桜満開 & 『DNAで語る日本人起源論』 | Hiroshiのブログ

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今後不定期投稿となります

<満開の桜>

団地へのアプローチの坂の桜並木。

 

 

近所の公園の桜。

 

 

 

<ランダム比較実験2>

今回は手を抜かず、雑草を向いたところに右側にはコーヒー滓を散布、反対側には無しで効果を比較してみる。

 

 

 

<歳をとるのは悲しい>

土曜日夜はイベントでSalsonなし。仕方ないので代わりに先のハイテクマッサージ屋「りらくる」に行く。肩こりが30分の処方で取れるのはやはり本物。

https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12788295701.html

 

仕事もしていない年金生活者なのに「贅沢!」という内なる声は聞こえるが、背に腹はかえられぬ。毎日何時間もパソコンの前に座っているのは問題か? でも勉強しないと「ボケる」からね。

 

それにしても、自分の認知能力が落ちているのは、《集中力が続かない》ことで判る。現役時代は仕事で忙しかったのにそれなりに読書できていたのに、時間が有り余っているはずの現在でも殆どスピードに差がない。むしろ落ちているような気がする。

 

寸暇を惜しんで読んでいたあの気力は何処に行ったのか? 自分自身の認知能力が低下しているので比較できないのだろうが、blogに記録している読書記録で何となく判る(その意味でもblogの記録は役にたつのだ!!)。

 

 

 

 

『DNAで語る日本人起源論』

篠田謙一著、岩波現代全書073、2015年初版。

 

個人的には『人はなぜ憎しみ合うのか』の続編として読み始めた本。

 

ホモ・サピエンスはアフリカで20万年前に生まれたが、6万年前とされる《出アフリカ》までの長い期間、サピエンスの歴史のほぼ2/3はアフリカ大陸に閉じ込められ、そこでヒトとしての能力を磨いてきた。この間に何があったのだろうとの興味から読み始めた本。

 

表題にあるのは日本人起源論だが、前半部分に《出アフリカ》前の内容もあるようなので、何か関連することも書かれていると期待した次第。

 

人類の生まれた土地はアフリカの地溝帯付近だと思っていたが、最近の説ではサハラ以南の東アフリカとされているらしい。また6万年ほど前の「出アフリカ」もそこから海峡を渡り?アラビ半島のよう。確かにそこには狭い海峡があるがもしかしたら陸続きだったのかもしれない。p37

 

 

いずれにせよ、人類の誕生は20万年以上前(別の本では30万年前)と考えられているので大部分はアフリカで過ごし、この間に人類はアフリカで沢山学んだはずだ。p38

 

ミトコンドリア遺伝子の解析から、それまでアフリカ大陸の中でそれぞれの40系統くらい(中には滅亡した系統もあるはずだと思うが??)に分かれていたのが、海峡を渡ることができた1〜2の部族は、19世紀のアルゼンチン蟻のように競争相手のいない?新天地で爆発的に増える可能性を見出したことが考えられている。これは後から主に東方へ、インド南部に、移動したと考えられているのでこの土地が豊かだったからだろう。

 

42、44ページに現在のアフリカ人のミトコンドリアDNAの系統樹が図2−1に示されているが、そのうちのごくわずかな部分がこの「出アフリカ」を果たし、爆発的に人類は増加した。この系統に全地球の現代人、日本人も含まれると考えられている。その意味で日本原人起源説は否定されたみたいだ。この手の話はしばしば妙なイデオロギーに塗れることがあるので要注意。

 

 

すでにこの《出アフリカ》時点で、先の本に書かれていたサピエンスとしての能力、性質は獲得していたはず。