Après la pluie, le beau temps.おばちゃん目線のフランス日常生活知恵袋食い意地の張った食卓と猫との日々などツラツラと
pluviôse(フランス雨月) フランスの食卓から leeloux の喰い意地の張った仏国日常生活のひとりごと。
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ウカウカしておりましたら、10月も後半になっとったわ。(まあ、いつものことだがな)と言うことで急いでざっくり更新お猫騒動が収まらないまま、収穫の秋が来て、アッと言う間に終わった。もう、ホンマに、今年ほど雨に祟られた一年はなかったやろなと言わずにはおれぬほど雨に始まり、雨(の収穫)に終わると言うお気の毒なほど、毎日雨で寒い中での収穫をなさっておられました。しかし、収量が少ないのでアッと言う間に終わった。そうフランス全土で今年のワイン用葡萄の収量は相当少ない。22、23年と大豊作やったけど、ここで大きく振り切った形でござーますね。春の晩霜、そこから雨季かと言うくらいずーっと雨。ゲリラ豪雨、雨、雨、そして雨。カビとの戦いね。夏の後半にやっと日照量がええ塩梅になって盛り返しましたが。自然の気まぐれには逆らえませんけれどもビオな農法を実践している農家は、心折れた年とも言えそう。(収穫ゼロというところもござんす)いや、全農家さんたちが心が折れるほど疲労困憊した年と言った方が近いかな。が、しかしサバイバルを生き残った葡萄は、めちゃくちゃ状態が良くてお世辞抜きに、ええワインになるに違いなかろうとその筋のプロたちは感嘆しておりましたことも付け加えておくわ。これが気休めかどうかは生産者さんの顔を見ればすぐ分かるんよ。近所のワイン農家のおっちゃんも疲労困憊やけど、なかなかええ表情してはるんで期待して待っとくわ。さて、昨今はグローバルウォーミングの影響とやらで葡萄の収穫がどんどん前倒しになってもはや8月後半にはスタートするような事態が起こったりしておりましたが今年は昔ながらのスケジュールになったおかげで栗の収穫と赤ちゃん葡萄酒のタイミングが重なり何年振りかで、ワイン産地ならではの醍醐味とも言えましょうかね、発酵が始まったばかりでまだ甘味を残した微発泡のワインの赤ちゃんと栗の夕べが行えましたん。これは、もうワインを造っておる現場じゃないと味わえませんの。なんせ発酵が始まっておるのでガスが絶え間なく発生しておるので、蓋ができないんだな。だから一般的な売り物には出来ませんねんけど(ドイツはお祭りがある程一般的にも親しまれておる模様ですが)んで、この旬の組み合わせはどこのワイン産地でもやっているわけでもなさそうざます。もしおまいさんがワイン産地の近所に住んでたりして、懇意にしてはる生産者さんがおったら試す価値はあるかと思う。甘みがなくなると発酵の過程ではあんまり美味しくなくなるタイミングがあるのでホンマに一瞬の絶妙なタイミングの賜物ざます。暖炉の火のそばで、エコな焼き栗じゃよ。栗は車で5分ほど走らせた森の中で5分くらいで籠いっぱいに収穫できたな。今年は栗は大豊作の模様。もうちょっと奥に入るとキノコはもちろん、トリュフも採れるらしいねんけどそれは流石に素人には分からん場所なんで分けてもらう方でござんす。(ラッキー)発酵が始まったばかりでシュワシュワと微発泡で甘みが残っておる状態のものじゃないと、栗には合わんのですよ。まだこの段階ではアルコール度数は限りなく低くて、どちらかと言うと甘い葡萄の微炭酸ジュースと言う感じなんですけどワイン用葡萄なんで、風味は柑橘やったり、白い花やったり、トロピカルジュース系のフレーバーで、赤ワイン用葡萄の場合はバラの花の香りがしたりもしますの。市販の葡萄ジュースとは全く別物の複雑な美味しさがある感じですわ。この手の発泡葡萄果汁はフランスやと一般的に味わうことが難しいですが先にも触れましたけどドイツやとFederweißer(フェーダーヴァイサー)という名前で期間限定で市販されているらしいのでドイツのブロ友さんは、機会があれば是非とも。(栗と合わせるタイミングの発泡果汁よりは発酵が進んでいる可能性もあると思うけど、合わせる名物は別にあると思いますわ。)そして、この栗をいただく際には赤ちゃんワインはもちろんのことですがバターが必須。しかも日常使いの無塩バターやのうて、この時ばかりは有塩バター一択。栗とワインの甘みに有塩バターの風味が最高に引き立て合うんだな。ただ、栗を食べ出すと、みんな無口になりがちなのでジャポンでいうところのカニを喰らうように感じてしまうんですけどね。で、ワタクシはこの夕べに栗おこわを作ってみたわけです。赤飯に栗を入れたんですけど全工程に圧力鍋を使ったらアッと言う間に出来ますんよ。米の浸水時間と栗の皮剥きだけが時間かかりましたけれども、何やったら瓶詰めで売られておる栗でも問題ないざます。あまりにアッと言う間に出来たので、今期すでに三回作ったざます。仏人にもまあまあ好評やったから、レシピの需要があればまたアップしまっさ。で、暖炉つながりのお話なんですが今年、初めてうちの家の中で暖炉の火が入った日のことです。見てくださいよ、この表情。生まれて初めて見る、ゆらめく炎の前で見入っているさびちゃん。この世にこんな暖かくて綺麗な色のものがあると知ったそんな顔をしていました。この後、不思議そうにワタクシの顔を見て、この子の過去に思いをやると胸がキュンとなりました。去年の今頃はお世話してくれていたおじいちゃんがいなくなって家族5匹で路頭に迷って、教会の周りで身を寄せ合ってお腹を空かせておりましたな。相変わらず、我が家の中は常にお猫騒動が絶えない状況ですけれども。(さびちゃんと他のお猫同士の仲が悪くて、頭痛いんよ)また、お猫ネタやらお食べネタについては近況報告をしたいと思いつつそろそろ秋の夜長に終末期介護の回顧録も記憶が薄れぬ前に残しておきたいところざます。(秋の夜長というより冬の夜なべ作業になりそうやけど)そうこうしてたら今年初めての渡り鳥の鳴き声が聞こえてきて空を見上げた晩秋の午後。瞬く間に、冬がやってきそうな予感ざます。
気温が上がったり下がったりとはいえ、8月下旬にしてはまだ夏の残りがはんなり感じられるのでこれはこれでありがたい気がする今年の晩夏。明日あたりもう一回夏日があるらしいので、週末はもうどこもかしこもBBQやな。さびちゃんの続報は、色々あるんですがなんせ、8月はバカンスのおフランス。進展は9月以降になるのは間違いおませんが、さびちゃんは一回目の開腹手術では何もされておりませんでした、というのは間違いないそうです💢そらそうよね術後5日目で発情の雄叫び上げていたんですから、100歩譲って取りこぼしがありました、言うても、細胞が修復するのがちょっと早すぎてムリがあると言うもの。後は、役場と動物愛護団体(近所の役立たずではなく、大元の方)からの連絡を待つ形になっとります。ホンマに、やれやれですよ。自家製簡易術後服(お古のタイツ切っただけのやつです)を着せられたさびちゃんカラーも市販の術後服も秒で脱がれてダメやったけど、これで完璧でした。さて、気を取り直しましてかんなり昔に書きっぱなしで下書き放置していたシリーズをしら〜っと更新していく感じでお食べ系ネタ放出したいと思います。パスタメーカーで生麺を色々作っておった時期に焼きそば麺の話もしたんですけどその際に、ソースも簡単に作れるレシピがありますねんよ〜って話をしたまんまになっておりました(いつものことだがな)『生麺研究所〜中華麺 製麺編〜』めっちゃ漢字だらけのタイトルやわ。更新頻度がウルトラ上がったのは、記事を保存しとったからに他なりません。大事なお題に入る前に芋蔓式にアップしておきたいところ…ameblo.jpで、今更ですけど焼きそばソース編を完結しとくわ。まずは広東風焼きそば材料新鮮な卵麺 150gまたは乾燥卵麺 100gもやし 40gにんじん 40g中型玉ねぎ 約40gニラ 40g(なかったら青ネギとかでもオケ)にんにく1片サラダ油炒め用サラダ油 大さじ1〜2(ソース)醤油 大さじ1オイスターソース 大さじ1老抽 小さじ1(あったら是非入れて、機会があったら買ってみて)砂糖小さじ 1/4ちなみにこちらが中国の醤油で左が老抽(ローチャウ)、右が生抽(サンチャウ)老抽はたまりっぽい濃口の醤油で、生抽は色も含めて薄口醤油っぽい感じざます。ジャポンの醤油とは異なる風味でやんすが、中華レストランで頼むと出てくるあの焼きそばのベースのソースはこちらを使うとまさにその味わいになると思うわ。広東風焼きそば(レシピをくれた中国系仏人いわく)らしいねんけど、ジャポンのソース焼きそばとは違う面持ちで、これはこれで美味しいざます。中国製の食品がイヤな人は、おたふく焼きそばソースでも買うがいいわ。作り方鍋に水を沸騰させサラダ油を少しずつ加えてから、100グラムの乾燥卵麺(または150グラムの新鮮な卵麺)を入れる。すぐに火を止め、麺をお湯に浸す。箸で麺をそっとほぐしていく(乾麺は約3〜5分、生卵麺は太さにもよるけど2〜3分)麺を取り出して、すすがずに平らなざるの上に10分以上広げる。余熱で冷ましつつ水分を蒸発させ、はさみで麺を15cm位の長さに切る。(中華乾麺はとても長いんで)ニラ(青ネギ)、タマネギ、にんじんを千切りしてニンニクはみじん切りにしておく。ソースボウルに、醤油大さじ1、老抽油大さじ1、オイスターソース大さじ1、砂糖大さじ1/4を混ぜておく。中華鍋を火にかけ油大さじ2を入れる。麺を入れしっかり焼き付けてから玉ねぎとニンニクを投入する。ソースはこの時に注ぎまわしてからニラともやしを入れてかき混ぜる。全体が混ざったら完成。火を止めて、麺を皿に盛り付けるざます。