中韓2+2会議(外交、軍事?)

オーストラリアABC:パプアで部族抗争。 パプアと安全保証vs中ソロモン諸島。 メッカ、ハッジ(200万人)で熱波で多数死者(数百人?)。 原発議論活発化>選挙向け 

インドNDTV:インド仲介で米国超党派、ダライ・ラマに面会>印中緊張か?

 

英国は選挙で内向き

 

 

 

<予告通り>

昨夜も超難解な振り付けでした。

 

Salsonで中々物に出来ないびっくりガーンえーん

 

 

 

 

<つい口に出した人物>

昨日「真珠の涙」さんからコメントがあって、その流れでつい石丸伸二さんの名前を出した。

 

 

 

全く、準備してなかったので、慌てて先ほど石丸氏について調べてみたガーンガーン 何とこの1時間くらいてへぺろキョロキョロ

 

インタビューでのやりとりや、政策の内容を読んで最初の印象通りの人物ではないかと感じた。どうだろう?

 

 

 

 

 

 <知らないうちに読んでいた❗️>

『最後通牒ゲームの謎』をなんとか読み上げた。「ゲーム理論」というのはなかなか難度が高く、苦労する。

 

この本の最後に沢山、参考書が紹介してあったが、『予想どうりに不合理』の他にも幾つか既に読んでいたみたいだ。例えば『ヤバい経済学』、『ヤバすぎる経済学』『認知バイアス』、『経済は感情で動いている』等など。 

 

意外にも行動経済学として意識しないうちに沢山の関連本を読んでいたみたいだ。 多分、最初は意識せず、普通の一般経済学として(勿論、経済学ではあるが)読んでいたみたいだ。それが今ではすっかり自分自身の生活の中に取り入れていることに驚いた。

 

専門の経済学は大昔、一般教養で単位取得のためだけの目的で取り、ま、それなりに役に立ったが、それとはまた違ったテイストの経済学に今頃になり興味が惹かれている。

 

 

 

 

 

 

 

『最後通牒ゲームの謎』

小林佳世子著、日本評論社、2021年初版。

 

「最後通牒ゲーム」は有名な実験だが、<人はホモエコノミクスでは無い>ことを示す面白い実例。下の図にその概要が示されるが、人は自分が損すると分かっていても利害よりも公平さを第一に考える動物であること。つまりNOを選択する。Aさんから提案された分前をほとんどの人は下のような場合拒否する。例え損しても!

 

しかも最近の実験では、人だけでなく一部の霊長類(しかも共同生活を営む霊長類)でも認められることが分かった興味深い知見だ。

 

オット先走りし過ぎた! これは後で出てくるはず。多分?

 

ここで興味深いのは「最後通牒ゲーム」の結果が文化により結果が微妙に違う。これは世界的に同じ実験が行われたことにより判明した。共同体社会が根強く形成されたインドネシアのラマレラ部族社会では最後通牒ゲームの配分割合が他利的に57%。p36 

 

それに対し、他の部族との交流が少なく、孤立した集団社会であるペルーのマチケンガ部族では自己に有利な26%を取引に持ちかけたらしい。p37

 

実に面白い。因みに日本は42%で世界平均に近い。p34 図2-7

 

惜しむらくはこのデーターに中国がない点。親しい間で面子を重んじる中国人ではどうなるか興味津々。おそらく高い提案率を示すのでないか? 予言しておく。

 

一方、「独裁者ゲーム」で相手に拒否権がない場合は20〜30%とケチ。p52 しかもこれには観察者(=研究者)の「目」が影響する。この匿名性を完全にすると10%とよりケチになる。p55

 

更に面白いことに、この「目」は偽物でも効果的でシンボルでもOK。それは目の写真と花の写真で差が認められるとか。p62〜63  これは実は以前ちょっとだけ先走って述べたことがある。

 

 

いまはもうこの目はない‼️ 何かYouTubeは実験したっぽい⁉️

 

更に此処から「独裁者ゲーム」にバリエーションを加える。つまり分配だけでなく相手から一方的に「奪う」権利を与えられる。この時最大100円最大限奪えるか、500円奪えるかで、「奪う」金額が変わってくる。勿論、最大500円としたほうが、「奪う」金額は大きくなる。p78

 

著者は何も述べてないが、これは行動経済学で言うところの「アンカリング」に相当すると考える。最大100円なら『まあ、50円にしとこうか』という気持ちが、最大500円なら『ならば300円盗ってもいいんじゃない?』というところだろう。

 

あと、『戦略的無知』という概念も紹介される、これは知ることで最悪感を感じないように、知ることができるのに <あえて知らない> というものだ。私に言わせると「ズルい方法」。p82 

 

これもよく世間で見られる現象で、「知らなかったことにする」のは政治家の常套手段。

 

これはなかなか、面白い本に出会った。何より私の好み。即ち、「数字でナンボ」、「現場でナンボ」の物語だから。