どんどん勢いつけて更新したい思いだけは溢れとりますが
もう4月になってるやんか。
捻挫の予後とか、イースターのお食べネタとか、
お手軽調味料とか発酵ネタでシェアしたいものなんかが溜まりに溜まっとるのですが
やっぱりお騒がせしたお猫騒動から行っときます。
そんなさびちゃんですが、なぜか人間には完全に心を開いており
とりわけオットが大好きでデレデレに甘えております(オットもデレデレだがな)
ソファーではオットの隣でぴったりグルグル
夜はオットに添い寝で腕枕させてグルグル。
側で見ていても、あざといくらい女子力高くてかわええんですよ。
他の男子お猫たちはここまでしないので、オット最高にご満悦状態ですわ。
そしてこれは家族に限らず
いかなる客人が訪問しても、大歓迎で擦り寄っていき
ソファーに座れば隣にやって来て一緒にくつろぎ、宿泊する客人にさえも腕枕させて
一緒に寝るというサービス精神てんこ盛りなお猫でございました。
もし、1匹だけ大事に仲良く飼いたいという猫好きさんには最高の条件が揃った子だということが発覚しました。
つまり、それだけ我が家でも馴染むのが早くて、オットが手放せるようになるのかどうかも心配レベルです。
こうなると
この子の里親探し、どうなるんやろうという感じです。
(今の所お猫を飼いたいという人が直近におりません)
お猫たちの関係は時間が解決するほど単純なことなんでしょうか。
さて
雄叫び事件で、家出の後ですから(もし避妊手術に問題があったとしたら)さびちゃんは妊娠している可能性もあるわけで。
しばらく期間をおいてからかかりつけのクリニックへ連れて参りました。
(彼女もストレスで肌をかきむしっていたのでその件も併せて)
うちの猫たち行きつけのクリニックの先生いわく
まずあの雄叫び事件については、さびちゃんは術後の痛みで叫んでいた可能性がある
と言われました。(何やて!ですよ)
「我がクリニックの場合、女の子の避妊手術の後は念の為に最低三日分の痛み止めをお出ししていますよ、お薬はもらわなかったんですか?」
と呆れ気味に聞かれましたよ。
抗生物質的な薬を一錠渡されて、この子は健康に問題なく家猫に迎えるには最高のコンデジションですってポリスのイケおじに言われただけでしたし。
雄叫び動画を持って手術を受けたクリニックへ行ったけれど、卵巣の一部が残ったかも知れません説しか出てきませんでしたわよ
(しかも再手術はウチ持ちって言われたけれども、すぐに診るからお猫を連れてこいとも言わなかった。言われたとしても今後この病院に診てもらうつもりは一ミリもなかったんで
うちの行きつけの病院へ連れていく直前に家出事件勃発という流れでござんした。)
ということはですよ、
さびちゃん、めっちゃ痛かったんやんか。
(黒モフのストルバイト結石の際の痛み止めがあったので彼女に与えたんですけど
それでは効かへんかったんで痛みじゃないのかとも思ったのですが、それでは足らんかったということかもね)
ホンマにホンマに可哀想なことをしてしまいました。
それから、さびちゃんは避妊手術を受けた際にチップも入れてもらっていたようで
それがね、おまいさん
所有主名のところが、役所の名前になっとりましたそうで
つまり、そういう記載がされているということは
我が家でさびちゃんの面倒を見て食事を与えていたからと言っても
さびちゃんの所有権は役所にあって彼女の責任者は彼らというワケで
「誰もおたくにさびちゃんの面倒を見る責任など押し付けることはできません。法的にね。」
と言われました。
(もしも避妊手術に万が一の問題があって再手術となってもそれは役所が責任を負う義務が発生するということなんでワタクシに責任を押し付けるのも何もかもがお門違いということやねんけど、
そもそもクリニックの人がチップ入れたワケで何もかもに呆れてたわ。)
だからと言って、現実的には誰もさびちゃんを引き取ったりせえへんし
せっかく時間かけてお腹の虫も退治して完全に清潔健全な飼い猫レベルになるまで
一緒に頑張って来たんですから、
ここまで来たら路頭に迷うようなことはしませんよ、もちろんね。
この子の所有者をあなたに書き換えることもできますけど、どうしますか?
