pluviôse「仏蘭西 猫と台所」

pluviôse(フランス雨月)

フランスの食卓から leeloux の喰い意地の張った仏国日常生活のひとりごと。

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  • 24Nov
    • 小春日和の画像

      小春日和

      ご無沙汰の極みでござんす。もうどこから手をつけていいか分からへんくらい放置しておりましたけれども本人はご機嫌さんに田舎暮らしのロックダウンを満喫中ざます。もうすっかり黄葉は散ってしまっておりますけれども黄葉に浮かぶ葡萄畑のモンサンミッシェルの如くですわ。人間には困難な年ですが、自然界は相変わらず美しくたゆたえども沈まず、ですよ。果てしない田舎ですけれどもロックダウン中の散歩道にこんな景色が拝めるんやから上等。んで、オバハン何をやっているかといえばこの期間ご近所のレストラン(田舎にしては大変多い)が前回以上にお持ち帰りのテイクアウェイに精を出されているところが非常に多いんですけど、これまでの購入して応援する側から作る側とシフトして応援させて頂く状況になっとりま。仲良しのレストランのマダムと軽いノリで地元のワインに合う地元の食材メインで和風オードブル弁当なるものを提案したところ、恐ろしいくらいの注文が入って予約の取れない状況でシェフたちとフラフラになりながら老体に鞭打ってお手伝いさせてもらっとりますよ。なのでとうていブログに向かう気力もなかったんですけど、やっとリズムが掴めてきたんで、気が向いたら色々また更新していこう思います。石の上にも三年言いますけどこの地にやって来てからコツコツ地味に積み重ねて来た信頼と実績でやっとこさ今まで散々お世話をいただくばかりだったワタクシが地元の方々に恩返しするチャンスを頂けた気がしますわ。10年前にタネから育てた柚子(5年前に接木したけどな)が、春のロックダウン中に初めてひょっこり花を咲かせて、実をつけ2度目のロックダウンで完熟したわ。いつもこの地に根を張って一緒に成長しよなって声をかけていたけれどすごいタイミングやと思います。ワタクシのために花を咲かせて実を結んだ訳ではないのは重々承知しとりますがやっぱり感慨深く、戦友をみる様な気持ちになったり。いやそれ以上にワタクシを支え続けてくれた大きな存在ですよ(オットもな)。まあ、仏国はまだまだこれからも非常に厳しい状況であることは間違いないと思うんですけど、自分が何かさせて貰えてそれで何方かが喜ばれるという場所があるのはありがたいことで。この経験が将来の自分をまたどんな形で助けることになるやも知れへんし今までの自分が色々やって来たことにも助けられている訳で過去の自分に心から感謝したいし、やって来たことは何一つ無駄がなかったからそれでええんよ、迷わず進めと過去軸のワタクシに今の自分が未来の自分が今のワタクシに応援している様な気持ちざます。ということでとりあえず機嫌良く生きとるわよ、という近況報告まで

  • 06Oct
    • テツコの厨房 鉱物道具編の画像

      テツコの厨房 鉱物道具編

      光の速さで10月もあっという間に5日とな。下書き記事がどんどん溜まる一方で時事ネタが古くなっておるのでまた上書きの繰り返しで、嫌になってそのままお蔵入りするスパイラルに嵌っとります。でも後で自分用に振り返って記録しておきたいこともあるから開き直って備忘録みたいにしよう思います。大した参考にも役にも立たぬ備忘録が続くかも知れませんけど、良かったら暇つぶしに、あるいは多忙なおまいさんはまた別の機会にお越しやす。ということでこの夏はお買い物意欲が別のベクトルに向いてしまってソルドになってもたいして洋服も靴も全く購買意欲湧かず、ひたすらに調理道具と台所家電ばかり新調しておりやんした。まあ、恒例の出稽古遠征も根こそぎ中止やしかといって地元の夏のイベントも全部中止やしされとて、バカンスにゴー!という気持ちでもなく、恒例の地元バカンスを自主的に満喫でもするかと思った矢先、今年は遠方にバカンスに行けない(通常見かけることのない)人々が地元に大殺到。田舎に来て気が大きくなってリラックスモード全開の感染予防意識が絶賛低下中の観光客に圧倒されて(そうでもない方はいた筈だが、もうそうじゃない人たちが目立ちすぎて)買い物に行く時間や、外出時間にこんなに気を遣う夏が来るとは思わへんくらい緊張感溢れるバカンスシーズンでありんした。結果、今のフランス各地(特に観光客が多かった地域を中心に)の惨状がこんな感じ。ロックダウンで閉じ込められた(特に都会の)人々のトラウマの反動の凄まじさがコレだな。と言うことで地元民は帰省して浮かれている若者を除いて、かなり皆さん大人しくステイホームか野良仕事に勤しんでおられたように身受けます。(対仏比)なんせコロナ死亡率が下がっておってもそれ以上に後遺症の一つに挙げられる味覚障害が延々と残る事、これが一番恐れられているんですよ。料理人や調香師とかもそうやと思うけど、ワインの醸造家(酒類関係者全般)も味覚が命ですからね。ただ鼻がよく利く程度じゃなくて、長年の記憶にストックされておる味覚と嗅覚のデータをフル活用して仕事しておるんで匂いに敏感とか言うレベルとまた違いあらゆる香り味覚、テクスチャーさらには五感全部で分析しながら物凄い集中力で仕事の全てに紐付けて行く訳ざますよ。(当然分析データという最新テクノロジーの情報も並行して持ってはりますけどね)味覚嗅覚に少しでもダメージを受けると言うことは死ぬより深刻なもう一つの死を意味します、冗談抜きに。だから本当に医療関係者並みにみんな神経質になっていたんですよ。(今もな)感染者は連日爆蔵中であっても一般仏人みんなが感染予防に手ぬるい訳ではござーせん。マスク装着、手洗い消毒に関しては本気でみんな実践中でござんす。うちの地域はマスクは室内だけの義務ですが、地元の人たちは外でも自家用車内でも装着率高いですわ。(自宅でさえも玄関に消毒ジェルをドカンと置いて来客もまずはコレで消毒必須)もうほとんどセルフ非常事態宣言実施中と言う感じで、ズボラな日本人のワタクシは頭が下がるほどで、理屈をつけてはコロナと真摯に向き合いたくない仏人との温度差がお分かりいただけようか。そんな状況ですからバカンス中であろうが同じ地域に住まうワタクシとて浮かれてる場合でもないし、大人しく家に居つつ厨房の中掃除(模様替えと棚卸し清掃)をやり始めたら、新しい調理道具が無性に欲しくなるという副作用に見舞われ、せっせとネットショッピングして小さく経済に貢献活動する羽目になったわ。(しめしめ)ジャポンに帰国して買い足したかった土鍋も当分先までお預けやし(こればっかりは手荷物で持ち帰りたい)ならば久々に鉱物鍋シリーズでも買ってみよか、という気になってポチったざます。要は遠征も出稽古も全部中止になったし、外食もアレですし(地味に行ってますけどね)家に引きこもる時間が増えた分、メシを作る心の余裕が大幅アップしたことやしってことですわ。(ただし波が激しい)丁度フライパンも買い替えのタイミングという感じやったのでこちらも思い切って全部新調し(フライパンはまた別途で備忘録します)届いたストウブを見たオットは「これ(今季買い替え必須のコーティング系のフライパンと違って)ボクらが死んだ後でも使い続けられる(一生モノという)ヤツやね。」とな。まあ、そうやね、誰の手に渡るのか知りまへんけどいわゆる一生モノの調理道具って言われるヤツ、色々あると思いますがそれは正しくもあり、正しくない場合もありかと思います。結局、使い方やら手入れが雑やと一生のお付き合いは無理やし、物凄い頻度で使ってたらたとえ鉄のフライパンでも一生のうち2〜3回くらい買い替えが必須になることもおます。鉱物鍋はママンからオットに譲り受けた古いクーザンスのドゥフ(ル・クルーゼの出してる復刻版と違うよん)があるんですけど当然ながら几帳面なママンはちゃんと手入れされておったので今でも難なく使えますし、この先も難なく使えるのは間違い無いわ。オーバル鍋は仏国家庭標準サイズ?で37cmの特大サイズしか持ってなかったので、今度は27cmで。思っていたより小さめの印象ざますが、これ以上小さいのは我が家の場合むしろ使い勝手が悪いのでちょうど良いの。ラウンドココットは26cm、そしてクーザンスが20cmサイズなのでもうこれで十分賄える。そこに24cmサイズのシャトルシェフ大中(深さ違い)3個もある上にフランス製鍋セットが10個以上もあるしもう十分だす。(いえ、ありすぎなんよ。でも鍋類は殆どオットがママンから貰ったもので年代モノとはいえ買い換えるにはそこそこの値段がするブランドばかりなので余程の破損がない限りわらしべ長者として一生使うわよ)老夫婦の割に、クーザンスだと容量不足なので、調子に乗って26センチのラウンドココットを買ったら重すぎて嫌になり(笑)でかデカ・オーバルはもう5年以上使ってません。だって、重いねんもん。手入れに体力要るんですよ、初老のオバハンには(笑)たしかに大勢集まれた時世では、大鍋料理としてデカオーバルも大活躍した時期もござんした。しかし、空っぽでも重たいのに具材と汁気がガッツリ入ると、テーブルに運ぶだけでも力仕事になる(下手したら50肩とかぎっくり腰になっても不思議ではない)洗うときも覚悟して洗わんと重すぎて心折れますわ。小さいシンクやったらキレてる所ざます。(これらは食洗機よりも手洗い推奨)大きなオーバル鍋はもはや活躍する場所すらないので、そのうち仏人の大家族にでも進呈したいところざます。それでも又なんで買いはったん?と聞かれたらやっぱりフレンチ(郷土料理)や洋食系を仕込む際には便利やと思ったので、と答えようかな。大は小を兼ねない場合が多々ある調理道具のサイズ選びはおまいさんの家庭にあったものを検討しよし(ってワタクシに言われとうないわな)別にストウブ やル・クルーゼがなくても美味しいフレンチは作れますんで心配する必要は全くないよ。土鍋持ってなくてもジャポンの家庭料理作りで深刻に困ることがないのと同じざます。アルミ鍋とテフロンのフライパンでも見事なフレンチを作る人もおります。卵焼き器がなくても丸いフライパンでジャポンの卵焼きは焼けるからね。牛肉のバスク風煮込み(フレンチ版) そのうちレシピアップしまっさこの夏も、カレー部、クレオール料理部で早速活躍してますけれども寒くなってくるとヨーロッパ煮込み料理に本領発揮でさらに楽しみが増えることでっしゃろ。(そう言いながらいつも通りシャトルシェフでエコ煮込みしそうやけど)『カレー部 仏蘭西味編 colombo de veau』おフランスは政府の意向で日常ライフ強硬路線に舵きりしましたねん。闘いは続くけんど一応勝利宣言しちゃおっか!とか大統領云わはりましたけれども世界コロナ勝利宣言ト…ameblo.jp『ブルゴーニュ風 〜Bœuf bourguignon〜』すっかりお寒うございます。天気がいいと寒さが増すんですけど、どよ~んとした鉛色の空よりは視覚的にマシだし、気分も乗って来るというもの。幸いにも(田舎の景色にま…ameblo.jp『ハンガリー風 〜Goulasch hongrois〜』霧雨しとしと10月の典型的なしっとり雨気候ざます仏人には風邪の元凶なる潤い、もとい、湿度加減らしく体調不良続出の季節だわよ。日本人にはちょうど良い潤いに感じる…ameblo.jp

