明利英司の日記

旧校舎は茜色の迷宮[Kindle版]

旧校舎は茜色の迷宮[Kindle版]AmazonやiBookstoreで配信スタートいたしました。電子書籍です。紙媒体の書籍と重ねて、こちらも宜しくお願いいたします。また、『本格ミステリーワールド2016』の「作家の計画・作家の想い」に今年も寄稿しておりますので、興味がある方は一読くださいませ。

アメンバー限定記事忘年会５連発

マロンドールからのプレゼント

福山市の洋菓子店『マロンドール』から今年もクリスマスプレゼントが届きました。シュトーレンとチョコレートです。立派な品々ですね。お店の方々の優しさも感じます。本当にありがとうございます。私は来年も、ばら祭を待たずして福山には行きますので、お礼に伺わせていただきますね。福山市は、作家としての生まれの地。もうひとつの故郷。その土地の人々と繋がっていられることは、とても嬉しいですね。『マロンドール』〒720-0824広島県福山市多治米町1丁目6-11TEL 084-954-0925FAX:084-957-8370定休日　火曜日（火曜日が祝日の場合は翌日休み）●営業時間：AM10:00～PM8:00●駐車場／10台カフェスペースもあり。

2015年１１月の福ミス作家書籍

『ベンヤミン院長の古文書』金澤マリコ

いいね！機能

私は普段、携帯からブログ本文を投稿し、更新しているのですが、しかし本日、はじめてパソコンから管理ページにログインしてみたのです。すると、これはたぶん、アメーバブログをやっているひとは当たり前のように知ってることなのでしょうが、そして読者の方々も当たり前のように知っているのでしょうが……いいね！の機能があるんですねっ。これ、はじめて知りました。驚きです。本文の最後にしっかり「いいね！」と書いてますよね。じつは私の携帯では表示されていないのです。管理ページを覗いても、まったく見当たりません。もちろん他人のブログを見ても表示されていません。おそらく、いまだに古いガラケーを使用しているからだと思われます。とにもかくにも、たくさんの方々が「いいね」を押していただけていることをはじめて知りまして、なんだか感激いたしました。こんなブログでも読んでいただけているのですね。いままで感謝も伝えられずに申し訳ありません。これからは、たまにはパソコンからアクセスしてみよう。といいますか、はやくスマートフォンに変更したら済む問題ですが……じつは「福ミスホームページ」も私の携帯は見れないんですよね……Twitterにアクセスするのもすごく時間がかかります……FacebookとかLINEもできないし……うーん……そろそろ潮時でしょうか……

2015年１０月の福ミス作家書籍

『運命は､嘘をつく』水生大海『可視える』吉田恭教『神酒ｸﾘﾆｯｸで乾杯を』知念実希人

第８回 福ミス受賞作決定！！

ばらのまち福山ミステリー文学新人賞第８回受賞作『アムステルダムの詭計』原進一（はらしんいち）～プロフィール～昭和２３年生まれ。兵庫県神戸市出身。東京外国語大学卒。卒業と同時に全日空（株）に入社し（地上職）、東京、大阪、福岡、鹿児島、オランダなどで勤務ののち平成２０年に定年退職。現在は無職で東京都在住。第８回優秀作「幻想ジウロパ」松本英哉（まつもとひでや）～プロフィール～１９７４年１０月１２日生まれ。兵庫県出身。兵庫県在住。原さん、松本さん、おめでとうございます。また仲間が増えたこと、とても嬉しいです。心から歓迎いたします。はやくお会いしたいですね。受賞作家になると、色々な意味で人生が変わります。苦労もありますが、ミステリー文芸を愛する、島田先生を筆頭とした福ミス作家一同と共にがんばってまいりましょう。福ミスの雰囲気はとてもほのぼのしていて、しかも作家同士が非常に仲よしなので、すぐに馴染めます。受賞式のときには全員で盛り上がりましょうね。また、福山市はとっても良い街なのでお楽しみに。それにしても、受賞者のお二方はどちらも兵庫県出身なんですね。なんかすごい。