ちなみに、同じベースでジャポン風に青のりとか紅生姜とか乗せても、美味しかったよ。中華乾麺はこんな感じで気軽にスーパーで購入できるご時世になったのでもちもち食感のジャポンの焼きそばでとはちゃいますが、インスタント焼きそばよりは食べ応えもある気がします。もちろん、パスタマシーンとかヌードルメーカーをお持ちのご家庭では、卵麺を作ってやってみても美味よ。んでせっかくなので中華醤油を使わずとも、和風の醤油焼きそばも出来ますんでレシピ置いておきまっさ。いわゆる、コテコテの焼きそば(ソース)と違って、醤油ベースなんですけど調味料がかなり身近にあるもので完結するので、これも便利かと。堅焼き醤油焼きそば材料焼きそば麺 340g (生麺じゃなくても、市販の焼きそば麺とか乾麺でもオケ)豚バラ肉 150g (ミンチでもええし、ベーコンやラルドンでもええし、調整して)ピーマン 1個 (青パプリカの場合サイズ調整して)長ネギ 1/2本ニンニクみじん切り 1かけ(お好みで増量オケ)もやし(あればでええよ) 100g鶏ガラスープ(そんなんないわ!という場合チキンコンソメでも多分ええよ)水 100mlガラスープの素 2g(生姜麹とか中華麹で代用可、むしろオススメ、量は調整して)醤油 大さ1.5ごま油 大さじ3作り方焼きそば麺を茹でて、お湯を切って中華乾麺の場合はハサミで適当に麺をカットする油を敷いて熱したフライパンに焼きそば麺を押し付けるようにしっかり焼き付ける(片面4〜5分、ひっくり返して更に2分のイメージ)この工程はエアフライヤーをお持ちのおまいさんは、こっちに丸投げできます。(片面180度で5〜6分、ひっくり返して2〜3分くらいのイメージ)油はしっかり纏わせた方が仕上がりがよろしい。エアフライヤーの機種によっても差が出るかも知れませんのでお好みの硬さに焼いて。これは焼きに気合い入りすぎましたけれども、まあこれより優しめの火入れでオケフライパンの中でちょっとほぐして皿に取り置く次に具材をフライパンで炒めます。豚バラ肉に火が通ったらニンニクを加えて香りが立って来たら醤油、鶏ガラスープを入れる。続いて焼きそば、ピーマン、長ネギ(斜め切り)、もやしの順に入れて炒めて水分がなくなったら完成。ちなみにこの完成写真の時は、もやしも肉もピーマンも無くて長ネギ多めの仕上げにフライドオニオンをかけただけの有り合わせバージョンですが、これでも美味。次の焼きそばは事情があって「ビーガン広東風焼きそば 豉油皇炒麵」になった時のレシピ。(ワタクシはこれまでもこれからもビーガンになる気は微塵もないけれども、要望があれば対応できるっちゅう話でつくったもの。)なので玉子麺ではないし、市販の中華細麺(乾麺)で十分美味しくできましてオイスターソースも不使用やけど、わりかし便利にできましたヤツ。巷のビーガンメニューっぽく彩の良い野菜をオサレにふぁっさ〜と載せたりしたらええんやろうですけど鉄板で焼くお好み焼き屋系、茶色の料理の美味さの真髄を発揮してみましたわ。二人前麺 二玉野菜(或いは肉類など)お好みで冷蔵庫の残り物でもバンザイ 量は自分で考えてソース醤油 大さじ1中国醤油(必ず濃口) 大さじ1ビーガンオイスターソース 大さじ1/2砂糖 小さじ1ビーガンのバヤイ、オイスターソースの代わりにキノコ由来のビーガンオイスターソースを使用するねんけど市販でも買えますが、手作りも可能よ、このレシピ欲しい人なんかいるの?作り方はフツーに焼きそばの手順でよろしいねんけどもしも生麺とかジャポンの焼きそば用もちもち麺をご使用になさるバヤイは蒸した方が圧倒的に美味しいです。(レンジでもええねんけど)パスタを重曹で茹でて使われる分にはそのままで(にがみ落としにちょっと水で洗って欲しいかも)野菜やら肉を炒めて麺を炒めつけてソースをジュ〜っと絡ませて出来上がりよ。焼きぞばはいろんなレシピがあって、ホンマに奥深いことです。ジャポンの焼きそばソースは高いし入手がアレですし、まあ、ざっとこんな感じのレシピでもそれなりに満足されるものが作れる気がします。仏人とか米国人にも喜ばれましたから、万人受けする味わいなのか、それとも中華風(広東風)焼きそば自体の味わいが浸透しておるのか、というところですけど、どっちにせよみんなでシェアできる味わいはよろしな。まあ、もっと突き詰めたら塩焼きそばでええんちゃうのって話にもなりそうですけど堅焼きそばをエアフライヤーで作れるんですから、あんかけ焼きそばとかもまた、気が向いたらそんなバージョンのレシピもやるかもです。けど仏国では、蕎麦の方がスタンダードになりつつある感じでもてはやされておりますんで(グルテンフリーだの、なんだのが追い風になっとるな)そっちの方もまとめて放出したいところざます。
寒い寒い、雨ばっかりやわ、と言うてましたがオリンピックと共に真夏日がやって来てあれよあれよと言うまに、気温は下がって行きそうですわ(つまり、このまま夏は終わるかも)この夏は、オットは、兄さんと姉さん夫妻と一緒にママンのお家を整理して大整理中でございます。ほとんどの家財道具は兄妹、孫、親戚で希望があるものをそれぞれ分けまして原状回復後はしばらく家はそのままにして置くようですけんどママンの家は、パパが亡くなって後に引っ越して購入したものなので100%ママンの家なんですけどものを大切に保存するタイプやったので(うちのオカンと真逆)オットにとっても懐かしい思い出の品がたくさん出てきた模様ざます。これらもいずれはオットが時期を見て処分していくと思われます。(これは友人の没後のお家の整理の際に思い知っておるので、終活とは言いませんが残された配偶者や処分する側の負担が最小限になる様に考慮するべし、と肝に銘じております。)『夏越の祓 夏至までの大仕事』やっとやっともう一回言いますけどやっと、終わりました。何がって?この冬に天上に旅立った我が友、姉さんのお家のお片付けよ。とうとう、家の中はすっから…ameblo.jp生前、ねえさんと話しておった時に自分のものは躊躇なくどんどん処分できるのだけれど、家族の遺品に関しては、処分のタイミングが難しい。だからこそ、うちのママ上が生前に潔いくらいに殆ど自分のものを処分しまくっていた事がありがたく感じたのを思い出します。そんな潔いママ上でも、ワタクシや妹の思い出の品は手が出させなかった節がありますんで、自分のモノは出来る限り他人の手を煩わせる事なく整理は寛容。そんな遺品整理の中でワタクシに、と回って参りましたのがこちら(それ以外も色々頂いたけれど、これが一番ズッシリきたわ)生前のママンのレシピ帳ざます。当時の主婦(仏国の場合やと働く女性やけど)のバイブルとよばれた分厚い本とは別にママンが自分自身や家族代々受け継がれてきたレシピや、専門書から書き写したレシピ帳二冊。大好きなママンの、フランスの家庭料理のやさしい味わいのレシピが詰まっておりますのよ。(オットの)姉さんはすでにママンのレシピは網羅されており(マスター済みやし)これはあなたが受け取ってといって譲ってくださった。ジャポンのオサレ系雑誌とかで紹介されるフレンチレシピとも違う正真正銘の、フランスのお袋の味レシピでござんす。(なんやったら、ロワールの郷土料理多めと言ってもよかろう)また、折を見てこちらでも再現レシピを書き残していこう思います。さて本日のお題に参るでござる。散々ママンのフレンチレシピ帳の話をしておきながら、あれなんですけど最早こちらも今となってはフランスでお馴染みのスパイスカテゴリーになった感のあるあれです。その名はアリッサ(ハリッサとも言うが)これを使ったアレンジレシピでござんす。アリッサ(ハリッサ)はお手軽に購入できるスパイスですけれども自作することも可能ざます。辛さや風味等も自分好みにカスタマイズ出来るので、自作がお好きな方は簡単やと思うので作ってみても良いかもね。レシピは昔紹介しておりますんでこちらからどうぞ。『チュニジアの夜は更けて』ぐーーーーっと気温が下がって来ております。もう暑くもないのに、この日は気分的にエスニックになり冷蔵庫の中にあった牛肉で、串ケバブー(いわゆるŞiş Kebab…ameblo.jpで、本日はと言いますとアリッサを使った麻婆豆腐よ。麻婆豆腐って、豆板醤使いますやんか。仏国のご家庭によっては、そんな調味料手に入らへんわ!とお嘆きになるケースもある思います。まあ、アジア系スーパーやネットショップに頼ったら、入手出来る調味料ではあるし気張ったら手作りも可能(自作したのでまたこれもアップ予定←ホンマこんなんばっかりやわ)でも、せっかく豆腐が手に入ったから今すぐ食べたいの!(そもそも豆腐をアジアスーパーで買う時に豆板醤とか辣豆瓣醬も買えますやんって話やけど)という場合なんかに使える手段であり、たとえ豆板醤がお手元にあってもこの風味、結構オススメなんで良かったらやってみて!というレシピでござんす。今回は特に仏国(ヨーロッパも)で手に入りやすい食材スパイスを使って作ってみたざます。別にジャポンの食材を使ってもええと思いますけど、無くても全く問題なくで、なんやったら中華食材で作った方が本格的やし、しかもこちらのアジアスーパーで安価でサクッと手に入りやすい食材と来たら、気張った本格食材で和食作るよりハードル下がる気がしたりしなかったり。(すでにジャポンでも、アリッサ麻婆豆腐のレシピをいろんな方が上げておられるようですけど、どちらかといえば、当方は材料の揃えやすさの点を重視した次第で)味噌の部分は韓国の味噌の方が煮込みに向いているので、むしろええ感じ。