  • 30Sep
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      今日は(まだ)招き猫の日

      みなしゃま、こんにちは。うずです。今日はまねきねこの日ということみたいなのでひさしぶりにボクの出番です。これはまだ赤ちゃんの時のしゃしんですがおかあさんはボクのことを「まねきねこ」と呼んでいました。ボクはどんどん大きくなったのに、このお友達は小さいままです。でもいつまでもお揃いの毛皮をきているので親近感がわきます。今日はぐうぜんにおかあさんの故郷のきょくとうの島から贈り物が届きました。フランスに四日で着いたのにそれからここまで届くのに1ヶ月かかったそうです。配達のおばちゃんがいつものようにすごく大切におかあさんに手渡ししていて、おかあさんはとてもとても嬉しそうでした。ボクはドキドキしました。黒い子は我さきに開けようとして張り切っていました。この子はちょっとアレなので、いつも張り切りすぎだとボクは思います。おかあさんは黒い子がちょっとアレな様子がかわいいと言っていますがボクは時々苦手です。おにいちゃんはもっと嫌みたいです。でも空を飛ぶ様に天井の柱に登ったり自由自在なので憧れます。ボクの体はとても重いのであんなに軽やかに飛び跳ねるのは無理です。どうしてボクの体は重いのかなって言ったらそれはうずちゃんの胃さんが食いしん坊だからよっておかあさんはいいます。ボクは胃さんに思考を支配されている様な気がします。今日はおかあさんはこの本を読んで泣いたり笑ったり大忙しでした。だからボクが代わりにブログでしゃべっています。おかあさんはこの手の本を読むといつも泣いてしまいます。そのくせ何度も読んだりします。その度に、うずちゃんは元気で毎日たのしく長生きしてねっていいながらなでなでします。おかあさんのなでなではとても気持ちいいです。おとうさんのなでなでよりぜんぜんいいです。おとうさんはもうちょっと黒い子でなでなでの練習した方がいいと思います。ボクはその度におかあさんを安心させるためにねかしつけをします。子守唄もじょうずになりました。きっとおかあさんの望む猫又になれると思います。いまはおかあさんの方がボクの赤ちゃんみたいなそんざいです。おかあさんはわかっていません。おかあさんはいつまでもうずが赤ちゃんみたいだとおもっているようですけど、ボクのほうがおかあさんよりずっと大人です。おかあさんが長生きしてくれないとボクと胃さんは困るので頑張ってほしいです。今どんなことを招きたい?うずが招きたいのは美味しい食べ物、以上です。▼本日限定!ブログスタンプあなたもスタンプをGETしよう

  • 29Sep
    • 豚肉のシャルキュティエールの画像

      豚肉のシャルキュティエール

      一気に寒くなりましたね。とうとう暖炉に火が入りましたがな。こうも気温がいきなり下がるとですね、サラダもアイスクリームも見たくもなくなりますわね。先週まではあんなにチヤホヤされていたというのに。こうなると鍋とか煮込み料理が突然恋しくなったりしますけれども温かいものが欲しい、けどじっくり煮込んでる時間はない!という時によく作るメニュウを覚書記しておきますわ。(ちなみに夏場に煮込み時間も少なく手軽にできるサッパリ料理としてもヘビロテしたわよ)その名は「豚肉のシャルキュティエール」côtes de porc charcutièreちなみに、このシャルキュティエールというネーミングは、豚肉と惣菜屋=シャルキュトリーで買える素材(豚肉)から来ているそうざますがお惣菜としてもトマトファルシと並んでこんなもの売ってそうやもんね。ピクルスもマスタードもシャルキュトリーになくてはならない付け合わせですしなのでこの料理に使う肉は豚肉で頼んまっさ。玉ねぎとピクルスを切る(あるいは肉も)だけで、あとは調理していくだけ多分30分強くらいで完成出来るんちゃうかな(人にもよるけど)材料豚ロース肉(ステーキ用)4枚 骨なしでも骨つきでもリブの部分ならおけ玉ねぎ(大) 1個 みじん切りトマト水煮缶 1個(ダイスカット状が便利)ピクルス 12本(ミニサイズの場合)マスタード 大匙1.5白ワイン 100ml (なければ水でもおけ)塩胡椒 適量(お好みの量)バター(無塩) 適量作り方お肉は脂身のある部分に包丁を入れて筋を切って塩胡椒で下味をつけておこう(そのままの大きさで焼く場合も半身にカットする場合も切り込みを入れると焼き縮み防止になる)みじん切りした玉ねぎを鍋で炒めて透明になったらトマト水煮缶と白ワインを入れる(トマト缶の酸味と白ワインのアルコールをここで飛ばす)7〜8分くらい煮立てたらスライスしたピクルスとマスタードを入れて弱火で煮る。その間に、フライパンを熱して豚肉を焼き付ける。そのまま塊を焼いても美味しいのですけれども、ワタクシは気分によってはそぎ切りにして食べやすい大きさにカットして焼き付けたりします。とにかく、しっかり焼き目をつけると美味しいよ。油はサラダ油(オリーブオイル)でもええねんけどバターも捨て難く、なんやったら両方合わせ入れて焼いたって下さい。フレンチらしさがグッと出ますしその方が美味しいねん。バターを入れたら焦げ易くなるので焼き目がついてから入れてもええよ。ある程度火が通ったら焼いた肉をそのまま鍋に入れて行き、5分くらい煮込む。仕上げにもバターをお好みの量でよろしいんで入れてね。風味が断然よくなりますんで。以上だす。そのまま出来上がりを食べるのも美味しいですが、やっぱり一旦冷まして再び火入れするとすごく味が馴染んで角が取れるので、そっちを食べるのはかなりおすすめ。お子さんなんかは特にこの方が食べやすいかも知れまへん。これは夏でもさっぱりした酸味で、しかも調理時間が短いのですぐ楽しめるのでかなりヘビロテやったんですけど、まあこれからの季節でも時短煮込み風料理で楽しめるんちゃうかな思います。ポイントはピクルスとマスタードの風味じゃよ。マスタードは普通のマスタードでも我が家のやうに粒マスタードでもどちらでもオケワタクシは粒マスタード派なのでサラダのドレッシングも全部こっちで仕込みます。練りマスタードほどツンとしない辛味が諸々使いやすいのざますよ。ちなみに、自家製粒マスタードの話はこちら『moutarde moutarde フレンチマスタード編』先日仕込んだ妄想ニッポン調味料の生七味が本格的な辛さ過ぎたので基本に戻ってフランスの調味料を面白おかしく仕込んでみましてん。マスタードシードがようさんあるので…ameblo.jpおまけ『ピカリリ発酵中』日本に帰る前に、冷蔵庫や食材の在庫一掃をせねばならなかったので急いで保存食を仕込んで出発したのですよ。直前までひっきりなしに来客が絶える事無く宴会も続いていた…ameblo.jp仏人レシピだとガッツリ骨つきポークソテーのソースとして添えられるパターンも多いんですけど、肉を食べやすくカットすると軽くおつまみ的にも頂けますしソースが旨いのでパスタとかコメとかキヌアとかカリフラワーライスとかブルグとかクスクスの上に乗っけて洋風丼状態でランチにパパッと出せたりもするしワンプレートでそれぞれを盛り付けてお食べになられるのも当然よろしいよ。もちろん夜はこれで立派なメイン料理になるざます。一般的な仏国レシピだとこうなる(いわゆるステーキソース的な)仏人たちはタリアッテッレを添えるバージョンもお気に入りという声をよく聞く(当然イモもね)つまりパスタソースとしても丼ソースとしても箸やフォークが進む味わいやね。ラタトゥイユとかトマトソースにちょっと飽きたらこのバージョンは新鮮やと思います。肉の旨味が実にソースに溶け込んで好い仕事してはります。酸味爽やかな一皿やし、白い肉(豚肉)なんで、白ワインにもとても合うざます。赤ワインが好きな人はタンニン軽めの赤にした方がいいかもね。ピクルスと合わへんワインを選択肢から省いていくのが近道かもねなんやったら辛口のロゼでもええと思います。合わせるソースにもよるけれど、肉やチーズは絶対赤ワインとは限らへんし、魚介類だって絶対白ワインとも限らない場合がござんすからね、白い肉白い魚、赤身の肉に赤身の魚で合わせるワインを想像してみるとええかもよ。