と言われたものの、
現状4匹が穏やかに暮らせる状態ではありませんやんか、ということで
それは保留させてもらって、
愛護団体の管轄下のお猫という立ち位置にするべく
一旦元のヤブクリニックに向かってチップの中の所有者について
書き換えをしてもらいましたよ。
いきつけのクリニックの受付嬢が、譲渡される可能性のあるお野良ちゃんは
ブリジットバルドー系の保護団体の認証と番号が記入されるらしいわ。
(譲渡後に個人の飼い主様に書き換えざます)
まあ、これでとりあえず
さびちゃんを受け入れたいという方が現れた際は書類的な問題はクリアでっせという感じよ。
でも、そう簡単には見つからへんわよね、もう子猫ちゃうし(2歳くらいですけど)
それでも、1人でお留守番完璧にできる子ですし、めっちゃ甘えっ子ですし、
トイレも問題なく、元お野良といえども人間の食べ物には一切興味なし
絵に描いたような理想の家猫になれますよ、と自信を持ってお勧めできるわよ。
(元々姉妹たちで行動していたので女の子のお猫となら多頭飼いできる可能性はあるかも、ですけど、うちは全員男の子なんで非常に難しい状況。おひとり様飼いが望ましいわ。)
ということで
さびちゃんは、多頭飼いの我が家の家猫修行中ということで
とりあえずしばらくは我が家で預かりという感じですが
ごはんさんとの仲も、幾度かの取っ組み合いを経て(!)落とし所を見つけつつあるのかないのか、状態です。
色々思うことはあるんですが
近所のマダムもワタクシのやうな経緯の結果的に保護猫多頭飼いお仲間で
彼女の営むワインバーはお猫が闊歩する猫カフェならぬゆる〜い猫ワインバー状態なんですけど、最初はどんなに険悪で取っ組み合ってもそのうち落とし所をみつけたりして、案外仲良く共存するからどんなに喧嘩しても人間は関与せずに猫同士に任せる方がいいわよと、アドバイスされましたわ。
看板猫娘よ
確かに去勢済み、避妊済みのお猫たち同士ですし
致命傷になるやうな殺気だった喧嘩はしませんけれども
黒モフはストレスで皮膚炎やストルバイトになるタイプなんで、
やっぱりそれなり以上に気を使ってあげんとあきまへん。
もちろん、ごはんさんもうず坊もケアが手薄になることがないように
そしてやっぱり新人のさびちゃんだってストレスはあるワケですから
その不安を何とかせんと、一色触発案件から人も猫も解放されません。
そう考えると
黒モフが我が家の仲間入りを果たした時は、人間が懸念していたアレコレは一体何やったんやというようなスムーズさでした。
みんな若かったというのもあるかもね。
さびちゃんからしたら、童女がお公家や野武士のおっさんだらけの中に放り込まれるような状況ですから、そら、怖いわな。
(さびちゃんの鼻っ柱の強さも大概怖いと思われてるだろうが)
そうこうしておりますうちに
さびちゃん、再び雄叫びの兆候が出て来て
またしてもイースターの週末にテラスを超えて家出してしまいました。
(今度のはストレスによる大声的な感じですんで、気が済むなり、腹が減るなりしたら戻ってくると踏んどりますけど)
果たして、今度は何日で帰ってくるのか来えへんのか
それにしても、お転婆さびちゃんがいるのといないのでは家の静かさが違いすぎて
面食らって笑ってしまうほどです。
話題に事欠かない自由な女さびちゃんネタは続きそうですわ。