鶏がらスープはAJINOMOTOさんの海外版のチキンストックで代用辣豆瓣醬の代わりはアリッサ材料豆腐 300〜400g (一丁いろいろサイズあるのでそれぞれで対応して)にんにく 1〜2かけ生姜 好きなだけ豚ひき肉(牛でもええよ) 100g長ネギ 1/2本テンジャン味噌(ジャポンの味噌でも自家製味噌でも)大さじ1〜1.5アリッサ 大さじ1(辛さはお好みで調整して)砂糖 小さじ1(〜2)鶏ガラスープ(チキンストックでもええよ) 小さじ1.5(〜2)水 200ml醤油 大さじ1(〜1.5)赤ワイン(あれば酒、ビールの飲み残しでもオケですが白ワインじゃない) 大さじ1水溶き片栗粉 片栗粉大さじ1:水2 (個人的には片栗粉よりコーンスターチの方がオススメ)花椒 めっちゃたくさんがオススメ仕上げの青ネギあるいはパクチー 適量(お好みのハーブでどうぞ)ごま油 適量作り方・フライパン(中華鍋)にごま油を熱して、豚ひき肉を焼く(肉はほぐさずしっかり焼き目をつける)。・焦げ目がついたらちょっとずつほぐして生姜のみじん切りと長ネギのみじん切りを入れて香りを出す・火を弱めてアリッサを入れて更に混ぜる・水を入れてから、砂糖、鶏がらスープを入れて沸騰してから味噌を投入して混ざってから長ネギを入れる・豆腐を入れて、赤ワイン、醤油、塩を入れて味わい調整タイムここで、思い切って花椒をたっぷりと投入して下され。整ったと思ったら一旦火を止めて水溶き片栗粉を回し入れて再び火を中火にしてぷるんとさせたら完成(この際に追いごま油も美味)仕上げはパクチーとか青ネギとかお好みで散らかして。これがだいたい基本編ですわ。こちらのお豆腐はあんまりクオリティがあれですけれども、一回湯通しといいますか沸騰したお湯に1〜2分入れるだけでまあまあ食感が良くなりますんでこの手間はかけたほうがええと思います。で、ワタクシは水溶き片栗粉の片栗粉はマイズナ(コーンスターチ)を使います。こっちの方が冷めてからでも水っぽくなりにくいざます。花椒は絶対入れてほしいざます。(ジャポンの山椒でもええよ)これも仏国のアジアスーパーはモチロンですけど、大手スーパーでも購入できるかと。ややこしいねんけど、スパイス専門店などではShansho (山椒)明記している場合があるんですけどジャポンのそれとは全く違います。Poivre de Sichuan とか明記してあるやつでございます。これをたくさん入れると香り高くてピリ辛さが引き立ちますんで、ハリッサの辛さを抑えたい時(仏人が一緒に食べる場合など)はハリッサの量を控えめにして花椒を増量させると良いかも知れまへん。で、これは豆腐がなかったら、麻婆茄子としても楽しめる肉味噌なんでどっちでも対応可能ざます。ナス(ワタクシはゼブラナス派)はカットしてレンチンしてから火を通すと油を最小限に抑えられて手早く調理できますんで、暑い夏にはオススメの手法でござんす。片栗粉をマイズナに変えると作り置きでも水っぽくならないので重宝するわよ。ここまでが下書き記事で放置しておりましたネタざますがおまけでもう一つ最近の進化系(というか変化球)ベジタリアンというか、ビーガン対応のレシピも上げときますわ。(最近こっち系の客人多い故に編み出してみた)ソイミート 50gきのこ類(みじん切り、何でもおけ) 50g (干し椎茸の場合10gくらいかな)生姜30g(みじん切り)にんにく1〜2かけ(みじん切り)長ネギ1本(みじん切り)木綿豆腐1丁アリッサ 大さじ1(〜2)お好みの辛さで醤油 大さじ1.5 赤ワイン 大さじ2甜麺醤 大さじ1 (味噌➕砂糖小さじ1でもええよ)あればビーガンオイスターソース 小さじ1〜2 (無かったら醤油大さじ2で調整)あれば豆鼓 小さじ1(みじん切り)水 200ml (椎茸のもどし汁➕水で200mlでもオケ)野菜スープストック 小さじ1くらい(種類によって調整して)きのこに乾燥椎茸を使う場合そのだし汁を水と置き換えてもオケ花椒 たくさん(お好みで)ごま油 適量水溶きマイズナ (水2:コーンスターチ1)水を赤ワインや酒に置き換えても美味青ネギ/パクチー/好みのハーブ 適量作り方・ソイミートを水で戻しておく(乾燥椎茸を使う場合は椎茸も水200mlで戻しておく)・フライパン(中華鍋)にみじん切りした生姜とにんにくをごま油で炒める。・生姜とにんにくの香りがでてきたら、みじん切りした長ネギを加えて炒める。・長ネギがきつね色になったら、キノコのみじん切りを入れて炒める・水切りしたソイミートを入れて炒める・ハリッサ、味噌、砂糖、水(もどし汁➕野菜スープストック)の順に加え、ひと煮立ちさせる。・醤油とワインを入れて味わい調整に塩胡椒をして豆腐を加えて花椒を投入する。・水溶きマイズナを入れて、しっかりとろみをつけたら仕上げに香りづけのごま油を回しかけ完成ちなみに、こちらでも麻婆茄子バージョン可能。ソイミートの大豆っぽさはキノコのみじん切りと合わせる事で変化すると思います。故にスパイスや豆鼓など調味料をより加える方がより複雑さを足す事で風味の単調さを防げます。特に作りたてより時間をおいた方が味が馴染んで大豆風味が気にならなくなりそれなりに肉っぽい「食感」が増す感じになると思いますんで、作り置きに向いているやも知れまへん。(3日位で食べ尽くしてちょ)別にビーガンでもベジタリアンでもなくても、欧州あるある挽肉がない(自分で用意するのがめんどい)時に使える手法ざます。乾燥ソイミートはストックして置けるので、思い立ったら麻婆日和。(ミートソースとか挽肉料理の応用に結構使える)豆腐に関しては選択肢が極めて限られておると思います。(自家製なんざした日には、いつ麻婆豆腐食べられんねんっていう壮大な話になる)ビオコープとか、グランフレとか、カルフールなんかでも購入可能になってきた昨今それでも、SUZUKI豆腐のクオリティからは遥か銀河系のごとくではありんすが麻婆豆腐やったら仏人向けに販売されてる超硬めのTOFUでも型崩れしないという利点を発揮してくれますんで無問題。しっかり湯通しして食感を少しでも食べやすくしてからがオススメざます。まあ、豆腐に関しては、今日なかったら茄子使ったらええわ。と言う事で、今回も長々とご拝読いただきおおきにです。今回のアリッサレシピは、葉月さんに捧げます。(ジャポンのより良い素材と調味料で美味しいを楽しんでくださいませ。)
オリンピック直前のおパリでございますけんどうちの地方から近隣地域ではかつてない異常気象に見舞われております。とりわけ、今年は冷夏なんですけど(春はスルーされて未だ夏っぽさも微妙)降水量がハンパなく、ジャポンの梅雨やらゲリラ豪雨もビックリな有様でおまけに雹も降ったりして、ワイン産地は悲惨な状況。今年はビオだのビオディナミだの言ってられないくらい、病気も蔓延していて空前の大ヒットやったこの2年間の逆を振り切った厳しい年になるやろうなと言う感じざます。この前置きも、十分本当に起こっている怖い話なんですけど。最近YouTubeにオススメで上がってくるのがニッポンの夏恒例の怪談系のあれこれ。ああ、そうか今は時期的には夏やねんな、と、ここで季節を認識した始末よ(涙)それにコジツケたわけではありませんけども現在進行形で我が家に起こっている怖い話を時事ネタとして書いとくわ。残念ながら、心霊現象とかちゃいますけどね。でも聞いてよ。今度こそ、と、お食べネタ書いておりました所さびちゃんの雄叫びモードがまたしても始まりました。(あ、またかいな、それもうお腹いっぱいやわ、というおまいさんはまた次回戻って来るがいいわ)で、今回はゾッとした話で、さびちゃんの受難これにてホンマに決着(してよね)編ざます。(切実)これまでの経緯はこちらから『黄鶯睍睆(うぐいすなく)さびちゃん、地獄の三日間(前編)』2月も流れ星の如く、月日の経つ速さに完全についていけてないオバハンひとり。ミモザが出回り、チューリップが花屋の軒先で並ぶ時期になると胸突き八丁やった…ameblo.jp『黄鶯睍睆(うぐいすなく)さびちゃん、地獄の三日間(後編)』勢いつけて書きちぎりたいと思います。『黄鶯睍睆(うぐいすなく)さびちゃん、地獄の三日間(前編)』2月も流れ星の如く、月日の経つ速さに完全についていけてない…ameblo.jp術後5日目で「発情してはりますよね」という兆候が明らかに出たので施術した動物病院には間髪を入れず相談に行くも地域猫扱いと言うことで曖昧な塩対応といいますかね、すぐ連れてこいと言うどころか「そんなケースは普通ありえないんだけど、ゼロでもないので再手術したいなら今度はあなたが責任者としてみなされますんで、支払いの義務はおたくにありますから。」とまあ、守銭奴もびっくりな態度に違和感しか沸かず。さびちゃんの容態を心配するどころか、我々の心に沿う様な一言も一ミリたりとてござーせんでした。これ今回の顛末のキーポイントになるんで、よう覚えといて下され。もちろん、これが個人の飼い主の依頼による手術からの問題発覚なら全てにおいて最初から対応は異なっておったに違いな、とこのとき感じましたよ。(しばし愚痴になりんす)同時進行で愛護団体に状況説明して相談してみましたところ、説明の途中でこちらの話を遮って役所の依頼で(こちらの好意で)保護して引き渡すまで敷地内で世話をしただけでも我々がさびちゃんの責任者となる義務がある、の一点張りで聞く耳持たずの塩を超えてわさび(或いはタバスコ)対応。目ぇ痛なったわ。もちろん、それは法で明記されてる事ですし、彼らの言いたい事は理解できますよ。相談先は小さい愛護団体やから、対応が大変なのもお察ししますとも。でも、保護施設がいっぱいやったら仮にうちやご近所の有志たちなどで一旦保護しておいてその間に里親探しリストの仲間に入れるとか、お互いサポートし合った連携プレイできますやんか。こっちはお猫好きやから絶対無碍にせえへんと言うのを分かった上で体良く押し付けてくる狡猾さよ。