  • 27Sep
    • パスタ製麺研究所の画像

      パスタ製麺研究所

      同じ月に真夏と晩秋の気温が体験できる9月ざます。もう、すっかりヒートテック必須な気候になっとります。この瞬間芸の如くな季節の変化、頭では分かっていても未だに夏時間〜冬時間みたいに慣れる気がしまへん。(まあ、そんだけ脳も心も柔軟性を失い適応能力の老化が顕著なんでっしゃろ。)いくら寒くても、朝の散歩は美しいもんです。今年の春見逃した美しい景色を、今取り戻すが如くの勢いで満喫しとります。それにしても、光の速さで時間が経った気がするわ。今年も3ヶ月切っちゃったけれどもどんな事になるんですやろうね。さて、先日我が家の厨房の仲間入りを果たした製麺機でございますけれども遊ばせておくのはまだ早いので忙中閑ありの隙を狙って酷使してみましたよ。説明書の通りではどうにもコシの弱さという致命的な部分があった訳ですが打ち立ての蕎麦を喰らふ為なら一手間かけても惜しくない、そんな気持ちがあればまあまあ良い線のモノが作れる事が判明。実験シュフの醍醐味が発揮できましたわ(笑)捏ね機能に限界があるので(例えばジャポンのユーザーさんの工夫で捏ね時間を長くしてみる、とか、捏ねてから麺を押し出し体制に入る直前に一時停止して生地を休ませてから再び捏ねて製麺させるという裏技?などすると捏ねられすぎて麺が押し出せなくなるという惨状になるんですよ、欧州版は)それなら機械に負担をあまりかけずに、そこそこいい生地になるように工夫をする何となく、それならハナからグルテンを足して生地を作ったらええんちゃうの?って事で使いたい粉にグルテン粉を入れてみたわけです。セモリナ粉に強力粉にグルテン粉、その上繋ぎの玉子を入れたんであっという間に生地が形成されて途中で何度も固まった生地を細かくちぎって製麺グラインダーに入れ直すという工程を踏むハメになりましたが(さもないと生地が固まりすぎて麺が押し出されない)、これのおかげでコシのある麺が作れることが判明よ。感動的なまでにツルツルしたコシのある麺が押し出されてきました。(対先日比)笑えるくらいに歯応え抜群の麺になりました。むしろアルデンテさえも可能なほどです。艶々です。吹きこぼれ防止のために鍋は半分だけ火にかけて対熱流をずらすとよろしよ。そして何よりすこぶる香りがよろしいわ。これぞ打ち立て生麺の醍醐味というやつですわ。蕎麦に玉子入ってますけどね(まだ言う)そしてこちらは全粒粉ベースの唐辛子と柚子粉入り麺ざます。唐辛子は韓国産のモノなので見た目ほど全く辛さは無く、ゆずの香りがしっかり漂う和風麺。ちなみにこれは試しに卵を入れず。こちらは卵入りよりもっとソフトな食感になりんした。実験も兼ねておるので、時間の経過で麺がどう変化するのかも確認したけどやっぱりこの製麺機で作った麺は打ち立てを食べきるのが一番美味しく楽しめるわ。特に乾燥している欧州では、打った麺を置けば置くほど千切れやすくなるし風味が落ちる。そもそも基本のレシピが一回で200g(〜400gまで)という食べきりな量で提案されておるので、そういう事でっしゃろうね。とりあえず、量がアレなんで蕎麦巻きなんかにしちゃったわ。これだとサラダ麺より食べやすいし、アペリチフにもってこいというもの。コメを炊いて酢飯を作る巻き寿司よりとっとと完成する事に気づいてもうたわ。乾麺の茶蕎麦よりもはっきりと抹茶の風味が感じられるし、ゆずの香りもしっかり分かるし、蕎麦粉や粉類も有機農家さんから直買いの無農薬かつクオリティが高いモノなので素材の風味が全然違うのがびっくりするくらいよく分かった。野菜も地元のビオ農家さんの朝採れ野菜と地卵ですわ。地味ながらも田舎暮らし最強なメニューになってしまいましたよ。農家さんたちは、ご近所のワインバーに集まる日があるのでこれを持って差し入れ報告と味見をお願いしたらたいそう喜んでもらえて何よりざんす。そういえば、抹茶味といふ風味はお茶以外でもすっかり仏国だけではなく世界でその揺るぎない地位を確立した感がありますけど、仏人のとある目線が斬新だった話を思い出す。『抹茶、夜明けか黄昏か』今年の秋の料理雑誌はなんだか抹茶を使ったお菓子系のレシピが多ござんす。今までもチラホラ見かけましたが、これでもか的な投げ方が凄い気がします。オサレ系の料理雑誌…ameblo.jpそして、前回パスタ(ショートパスタのことな)はこの製麺機で作るとイマイチやと思うと書いておりますが、これもまた経験という事で実際にどれくらいイマイチになるのか作ってみました。こちらの生地にはバジルとトマトペーストが練りこまれておりんす。これもまたすんばらしく香り高いパスタになりましたがな。ベースはデュラム小麦と卵だす。無骨な感じですけど、想像以上にプリプリで歯応えあって、まさに生麺の風味。乾麺と違って食べ応えあるしいにもズッシリです(笑)香りもええし、ちょっと良い塩と胡椒とパルミジャーノとオリーブオイルにレモンバジルを散らしてシンプルに。(余談ですけど、オリーブオイルは常々スペイン産が欧州産では一番旨いと思います。イタリアには申し訳ないけどスペイン産のホンマにええオリーブオイルの味を知ると比較になれへんの、これは友人のオリーブオイルマスターも言うてたわ。もちろんイタリアのオリーブオイルも美味しいねんけど。)公式レシピ写真の完成度が高すぎて、一般購入者たちの投稿写真との差があまりにも凄すぎてとても作りたいとは思ってませんでしたが(すまん)これはこれでアリだと思います。なんせ、乾麺を作っておる友人(本職だす)の工房にある本物の製麺機マシーンで仕込んでいるところを拝見すると、当然ながら自分の製麺機がどれほどオモチャっぽいかよく分かるって話なんですが(当たり前だ、値段も30倍以上違う)軽やかでアルデンテな食感を求めるならこの手の本気仕込みの乾麺やわな。しかも原価的に考えても自家製がびっくりするほどお得なわけでもないから。労力と手間を考えたらショートパスタは市販の美味しいブランドの方がお便利よ。実は、うちの料理長であるウジェニーさん(いつの間にかワタクシより格上になっとるし)にはアタッチメントをつけるとかなり本気のパスタ&製麺ができる機能をお持ちでいらっしゃるのですが、何となくそこまで今はまだ食指がのびまへん。これは一重に炭水化物摂取量が変化した為やと思いますし、後片付け問題もある。たとえば今手持ちのヌードルメーカーとてショートパスタ作りの後片付けは他の麺作りアタッチメントに比べて笑えるくらい面倒臭い。ジャポンの製麺機にはパスタのアタッチメント専用のクリーナーが付いているらしいけど、こっちにはそんなものありませんでした。これを爪楊枝を使って生地を剥がしていくわけよ。乾燥させてペリッと取る手もあるかも知れへんけど、変に生地が固まったら嫌やし。この作業をしている時は、もうペンネは作らへんからな、と心から思わせてくれるんだな。麺のアタッチメントは穴と同じサイズの掃除用専用ヘラがついておるのでそこは問題ないですよ。ペンネ用アタッチメントの掃除が極めて面倒臭い事を知ってしまうと、本格的な銅製アタッチメントを必要とするウジェニーさんのパスタ製麺機能拡張に積極的になる気がしない。あれはきっと、ひき肉を挽いた後の後片付けよりも心折れる作業になるに違いないと思えてならぬからでござる。『絶好調 なのか』週明けまで大荒れの天気が続いておりましたが本日はやっとお日さんが拝めました。が明日はまた天気が崩れるとかどさ回り巡業とお天気の狭間に買い出しダッシュで仕込み補…ameblo.jpさて、次はラーメンと焼きそば、うどんなどをボチボチと作ってみようと思いやんす。

