オリンピック直前のおパリでございますけんど

うちの地方から近隣地域ではかつてない異常気象に見舞われております。

とりわけ、今年は冷夏なんですけど(春はスルーされて未だ夏っぽさも微妙)

降水量がハンパなく、ジャポンの梅雨やらゲリラ豪雨もビックリな有様で

おまけに雹も降ったりして、ワイン産地は悲惨な状況。

今年はビオだのビオディナミだの言ってられないくらい、病気も蔓延していて

空前の大ヒットやったこの2年間の逆を振り切った厳しい年になるやろうな

と言う感じざます。

 

この前置きも、十分本当に起こっている怖い話なんですけど。

 

最近YouTubeにオススメで上がってくるのがニッポンの夏恒例の怪談系のあれこれ。

ああ、そうか

今は時期的には夏やねんな、と、ここで季節を認識した始末よ(涙)

 

それにコジツケたわけではありませんけども

現在進行形で我が家に起こっている怖い話を時事ネタとして書いとくわ。

残念ながら、心霊現象とかちゃいますけどね。

 

 

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でも聞いてよ。

 

 

今度こそ、

と、お食べネタ書いておりました所

さびちゃんの雄叫びモードがまたしても始まりました。

(あ、またかいな、それもうお腹いっぱいやわ、というおまいさんはまた次回戻って来るがいいわ)

 

で、今回はゾッとした話で、さびちゃんの受難

これにてホンマに決着(してよね)ざます。(切実)

 

 

これまでの経緯はこちらから

 

 

 

 

 
 

 

術後5日目で「発情してはりますよね」という兆候が明らかに出たので

施術した動物病院には間髪を入れず相談に行くも

地域猫扱いと言うことで曖昧な塩対応といいますかね、

すぐ連れてこいと言うどころか

「そんなケースは普通ありえないんだけど、ゼロでもないので再手術したいなら今度はあなたが責任者としてみなされますんで、支払いの義務はおたくにありますから。」

とまあ、守銭奴もびっくりな態度に違和感しか沸かず。

さびちゃんの容態を心配するどころか、我々の心に沿う様な一言も一ミリたりとてござーせんでした。

これ今回の顛末のキーポイントになるんで、よう覚えといて下され

 

もちろん、これが個人の飼い主の依頼による手術からの問題発覚なら

全てにおいて最初から対応は異なっておったに違いな、とこのとき感じましたよ。

 

(しばし愚痴になりんす)

同時進行で愛護団体に状況説明して相談してみましたところ、

説明の途中でこちらの話を遮って

役所の依頼で(こちらの好意で)保護して引き渡すまで敷地内で世話をしただけでも我々がさびちゃんの責任者となる義務がある、の一点張りで聞く耳持たずの塩を超えてわさび(或いはタバスコ)対応。

目ぇ痛なったわ。

 

もちろん、それは法で明記されてる事ですし、彼らの言いたい事は理解できますよ。

相談先は小さい愛護団体やから、対応が大変なのもお察ししますとも。

でも、保護施設がいっぱいやったら仮にうちやご近所の有志たちなどで一旦保護しておいてその間に里親探しリストの仲間に入れるとか、お互いサポートし合った連携プレイできますやんか。

こっちはお猫好きやから絶対無碍にせえへんと言うのを分かった上で体良く押し付けてくる狡猾さよ。

結局近所の自称愛護団体(あえてこう言うてやる)は、

SNS上では連日仲間内と極近辺の保護猫&譲渡活動をヒーローの如く熱烈アピールしておりますが

こちらで起こっている5匹の行き場を失ったお猫たちのことなど完全に他人事で無視&押し付け。

実際にさびちゃんを含む3匹のお猫がそれぞれ個人の善意(全員多頭飼いで新たなお猫の受け入れは正直無理な環境やけどこれ以上放って置けないと言う意味な)によって引き取られる形になっており、

彼らが無視した、少なくとも引き取りから溢れた2匹のうち1匹は越冬できず死んだと思われ、

残りの子は未だご近所の善意によって餌を与えられている状況。

これ以上下手に働きかけると奴らから片っ端から近所のその他の野良猫まで押し付けられかねないので、みなさんもどかしく申し訳ない状態です。

いや、この状態がそもそも本末転倒やと思いますけれども。

(ちょっとこれもある意味怖い話よ)

 

 

 

 

 

 

話を戻すわ。

 

で、ヒートアップする大喧嘩からまたしてもさびちゃんの雄叫びシーズン到来で

朝も昼も夜も、えらいこっちゃです。

当然、寝不足ですし

在宅ワーク期間中のオットは集中できまへん。

 

先週はとうとう、うず坊とさびちゃんが大喧嘩して

連日の動物病院通い状態ざました。

(うず二敗、さびちゃん一敗、まあまあどちらも抗生物質案件の流血事件)

 

 

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全治2週間

 

 

これまでに心が折れすぎたのですが、それを乗り越えると

いまや、ネタ状態でございますよ。ええ。

うず坊みたいなピースふるおキャット様がフーシャー状態で取っ組み合いするんですからね、さびちゃんの鼻っ柱の強さがご理解いただけよう。

 

 

それを置いても

この2ヶ月おきの雄叫びモードには心身ともに限界やったし、

(雄叫びモードの時ピークにかかるとワタクシが抱きしめて落ち着かせるのざます。息が上がってしがみついてくるさびちゃん、辛すぎですよ。)