結局近所の自称愛護団体(あえてこう言うてやる)は、SNS上では連日仲間内と極近辺の保護猫&譲渡活動をヒーローの如く熱烈アピールしておりますがこちらで起こっている5匹の行き場を失ったお猫たちのことなど完全に他人事で無視&押し付け。実際にさびちゃんを含む3匹のお猫がそれぞれ個人の善意(全員多頭飼いで新たなお猫の受け入れは正直無理な環境やけどこれ以上放って置けないと言う意味な)によって引き取られる形になっており、彼らが無視した、少なくとも引き取りから溢れた2匹のうち1匹は越冬できず死んだと思われ、残りの子は未だご近所の善意によって餌を与えられている状況。これ以上下手に働きかけると奴らから片っ端から近所のその他の野良猫まで押し付けられかねないので、みなさんもどかしく申し訳ない状態です。いや、この状態がそもそも本末転倒やと思いますけれども。(ちょっとこれもある意味怖い話よ)『玄鳥至る 数奇なさびちゃん』どんどん勢いつけて更新したい思いだけは溢れとりますがもう4月になってるやんか。捻挫の予後とか、イースターのお食べネタとか、お手軽調味料とか発酵ネタでシェアし…ameblo.jp話を戻すわ。で、ヒートアップする大喧嘩からまたしてもさびちゃんの雄叫びシーズン到来で朝も昼も夜も、えらいこっちゃです。当然、寝不足ですし在宅ワーク期間中のオットは集中できまへん。先週はとうとう、うず坊とさびちゃんが大喧嘩して連日の動物病院通い状態ざました。(うず二敗、さびちゃん一敗、まあまあどちらも抗生物質案件の流血事件)全治2週間これまでに心が折れすぎたのですが、それを乗り越えるといまや、ネタ状態でございますよ。ええ。うず坊みたいなピースふるおキャット様がフーシャー状態で取っ組み合いするんですからね、さびちゃんの鼻っ柱の強さがご理解いただけよう。それを置いてもこの2ヶ月おきの雄叫びモードには心身ともに限界やったし、(雄叫びモードの時ピークにかかるとワタクシが抱きしめて落ち着かせるのざます。息が上がってしがみついてくるさびちゃん、辛すぎですよ。)避妊手術しているんやから、その時節には外に解き出してやりなさいと、ご近所のお猫好きマダムにアドバイスされたもののさびちゃん、喧嘩の怪我が多くてまだワクチン接種出来ておりませんし何より彼女が出て行ったら、未去勢お野良のボーイフレンドたちが漏れなく一緒に帰って来るし、何やったらテラス我が物顔で寛ぎ出す始末よ。それは、我が家の先住去勢済みお猫たちにとっては脅威以外の何物でもなく全力で拒否権発動よ。まずはこのさびちゃんの雄叫びモードをどないかしてやっておくんなさい。可哀想すぎます。と、今週も我が家がお世話になっておる動物病院に行ったわけでございますな。めっちゃ常連さんになっとりますよ。そして、まずはワクチン打ってそれから健康状態チェック。からの話し合い。①精神安定を促すお薬(自然由来の)を投与して様子を見てみる②発情を抑える薬を雄叫びシーズンの際にしばらく投与して状況を見てみる③再手術とまあ、こう言うオプションの流れを検討当初は、最初の手術では卵巣が取りきれておらず、それによって発情している可能性これが一番高いかもね、と考えられましたんですけどねそもそも、さびちゃんが最初の術後からたったの5日ほどで発情している事(これは動画に撮って残しておったため間違いなく発情と診断)それが2ヶ月ごとにリピートしておること。(酷いケース)これは薬で抑えたり様子を見ると言う悠長な感じとは思えない、可哀想だけど取り切れなかった卵管の残りがあるかも知れないし、この際子宮もろとも取り除きましょう。と、緊急手術になったわけでござんすよ。そこからがまさに怒涛のスピード展開ですよ、おまいさん。夕方には手術終わるのでその時にご連絡差し上げます。って事でワタクシは自宅待機しておりましたんよ。束の間の平和はオイシイの。すべからく術後、病院はすぐに連絡をくれました。で、さびちゃんの再手術と経過に関してはちょっと電話でカンタンに済ませられるお話ではないので、すぐいらしてください。と言うことですぐに駆けつけましたともさ。診察室に呼ばれて、(先生とさびちゃんはおりませんでしたが)「まずはおかけください、そして落ち着いて聞いてくださいね。」とアシスタントの受付嬢が穏やかに言いました。(長なって来て申し訳ないねんけどこのまま続けるわ。)「おたく様が面倒を見てくださってるさびちゃんですけど、ご存知の通り、先ほど開腹手術を致しました。」「はい、で、彼女は大丈夫でっしゃろか。」(この流れ、なんかめっちゃドキドキするやんか)「ええ、彼女は大丈夫になったはず、といいますか、そうではなかったと言いますかつまり、開腹して分かったことは、彼女にはお腹にメスを入れた跡があるのは確かなんですけど、なんと卵巣も子宮もかなり大きいままの状態で残っていました。」「なんやて💢」「は?それって最初に考えられておった卵巣が取りきれてなかった問題と違って、最初から摘出されていなかった可能性も否めないと言うことでっしゃろか。」「私の口からはなんとも言えないんですけどね、現実は健全な子宮と卵管がしっかり目視できる状態だったため、先生は両方とも取り除きました。」(彼らはご近所さんクリニックであり知り合いでもあるので、迂闊な明言は避けたんやと思います。)行政からお金貰って手術をしたはずの動物病院はなんと、開腹して閉じただけで何にも仕事してなかったかも疑惑ざますよ。(明言は避けましたけど、アシスタント嬢の表情を見たら、そうやねんやろな的な)ひい。さびちゃん、無駄な痛い思いしただけ(かも)やったんですよ。この2ヶ月の苦痛は、何やったんやと思ったわ。ああ、無情執刀医は術中に撮った卵巣と子宮の写真も含めてレポートしてくれるとのこと週末さびちゃんの通院の際に詳細な見解をいただいた上で、役場に報告しに行く予定ざます(オットがな)怪談とはちがう怖い話やけどちょっと、ホンマにこういうの、怖すぎるわ。あ、でもだからフランスってええ加減やし!と、鬼の首をとったように腐すのは早計よ、おまいさん。この手の「本当にあった怖い話」はやはりジャポンでもありますんよ。“避妊手術”らしき痕があるのに、激しい発情…「いったいなぜ?」 再手術して挑んだ、キジトラ猫のミステリーとても猫好きなOさんは、そのときすでに猫を5匹飼っておられました。しかし、琵琶湖湖岸近くの「野良猫のたまり場」で臨時のTNRボランティアをされたときに、心を動かされました。www.kobe-np.co.jp当然ではありますが我が家が再手術費用を負担させていただく形に。(それまでに何回もさびちゃん連れてクリニックに通っていますんで何を今更やけどな)今回は〆て260ユーロの出費と相成りました。これは良心的な田舎価格なんやろうと思っとります。確かに痛い出費やけど、これでさびちゃんと我が家の平和が買えたと思ったら上等やわ(目ぇ痛すぎて泣きながら言うてますよ。)これでかつての平和な日常が戻ってくるとも思いませんけど(せつない)さて、さびちゃんの経過観察で次は土曜日に担当医さんとあらためて診察と今回の経緯についての話し合いを控えております次第で。役所に報告するのはその後になりますよってにまあまあ続きを楽しみしといてちょうだい。(←悪い顔)長々とお読みくださっておおきにありがとうさんでございます。
放置しすぎて、ご報告できておりませんけれども本日はお猫ネタでござーます。(お食べネタも溜まりすぎとりますので、次から放出していくわよ)お騒がせさびちゃんは、めっちゃ元気です。いうても、彼女の立ち位置はまだ保護観察(絶賛里親さん募集中)という状況に変わりはないのですが女の子独特の可愛らしさと、さびちゃん独特のキャラを遺憾無く発揮してオットの寵愛を欲しいままにしております。まあ、あざとい(笑)そこが可愛さでもあると感じるのは歳のせいなのか、お猫バカのせいなのか多分(絶対)両方やと思います。さびちゃんは結局我が家にすっかり馴染んで家猫暮らしを手に入れつつあります。数回ほど雄叫び事件があり何というかプチ家出をしては戻ってくるという、自由奔放なキャラを遺憾なく発揮していたさびちゃんそのうちに、さびちゃんはボーイフレンドまで連れて帰ってくるというしかも、さびちゃんファンは2匹のイケニャンですわ。プチ家出の度に、イケニャンのどちらかが我が家に送ってくるという始末。お猫とは言え、さすがフランス製の女です。で、そのうちの1匹である茶トラのミノルくん(勝手に命名)彼なんか、めっちゃフレンドリー(言うんか)過ぎで我が家のテラスやらガレージで寝泊まりを始める始末。しばらくの間はさびちゃんを迎えに毎日通うミノルくんでしたがそんなミノルくんに対してさびちゃんは塩対応ですよ。ドア前でさびちゃん待ちのミノルくんを見て、ごはんさんはこの表情。明らかに不満な顔してますね。(ちなみにミノルくんは未去勢のお野良様ですが、我が家のテラスでうちのお公家猫たちと鉢合わせしても彼らは喧嘩には至っておりません。不思議なミノルくんです。)しかし、そのうちミノルくんはどうやら我が家の仲間入りを希望している様なそぶりを見せ始めて我が家の人間は白目ですよ。もう1匹の白とグレーの毛長ふさふさのケンちゃん(これも勝手に命名)もちょいちょいお隣の庭を介して我が家のテラスにやって来てはさびちゃんラブコールを繰り返し、出待ちをする始末。(もちろんお姫様は塩対応)さびちゃん、モテモテやな。なんて笑ってられまへん。うちのテラスは外猫ボーイズの溜まり場ですやんか。黒モフは安心して庭で昼寝できませんし、うずらごはんお公家ブラザーズもテラスでくつろげませんよ。で、肝心のさびちゃんは彼らに全く関心なし。もう、ボーイズは気の毒なほどで、さびちゃん魔性の女かよ、でございますよ。