  • 20Sep
    • 厨房の新入りお道具 2020立秋篇の画像

      厨房の新入りお道具 2020立秋篇

      最近のマイブームの朝活散歩今年は記録的な速さでワイン用葡萄の収穫が始まったんですけど(そしてブログ記事を下書きしている間に終わってしまったわ)だいたい朝5時には機械の葡萄収穫が始まるので、夜明け前には十分活気のある田舎でございました。鳥の囀りと車の音じゃなくてトラクターとトラックの音で始まる田舎の朝よ。そして朝っぱらから気球ですよ。この時、まだ日出直前やったんで7時過ぎくらいやったかしら。収穫で一番活気付いている様子をテレビ局が取材に来ていて気球から映像を撮っていたタイミングで遭遇。ほんの数ヶ月前はみんな引きこもって外に出てもコミュニケーションすら取れず、一種独特な孤独な世界やったのが現実としてまだ信じられない気持ちになったり、あれから少し解放された状況に感無量になったり。人間にとってコロナはライフスタイルや通常の当たり前を根底からひっくり返した畏れるべき存在かもしれませんけれども、自然界からみたら間違いなくヒーローなんやなと感じることがこの春のロックダウン時から何度も感じたこと。微生物、酵母レベルでその勢いが今までとは全く違うまるで息を吹き返したかのような活気と勢いを感じます。人間は自然に対して本気で謙虚にならんとあかん時節なのかも知れませんこの状況が来年になるや否や劇的に変化し元のような日常が戻って来るとも思えず 、もうちょっと長丁場になるかもという覚悟が必要かも知れへんねえ実際は来る冬シーズンのコロナの出方を見るしかないかな、とも思える現状。で、このところは無意識に内へ内へ楽しみ方の舵切りしているんでしょう家電や調理道具コレクション熱が高まっとります。(なんでも言い訳にしてみる)そんな折昔、欲しいなあと思っていたヌードルメーカーの特別オファーが突然来て、何となく見てたら今更ながら急に欲しくなってしまったんだな。食べたい欲より、作ってみたい欲の大波に飲まれてしまいましたの。粉物料理に麺好きな関西人として長らく生きて来たんですけど昨年月曜断食を始めてからそれまでの食生活が根底から変化して炭水化物との付き合い方が激変した。(現在は維持コース中でこの一年リバウンドなし生活ざます)こちらのオファー、去年やったら絶賛糖質制限中やったから見向きもせえへんかったと思うけどこのタイミングで来るとはねえ(笑)麺類はやっぱり好きなので、現在はランチ期に美味しくいただき楽しんどります。粉物を関西人から取りあげたらどうなるかと思ったけど、どうもなりませんでした。今は解禁していますけど、無ければないで平気なのでフランスから小麦粉が消えた時も焦りはなく、アントワネット様の如くお好み焼きがなければとんぺい焼き食べてたらええわ、状態よ。(よう考えたらあの頃は卵もスーパーにはなかったけど)昨年の糖質制限ライフは減量以外でも役に立ったかもね。でもこれを機にグルテンフリーとかヴィーガンになろかという気持ちには一ミリも思わへんかったわ。(←小麦アレルギーのないグルテン粉物大好き関西人の言葉)自家製全粒粉の細うどん、のピリ辛サラダ麺作りたかったのは単純なパスタではなくて(それは基本機能なんで)、蕎麦や冷麺、米麺、後は全粒粉やスペルト小麦、キヌア粉などの雑穀粉系をハーブとスパイスなんかで好きにブレンドして作る自家製麺。それは、当然ながらパスタマシーンがあれば普通に作れますけれども(そう言えばこの時もヌードルメーカーの事しばし考えてたのね)『旬を喰ふ 山椒祭り新芽編』おフランスはここ数日、季節が逆戻りしたかの様なお天気でござんす。まあ、毎年そんな感じなんで異常気象とは(もう)思いませんがジャポンは30℃超えと言う地域も出た…ameblo.jp生地も自分で捏ねるよりも多機能スタンドミキサーに任せたら今ある手持ちの道具で本格的にうどんでもそばでも何でも作ろう思たら出来るんですけど、手間と労力と時間を考えたらヌードルメーカーも興味深い気がして来たんですよ。(オファーに完全に飲み込まれるタイプ)で、イタリアのサイトでイタリア人がヌードルメーカーをどんな風に使いこなしたり評価しているか調べ倒して(おまいさんとて英国とか仏国とか独国などの方々のパスタ作りの感想や評価を参考にして購入に踏み切るまい?)彼らの妥協点を参考にしつつもそこそこ好評価やったので購入に踏み切ってみた。同じメーカーであってもアジア圏で出回っておるバージョンは腰のあるモチモチタイプの麺が捏ねられるようにパワー改良されておるらしいのでジャポンの評価はこの際スルーしたざます。要するに、本格的製麺機とまではいかないものの、粉と水(卵など)を機械に入れるだけで後は放置(麺を切ったり打粉で纏めたりせんとあきませんが)で約20分弱という時短で気軽に手作りカジュアル麺が色々と楽しめる。というわけでござんす。まあ、とりあえずフツーの小麦粉(T45~T55)と蕎麦粉とデュラムセモリナ粉があれば実験準備おけ。うどんも蕎麦もラーメンも盛岡冷麺風や米麺なんかも出来るっぽい。となると、片栗粉、米粉、重曹なんかあったら最高です。付属のレシピ帳もいろんなアレンジが載っていて制作意欲を掻き立ててくれますんで、さっそく作ってみた。先ずは蕎麦とデュラム小麦のスパゲチィー。蕎麦は小麦粉と合わせて3:1くらいの配合に卵をつなぎに入れるレシピですわ。蕎麦打ちに卵って!と思うかもしれませんけど、しっかり捏ねる麺じゃないのであくまでもパスタ麺的な感じの延長だと思って欲しい感じが伝わってきますわ。でもこれで千切れる事なくスムーズに麺が押し出されて湯がいても千切れませんでしたえ。(ちなみに自家製蕎麦が茹でる際に千切れてしまうとお困りのおまいさん、お湯に入れた瞬間から当分は絶対に触ってはならない。お湯で加熱されていくうちにタンパク質が結合するから千切れにくくなるんでそれまでは我慢して見守ろう)蕎麦の風味も乾麺よりしっかりあり(これは蕎麦粉を選ぶ時も注意してね)ただし、はっきり言って麺に腰はない(笑)パスタはもっちりしていてそれなりに満足できるんですけど(イタリア人も言うてはるけどアルデンテのレベルは期待しない事)蕎麦もね、贅沢を言えばちょっと物足りません。でも有り得ないレベルとは思わない。機械の仕組み的に、ある程度生地がさらっとした状態で製麺アタッチメントに押し出されていくのでこれはもう構造上仕方ないなと思います。アジアバージョンが果てしなく気になる。こちらは茶蕎麦ですわ。機械に材料を入れてスイッチオンしてから水+卵(卵って!←しつこい)をゆるりと注いで機械が混ぜ始めてから大体5分くらいで麺が出て来て約18分で完了。どれ位粉が残るかと言えば右下写真な感じ。ただ、捏ねる羽の部分とか製麺するアタッチメントの周辺には結構な生地がへばりついております。洗浄は食洗機でも問題ありませんけど、手洗いでもそんなに面倒くさいとはワタクシは思いませんでした。(個人差あると思うけど)茶蕎麦の後は、重曹を入れて焼きそば麺(ラーメンでもええけど)を。まあ、製麺時に重曹を混ぜ忘れても茹でる際に重曹をいれたら問題ないかと思います。どちらも第一回目でレシピに忠実に作ったものですがそこそこ満足よ。ちょっと改良したら更によろしくなりそうな予感。思い立った瞬間、生焼きそば麺でささっと焼きそばとか作れたらかなり嬉しいやん。茶蕎麦はそのままサラダ仕立てで食べるのも楽しいし。ちなみにラザニア用のアタッチメントを使えば餃子の皮もこれで楽して作れるらしいという部分も興味深かったのでやってみたわよ。こちらはワタクシ好みの餃子の皮の厚みよりちょっとリッチで固めなんで、綿棒で伸ばして使おうかと思ったらこれ以上伸びへんの。機械の捏ねが少ないので伸びが悪い(グルテン形成の問題)ちなみにこの機械を持っておる友人は餃子の皮はこれ一択で作っているそうですがワタクシは綿棒で伸ばして好みの生地に作り上げていく方が作業工程としても楽チンだと思ったので今後も手作り続投だす。(好みの問題)まあ、もうちょっと使い込んで機械と粉のクセや相性などもしっかり把握できる頃にはもうちょっとランク上げた食感の生地が色々誕生できるやも知れません。ちなみに、この製麺機で作った麺は作り置きにはあまり向きまへん。いえ、作ったら食べきりがよろしいわ。時間が経って乾燥すると麺が切れやすくなる(これもグルテン不足の影響)麺ができたら速攻で湯がくのがベスト。残った麺は、ワタクシ思いつきでこんな風にアレンジ湯がいた後に下味をつけた麺をノンフライヤー加熱して揚げないベビースターラーメンもどき(笑)つまり、生麺でかた焼きそばも作れるって事やね。結論から言うと、自分的にはオファーに飲み込まれたのも悪くない感じです。ただし、日本人やイタリア人が求める麺のクオリティとはまた違うニュアンスなんで、そこは過度な期待をしてはならないかと。それこそジャポンで発売されているバージョンのヌードルメーカーを買って持って帰ってくる方が良いのかも、と言う感じです。(ただし現在ジャポンでは在庫限りで生産終了)まあ、パスタ好きでパスタマシーンで仕込む事も楽しめるレベルの人には、違う意味でこれは楽しいお道具になる可能性もありよ。こちらはパスタマシーンでは厳禁とされる塩を入れるレシピの麺も問題なく作れるの反面、パスタマシーンで頻繁に本格的な手打ち麺作りやってはる人で、麺のクオリティを下げたくない場合はこれは新たに買うほどのものではないかも知れません。粉と水を入れるだけであっという間に手早く作れるメリットはあるが手打ち麺的な腰はない(これはもしかすると人によっては致命的なデメリットかもです)なーんや、それやったら手打ちでパスタマシーンの方で十分よ、と振り出しに戻る可能性は高いわ。言うても家庭用の製麺機ですからこのお値段で機能の限界は致し方おません。パスタマシーンを買うほどの意欲はないけど生麺は好き、というタイプの方にはまあまあいいかも知れません。ちなみにですねショートパスタに関しては一応アタッチメントはあるけど自家製するよりも市販のものを買う方が手間コスト風味見た目すべてを凌駕すると断言しておこう。今回もまた長くなってしまってすまんこってす。最後までご拝読いただきおおきにありがとうございます。

  • 18Sep
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      厨房の新入りお道具 2020立夏編

