昴流の堕ちてゆく日々。 -4ページ目

BlackOut。


カヨが女の子を産んだ。



今日はきっと帰って来ない。





目の前には
ただ闇が広がるばかりだ。



不眠。


『遅くなる』
と言って、結局帰って来ないようだ。

予想通り過ぎる展開に、苛々して眠いはずなのに眠れない。


要するに、
人のモノは欲しがるくせに、手に入ると興味がなくなるのだろう。

もはや、あたしに興味がないとしか思えない。


こんなことなら、初めから独りの方が寂しくなかった。



あたしは、やっぱり間違えたのかもしれない。



先のこと。


ここ数日、日付が変わるギリギリ前に帰宅する彼氏。

今日も、『遅くなる』とメールが来た。

現場だから遅くなると言うわりに、スーツで出勤しているのが気にかかる。


そう言えば、カヨがそろそろ臨月だ。
予定日は12日だと言っていた。


彼は本当に仕事で遅くなっているのか。


カヨが出産を終えた後、彼は家に帰って来てくれるのか。


果たして、彼の言葉のどれが真実なのか。


疑問と不安は募るばかり。

頭がおかしくなりそうだ。