さびちゃんは役場の提携先動物病院で避妊手術してから数週間は、発情っぽい兆候を何回か起こしてその度にプチ家出をしていたわけですが、我が家のかかりつけ獣医さんに相談して、次にその兆候が現れる様なことがあれば病院に連れて行って場合によっては再手術やな、と言う話になっておりました。でも、ここの所その兆しは見られず、敷地から出たい様な素振りも全くなく黒モフと同じで、猫より人間が好き、というのが態度に現れまくりでお公家ブラザーズとはちょいちょい小競り合いがありますが(黒モフは完全に隔離しているので)、めっちゃマイペースで遠慮のかけらもなく自由に我が家に住まってオットすら手下状態でございます。甘え上手で、自己主張がはっきりしていてそれを押し通す破壊力抜群の強かさを持ってはります。でも憎めないんですよ。この子なりに必死に勇気ある行動で戦いながら勝ち取って来た猫生なのですから。うちで迎え入れる気は毛頭無かったんですけどまあ、もう我が家の四番目にしら〜っと仲間入りしている様な気がせんでもありません。ワタクシの方も、オットがええねんやったら流れに身を任せておる感じです。ただ、ミノルくんもケンちゃんも、うちに駆け込んできても申し訳ないけれども、それはムリ。そして、お外で最後の1匹になったさびちゃんの姉妹が保護先がないままご近所さんに餌場を作ってもらってとりあえず生きておる状態です。さびちゃんより黒地が多めの別嬪ちゃんです。が、触ると背骨がはっきり感じ取れるほど痩せております。うちにいてぬくぬく生活を送っているさびちゃんの姉妹なだけに、胸が痛むのです。もちろん、この子はご近所のマダムの好意でカリカリ餌はふんだんに頂いているのですが、それでもねえ。同じ姉妹でも他の子達3匹は保護されておりますが特にこの器量良しのお嬢ちゃんはいの一番にご近所さんに引き取られました。(言うても、そちらもお犬殿に3匹のお猫様たちがすでに居たので複雑な状況でしたが、居着いて仕舞えば放っておけません。と言うことで暫く出入り自由のお猫でしたがつい最近はピンクのかわええ首輪を着けてもらっており再び飼い猫の座に戻り咲きました。)結局、うちと同じであちらも「引き取るしかありません」状態になってたわ。しかし、それは良かったですね、と言う話ではないんだな。実際、うちの先住猫たちに関しては迷惑千万で未だに戸惑っております。しかもお野良猫はまだまだようさんいるんです。ミノルくんもケンちゃんも、きっと他にもね。放って置けない人たちに丸投げして突き放す愛護団体の現状には全くもって失望しかありませんよ。(キリがないとか事情はあるんやろうけど、個人の善意は限界があるから連携して愛護団体が存在してはると認識しとったわ。)自ら率先して「あたちを貰ってちょうだい」作戦を遂行できなかった姉妹たち(サビと三毛)が外猫として残っておったのですが保護団体も全くアテにならず、未だ避妊手術も受けられず(さびちゃんでさえ、あの有様でございましたからね)助けてあげたいけど、関係機関に保護活動の協力したら最後、ていよく押し付けられる結果が明らかなので、ご飯だけお届けするもどかしい状態が続きましてね。そうこうしているうちに、ミケちゃんが姿を消しました。不幸にも越冬できなかったのかも知れまへんし、もしかしたら赤子を産んで今は出てこないのかもという、何ともな推定状況。グレーの姉妹を保護したご近所さんと我が家は今も残った1匹のサビリーヌ(もうサビ猫だらけで名前が底をついて来たわ)にご飯を届け続けておる現状でござんす。『旅人の置き土産』光の速さから、もはや音速並みに時が流れております。なんやかんや、書き出したら堰を切ったように書きちぎりたいところですが相変わらず、うず坊に叱られるくらいぐう…ameblo.jpこの頃には、よもやここまで我が家がこの子達と深い縁で繋がることになるであろうとは想像もしませんでしたけれども。世の中で、多頭飼いをなさっておられる方々の中には結構こう言う事情でお猫たちが増えて行ったという方が少なくないんちゃうかと思えてくる様になったわ。黒モフはそれまでの日常を完全に失いましたし、お公家ブラザーズにしても決してさびちゃんと友好的な関係とは言えず、さびちゃんだって、もう2度と過酷な外猫生活に戻ってたまるかという心意気がひしひしと伝わります。人も猫も、えらいこっちゃですよ、はい。これからバカンスシーズン、それで心無い所有者に捨てられる小さな命が増える季節がやって来ております。
ちょっと気を緩めたら、またこれですわ。(こんな出だしばっかりやわ)今年のおフランス(いうてもワタクシが住まう界隈ですけれども)春はございませんでしたか、というくらい寒くて雨ばっかりで、七月が来たというのにまだ肌寒いったらあらしません。テンションもなかなか上がらへんのよ。それがブログから遠ざかった原因とちゃいますけど(ただの怠け者)これは流石にあきません。という事でとりあえずリハビリ更新今年ならでは的な出来事の覚書として残しておきたいことをさっさと書き千切ることにしようと思います。まずは、オーロラ(いつの話やねん、言わんといて←五月初頭の立夏の頃じゃった)ええ、ええ、うちの近所でも観測できたんだな。ほれ、こんな感じで(実際はもっと赤いピンクな感じやった)たまたまですけれども、うちの(オット側の)従兄弟が結婚15周年記念として改めて結婚式をした際の帰り道で遭遇よ。実際、当時も彼らは式を挙げておりますが、その時は親が(ある程度出資もしたけど相当に口出しして)主導権を握りすぎて当人たちがやりたい感じの式〜パーリーにならんかったので、記念日を兼ねて彼ら主導で100%やりたいスタイルで自分たちが選んだ招待客と共に思いっきり楽しむ式を計画しはったわけです。10周年にも盛大なパーリーを行ってますねんけど今回は教会ではなく野外特設会場を設置して市民婚的な(なんていうか忘れたわ)儀式を行って大いに盛り上がられました。離婚したり破局したりとなんやかんやな年代の従兄弟たちが多い中、こういう風に盛り上がりながら長続きしているカップルの祝い事はよろしわ。んで、そのパーリーの帰り道にオーロラ観測というお土産まで頂きましたわ。(本来なら泊まりがけで夜通しパーリーに参加するのが仏的披露宴パーリーなんでございますが、オットが翌日に何や用事があって深夜に退散した次第よ)おおきに。せやけどこの幻想的なオーロラですけれども赤いオーロラって、欧州では縁起が悪い予兆らしい。北欧や中世ヨーロッパでは、赤いオーロラは神の怒りであると恐れられ、災害や戦争、政治の大変革などの不吉な出来事の前兆であると考えられているそうな農地の上で見られておりますんで、農作物の自然被害など無かったらええねんけど。と思っとりましたが今年の天候は雨と低気温で、葡萄畑にはカビが蔓延しておりますし他の産地でも春先には霜やら雹やらですでに結構被害も出ておりますそうで。大豊作が続いた過去2年、今年は厳しい年になるやもしれへんな思います。それから暫くして仏国のオリンピックモードを体感する機会がおました。(普段はまったく他人事レベルの地方住まいですけれども)オリンピックの聖火ランナーと遭遇。あ、これは偶然ちゃいます。このタイミングでお仕事で遠征したソミュールにて、聖火ランナーの式典があるという事でこの時集まっておった関係者たちが招待されたんですよ。ロワール河のほとりをランナーたちが聖火を掲げて走り、ロワールといえばの古城にて聖火セレモニーというプログラム。めちゃめちゃ絵になってました。(映える、言うんかしら)このマドモワゼルは地元の消防士(かっこええ)周りの白い体操着(とは言わへんと思うけど)を着ておるお仲間も消防団員。写真に上手く収まりませんでしたけれど、会場になったお城の城壁に掲げられた世界中の国旗の中心には、ギリシャ、フランス、ジャポンが並んで大きく掲げられておりましてこれはきっと、オリンピック発祥のギリシャ、前回のオリンピック開催地のジャポンがフランス国旗を挟んで仲良く棚引いているという絵面でござんした。お偉いさんたちのスピーチとか、近隣の小学生たちが歌を歌ってお出迎えとかフランス王家御用達の乗馬の町としても有名で、騎兵連隊の本拠地ソミュールならではのル・カドルノワール・ド・ソミュール(国立乗馬学校)の方々も参列してはったし、それはもう華やかでござーました。特に地元のあらゆる人種のちびっ子たちがランダムに世界国旗の旗をヒラヒラさせてキャッキャ盛り上がっている様子は、平和そのものな光景でありんした。(当然やけどお子さんの写真掲載は控えさせていただきますよ)個人的にですがロワールではソミュールが一番愛らしく魅力に溢れる街やなあと毎度思うんですけどホンマに何回訪れても惚れ惚れします。(城のスケール感とか、街の都会的さとか言い出したら、他にもようさん名前が挙がってきますけれどもね)ロワールのお城ネタでいつも思い出すのはボルドーの民とロワールの民の会話。ロワールにやってきたボルドーの友人に地元民がお城を指差して「おたくのところでは館のことをそう言うみたいいやけど、ロワールでは(シャトー)いうたらこういう城のことを言いますのやで。」(軽い冗談とお互いわかっているので笑うところやからね)確かに、ロワールでは王家が建てさせた館を城という感じやねんな。ボルドーの館も素晴らしい思いますけどそんなロワールのお城なんかの話は、また機会があったらするかもやけど季節限定で、ロワール河沿いにそびえる聖火のオブジェまあ、ホンマにお天気が安定してないんで鉛色の日々が続いておりますがそろそろ夏らしさも欲しいところざます。という事で、気になる(誰がやろ)、もとい放置状態の我が家のお猫様たち情報などは次の更新にでも