避妊手術しているんやから、その時節には外に解き出してやりなさい

と、ご近所のお猫好きマダムにアドバイスされたものの

さびちゃん、喧嘩の怪我が多くてまだワクチン接種出来ておりませんし

何より彼女が出て行ったら、未去勢お野良のボーイフレンドたちが漏れなく一緒に帰って来るし、何やったらテラス我が物顔で寛ぎ出す始末よ。

それは、我が家の先住去勢済みお猫たちにとっては脅威以外の何物でもなく全力で拒否権発動よ。

 

まずはこのさびちゃんの雄叫びモードをどないかしてやっておくんなさい。

可哀想すぎます。

と、今週も我が家がお世話になっておる動物病院に行ったわけでございますな。

めっちゃ常連さんになっとりますよ。

 

 

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そして、まずはワクチン打って

それから健康状態チェック。

からの話し合い。

 

①精神安定を促すお薬(自然由来の)を投与して様子を見てみる

②発情を抑える薬を雄叫びシーズンの際にしばらく投与して状況を見てみる

③再手術

とまあ、こう言うオプションの流れを検討

 

当初は、最初の手術では卵巣が取りきれておらず、それによって発情している可能性

これが一番高いかもね、と考えられましたんですけどね

 

そもそも、さびちゃんが最初の術後からたったの5日ほどで発情している事

(これは動画に撮って残しておったため間違いなく発情と診断)

それが2ヶ月ごとにリピートしておること。(酷いケース)

 

これは薬で抑えたり様子を見ると言う悠長な感じとは思えない、可哀想だけど取り切れなかった卵管の残りがあるかも知れないし、この際子宮もろとも取り除きましょう。

と、緊急手術になったわけでござんすよ。

 

そこからがまさに怒涛のスピード展開ですよ、おまいさん。

 

 

夕方には手術終わるのでその時にご連絡差し上げます。

って事でワタクシは自宅待機しておりましたんよ。

 

 

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束の間の平和はオイシイの。

 

すべからく

術後、病院はすぐに連絡をくれました。

で、

さびちゃんの再手術と経過に関しては

ちょっと電話でカンタンに済ませられるお話ではないので、すぐいらしてください。

と言うことですぐに駆けつけましたともさ。

 

診察室に呼ばれて、(先生とさびちゃんはおりませんでしたが)

「まずはおかけください、そして落ち着いて聞いてくださいね。」

とアシスタントの受付嬢が穏やかに言いました。

 

(長なって来て申し訳ないねんけどこのまま続けるわ。)

 

 

「おたく様が面倒を見てくださってるさびちゃんですけど、ご存知の通り、

先ほど開腹手術を致しました。」

「はい、で、彼女は大丈夫でっしゃろか。」

(この流れ、なんかめっちゃドキドキするやんか)

 

「ええ、彼女は大丈夫になったはず、といいますか、そうではなかったと言いますか

つまり、開腹して分かったことは、彼女にはお腹にメスを入れた跡があるのは確かなんですけど、なんと卵巣も子宮もかなり大きいままの状態で残っていました。」

 

 

 

 

「なんやて💢」

 

 

 

「は?それって最初に考えられておった卵巣が取りきれてなかった問題と違って、最初から摘出されていなかった可能性も否めないと言うことでっしゃろか。」

「私の口からはなんとも言えないんですけどね、現実は健全な子宮と卵管がしっかり目視できる状態だったため、先生は両方とも取り除きました。」

(彼らはご近所さんクリニックであり知り合いでもあるので、迂闊な明言は避けたんやと思います。)

 

行政からお金貰って手術をしたはずの動物病院は

なんと、

開腹して閉じただけで何にも仕事してなかったかも疑惑ざますよ。

(明言は避けましたけど、アシスタント嬢の表情を見たら、そうやねんやろな的な)

 

ひい。

 

さびちゃん、無駄な痛い思いしただけ(かも)やったんですよ。

この2ヶ月の苦痛は、何やったんやと思ったわ。

 

 

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ああ、無情

 

 

 

執刀医は術中に撮った卵巣と子宮の写真も含めてレポートしてくれるとのこと

週末さびちゃんの通院の際に詳細な見解をいただいた上で、

役場に報告しに行く予定ざます(オットがな)

 


 

怪談とはちがう怖い話やけど

ちょっと、ホンマに

こういうの、

 

 

怖すぎるわ。

 

 

 

あ、でも

だからフランスってええ加減やし!

と、鬼の首をとったように腐すのは早計よ、おまいさん。

この手の「本当にあった怖い話」はやはりジャポンでもありますんよ。

 

 

 

 

当然ではありますが

我が家が再手術費用を負担させていただく形に。

(それまでに何回もさびちゃん連れてクリニックに通っていますんで何を今更やけどな)

今回は〆て260ユーロの出費と相成りました。

これは良心的な田舎価格なんやろうと思っとります。

確かに痛い出費やけど、これでさびちゃんと我が家の平和が買えたと思ったら

上等やわ(目ぇ痛すぎて泣きながら言うてますよ。)

 

これでかつての平和な日常が戻ってくるとも思いませんけど(せつない)

 

 

さて、

さびちゃんの経過観察で次は土曜日に担当医さんとあらためて診察と

今回の経緯についての話し合いを控えております次第で。

 

役所に報告するのはその後になりますよってに

まあまあ続きを楽しみしといてちょうだい。(←悪い顔)

 

 

 

長々とお読みくださっておおきにありがとうさんでございます。