新宿で酒会

新宿で作家さんたち複数名が集まって酒会を開きました。メンバーは以下の方々。青柳碧人、青崎有吾、友井羊、菅原和也、岡崎琢磨、知念実希人。(敬称略)会場は洒落た中華料理屋でした。美味しかったな……菅原和也さん、岡崎琢磨さんは初対面でしたね。菅原氏は2012年に「さあ、地獄へ堕ちよう」にて横溝賞を受賞したお若い作家さん。岡崎氏はこのミス作家さんで、「珈琲店タレーランの事件簿」が大ヒットしましたね。お二方ともお会いできてとてもよかった。とくに岡崎氏のタレーランは好きで、発売日に買って読んだりしているので、お話ができる機会が巡ってきて嬉しかった。どちらもお若いし、話しやすくて、すぐに距離が縮まった気がする。菅原氏はお酒が好きらしいので、今後、一緒に飲みに行くこともあるだろうな。岡崎氏からは、タレーランの解説に書かれていたことの裏話など、知りたかったことを聴くことができた。二次会はＢＡＲに移動。わたしは水割りだったけど、みんななに飲んでたかな……話は弾み、終電間近まで相変わらずの作家トークを楽しみました。わたしは最寄り駅に着いてから、すこしだけラーメン屋で飲んでから帰宅した。ラーメン屋で飲むのが最近のマイブーム。菅原氏、いつかご一緒に。

選考委員を務める

武蔵境自動車教習所が主催しました作文コンテスト『ありがとうの手紙５５選』の選考委員に任命していただき、たくさんの作文を読ませていただきました。選考委員は私だけでなく、直木賞作家の志茂田景樹さん、亜細亜大学、東京女子大学教授の方々。賞のタイトルから予想できると思われますが、このコンテストは誰かにむけた感謝の手紙を応募するものです。どの作文にも、溢れんばかりの「ありがとう」が詰まっていました。父へ、母へ、兄弟へ、姉妹へ、恋人へ、友達へ、恩師へ、ペットへ……、みんなみんな、日頃はくちにできない感謝の気持ちを素直に記していましたね。とっても素敵なことだと思います。第二回もあるのかな……？大賞には選考委員満場一致で『TOとうへ』という、お亡くなりになったお父さんへむけた作文でした。作文は小説よりも短いですが、その限られた箱のなかに、感謝だけではなくギミックと呼べるような展開を操る技術も含まれている気がして、とても上質な作文でした。人の死……これは他人が感動しやすい題材ですが、それだけではない、大賞に恥じないものでしたよ。受賞者の方、ほんとうにおめでとう。いつか文芸にも挑戦してほしいな。自動車教習所の５５周年ということで、賞のタイトルは「５５選」ということになっており、年末には、大賞作品だけでなく、優秀作、その他おしくも入選に漏れた作品たち計５５本が掲載された書籍が出版されます。これだけたくさんの感謝に触れられる機会はなかなかありませんので、興味があれば一読くださいませ。というわけで、もちろん選考委員として授賞式に参加いたしました。開催場所は吉祥寺第一ホテル。会場の入口には氷塊で作られた車が……。文学賞に引けをとらない豪華なパーティーでしたね。立派なお席を用意していただきありがとうございました。お料理、どれも洗礼された品々でとても素晴らしかったです。私には豪華すぎました……授賞者の挨拶が終われば、今度は選考委員のスピーチ。これがいつも憂鬱……しかしこの日は時間が押していたため、「みなさん壇上で紹介させていただきますが、挨拶は志茂田景樹さんだけになると思います」と聞かされていた。ほっとしました。ですが……志茂田さんはテレビの取材で到着が遅れてしまっていて、スピーチの時間になっても姿がない……そのまま時間を迎え、壇上へ……司会「志茂田景樹さんの到着が遅れているため、明利英司さんに代表として挨拶をいただきます」わたしかよっ！？しかも私のスピーチが終わった瞬間に、司会「明利英司さんありがとうございます。ちょうど志茂田さん到着いたしましたので、続いて志茂田景樹さんに挨拶をいただきます」あと５分早く来てくれたら……とにもかくにも、なんとか壇上スピーチをやり遂げて、またテーブルへ。志茂田景樹さんが横にいらっしゃったので、お話をさせていただき、楽しかったな。後日にはメールも送っていただけたし、志茂田さんは優しい御仁です。受賞者、優秀作者の方々ともお話をしました。優秀作者さんが「トリュフとかキャビアとかフォアグラとかはじめてですよー」とずっと感激していたのが愉快でした。パーティーは食べ放題ですから、みなさん食べまくっておりました。笑みなさんお若くて、受賞者は高校生の女子、その他も二十歳前後のお方が多く、なんだかすごく歳をとった気分になりました。しかし２０歳とはいきませんでしたが、「明利さん２３くらいだと思いました」と中途半端な励みをいただいた。選考委員、なんだか気が引き締まる良い機会でした。