どんどん勢いつけて更新したい思いだけは溢れとりますがもう4月になってるやんか。捻挫の予後とか、イースターのお食べネタとか、お手軽調味料とか発酵ネタでシェアしたいものなんかが溜まりに溜まっとるのですがやっぱりお騒がせしたお猫騒動から行っときます。前回のブログ記事の写真で、しらーっと載せていたんですけどもこのお方。さびちゃんは、家出してから三日目に帰ってきました。(あの時が二月なんでどんだけブログご無沙汰状態よ。)雄叫びを上げながら出て行った彼女は、すっかり元のさびちゃんになっていました。そうです。つまり、最強のサビちゃん復活というワケです。(避妊手術失敗の可能性があって、しばらく妊娠の兆候など要観察でドキドキでしたが)戻ってくるなり、黒モフに飛びかかって一騒動起こしごはんさんとも取っ組み合いが何度かありました(なんでやねん)不思議なことに、うず坊とは今に至るまで一度も喧嘩をしたことがありません。ただし、お兄ちゃん大好きうずですので、さびちゃんがごはんさんとピリピリモードに入るとお兄ちゃん側に立って唸ります(これが一番怖かったりする)黒モフは完全にビビってしまって、日中はほとんど庭で過ごし夜はオットの仕事部屋に完全引きこもりになってしまいました。やれやれそんなさびちゃんですが、なぜか人間には完全に心を開いておりとりわけオットが大好きでデレデレに甘えております(オットもデレデレだがな)ソファーではオットの隣でぴったりグルグル夜はオットに添い寝で腕枕させてグルグル。側で見ていても、あざといくらい女子力高くてかわええんですよ。他の男子お猫たちはここまでしないので、オット最高にご満悦状態ですわ。そしてこれは家族に限らずいかなる客人が訪問しても、大歓迎で擦り寄っていきソファーに座れば隣にやって来て一緒にくつろぎ、宿泊する客人にさえも腕枕させて一緒に寝るというサービス精神てんこ盛りなお猫でございました。もし、1匹だけ大事に仲良く飼いたいという猫好きさんには最高の条件が揃った子だということが発覚しました。つまり、それだけ我が家でも馴染むのが早くて、オットが手放せるようになるのかどうかも心配レベルです。こうなるとこの子の里親探し、どうなるんやろうという感じです。(今の所お猫を飼いたいという人が直近におりません)お猫たちの関係は時間が解決するほど単純なことなんでしょうか。さて雄叫び事件で、家出の後ですから(もし避妊手術に問題があったとしたら)さびちゃんは妊娠している可能性もあるわけで。しばらく期間をおいてからかかりつけのクリニックへ連れて参りました。(彼女もストレスで肌をかきむしっていたのでその件も併せて)うちの猫たち行きつけのクリニックの先生いわくまずあの雄叫び事件については、さびちゃんは術後の痛みで叫んでいた可能性があると言われました。(何やて!ですよ)「我がクリニックの場合、女の子の避妊手術の後は念の為に最低三日分の痛み止めをお出ししていますよ、お薬はもらわなかったんですか?」と呆れ気味に聞かれましたよ。抗生物質的な薬を一錠渡されて、この子は健康に問題なく家猫に迎えるには最高のコンデジションですってポリスのイケおじに言われただけでしたし。雄叫び動画を持って手術を受けたクリニックへ行ったけれど、卵巣の一部が残ったかも知れません説しか出てきませんでしたわよ(しかも再手術はウチ持ちって言われたけれども、すぐに診るからお猫を連れてこいとも言わなかった。言われたとしても今後この病院に診てもらうつもりは一ミリもなかったんでうちの行きつけの病院へ連れていく直前に家出事件勃発という流れでござんした。)ということはですよ、さびちゃん、めっちゃ痛かったんやんか。(黒モフのストルバイト結石の際の痛み止めがあったので彼女に与えたんですけどそれでは効かへんかったんで痛みじゃないのかとも思ったのですが、それでは足らんかったということかもね)ホンマにホンマに可哀想なことをしてしまいました。それから、さびちゃんは避妊手術を受けた際にチップも入れてもらっていたようでそれがね、おまいさん所有主名のところが、役所の名前になっとりましたそうでつまり、そういう記載がされているということは我が家でさびちゃんの面倒を見て食事を与えていたからと言ってもさびちゃんの所有権は役所にあって彼女の責任者は彼らというワケで「誰もおたくにさびちゃんの面倒を見る責任など押し付けることはできません。法的にね。」と言われました。(もしも避妊手術に万が一の問題があって再手術となってもそれは役所が責任を負う義務が発生するということなんでワタクシに責任を押し付けるのも何もかもがお門違いということやねんけど、そもそもクリニックの人がチップ入れたワケで何もかもに呆れてたわ。)だからと言って、現実的には誰もさびちゃんを引き取ったりせえへんしせっかく時間かけてお腹の虫も退治して完全に清潔健全な飼い猫レベルになるまで一緒に頑張って来たんですから、ここまで来たら路頭に迷うようなことはしませんよ、もちろんね。この子の所有者をあなたに書き換えることもできますけど、どうしますか?と言われたものの、現状4匹が穏やかに暮らせる状態ではありませんやんか、ということでそれは保留させてもらって、愛護団体の管轄下のお猫という立ち位置にするべく一旦元のヤブクリニックに向かってチップの中の所有者について書き換えをしてもらいましたよ。いきつけのクリニックの受付嬢が、譲渡される可能性のあるお野良ちゃんはブリジットバルドー系の保護団体の認証と番号が記入されるらしいわ。(譲渡後に個人の飼い主様に書き換えざます)まあ、これでとりあえずさびちゃんを受け入れたいという方が現れた際は書類的な問題はクリアでっせという感じよ。でも、そう簡単には見つからへんわよね、もう子猫ちゃうし(2歳くらいですけど)それでも、1人でお留守番完璧にできる子ですし、めっちゃ甘えっ子ですし、トイレも問題なく、元お野良といえども人間の食べ物には一切興味なし絵に描いたような理想の家猫になれますよ、と自信を持ってお勧めできるわよ。(元々姉妹たちで行動していたので女の子のお猫となら多頭飼いできる可能性はあるかも、ですけど、うちは全員男の子なんで非常に難しい状況。おひとり様飼いが望ましいわ。)ということでさびちゃんは、多頭飼いの我が家の家猫修行中ということでとりあえずしばらくは我が家で預かりという感じですがごはんさんとの仲も、幾度かの取っ組み合いを経て(!)落とし所を見つけつつあるのかないのか、状態です。色々思うことはあるんですが近所のマダムもワタクシのやうな経緯の結果的に保護猫多頭飼いお仲間で彼女の営むワインバーはお猫が闊歩する猫カフェならぬゆる〜い猫ワインバー状態なんですけど、最初はどんなに険悪で取っ組み合ってもそのうち落とし所をみつけたりして、案外仲良く共存するからどんなに喧嘩しても人間は関与せずに猫同士に任せる方がいいわよと、アドバイスされましたわ。看板猫娘よ確かに去勢済み、避妊済みのお猫たち同士ですし致命傷になるやうな殺気だった喧嘩はしませんけれども黒モフはストレスで皮膚炎やストルバイトになるタイプなんで、やっぱりそれなり以上に気を使ってあげんとあきまへん。もちろん、ごはんさんもうず坊もケアが手薄になることがないようにそしてやっぱり新人のさびちゃんだってストレスはあるワケですからその不安を何とかせんと、一色触発案件から人も猫も解放されません。そう考えると黒モフが我が家の仲間入りを果たした時は、人間が懸念していたアレコレは一体何やったんやというようなスムーズさでした。みんな若かったというのもあるかもね。さびちゃんからしたら、童女がお公家や野武士のおっさんだらけの中に放り込まれるような状況ですから、そら、怖いわな。(さびちゃんの鼻っ柱の強さも大概怖いと思われてるだろうが)そうこうしておりますうちにさびちゃん、再び雄叫びの兆候が出て来てまたしてもイースターの週末にテラスを超えて家出してしまいました。(今度のはストレスによる大声的な感じですんで、気が済むなり、腹が減るなりしたら戻ってくると踏んどりますけど)果たして、今度は何日で帰ってくるのか来えへんのかそれにしても、お転婆さびちゃんがいるのといないのでは家の静かさが違いすぎて面食らって笑ってしまうほどです。話題に事欠かない自由な女さびちゃんネタは続きそうですわ。
前回のママンの訃報にあたってたくさんの心温かいお気持ちを寄せて頂きましてホンマにホンマに、おおきにありがとうございます。また、ママンの思い出話など(もうすぐパックですし)想いが溢れるたびに書きちぎりたいと思いますんでその際には、懲りずにお付き合いいただけますと幸いです。さて、ネタの宝庫で溢れかえっておりましてさびちゃんの事とか捻挫の予後についてもちゃんとご報告したいところですが久々に思い立って行って参りました。自称、無功得詣で(笑)『無功徳 』しら〜っとブログ更新ざます。気がつけば、最後の更新が6月末って、夏が終わってしもうてたわ。ちょっと気を抜くとすぐこれですわ。別にヴァカンスをとっていたわけ…ameblo.jp靭帯損傷で長引く捻挫にウンザリし、お猫騒動に追われ(笑)ママンの葬儀で右往左往し、年明けから気が休まる暇がないまま3月を迎えとりましたけれどもそんなワタクシに気分転換を、と親しいお付き合いの近所の米国人マダムと地元の仏人マダムが久々に外食ランチを誘って下さったんだなで、この日はまあまあ寒いのにテラスでサラダランチしました。(これは雨ばっかりで冬の時期にビタミンD不足で冬うつを起こしてしまった米国人マダム立ってのご希望により)その帰り道、仏人マダムが美容院の予約を取るというので、思い立ったが吉日ついでにワタクシも断髪式の予約をお願いしましたんです。去年のピンクリボン月間やと、まだちょっともう一息伸ばしたいなあという気持ちやったんで、渡りに船。美容院のスタイリストさん曰く、最低10cmからでも受け付けてくれるアソシエーションに変更したらしいのでハードルが下がってこれからも行きやすなったわ。てことで今回は17cmの収穫でござるよ。