今日は体育の日ということで祭日バージョン♪
ただし、いつもと同じ時刻に起床しました。さて、今日はどうやって遊び倒そう?
そんなわけで早々にUP
<出来ない理由>
昨日の「高齢者のスマホ相互学習会」でスマホの写真や動画をパソコンに保存する方法を皆で議論した。
Macだと特にこれまで何も考えずにしていた簡単なことだが、Wizなので図書館で借りてきた参考書を抱えて準備した。幸い、他のWizユーザーの方(TimeTreeで今回のテーマがクラウド上で共有されていたので)で取り扱い説明書を持参してくれた人がいたので問題は難なく解決するはずだった。ところが質問した方自身がパソコンを持参してこなかった。
とりあえず、持参した私のMac Airで動画と写真を保存する手順をチャチャと紹介したが、やはりWizでやらないと意味がない。ご本人は先のWizユーザの方が持参された説明書をスマホで撮って自宅でやってみるとのことだったが、何故自分のノートパソコンを持参して実際にその場でやらないのか不思議だ。
追伸:
ついでにスマホのPCへのバックアップとか、クラウド保存も紹介しようと思ったが、それどころではなかった(涙)
…現役時代、教科書の内容が十分理解できないという学生がいた。それもそのはずで、自分で演習問題を解こうとしない。授業だけ聞いても十分理解出来る筈もない。実際に問題に当たって初めて理解出来るというのが普通だ。
学習ピラミッドというものがある。それによれば授業を聞くだけでの理解度は5%程度、それが「読み」、「見て」、「実際にやってみて」、さらに「練習問題を解く」ことで、その10倍、即ち50%まで理解度が上昇するものらしい。
実際自分自身の体験としても、学生に上手く教えられるかどうかで、自分が本当に理解しているかどうかが分かるものだと実感してきた。自分自身の手で動かし、試してみることは必須。因みに人に教えて初めて理解度100%になるらしい。
下の図は定年退職時に最終講義で使ったスライドの1枚。
『出来ないという人には、出来ない理由がある』
今回の事例とは直接関係ないが、世の中には
「社会の批判ばかりするが、自らその問題を解決しようとしない人」
「最初から無理だと言う、思考停止の人」
「自分でやってみることをしない人」
「無気力な人」が目につく。
見ていてイライラするし、特にそれが自分より遥かに若い人だと「喝」を入れたくなる(汗)
そして彼(彼女)が《出来ないのは当然だ》とも思う。
<身近な「イノベーション」>
よく参考にするのはキッズサイト(笑)
https://www.jftc.or.jp/kids/
https://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/item.html
以前も話題にしたが、さらに直近(2021年)のデーターを見てみよう。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12747234694.html
日本のエネルギー関連資源輸入は全輸入総額の(8.2+5.0+3.3+2.5%=19%)。食品は上位10位にも入っていない。よく『食料自給』が叫ばれているが、これが実情。個別に見ると大豆が2277億円、小麦の1958億円だが、これは原油の6兆9288億円、LNGの4兆2779億円と比べてみよう。しかもこの食料もエネルギーなしには得られない。今の時代、鋤、鍬、人糞で農業が出来るか? 耕運機も化学肥料もエネルギーなしには動かない、作れない。
日本のアキレス腱はエネルギー。直近の(2020年)自給率は11.2%。太陽光発電はそれなりに上がってきたが、風力は潜在力の1%以下、海流はゼロ。ここに力を入れるとともに《省エネ》。1%の省エネは1%のエネルギー増と同じ。例えば昨日話題にした宅配システムを省エネの視点からも中国から学ぶことも必要。
https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/total_energy/pdf/gaiyou2020fykaku.pdf
宅配システムの改善は「イノベーション」と世間では捉えられないかもしれないが、イノベーションの定義を「社会を変えるか?」という点に求めれば、まさにこれこそ「イノベーション」。
『The China Questions』
副題:中国の何が問題か? ハーバードの眼で見ると、ハーバード大學フェアバンク中国研究センター編、藤原書店、2021年初版。
この本の著者らは全てハーバード大學フェアバンク中国研究センターに関係のある人たち、36人から成る。うち7人は背景は判らないが漢字の名前を持つ。
冒頭中国人の政府に対する支持は他の国、特に民主主義国に比べても最高レベルだという。p27
2006〜7年の米国の中国人留学生は6万2500人で、2015〜6年には32万8000人と5倍以上に増えたという。p44
これは逆に減った日本と対象的。いつも言うことだが、私の時代はスタンフォードの留学生は中国、日本の順だったが、今では日本は10位以下で「その他」に分類されている。しかも彼らの大多数は祖国を誇りに思っている。
https://ameblo.jp/bigsur52/entry-12708381520.html
中国共産党はソ連の崩壊は非ロシア人に権限を与えすぎたのが理由だと考えている。p52
政府は抑圧と統制に加えて世論を作り出している。p59 これは五毛党のことか? そしてこれにはビックデーターとクラウドコンピューティングの利用がある。p62
5番目の著者は胡耀邦—温家宝に比べ習近平体制は強権的に統制を強めているとしている。p61 これについては多くの同意が得られるだろう。
面白いことが7番目で書かれていた。それは毛沢東の愛読者は司馬光の『資治通鑑』で17回も読んだとか。そして彼がそこから学んだのは「いかにして権力を維持できるか」だという。更にこの著者曰く「我々はこの大著を繰り返して読む必要はない」と『デジタルデーターと統計』でこの本の背後にある権力掌握のパターン認識が出来るとも。p72
歴代皇帝の退位原因の統計から(282皇帝)自然死は152皇帝で、53.9%。彼らの理由の1つは後継者問題をうまくやったからだと。つまり、皇帝の敵は外敵でも大衆の暴動でもなく(それはきっかけかもしれないが)体制内エリート層だと。