中山七里さんﾄｰｸｼｮｰ２

この日は新井ナイトへ参加することに。新井ナイトの説明は以前ブログに書いたので知りたいお方は一読ください。イベント前に打ち合わせをひとつ済ませて、それから池袋に向かい、このミス作家の神家正成さんと合流して、しばらく近状などを喫茶店で話し合った。神家さんはからっと明るくて良い作家だといつも思う。こんなお父さんがいたら楽しそう。六時半を迎えて新井ナイトに参加。いつも見かけるミステリーファンのＭ女史もやはり参戦していた。そろそろ友人みたいになってきたな。新井さんの一声で中山七里さんが入場して、トークショーがはじまる。内容は前回と同じような、木々を薙ぎ倒していくような炸裂トーク。現実的な生々しい正論で、作家も読書も文芸業界も一刀両断。この七里さんの話を聞くと、恐ろしい現実にげんなりしてしまう人もいるかもしれないが、わたしは非常に闘争心が高まり、いまやるべきこと、が改めて認識できる。だから七里さんのトークは定期的に聞きたい。それにしても七里さんは執筆速度がはやい。アイデアも豊富。現在、連載も１０本あるとか……七里「いま死んでも３年先まで本は出続けますよ」って、もはや怪物……。それで満足してないところがもっとすごい……トークショーのあとは、いつもの流れでサイン会。神家さんとＭ女史と雑談しながら並んだ。イベント終了後は今回も打ち上げに参加させていただいた。人数は６人。中山七里さん、新井さん、ＮＨＫ出版の方、作家の貫井徳郎さん、神家さん、そして私。貫井さんとは久しぶりに会えてうれしかった。以前ブログに書いた島田先生の成城大学講演、その打ち上げで知り合いました。タクシーに乗って目的のお店まで移動。タクシーは二台使って移動しましたが、私は七里さんと神家さんと一緒だったので、作家のみの車内となり、なんだかドス黒い話ばかりしていた。笑しばらくして下車。ここからが大変だった。お店から近いであろう場所で下車したつもりだったのですが、どうやら誤って、やや離れた場所で下りてしまったらしく、目的のお店が見当たらない。ちなみにもう一台のタクシー組はしっかり店の近くで下車したらしく、すぐに店内へと入れた様子。ゆえに、乾杯は全員でやりたいので、七里さんと神家さんと走るしかなかった。なかなか遠かった……。以前、島田先生と走ったことを思い出しましたよ……七里さんも、すごく体力があったな……。お店は４階にあったのですが、七里さんがエレベーターを使わずに駆け上がっていったので神家さんと苦笑しながら追いかけた。着いたお店は、某トマト料理専門店。激務でお疲れぎみの新井さんのために、栄養豊富で胃もたれもしないトマト料理にしようと七里さんが決めたらしい。嬉しいお気遣いですね。料理もドリンクもトマト尽くしで、珍しい機会を与えていただきました。味もよく、プライベートでも通いたいお店になりました。また訪ねてみよう。打ち上げでの談笑内容は、今回もトークショーの続きみたいな感じで愉快だったな。みなさま、また席を囲みましょう。