歳の割に白髪が少なくて、毛量がすこぶる多いのだけが自慢ざます。染髪もパーマもなーんもしてませんので、とりあえずバージンヘア言うのん?前日に頭洗ってヘアアイロンでストレートにしてツヤを足しときました。(それが役に立つかどうか知らんけど)仏人の毛量を考えたら、大漁ちゃいますか。スタイリストさん毎回大喜びやしかといって、一人分のウイッグからは程遠い量やわな。前回の断髪式から意識して張り切って伸ばしておったわけとちゃいますが(途中セルフカット挟んで伸ばしっぱなしやったのではないので)思った以上に伸び放題やったので絶好のタイミングでした。おりしも、姉さんの命日に近かったんでワタクシなりのピンクリボン月間とご供養を兼ねて、という感じになってむしろこれでええわ。それにしても月日が経つのってなんでこんなに早いのでせう。前回2021年にドネーションした時は、姉さんも他のガンサバイバーさんたちもご存命やったというのに。みなさま、桜の夜雨に散って終われた。そして、最近、お江戸の友が約2年にわたる抗がん剤治療を終えてこれから10年という月日をかけて再発防止のお薬がスタートしましたんだそうで彼女もまだもうしばらくウイッグ現役。ワタクシの髪が届くワケではござーせんが、心意気だけでも届いたら悪病退散のおまじない効果は見込めるやも知れまへん。思い返せばワタクシのママ上は癌が発覚した段階ですでに遠隔転移でステージ的にいうと4という状態でした。でも、当時は本当に何にも分かってなかったな。と今になって思うことばかり。解りすぎることが怖いという気持ちの影響で思考停止やったんかも知れまへん。それは、姉さんとの対話で気がついたことなんですけどね。世の中には、看病したり看取った方々の中でお見送りの後に起こる、記念日反応と言うのがあるらしいんですけどワタクシにとってはおみかんと、桃と、ミモザとチューリップがそれです。おみかんは、いまだに食べられませんの。(フツーに食べられるねんけど、見てる方が好き)心身が不調になるといワケではないんですけど、気持ち的に、いろんな想いが溢れまくってしまうんですよ。もっとできたかも知れない、というのは残されたものが必ず感じることでありでもそれって、未来の自分から見たらそう思えるだけのことでそうやって後悔するのは故人に対して礼節を欠くような気がするのでスルーでよろしと思っとります。憐憫の情のやうなものはある気がしますが憐れ、と云やうな上から目線ではなくてもののあはれ、の無常感のような感じに近い気がします。盛りの過ぎたチューリップすら、愛おしいわ。我が家のさっちゃんの桜はもう葉桜になっておりますが(寒桜という種でもありませんのに、今年も2月に満開でござんした)桜も、記念日反応してはるんでしょうかねえ。それよりも、見事に咲き乱れた白木蓮が美しすぎるんですけれど。ワタクシにとっての記念日反応は、感無量の思いが迫り来る感じであってそれは、いつまでもその時期が来たら、それを感じたいと思うんですよ。それが、故人とワタクシが同じ時に共に生きた証でもあると思えるので。ところで思い出したわ。毎度お世話になるヘヤーサロンの看板ワンコさま。すっかり成長して、看板お犬殿になっててお客様のお膝に乗ってくれるサービス付きやったわ。そういえばかかりつけ医のムッシュの診察室(診療台は奥やけど、対面でお話をするデスク周辺)には、保護団体から引き取ってきた子犬がいらしてかわいいござんした。ジャポンやったら衛生的な面でも、アウトでしょうかね。いや、美容院はともかく、病院の診療室でお犬様がおるのは新鮮な驚きでしたが。(多分、毎日のことじゃない気がしますけど)ということでまた取り止めのない内容でスマンこってすがドネーションしてみたい方々、別にピンクリボン月間やのうても思い立ったらいつでも出来まっせ、ってことで。
三月になりんした。さびちゃんネタ、捻挫リハビリネタ、お食べネタ、2年前のこの時期ネタ色々書き溜めてはおるんですが、、オットのママンが天に召されました。オットのママンといえば、一般的にはベルメール(義母)というカテゴリーに位置付けされるかと思いますがワタクシにとっても、迷うことなくママンという位置付けで日本のオカン、フランスのママンという2人の母という存在でござんした。ジャポンのオカンが天上へ旅立った後ワタクシの心に一番寄り添ってくれたのは、ママンでございました。ママンの存在は、ワタクシの仏国生活の中でやわらかい春の日差しとそよ風に抱かれておるような、そんな存在ざました。たまたまうちのオットが出張で仕事先に向かうため中間地点のママンの家に泊まる予定で帰宅した際には既に旅立った後だったそうですの。台所には灯りも灯っておりいつものように、ただいま、と言いながら家に入り自分の部屋に荷物を置いた時に、いつもと違う何かを感じて様子を見に行くとダイニングのテーブルの椅子にうたた寝しているかのように腰掛けていらしたそう。少し微笑みを讃えながら、平和で美しい表情だったそうよ。ママンは至って健康で、自立していて、忖度抜きに誰からも愛され慕われている愛らしく、美しく、そして凛とした女性でした。84歳でしたし、いつかその日は誰にも等しくやって来ると頭では理解していたつもりでしたけれどももっともっと元気に長生きしてくれるはず、と心のどこかで信じていたかったので誰もがショックを受けていたかと思います。ただ、寂しく悲しいことには間違いありませんけどワタクシ自身はというとここでは到底書ききれませんけれど彼女の人生とその旅立ちに、深い深い感銘を受けておりました。誰か亡くなって、その後にこれほどの感銘を覚えたことは人生にありません。おりしも、ママンの庭にはミモザが満開で、木蓮の花がこれから花盛りに向かう春の兆しを感じる様子になっておりました。もうすぐ桜の花が咲いたら、イースターでみんなは彼女のパテドパックを心待ちにしていました。(ええ、現役ですよ)お葬式では、4歳のひ孫から、同世代の親類や友人に至る彼女と縁があったあらゆる世代が涙を流しておりましたがママンは、やっと愛する夫(うちのオットのパパですよ)や幼いうちに喪くした息子先に天上へ旅立ってしまった家族たちに再会できたわけです。たぶん、ワタクシのママ上やパパ上とも。そう考えたら、また感慨深いわね。ママ上とママンは誕生日が1日違いでござんしたが、不思議な偶然ですけど、月こそ異なりますが命日が同じ日にちやという事に後から気がつきました。ママンは2年前に兄様を喪っておりますが、(彼もまたいつものように変わりなくみんなにおやすみといってベッドに入ってそのまま旅立った)全く同じ月の同じ日に旅立ったんですよ。不思議なことにうちのこの子は、ママンの旅立ちを感じていた節があり(思い込み補正ともいう)ちょうどその時分はいつまでも(やっぱり今年も早咲きやった)桜の木のそばで天を見上げておりました。ママンの冷蔵庫の中には、オットと食べる予定の前菜が用意されていたそうよ。もちろん、オットの好物で彼女のスペシャリテの一つ結局は近所に住まうオットの兄さん家族や、駆けつけて来たお姉さん夫婦たちと一緒にママン作、最後のお皿を分かち合う形になったんですけどある意味理想的なのかも知れまへん。こういう場合、ジャポンでは大往生という言葉がお悔やみなどでたまに使われがちですけれどもちゃんとした使い方としては喪った親族側がお悔やみの言葉に対して謙遜の意味で使う言葉であって、他者が声をかける際に使うべき表現ではないらしいわ。(そらそうやな)ワタクシ的には今回のそれが大往生やという表現が正しいのかどうかわかりませんけれど、感銘を受けるほどママンの人生は最後まで凛として愛に溢れておった今生きている人からも、彼女をお迎えに来た天上の方々からも間違いなく誰からも深く愛され尊敬され親しまれた人(人生)やったということでございます。今生ではもう会うことは叶いませんが彼岸の向こうや天上では、懐かしい顔ぶれが揃っておると思うといつかの再会に備えて、彼らが生きたかったこの世の今日を一生懸命生き彼らの分も楽しみたいと思うばかりでございます。『ビューティフル・ママン』この週末は、オットの実家へ里帰り久々にビューティフル・ママンの手料理三昧でした。今回は、用事も兼ねていたのですがいつも泊まるかつてのオットの部屋にはとーっても…ameblo.jp『Le lundi de Pâques と自家製パンの天然ビール酵母』今年の復活祭は歴史に語り継がれる祝祭になりやんしたね。日本で言えば、盆や正月に帰省も叶わず離れた家族とも友達とも一緒になる事が許されない上に墓参りとか初詣に…ameblo.jp
