なかなか損切りしない銀行
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2月18日
今日書くことは不動産業界では常識的なことになっていますが、
現在、一部地方銀行は損切りに応じていますが、
メガバンクを中心に多くの銀行は徹底して損切りをしませんね。
案件ごとに検討すると言う風ではなく、
ともかく全行的に損切りは受け付けないと言う感じで、その理由がよく分かりません。
その理由はいろいろ考えることができるし、噂もいろいろ飛び交っていますが、
少なくとも期末の3月末まではこの姿勢に変化はないと言うのが定説になっています。
これは実際不動産業界にとってみれば困るんですよね。
もう一声銀行が協力してくれたら、取引が成立するのに、
一声どころか、まったく聞く耳持たない状況で少し異常にも感じます。
どうして銀行がこのような姿勢を貫くかと言う理由ですが、
大きく分けると次の二つになります。
①不動産市況の回復が意外に早く来ると予想していて、あえて今損切りして処理するのは有利ではないと思っている。
②実はかなり体力が弱っている。あるいは近い将来大きな損失を蒙る懸念があり、今損切りして損失を確定することを避けたいと思っている。
もちろん両方の要素があるとは思いますが、私は今の経済状況などを考えて、
②の方が強い動機になっているような気がしてなりません。
と言うのは、次のようなことがあるからです。
サブプライムローン関連で530兆円もの累損が明らかになった、
フレディマックとファニーメイと言うアメリカ政府系金融会社の関連債権に、
農林中金の5兆5000億円を筆頭に、三菱東京UFJが3.3兆円、
日本生命 2,63兆円、みずほ 1.2兆円投資しており、
何よりも問題は日本の金融機関全体で23兆円も投資しているところです。
さらに、金融派生商品への投資はサブプライム関連商品にとどまらず、
CDOと言う資産担保証券やCDSと言う企業版生命保険のような金融商品にも投資していて、
特にCDSについては最近は小さくなっているようですが、
全世界で約6000兆円の市場規模があったといわれていますし、日本でも60兆円規模ぐらいはあり、
特にこの商品については地方銀行が投資に熱心であったと言われています。
ただこれらの金融派生商品の怖さは、株式や不動産みたいに、
損失が確定していない場合が多く、もっと言えば損しているかしていないかも分からないところです。
おまけにCDSの場合はお互いに保証しあっているから、
1社の破綻で連鎖破綻が起きる懸念が大きく、実際どこまで連鎖が起きるか分からないと言った怖さもあるようです。
ともかく、正確な数字は分かりませんが2007年末の残高で、
世界中の金融派生商品の残高は6京円とも8京円とも言われていて、
世界中のGDPの10倍以上にも上るので、
ここまでくると、金融資本主義の行き過ぎはとんでもないものであることが分かります。
もちろん金融派生商品がすべて損失になるわけではありませんが、
分母が巨大なだけに、10%の損失でも6000兆円、8000兆円の世界だから、
私が銀行経営者だったとしても、今の状況なら、
今後の動向次第ではとんでもない事態も予想されるから、
下手に損失を確定したくない気持ちになるのは理解できますね。
おまけに目に見える株式も不動産もその損失は小さくないし、
銀行から見れば、引当金を積んでいると言っても不動産会社はバンバン倒産するし、
銀行の予想以上の速さで実体経済は悪化しているので、
底抜けのような状況になる懸念も予想される限り、損失額の確定は避けたいのだと思います。
このことが損切りしない一番の理由ではないかと私は思っています。
中には昨日書いたように日本は健全で、言われているよりも大丈夫だから、
すぐに日本経済や不動産も回復するから、銀行は切りしないんだという珍説を言う人もいますが、
私はとてもこんな能天気にはなれません。
ともかく今回の経済危機は今まで以上に、とんでもない爆弾、金融派生商品のことですが、
これが大爆発する懸念があるところが今までの経済危機とは大きく違うところだと思います。
そして最後に思うのは、メガバンクで一番大きい三菱東京UFJですが、
先ほど書いたフレディマックやファニーメイへの投資額も巨額ですが、
モルガンスタンレーの優先株に投資した9000億円も、
現在は半分くらいに毀損しているはずで、マジで大丈夫かと思っています・・・・・・
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