2015年９月の福ミス作家書籍

『ｽﾌｨｱの死天使:天久鷹央の事件ｶﾙﾃ』知念実希人

第８回福ミス 二次選考通過作品

第８回福ミスの二次選考通過作品が決まりました。・偽りのベッド（木山穣ニ）・幻想ジウロパ（松本英哉）・イチャリバチョーデー（関谷宗佑）・アムステルダムの詭計（原進一）さて、島田先生の決断がいまから楽しみですね。一次選考通過作品の簡単な選評も１１月頃に福ミスホームページで公開されます。

2015年８月の福ミス作家書籍

『ﾐﾈﾙｳﾞｧの報復』深木章子

第８回 福ミス一次選考通過作品

『第８回 島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞』の一次選考作品が出揃いました。・アルミニウムの湖（石田隆一）・誰もいない下り列車に乗ってみたかった（大町晋）・余人を以て代え難く（沼庸介）・鎮心（野乃はるか）・ディスメンバード・ゴッド　『切断の神殺人事件』（相田周一）・めっそう（佐藤仲造）・偽りのベッド（木山穣二）・スプーン一杯のふしあわせ（石崎徹）・コロッケな女（そっこう詩人）・オルレアンの魔女（稲羽白菟）・幻想ジウロパ（松本英哉）・イチャリバチョーデー（関谷宗佑）・ずっとあなたが好きでした（遠野有人）・愛の気配　死の匂い（横邊愛恵）・在郷の怪人（河端勇樹）・菅野尚樹の秘密（１０３１）・流氷の川（川瀬涼）・祇園・ＮＹ・シンモンゼン　洛中洛外屏風の謎（森田公之）・南の島の鎮魂歌（愛奈穂香）・アムステルダムの詭計（原進一）・シーソー（澤柳司）・奇蹟は声を鳴らせ（威武アシマ）

生牡蠣

新宿で福ミスの植田さんと、牡蠣専門店にて生牡蠣を食べました。やることが多いなか、よいエネルギー補給になったことかと思います。いまは夏場ですが、岩牡蠣ではなく真牡蠣にしました。夏場でも楽しめる、いわゆる三倍体のやつです。広島では牡蠣小町とか有名なブランドもありますね。いろいろと話しながらだったので味はよく覚えていませんが、牡蠣だけでなく、まぐろのカツとか、雲丹の柳川とかもあって楽しめました。牡蠣居酒屋のあとは、シガーバーに寄って、終電ぎりぎりまで語った。文壇界の話って、尽きない……。いったいウイスキー何杯飲んだかな……。植田氏は葉巻、二本吸っていた。植田文博さんの新刊『エイトハンドレッド』刊行されてます。三分の一くらいからラストまで、走り抜けるような疾走感がすごくよくできていて、３時間くらいで読んだかな。この結末もまた、先回りすることは不可能でしょうね……。よく練られています。ホームレスが主人公なのですが、何回かインスタントラーメンを食べるシーンが出てきて、読み終えた頃には食べたくなってしまった……。生卵を入れてね……。本格ではないけれど、サスペンスとしてもミステリーとしても楽しめる一冊でしたね。経眼窩式よりは凄惨な描写が少ないので、読者層が広がるかも。植田氏、きっとこのジャンルで定着していくのだろうな。次が楽しみです。最寄り駅に帰宅してから、馴染みの焼肉屋に寄って飲みなおしました。マッコリです。植田氏、いつか一緒に行こうね。

アメンバー限定記事池袋で酒会

2015年７月の福ミス作家書籍

『黒猫の小夜曲』知念実希人

アメンバー限定記事本格ミステリ大賞 授賞式

2015年６月の福ミス作家書籍

『君と過ごした嘘つきの秋』水生大海『交換殺人はいかが？　じいじと樹来とミステリー』深木章子

誕生日

６月２４日は誕生日でした。皆様、ブログから、またTwitterからのメッセージありがとうございました。馴染みのＢＡＲではオードブルをプレゼントしてくれた。ちなみに、私の誕生日は「ＵＦＯの日」です。この理由には自著、旧校舎は茜色の迷宮、でも少し触れましたが、1947年6月24日にＵＦＯだと思われる飛行物体がはじめてアメリカで確認されたからなんです。しかし実はこの日、アメリカがはじめて観測用の気球を打ち上げた日でもあるのです……。