勢いつけて書きちぎりたいと思います。『黄鶯睍睆(うぐいすなく)さびちゃん、地獄の三日間(前編)』2月も流れ星の如く、月日の経つ速さに完全についていけてないオバハンひとり。ミモザが出回り、チューリップが花屋の軒先で並ぶ時期になると胸突き八丁やった…ameblo.jp兎にも角にも、やっとこさ、さびちゃんが避妊手術を受けられる事になりました。結局、役所はその後地域猫としてさびちゃんをリリースするしかないのですが(愛護団体は我が家で一時保護をして役所に繋いだという流れを聞いて、さびちゃんの保護責任は既にうちにあるのと、どこもかしこも保護した動物でいっぱいで恵まれた立場のさびちゃんは引き取り対象になるのは無理っぽい言動しか返ってきませんでした。)今更外猫に戻すのは、なんかちゃうでしょう、と思いうちで保護して里親探しをする方向で、一旦引き受ける話で決着がつきました。一緒に過ごす日々が長くなると、情もさらに湧きますし外猫時代から、お腹の皮膚病を一緒に治したり、猫エイズも白血病も陰性で健康優良児と来たら、せっかくのこの状態を保ってあげて、チャンスがあれば引き受けてもいいよという方にお渡ししたいですし。ここまで強引な流れになって来たら、もう流れに任せてどうなるか見て行くしかないそんな感じになってまいりました。その朝、さびちゃんがイケおじポリスに連れられて動物病院へ向かってから久しぶりの開放感ですよ。インフルエンザであろうが、足首靭帯損傷しようが、待ったなしで朝晩地下のVIPルームにお世話をしに向かう日々は既に1ヶ月以上になっとりました。VIPルームに軟禁状態(発情の兆しが出ておったため)という状態はワタクシにとっても彼女にとっても辛いことでもありましたんですよ。ワタクシにくっついて甘えまくり、別れの時はそれはもう切ない声で鳴くざます。正直なところ、彼女もそうでしょうがワタクシ、心身ともにイッパイイッパイになっていた気がします。彼女のお世話以上に、身の振り方が決まらない状態がいつまで続くのかちょっと疲れていたんやと思います。恐らく雄猫と違って少なくとも1日は入院かな、とやんわり考えるとたとえどんなに短時間でも、もの凄い安堵と開放感。1日休暇をもらえたような気持ちになって、ゆっくりと過ごせる算段でござんした。が、イケおじポリスからの連絡で、なんと日帰りということが伝えられましたん。そこからは、マッハで準備ですよ。足の調子も良くないのとクラッチ杖で階段の上り下りも厳しいということで彼女は我が家のゲストルームにて保護観察扱いに格上げとなりました。オットは、もう我が家で保護〜迎え入れという流れで覚悟は決めておったようです。(半ば、誰にも期待できないし、そこに時間や労力を割く暇がないので)ワタクシは、黒モフの時のようにスムーズに行く予感は全くしなかったので隔離用ゲージを用意して気持ちだけ万全の体制を整えようとしたんですわ。ゲージは折りたたみ式でかなり広めの(トイレも格納可能な)スペースが保てるヤツにしました。Amazonプライムのおかげで、予定が確定してからあっという間に準備できたのが救いよ。で、さびちゃんは同じ日の夕方に元気にご帰還驚いたのは、エリザベスカラーもしてないの。念の為にうず坊が愛用していた布地のカラーも準備しておったんでそれをすぐに着用したら秒で外され、これは無理と諦めるや否や今度は術後着を着て頂いたんですけどこれも目を離したスキに見事なまでにきれいさっぱり脱ぎ去られるという器用さを見せつけられました。傷口はホンマに小さくて、抗生物質も翌日1日のみの服用でオッケーということで女の子の避妊手術は大変やと思っとりましたが、昔と違ってかなり負担が軽くなるように技術が進歩しているんかなあと思った次第でありんすよ。が、主張のしっかりした彼女がおとなしく個室に入ってくれていたのは二日目まで。部屋を出せとうるさくなって来て、その日の夜からワタクシが一緒の部屋で寝る事にしました。1人が寂しかったんでしょう、ベッドに上がって来て大人しく一緒に寝ました。ドアを開放してゲージ越しに他のお猫達に存在を知らせてご対面も果たしましたが果たしてどうなるかと思いきや飛びかかり事件の再発はありませんでした。(これはごはんさんにはトラウマ級のびっくり事件でしたから)どのお猫に対しても、猫を被ってませんか?と思うほどラブリーでフレンドリーまあ、いきなり手術の後、環境がガラリと変わりましたからそれに既に面識は前からありましたし、しかも室内は彼等のエリアですんで大人しく馴染もうとしているかのようにも見えました。そして予想通りオットに対しての甘えっぷりと来たら!うず坊もごはんさんもわりとツンデレ塩対応で(涙)、黒モフだけがオットに上手に甘えてくれて仲良しやったんですけど、さびちゃんはオットにくっついて歩くし、夜は寝かしつけをしてくれるほどでお見事な女子力を発揮したのでござるな。なんか、他のお猫達から警戒されても、シオらしくしていたりしてちょっと良い感じで落とし所を見つけてくれたかなと淡い希望をもっておりましたが、甘かったんです。うちに入って五日目ごろからさびちゃんに異変が起こりました。避妊手術したというのに、発情の雄叫びが始まったんですよ。行動もまさにそれ。去勢済みのお猫達はむしろびびっとりました。あまりに雄叫びがうるさいので、仕舞いにはごはんさんに怒られる始末。これはやばいんちゃうの?発情する筈はないのに明らかにおかしいんですよ。夜も昼も彼女の雄叫びでオットも私も(お猫達も)完全に睡眠不足と神経が参りそうになりました。しかし一番辛いのはさびちゃん自身ですよ。私に何が起こってるの?助けて?と言わんばかりにワタクシを見つめるさびちゃん。そこで、彼女が手術を受けた動物病院(うちのかかりつけではない)に直接行って動画も見せて、これはどういうことなんでっしゃろ?と相談したんですよ。(もちろん、ストレスになるのは嫌だったのでさびちゃんは家で待機)担当医はおらんかったんですけど受付嬢が動画を見てビックリしとりました。手術はちゃんとなされているので、これはちょっとありえないんだけど、と言いつつかなりレアなケースになるけれど、卵巣の一部が摂り切れていなければこういうケースが有り得る、ということでした。(怖)しかも、再手術が必要であれば経費は今度はお宅が責任者なのでご負担お願いしますって、(おい)この大ボケにワタクシはどうツッコむべきか一瞬考え込んでしまいました。なんかねえ、今までの経緯といいホンマにさびちゃんが可哀想になりました。と同時に、どう転んでも我が家が引き取るべき流れにしかならない状況になっていてこれって、凄いなあと感心したほどです。避妊手術したというのに、ほんの数日で発情期になってオロオロしていているこの子を、シロウトの我々はどうしてやればいいんでしょう。病院側も、役所と提携した手術やったし、我らは責任者であっても飼い主という立ち位置じゃないのでなんかちょっと親身さにかけるというかこれがフツーにうちの子ですって依頼してたらこんな対応ではなかったはず。再手術の負担なんかええんよ、必要であればなんでもやってあげたいねんから。でもミスというより運が悪かったんやと思うので医療者を責める気はないねんけど現実として結果的になんらかの問題が起こってるのにフツーはありえない話やけど、再手術が必要と思うなら費用はお宅でよろしくね、の話(お金の話はもちろん大事やけど)まず診察しましょう、そこからどうするか決めて行きましょう、って話にならへんか?ここ、動物病院ですよねえ、そして苦しんでるのはあんた達が手術したお猫ですよ。(確かに人間もツラかったけれど)病院変えてあげて本猫は好きで雄叫びを上げとるワケでもないですしそれはもう、全てがホルモンの仕業。食欲はなく、昼も夜も眠れぬ悶々と雄叫び状態がずーっと続いていて我が家のお猫達(元男子)に擦り寄って行くも、超塩対応で猫パンチを喰らわされる始末。(それでもシュンとするだけで、300倍返し出来るはずの勢いが全くないの)ワタクシもオットも、これには正直限界状態でした。でも、だからと言って野外に放つなんてとんでもありませんやんか。あんたが泣きたい時は、一緒に泣くわ。その雄叫びも、受け止めるから発情の嵐がさるまで気張るんやでと、なだめすかしてなでなでするしかありませんでした。もう、うちの行きつけの動物病院へ連れて行こうそう思った矢先にテラスに息抜きに出たごはんさんを追って、一緒に出たさびちゃんの姿が見当たらなくなりました。今までは敷地内でお散歩して帰ってくるパターンやったんですがなんと、お隣のお庭で雄叫びを上げておりました。オットに連れられて戻って来たさびちゃんちょっと落ち着いたのかカウチに飛び乗って、スヤスヤとお昼寝を始めたんです。安心したのも束の間、5分も経たぬうちに飛び起きて初めてテラスのドアをカリカリして開けてちょうだいポーズをしました。そして私に向かって雄叫びとは違う声色で、訴えて来ました。ワタクシの脳内に彼女の訴えが直接来た気がしました。彼女は自分の意思で我が家の窓際でカリカリをして入れて欲しいと訴え玄関から我が家に入って来たお猫です。1ヶ月以上軟禁状態からの手術、いきなり多頭飼いの家の中という環境の変化で彼女の方こそ精神的に参ってしまったのかもしれません。黒モフがストレスで病気になる直前も発情ではない雄叫びを上げることがありそれをワタクシは思い出しておりましたん。これは、出してやらねばならぬ。もしかするともう彼女は戻って来はせえへん気もしました。それがもしかすると彼女を危険に晒すことになるやもしれぬが、それが彼女の今一番の望みやとしたら人間の感情の都合や責任論などどうでもよろしい。ワタクシはそっとドアを開けました。さびちゃんは、一目散にテラスの段差に飛び上がって(これは黒モフの通路)屋根傳にお隣の家方向に向かって消えて行きました。お隣の家や庭は、かつて彼女が旅人に餌付けされてから通い詰めた勝手知ったるエリアです。もしも、我が家に戻って来たければ彼女は迷うこともなく戻って来られるでしょう。もしも戻って来ないのならば、それが彼女の意思や思います。案外あっさり数時間で戻って来るかもね、などと寂しいがるオットを慰めましたが黒モフの時みたいに髪の毛振り乱して探して連れ戻すという勢いではありませんの。薄情な、とか言わんといて。この2ヶ月近く、彼女を毎日お世話させてもらって心は通じる間柄になったつもりでござんすよ。だからこそ、気が済むまで外の空気を吸って、他の姉妹にも会いたいと思ったかもしれませんからそこから、彼女がどうしたいか選べばええと思って解き放したんです。面倒くさなって放り出したんとは違います。度胸があって頭のいいさびちゃんですから、困ったら帰って来るかも知れませんし帰って来ぬやも知れません。さて、さびちゃんはどうするのでせうか。続きにしたくないけれどさびちゃんは地獄の三日間を経験して、外に飛び出して行きました。現時点でこの状態なんで、引き続き彼女の経過をお知らせできますように。。