      電化製品って、毎回言うてる気がしますけれど何で連鎖反応的に壊れていくんでしょうかねぇ。この夏を前に台所の電気系統の変圧器が壊れ、次いで家電のスチームクッカー(電気蒸し器)が昇天してしまわれた。我が家の3代目(10年で3代目ってどうやねんって話ですけど、大量仕込みなどで大活躍したため一般家庭の使用回数を遥かに上回っておると思われます。)のスチーマー様がやって来て元気いっぱいに働いてくれております。コロナの影響を考えたら当面は大量仕込みの予定はないと判断して、お手軽価格のコンパクトなタイプを購入。個人的にはコンパクトとは言え、高さ(深さ)があるので蓋をした蒸し料理にはこれが一番合うと思ったのもポイント。付属品も蒸し器を使うにあたって欲しいなと思うものは標準装備だったんでお得な買い物になりんした。流石機能重視のドイツ製、WUNDERBAR夏日にコンロの火は使いたくないし、レンジもあるけど案外これも気軽にあれこれ使い勝手がよろしいのよ。例えば硬水の仏国では野菜を鍋で湯がくよりもスチーマーで火を通す方が調理時間も早い上に楽チンなんだな。(鍋に石灰も付かないし)一般的な仏国家庭ではスチームクッカーって割とスタンダードに使われているんじゃないかな(自分調べ)これで魚料理を調理しはったりする様子もよく見かけます。(ジャポンやったらホイル焼き、こっちやとパピヨット(紙包み焼き)をオーブンとかスチームクッカーで蒸し焼きにする手法が多い)いわゆるヴァプールと呼ばれる蒸し料理の専用器。魚をこれで蒸すとふんわりしっとりに仕上がる(皮は基本食べませんよってに)仏国料理の蒸す調理法ってのはヴァプールとエチュヴェってのがおますねんけど、エチュヴェはいわゆるフライパンや鍋で蓋をして蒸し煮(焼き)する手法。野菜は茹でずにこれらの手法で火を通す場合が圧倒的に多い。では我が家のやうな和洋折衷ライフな台所やとですね、(駐在家庭にも当てはめられるよ)ポテサラでジャガイモと茹で卵を同時に仕込めるし、野菜を湯がくよりも時短で尚且つ後片付けが楽チン。例えば茶碗蒸し、卵豆腐、絹ごし豆腐やら、おこわ、肉まん、シウマイ、蒸し寿司、蒸し大豆、信太巻き、蒸し鶏、プリンなども全部こちらで任せっきりざます。温野菜を美味しく食べたいなら、エチュヴェも楽だがこの方に丸投げしてる間に火口が別の料理の仕込みに使えるのもメリット。まあ、蒸し料理全般はこちらに丸投げできま。蒸しおこわは炊飯器があればそっちでもええと思いますが、もしお家に炊飯器がなくても(海外在住法人ではさほど珍しくない)鍋とかスチームクッカーがあればおけ。案外オールマイティなんざますよ。変化球的にはこちらで蒸し米を作って麹を仕込んだり、みりんを仕込んだりも出来ましたわよ。『代用調味料 なんちゃって味醂』寒い寒いと言うてましたらとうとう昨日は初雪がチラッと降りましたのう。遠征中のオットが家の温度は大丈夫か?という心配の連絡をよこしてくれました。(前回の出張で停…ameblo.jp『ふゆの自由研究 途中経過』年末年始に仕込み始めた日本の調味料あれこれ忘れてしまわぬようにここで途中経過を覚え書き代わりに前回はスペシャルと言う事でちょっと気張ってみりんとお醤油に金山寺…ameblo.jp蒸し料理ってそもそも蒸し器を引っ張り出して来て、という部分が料理のハードルを上げがちになりますが(面倒くさい気持ちになるし)料理好きな人には問題ないと思うねんけど、小さなお子さんやモノグサな配偶者を抱えてたり、仕事もしていててんやわんやな台所番長にはこれ、重要な問題いくら便利でも収納出し入れが面倒やったり手入れがたいそうやったりすると活躍回数は激減する(ワタクシのことよ)まあ、無ければ無いで絶対困るモノでもないかも知れへんけれどこの便利さと使い勝手の良さを知ると、壊れたらワタクシのように大慌てになるかも知れへんし、ならへんかも知れへん(どっちや)蒸籠もね、ええと思いますの。でも仏国で購入できる範囲の中国製の蒸籠だと加熱したらなんか望まない有害な化学物質が高温になった蒸気に煽られて出て来そうやし(妄想激しい)ワタクシは主に盛り付け専用に気が向けば蒸籠は使っとりますが、実際に調理するならまとめて一撃で仕込める(二段あるいは三段あるから)スチームクッカーが楽チンやしほぼ毎日何かしらの仕込みで使うので出しっぱななしなのでもうジャポンの家庭で言うたらトースター感覚でお世話になっとります。(レンジでもええって話ですね、でもしっとり仕上がり具合が違うの。それに日本と違ってレンジ嫌いな方外国には多いですやんか。)蒸しパンは数年前ホンマに仏人老若男女から大不評やったので暫し封印しとりますけど、まあそのうち餡子みたいに甘い豆がチヤホヤされる日も来るかもしれません。何故なら、肉まんとか小籠包は結構好かれるから。肉まんなどは一回でマックス12個仕込めるし、冷めたらまた蒸したらおけ。ジャポンのやうな高性能なレンジ(オーブンレンジよねえ)は無いので、昭和のレンジがどの程度冷めた料理を美味しく温めてくれるか、察するに余りあろう。トマト餡の蒸し豆腐ワタクシは絹ごし豆腐もこのスチーマー様で仕上げます。レンチンでも絹ごし豆腐は出来るんやけど、一気に仕込めるのでこちらが便利かな。大豆もお湯でコトコト茹でるよりスチームの方が楽チンで美味しいよ。シャトルシェフで仕込めるけど、蒸し大豆の風味も捨てがたいねん。そういえば、圧力鍋どこいったんやろ(笑)最近ブロ友さんが使っておられる電気圧力鍋も気になっとります。ジャポンにおった時は何でも簡単に湯がいておりましたが、やっぱり水質が変わると調理方法も変わるものだと実感します。仏国マダムの調理法を見ていると、なるほど理にかなった手法が多い。それは仏国のお料理の仕込みだけに限らず、色々試したけれど和食作るにしても下仕事に取り入れると手間の面でも出来上がりの味や食感も、仏国の手法を取り入れないなんて勿体ないなとすら思えます。野菜の火入れの考え方はこの国で育つ野菜の性質を捉えていて、ソテー、蒸す、焼く(フライパンあるいはオーブン)なんだな。湯がくって、茹で卵とか米やパスタくらいなんちゃうかと言うほど(ちょっと大げさやけど)日本とは違う気がしますわ。(あくまでも自分調べ)もちろん日本のやり方でも和食は作れます。重ねて言いますけど、使ったことがない方はこれからも無くても楽しく美味しく生きていけると思います。別にメーカーさんの回しもんちゃいますけどね、とりあえずワタクシが日常でヘビロテで使っておる家電のトップには間違いなく入ると思います。ジャポンでは使ったことすらないけれども。個人的には野菜の下ごしらえを茹でるから蒸す、に切り替えただけで仕込みにかかる時間と手間が結構変わったのでこれはええんちゃうかな。ブロッコリーは茹でる方が緑が美しいし、とは思います(笑)鍋の寿命(使用する度に石灰が鍋にこびりつくので手入れがメンドイ)、仕込みや片付けの手間隙が楽になるというおまけも捨て難い気はする。これからの季節、(今年はどれだけ収穫できるかどうか分からへんけど)栗もこれで加熱できるし、春のアスパラは蒸し器で調理すると味の凝縮感がスンバラしいよ。と言うことで、引き続き秋の家電と新入り調理道具の話に続けていこうと思いやんす。

  • 14Sep
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      ニューばるちゃんとうず坊の受難2020

