先ずはエクステリアの違い。手前が45e、奥が35d。 M Sportsパッケージということもあり、このクルマがプラグインハイブリッドであるというような印象は誰の目にも皆無だろう。
バッテリー搭載により燃料タンクの位置が変わっているらしく、7シートは選択できない。ラゲッジの床下には充電用のコードが搭載されている。
X5のインテリアについては、BMW 新型X5とX3比較参照。
試乗車はフル充電状態とのこと。シフトレバー横のスタートボタンを押しても、エンジンは始動しない。アイドリングストップ状態でも、エアコンがキンキン
に効く点が嬉しい。
![雪の結晶](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/124.gif)
走り出しのクリープは強め。エアコンを強めに聞かせていることもあるが、ロードノイズくらいしか耳に入らない。SPEC上のエレクトリックでの走行可能距離は84km。
ドライブモードはスポーツ、ハイブリッド、エレクトリック、アダプティブの4種。アダプディブは、その人のアクセルワークの特性を覚え、スポーツ、ハイブリッド、エレクトリックを自動で切り替える。
ハイブリッドモードで一般道を時速40〜50kmで走るもフラットな路面な為か、エンジンが始動する様子は全くない。
ならばと、エレクトリックモードにて、首都高の台場料金所から合流の為のスロープに入る。モーターだけでスムーズに登る。電気だけでエンジンと遜色なく走り続けられる。時速100kmまで対応しているとのこと。
今度は、スポーツモードに切替、銀座から箱崎への登坂などでアクセルを踏み込む。エンジンが透かさず始動しアシストする。トルクが立ち上がり、パワーが漲る。エレクトリックからハイブリッド状態への切替を見つけることは難しい。ターボの音を僅かに漏れ聞くことができる程度。
エンジンは前モデルの2.0ℓ直列4気筒ガソリンから3.0ℓ直列6気筒ガソリンに、バッテリー容量は9.4kWhから24kWhに増強されている。エンジンは750eと同一SPECで、エンジンから286ps 450Nm、モーターから113ps 65Nm、合計399psを発生する。
アクセル操作に対してリニアにパワーが立ち上がる感じが、モーターだけで走っている際とは違う感覚。モーターは直角的な立ち上がりなので、少し気を使う。あっという間に制限速度を超えてしまうと、HUDの速度計が赤く変わる。3眼カメラにより道路標識を読み、日本モデルでも現在車速の隣に表示されるようになった。
乗り心地は、アダプティブ・エアサスペンションの恩恵もあり、かなり良い。駐車場からの走り出し、歩道から車道に出る際の段差、首都高の繋ぎ目を心地よく否す。5シリーズに通ずる乗り心地だ。i3やテスラモデルXのようにバッテリーを床下にフル満載していないこともあり、EV特有の重みから来るドスン
と突き落とされるような嫌な揺れはない。
![ハッ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/104.png)
X5のドライビングポジションは、ロングクルージングに最適だ。アイポイントがX3よりもおそらく10cmほど高く、X5のデカさを扱いやすくしている。乗り込む際はどうしても、よっこらしょ
![うーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/069.png)
また、もはやバブル期モデルまでの死語
かと思っていた4WSがX5には搭載されており、後輪が速度に応じて操舵される。気持ち取り回しも考慮されているとのこと。
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/063.png)