      いつもの如く、また久々の更新になってしまいました。ネタは溜まる一方なんですけどじっくりブログにとりかかるモチベーションがあんまり沸かずでも、物忘れの激しい自分にとってはここはええ塩梅の備忘録なんでモノグサにならぬ様に更新していこう思います。さて、今年は記録的な速さでワイン用の葡萄収穫が既に終えようとしとります。ブルゴーニュの友はもうすっかり前に終わらせておられてホンマに、コロナの影響で異例の収穫(準備も含めて)になったと思います。私信やけど、あらためてお疲れ様だす。また落ち着いたらぜひとも会いたいですよ。今週は暑さが戻って来るという予報(暦的にはまだ小春日和でもインディアンサマーでもないんですやろうけど)それでも、8月の日差しとは違うので暑さもちょっと質が変わった気がしますわ。朝にはロワール河から霧が立ち込める日もあったりして、もう夏ではなくなっている事を実感します。写真では神々しさは伝わり切られへんところが残念でならんのですがこの景色を実際にみたら、日本に帰れない状況さえも「もうここで死んでもええわ」と思えて来るほど心が震えるんよ。(この瞬間はそれ以外の面倒くさいことは考えられないんだな)心穏やかでいられない事は日々色々あっても、ワタクシはそれなりに幸せだす。ばるちゃんが居なくなってから久しゅうございますがばるちゃんのお嬢さんに出会うことができましたの。鳴き声といい、間違いなくばるちゃんの子孫と確信できますわ。まあ、人馴れしたお嬢さんでワタクシが吸い寄せられるや否や、このポーズで全力にて誘いますのよ。聞けば、このすぐご近所で飼われている(出入り自由)お猫の模様。何故かそのまんまで、ばるこちゃんと勝手に呼ぶオバハン(笑)なでなで大好きで愛想よし、器量よし。ちなみにこちらが我が愛しのばるちゃん夕暮れ時に行けば必ずこのお嬢さんに会えるので、今は散歩が楽しみになりましたわばるちゃんが引き合わせてくれたと思って、この出会いを大切にしよう思います。で、うちのお猫様の近況と来たらですねはい、またこの時期特有のアレルギー症状をお発しになられたうず様がチューリップの妖精みたいな状態になっておりますの。今回はお顔に出た皮膚炎を後ろ足で掻いてしまうので流血騒動になるためにしばし布カラーで保護ですわ。まあ、ぺろ〜んとひっくり返りやすいんですけど布やと柔らかい分お猫のストレスがかなり軽減されるんだな。ジャポンの獣医さんは何が何でもプラスティック派がまだまだ多いらしいと猫友から聞いたんですけど(ホンマ?)うちの場合は獣医さんのアドバイスでこの布エリザベスカラーを購入しやんした。プラッチックはエコじゃないし、何よりうちのうず坊はこれを着けると歩くのもヨタヨタ、食事も食べにくいし水も飲みにくいし寝る時も邪魔で、落ち込み用がハンパなかったんですわ。きっとどのお猫様もそういう感じではないかと思うんですけど、治療のためやからかわいそうやけど仕方ないと諦めてしまうよねえ。初めてのカラーの時の模様うちのオットは動物に被り物させるとかホンマにあかんタイプなので、カラーさえ見ていてツライそうで、大体早々に外してしまうんですよ。(アンタが猫か)まあ、歩くたびにプラッチックのカラーがあちこちに当たる音を聞いているだけでこっちもかわいそうでストレスやし同じ嫌な思いをするなら、布製はスンバラしいとワタクシには思えます。だって、柔らかい分ご飯も食べやすいし、お水も飲みやすい(プラ比較な)寝る時は枕かクッションか?という感じでお猫もそれなりに我慢してくれています。(ホンマは外したいところですが、おかんの目が光っておるので取り合えずは我慢してくれています)てなわけで、健康一番やけどこの子はアレルギー持ちなんで一定の季節になるとどうしても発症しやすいため必要な時は出来るだけうず坊のストレス軽減した状態で治療するのが最良と判断し彼にはこちらで我慢してもろとります。今回は長丁場なので洗い替えも買っちゃったわ。こういうセンスはやっぱりおフランスなんでしょうかね。完全にいい枕になりそうな予感ですわ。お顔の荒れ具合は可哀想なものの、お花の妖精みたいで(笑)かわええ。酷い飼い主です。こういうの、ジャポンでも広がったらもっと可愛い洒落たカラーが出てきそうに思います。見た目も可愛いのは大切です。そしてこっちの方がお猫様にはストレスが減ると仰る獣医さんにも救われます。何れにせよ、ストレスで長患いになるタイプのうず坊には大変よろしかったですよという話ザマス。あ、元気がなくても食欲だけはいつも通りやったのもプラッチック装着事と比べてよろしかったわ、ということで絶賛6.5kgのおデブ猫として獣医さんに注意されております。キミは可愛いことがお仕事なので、それでいいです。ダイエットは明日から。(デブは言い訳ばかり)ということで、次回はまたメシネタ、厨房道具ネタでもと思っとります。

  • 18Aug
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      ポワトゥ地方のチーズケーキ Le tourteau fromager du poitou

      ブロ友さんのところでバスチーについて色んな意味で大いに盛り上がったのでお蔵入りさせていた(仕上がってなかっただけ)お食べネタを引っ張り出しつつこの際ワタクシも感じていた事を書き残すことにしましたの。最初に謝っときますけど今日二つテーマの合作になったのでいつも以上に長いから読んでくれはる方は先にトイレに行って飲み物など用意して読んでくだされ。長文嫌いなおまいさんは次の更新で戻って来るがいいわ。お茶も出さんと読ませるだけでスマンこってす。せめてうちの千両役者に登場してもらって目の保養などどうぞ。ワタクシが初めてジャポンでバスチーなるものが騒がれ始めた頃にみたその姿はなんせバスクに行ったことないんでバスク風のチーズケーキを連想する前に自分がよく知っている仏国のチーズケーキ(あえて言うならな)が即座に記憶に蘇りましたんよ。それが le tourteau fromager du poitou (ポワトー地方のトゥルトォーフロマージェ)と言うやつです。それはもうかれこれ15年くらい前になりますけどワタクシが毎年夏はコニャックで過ごしていた時にお邪魔しておった仏人夫妻にご馳走銘菓としてご馳走になったのがきっかけで知ったんですよ。ワタクシは時折無性にこれが食べたくなるんです。山羊のチーズをベースに作られるそのお菓子は一見真っ黒で、何これ?大丈夫なんか?と少々ビビったのを思い出します。(差し出した本人も、その手のリアクションが必ずあることを知っていたのでニヤニヤよ)このお菓子はロワール地方の銘菓タルト・タタン同様にレストランの料理人の「うっかり焼きっぱやらかしちゃったんですよテヘペロ事件」(長いわ)に由来する厨房あるある怪我の功名、塞翁が馬の大ヒット成功例。(それが思いの外美味しかったりして名物になるのは極めて稀どす)とりわけこのトゥルトォーフロマージェはその後この地方での結婚式とか復活祭でのご馳走として食卓に上がるまでに地位を向上させております。面白いのはこのお菓子両方ともに女性料理人から生まれ出たというところ。きっとね、男性料理人やったらあじ味もせんとプンプンしながら廃棄処分やったかもしれまへんけど(←偏見やな)良い食材を粗末にするのが嫌で壊滅的ダメージがないモノはとりあえず客には出さぬがリメイクという手を使ったりして自分らで食べたらええやんと言う主婦的な発想があったのかどうか知らんけど、いざ食べてみたら周りのみんなが大喜びで新メニュー昇格めでたしめでたしやったのがオチかもね。きゃー焼き過ぎやん!状態をお客に出してしまえる度胸には賛否両論あろうが、結局美味しかったから出したって話やと思います。だから歴史に残るメニューになったわけで、どうしようもないモノはハナから出せませんやん(そう言うレストランはいつの時代でもあるが、それはすぐに消え行き忘れ去られる)ちなみに、これはおうちで手作りもできますんでレシピを載せとくわ小麦粉 250g片栗粉 大匙2山羊のチーズ(フレッシュなやつ、つまりヨーグルトみたいな状態の)250g無塩バター150g塩 ひとつまみ砂糖 170g卵 6個 (全卵5個 黄身1個)牛乳 50mlコニャック (適量風味づけなのでわざわざ買わなくてもええですがワインじゃない)小麦粉とバター125gと卵黄、塩ひとつまみをボールに入れて大匙1〜2の水を足してモロっと混ぜ合わせる。生地をラップで包んで1時間以上休ませる(季節によって冷蔵庫に入れてもええよ)その間に山羊のチーズを水切りしておくとよろしわ卵は黄身と白身に分けておいてね水切りした山羊のチーズをボールに移して牛乳と砂糖120gを入れてしっかり混ぜる更に片栗粉とコニャックと黄身を混ぜ込んでから休ませた生地に練り合わせる白身と残った砂糖をツノが立つ位までミキサーや泡立て器で混ぜる優しく生地に混ぜ合わせる残りのバターを耐熱容器に塗りそこ生地を流し込んで180℃のオーブンで50分目安に焼く。(250℃で20分焼いてから180℃に落として更に20分焼くパターンもある)オーブンの温度や焼き時間は各家庭でそれぞれ調整して頂戴。できれば焼き型はお椀状の方がええねんけど、というところでいきなりハードルが上がるのもご愛嬌ゴロンと丸いのよ。ざっくり言うと以上だす。風味はと申しますと出来立ては柔らかくてだんだんホロリとした食感に変化し濃厚なチーズの風味(ジャポンでは山羊のチーズはクセが強いイメージですが全く別物)は食べ応えございます。真っ黒な部分は特に焦げた味も感じないので見た目に対して驚くほど食べやすうございます。相対的に日本人が好きなチーズケーキとは食感がちょっと違うかもね。もしかしたら日本人にはパサっとしてる?と感じる場合もあるかも。(そもそも仏人はもっちり風味は苦手な方が圧倒的に多いので、ジャポン食に通じていてそういうのが大好物な場合などは別として、子供も大人(年寄り)も蒸しパンのやうなモチモチ風味は惨敗率が高い←自分の周り調べ)日本の米の様にもっちりした風味が主食ではない彼らには親しみのある食感ではないからかな?と勝手に想像しています。だから仏国で売られておるパン・ドゥ・ミ(食パンぽいやつ)を日本人が食べるとパサパサで全く美味しくないと思うわけ。もしかするとジャポンの高級食パンは仏人たちの嗜好にはカスリもしない可能性だってあるし大好評かも知れへんし(どっちやねん)ブリオッシュにしてもそうやけど、日本人が食べたらジャポンのブリオッシュの方が絶対好きって言う人が圧倒的やと思うしジャポンのパン職人も言うてはったが忠実な仏国食感仕立てで作ったらクレームの嵐で明日から売れへん様になるかも知れんし。(大丈夫、ブリオッシュにがっかりしてもクロワッサンがおまいさんを救ってくれるわ)ジャポンレシピで作ったバスチー(ただしクリームチーズではなくて地元名産の山羊のフレッシュチーズを使用)ジャポンレシピの凱旋再現はこちらでやる場合まあまあ好みが分かれるんですけどそれは大いにワタクシの腕のせいであるのは間違いおへんが問題は日本風がオリジナルからかけ離れている説、というレベルの問題以上に食べる側の好きな風味や食感か否か、の方ちゃうかしら。(そもそもオリジナルのバスク味を知る仏人が周りにおりませんから比較のしようもおません)ではバスクの方々はどう言うのか、これもまた分かりませんが、つまりこれが国民性の嗜好差なんとちゃうかしら。どちらがより美味しいか甲乙付ける問題でもないし、或いはオリジナルが一番説だけでは片付けられへん域の話の様な気もします。そしてここではどっちがええとか悪いとかそんな事を論じ合いたい訳ではないのそう言う論争自体がどうでもええねん、ワタクシたちのやうな海外在住者が日本の流行をオリジナルからかけ離れているからと言って水を差し上から目線で突っ込まれておると感じるのも早計よ。むしろ日本のトレンドを羨ましいとさえ思っている海外在住者の方が多いかも知れませんよ。そんでね、こんな事で日本人同士が啀み合っちゃうのはいただけません。ジャポンのバスチー(≒バスク風チーズケーキ:の略やって)は、手に入る材料の都合なども絡み合いどんどん日本人好みの風味に寄せられたりして行くうちに恐らくはオリジナルを凌駕するレベルで洗練されたり改良されてもはや独自の「バスチー」という(略ではないオリジナル名)新しい食べ物に進化している様な気がしてなりません。まあ実際にジャポンのバスチー様を食べる機会がない以上ワタクシにとってこれも妄想ニッポン料理の一つになるわけですけれども、ジャポンの料理研究家さんたちが挙って提案されておるレシピは巷で手に入る素材で最大限に美味しく(出来るだけ手間もかからぬ様な配慮で)作って食べられる様に工夫されているし、場合によってはジャポンと欧州の気候や風土、水による出来上がりの違いまで研究されたうえで非常に親切に変換されておったり、もうホンマに凄いと思うんです。(そんな事はお首にも出しはらへんけど、トップクラスの方々は実際そうなんです)そこまで考えて出来上がったレシピに対して、オリジナルを蔑ろにするな!もっと忠実に郷土料理を敬え!と言うのも(気持ちとして大切な事やけど)なんや無粋な気もします。レストランや専門店などの場合は家庭で再現できないレベルでの食材や風味の忠実さ、オリジナルへの敬意を含めつつただのコピーではない独自の個性も求められ、それを食べる日本人の基本的な嗜好にもある程度寄せる努力をされる訳ですから、これもまた凄い次元の話です。美味しいものに目が無くてあくなき探究心を併せ持つ日本人の気質は、時にオリジナルを超えて独自の洗練淘汰を繰り返して進化を続ける洋食の様に楽しみ方は無限大になるのでござろう。一部ではそれを邪道やとか、突っ込む方もいらっしゃるかも知れへんけどもそうなったらもう咖喱の様な完全に祖国から独立した横綱級の国民食目指して不動の地位についてしまえばええんちゃう。ジャポンならオリジナルを忠実に再現するお店から、完全な新しいオリジナルへと進化させているお店まで選び放題であるんちゃうかしら逆に言うたら、このご時世でバスク地方に行く機会もなく本場の味わいを妄想するしかないジャポンの食いしん坊に取っては洗練されたお店から巷のコンビニまで、その日の気分でこれまた選り取り見取りで手軽に買えたりするんやから食べる側にとってはええ話やんね。仏国発でいうたらピエールエルメのコラボ商品もバスチー並みに人気やし、決してお膝元では味わえない夢のコラボやんね。ただ、そこに光があれば影もあってバスチーレベルの大ヒット商品になると商業的にあんな事やこんな事が出て来るやろなとは想像に容易うござんす。まあ、それに関してはここで語る必要性は全くないと思いますので割愛な。断っておくがそれを楽しんでいる人にどうのこうの言ってるんちゃいます。美味しいを色んな形で世界中で同時に分かちあえるのは素晴らしい事です。ただ本家にも消費者にもリスペクトのない商業主義が暴走したりするとその温度差を目の当たりにする両者の間にいる人間などは少なからず驚きはあるんよって話。バスチーは恵方巻にはならへんと思うけど。で、このお菓子は仏国のスーパーでも普通に市販されとりますのよ市販品なりに美味しいと思うし、定番で売られているからそれなりに人気があるんやと思います。お膝元の菓子職人が作ったものは当然もっと洗練されて風味の次元が違うがまあ、この方が何かのきっかけでジャポン市場へ旅立った場合、確実にもちもちしっとり系に改良される気がせんでもありません。例えばワタクシが先に挙げたレシピで作っても、日仏では仕上がりと言うか食感風味は同じじゃないと思います。これは食材は勿論の事、水や風土が与える影響も無きにしも非ずかも知れへんな、と思うんです。ヨーロッパは乾燥した気候ですよってに出来立てはしっとりしていても瞬く間に潤いは失われていく傾向が顕著なのかも。それゆえに、そう言う味なんだと言う認識がこちらでは出来上がっている可能性も感じます。ジャポンの場合は湿度がこちらより圧倒的に高くてむしろ乾燥させる方が困難。例えばサブレをお土産に買ったジャポンの客人は袋に小さな穴が乾燥目的で開けられているのを発見してショックを受けておりました。そらそうよ、乾燥剤なんて不要なので入ってへんしむしろ針で開けた様な穴が無数にあるからジャポンに持って帰ったら瞬く間に湿気るもんねえ。逆にジャポンの乾燥剤を見て意味が分からずこれは何だ!と思う仏人もおります。グローバルのスピードが速すぎて、こう言う些細でもまあまあ重要なファクター情報が抜け落ちるから後の祭りで知る事は数知れず。こちらでの良かれはジャポンでは余計なお世話(穴開けやんといて!)になったり、これ以上乾燥する必要あるんかい!とツッコミになったり忙しいな。バスチーに限らず、仏国食品でもしょっちゅうあるあるやねんけどジャポンの風味が基準になっている日本人が仏国のブリオッシュの食感や素朴すぎる田舎のオリジナルマカロン(おパリのマカロンはその進化系な)を見て落胆するケースがあるくらいやねんから、La Viñaのバスクチーズケーキとバスチーの違いに愕然とする人が出てきても何も不思議はないわ。あと、食文化由来の「好み」の違いは無意識のところにでも多大なる影響も見られる気がするわ。炊き立て白飯が大好きな日本人(ワタクシのことよ)のもっちりしっとり食感大好きの基礎はここに由来している様な気がするし焼き立てのバゲットやパンを食べるのも大好きですやんか。でも、仏人は焼き立てのパンを食べる事に日本人ほどのこだわりは無い様に見受けるし、モチモチした食べ物がそもそも存在しないのでそこにはちょっと違和感を感じてしまうのかも知れません。(こちらのグミやハリボとかはジャポンのもちっとふわっとよりもっと噛み応えあるしな)焼き立てに関してはステーキ以外キッシュもケークサレも焼き上がりから一旦冷ましたもの、あるいはその状態から温め直して食べるパターンが一般的かなと思いますけどね何でかと言うと、彼らが猫舌である事とかも関係してるかも知れまへんが前にも書いたけど一旦冷ます事で食感が落ち着き味が馴染んでより美味しくなるからこれはラタトゥイユとかブッフブルギニョンなどの煮込み料理にも言えるが万事がそうなので外国由来の料理でもその様式美が守られることも少なくなく茹でたパスタはそのまま鍋で(場合によってはお湯に浸かったままで)メインの付け合わせとして食べる直前まで蓋をしたまま放置される様子も何度も見て来た。だから彼らにアルデンテで本気のイタリアンなパスタを出すと、ミキュイ(十分加熱されてない、と言う意味)やないか!と怒られますねんよ。こう言う現地の風土気候の違い、食文化や嗜好をきちんと理解してオリジナルを現地でしっかり吸収されたプロたちが現地への感謝と敬意を抱きながら自分の国に戻ってその国の人たちからも愛されるレシピや料理に再構築してシェアしてくれるってホンマに日本の凄いところでもあると思うんです。フランスでは、イタリアでは、スペインではこうだからカテゴリーからはみ出すのは不敬だ!と言う話ではなくて料理人はただ忠実にレシピを再現すればいいってもんでもなくて学んだことから自分の中で咀嚼してアウトプットするときは表現者としての個性も求められると思うんですよ。だからレストランは楽しいとワタクシは信じます。同じ名前の料理でも造り手が変わると変化があり、それが食べる側の醍醐味でもあるオリジナルに忠実なシェフのお店もあり、進化系の美味しいお店もあり非常に高いレベルで凄い選択肢が気軽に揃っている日本にはあるって事なんですね。これにわざわざ甲乙をつけるなんて贅沢なことざんす。旅をして異文化を楽しむことはそれはもう素敵なことですがパスポートを持たずして、世界中のグルメを下手をするとその国のレベルよりも高く満喫する事ができる国が存在してるって、ホンマに凄いことやと思います。混ぜこぜ記事になったので、長ったらしくて読みにくくてめんどうくさいなと思う様な内容になってしもうたかも知れませんけどワタクシなりのリスペクトは何方の立場にも込めたつもりざんす。媚びる気もないけどな。食べることは生きる事で喜びであると信じているからこそ、そこに関わる方々に敬意が生まれるわけです。願わくば、日本のバスチー流行が落ち着いても定番の人気菓子としてジャポンで長らく愛され続けるようになったらバスクの方々も冥利に尽きるやろうと思います。こうなったら安土桃山時代に入ってきて日本独特の進化を果たしもはや日本の食べ物として認識され愛され続けるカステラみたいになって行くのももええかも知れへんね。(あなたがどう思うかは)知らんけど。

  • 14Aug
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      黒もふ騒動

      熱波が一段落しましたわね。昨夜はどえらい雷鳴と嵐で何たら流星群どころではありませんでしたが我が家では別の事件が発生したんざますよ。そう、事件の主人公はこのお方。我が家の野武士、黒もふ様がまたしても(一年ぶりやけど)行方知れずになった話言いましてもこのお方、元お野良様だったとはいえ(子猫やったし迷子か捨てられたかのケースと思われますが)、我が家に来てからはたった一度自分の意思でふらりと外へ出かけたことが一回(またふらりと日帰りで戻って来ましたけれども)あったんですが『野武士とお公家さん』以前したのは三代目の「鍋」ネタだったんですけど本日は、三代目のお猫様であるクロネコちゃんを始めお猫たちの近況報告など我が家に来てからかれこれ4ヶ月強あっと…ameblo.jpその次の事件は、ごはんさんと窓辺で朝寝中に何かが起こって二階の窓から落下した事件があったこと『大暑 山伏と野武士の絆1』毎にバカンス返上でなんやかんやしております。気が付けば、大暑の入りでござんすよ。そして今年もひまわりが咲き始めとるよワタクシにとってのオカンの季節が到…ameblo.jpこれ以降は、全く平和な我が家だったのですけれどもね朝起きたら必ずや朝飯の用意を下僕(ワタクシの事だす)に強請る3匹のお猫様たちですが、黒もふが足りぬのよ。そのうち出てくるかしらと思いながらご飯を用意して自分の白湯を入れてもまだ出てこない。そう言えば熱波の昨夜はワタクシは寝室、オットは暑さに耐えきれずクーラーのあるサロンで就寝したんですが、珍しく真夜中にごはんと黒もふが大運動会をしていてそれがちょいとしつこかったんですよ。ごはんは黒もふがワタクシと一緒に寝ようとすると激しくヤキモチを妬いて置いたてますので、大抵はごはんさんがワタクシを寝かしつけ、添い寝係を独占するわけです。うず坊はゲストルームのベッドが自分の寝室と思っているので平和そのものです。黒もふはオットがいればオットの足元で寝るのですが、この日はワタクシお一人。あっという間に寝落ちして大騒ぎしているのは気づいていたもののまあ、そのうち落ち着くだろうと放置しておりましたの。家中探しても気配がなく、大袈裟に心配するワタクシにオットは「お猫は気配を消すチャンピオンやから、そのうち出てくるよ」と。心に全く響かぬ慰めを曰わりましたが二階の各部屋の雨戸をほんの少しだけ開けて窓は全開にして夜を過ごすのですがこの日、オットの書斎の雨戸がいつもより、そう、お猫の頭が余裕で通過する程度に開いておったんですよ。太っているうず坊やごはんは無理ですが、小柄な黒もふは余裕で通過できるレベル(オットはそうとは思っておらぬ様ですけれども)昨日の大運動会(トムとジェリーを想像してつかあさい)で興奮した状態ならばその窓に追い詰められてうっかり落ちる可能性は否めまへん。ワタクシ、即座に昨年の悪夢が蘇りましたとも。本当に居ないのなら多分夜中にクーラーの排気ダクトの部分が隙間が出来るのでその脆弱性を突いてまた出て行ったんかも?と言うオット。ワタクシはそうは思えませんこの数日、既に脆弱性はお猫たちは知っていたわけで。すぐに着替えて、心当たりのご近所にガサ入れですよ。だって、もう頼りのばるちゃんは居ませんから、黒もふ捜査隊はワタクシ一人です。時間が経過するとあらゆる意味でよくないから結構焦りましたよ。『わすれがたみ』お天気が安定しない週でござんす。午前中は長袖にフリース、(あるいはヒートテックすらも)午後には半袖からの夕暮れ時はまたセーターを引っ張り出して羽織るこんな…ameblo.jp毎回黒もふを最後に発見するお向かいさんの猫穴周辺にも気配はなしオットはこの間もワタクシの取り越し苦労でそのうちどっかから出てくる(あるいは帰ってくる)と信じて疑っておらずですよ、おまいさん。二階から落ちてたら怪我してるかも知れませんやんか?コーヒー飲んでニュース見ながら様子見てる場合の模様よ、悠長やな。今度はお隣の猫の穴周辺へ向かいましたとも。名前を呼びながら猫穴に近づくと、何とその穴から黒いお猫様がこちらを見ておりました。即座に黒もふとワタクシは気がつきましたとも彼もワタクシが探している声をちゃんと聞いていて顔を出したのだと確信しております。でも黒もふはすぐにお隣の敷地に姿を隠しましたの。これは、ショック状態という感じかなと思ったんですよ。多分自分から外へ出れば勝手に帰ってくる術を持っているはずの彼がいつもと違う行動をしているということは、前回の落下事件に近いショックなアクシデントがあったのではないかと。お隣は英国人で今はお留守ですが、隣人の我らに緊急時用にスペアキーを渡されておりまして、そのお陰で幸運にも敷地に入れたと言うわけです。朝っぱらから近隣宅の猫穴を片っ端から覗き込むアジア人オバハンの珍奇な様子オットに黒もふがお隣にいることを伝えると彼は若干半信半疑ではあったものの一緒に探してくれましたの。お隣の物置セラーは電気がつかぬので携帯電話のライト機能を使って探しまくるも広すぎて隅々までは網羅できません。黒もふがこのそばにいるのは間違いないと言うただの直感を頼りに暫く家宅捜査(倉庫捜査やけど)しても出て来まへん。やっぱり何か怖いことがあってショック状態なのやも知れません。鳴きもしなければ、出てくる様子もありません。ただ、絶対遠くに行ったとは感じなかったので(野生の感)とりあえず、腹が減っておろうと思って彼のご飯セットを持参して出直し、オットには一旦帰って頂いた。うず坊が大変心配して鳴いておったので。この時、ごはんさんの姿を見かけないなあと思ったんですけどそれどころじゃなかったのでオットに丸投げして、再び黒もふ呼びかけ作戦に向かいましたとも。何回も探したガラクタ小屋ですが、いるとしたらここで隠れているに違いないのでは?としか思えなかったので、そのドアの前で徐にごはんセットを出しつつ黒もふに呼びかけました。(立てこもり犯に観念して出て来なさい状態やんね。)空腹には勝てるまい(自論ですけれども)すると小さな小さな鳴き声(もう泣き声に近いわ)が一瞬聞こえました。黒もふがそこにいるのは確信出来ました。目を凝らして中を覗き込み、もう一度いつも通りの声でフツーに呼びかけるとミャオとか細い泣き声が何と目の前のホコリだらけのガラクタの山の奥にある棚に、真っ黒のホコリだらけのぬいぐるみの目がこっちを向いているではありませんか。(暗すぎて黒い塊にしか見えなかった)笑えるくらいに埃まみれの「モップ黒もふ」発見です。彼はこっちにくる気配はありませんが、ミャオとか細く鳴きながら私を呼んでいたのですよ、おまいさん。お母ちゃんは今度は自衛隊宛らのレスキュー隊員に変身してガラクタの間を出来るだけ音を立てない様に、優しく話しかけながら近づきました。お母ちゃんが今から行くからね、もう大丈夫よ、一緒に帰ろうね、ってなもんです。怪我をしていてはいけないので慎重に抱き上げてワタクシもすっかり埃まみれに。でも何だかぐふっと笑えて来ました(多分ドーパミンが出てたんやろね)もしかすると黒もふもかくれんぼのつもりやったのかも知れません(おい!多分違う)黒もふは大人しくワタクシに抱っこされて身動き一つ取りませんでした。携帯(ライト用)とお猫を抱えてあとはそのままに放置して倒壊事故現場から帰って来た様なお汚れ様のオバハンとお猫無事生還の様子を見てオットは大層たまげました(ホレ、見てみぃ。笑)即座にお隣に置いているご飯セットを取り現状回復と施錠を請け負ってくれました。その間に、ホットタオルで何度も黒もふを拭き上げ(ホンマはお風呂に入れたいんですけど気性的にちょっとムリなんで)、ご飯をたらふく食べさせて怪我がないかチェックしました。外傷はなし、特に怪我もしていない模様なので様子見ですわ。が、しかし安心したのも束の間、黒もふの帰還に喜ぶうず坊の姿と裏腹にごはんさんが見当たりません。これはやきもち妬いたかな、と思って探しに行くとですね今度はさっきから見当たらなかったごはんさんがやはりどこにもおりませんの。家の中で黒もふを探してる時に、オットがテラスのドアを開けっぱにしていた気がしたな、と言うことを思い出し(はー)急いで地下セラーに降りると、そこにご立腹のごはんさんがおりました。もう、どいつもこいつも、ですよ。彼はテラスから脱走して地下セラーで遊んでいたものの、いつもならすぐさま追いかけて来るワタクシたちに放置されてオカンムリだったんですよ。ごはんさんを抱き上げて宥め賺して家に入ると、オットはまた悠長にNetflix観賞されており、あれ、ごはんどこにいてたの?ですってよ。と言うか、今回の大脱走事件はどれを取っても引き金は全部オットのうっかりミスやんか!久々にキレ芸でも発揮したろうかと思いつつも荒ぶる心を落ち着けワタクシの感働きは凄いやろ?この地方の魔女もビックリやろうと思うわ。とだけ言っておいたわ。黒もふよチミはすっかり家族になったよね。まさかの他のお猫たちとの共同生活にも、よく頑張ってくれているよね。本当はかーさんもとうさんも独り占めしたかったんやろうけど腐らずに毎日自分なりに楽しもうとしてくれてるね。今回チミに何が起こったのか母ちゃんには分からへんけれどもばるちゃん居らんくなってんから、あんまり心配させんといてね。でもねおまいさんにまたアクシデントが起こっても母ちゃんは毎回その度に絶対に見つけて助け出してみせますよ。だから何にも怖くないからね。いや、むしろこのおかんのこの執念の方が怖いとも言えるけどな。一旦引き受けた命、最後まで何があっても守り抜きますとも。