放置しすぎて、ご報告できておりませんけれども

本日はお猫ネタでござーます。

(お食べネタも溜まりすぎとりますので、次から放出していくわよ)

 

お騒がせさびちゃんは、めっちゃ元気です。

 

いうても、

彼女の立ち位置はまだ保護観察(絶賛里親さん募集中)という状況に変わりはないのですが

女の子独特の可愛らしさと、さびちゃん独特のキャラを遺憾無く発揮して

オットの寵愛を欲しいままにしております。

 

まあ、あざとい(笑)

 

そこが可愛さでもあると感じるのは歳のせいなのか、お猫バカのせいなのか

多分(絶対)両方やと思います。

 

 

 

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さびちゃんは結局我が家にすっかり馴染んで家猫暮らしを手に入れつつあります。

 

数回ほど雄叫び事件があり

何というかプチ家出をしては戻ってくるという、自由奔放なキャラを遺憾なく発揮していたさびちゃん

そのうちに、さびちゃんはボーイフレンドまで連れて帰ってくるという

しかも、さびちゃんファンは2匹のイケニャンですわ。

 

プチ家出の度に、イケニャンのどちらかが我が家に送ってくるという始末。

お猫とは言え、さすがフランス製の女です。

 

 

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で、そのうちの1匹である茶トラのミノルくん(勝手に命名)

彼なんか、めっちゃフレンドリー(言うんか)過ぎで我が家のテラスやらガレージで寝泊まりを始める始末。

しばらくの間はさびちゃんを迎えに毎日通うミノルくんでしたが

そんなミノルくんに対してさびちゃんは塩対応ですよ。

 

ドア前でさびちゃん待ちのミノルくんを見て、ごはんさんはこの表情。

明らかに不満な顔してますね。

(ちなみにミノルくんは未去勢のお野良様ですが、我が家のテラスでうちのお公家猫たちと鉢合わせしても彼らは喧嘩には至っておりません。不思議なミノルくんです。)

 

 

 

しかし、そのうちミノルくんはどうやら我が家の仲間入りを希望している様なそぶりを見せ始めて

我が家の人間は白目ですよ。

もう1匹の白とグレーの毛長ふさふさのケンちゃん(これも勝手に命名)も

ちょいちょいお隣の庭を介して我が家のテラスにやって来てはさびちゃんラブコールを繰り返し、出待ちをする始末。(もちろんお姫様は塩対応)

さびちゃん、モテモテやな。

 

 

なんて笑ってられまへん。

 

 

うちのテラスは外猫ボーイズの溜まり場ですやんか。

黒モフは安心して庭で昼寝できませんし、うずらごはんお公家ブラザーズもテラスでくつろげませんよ。

で、肝心のさびちゃんは彼らに全く関心なし。

もう、ボーイズは気の毒なほどで、さびちゃん魔性の女かよ、でございますよ。

 

さびちゃんは役場の提携先動物病院で避妊手術してから数週間は、発情っぽい兆候を何回か起こして

その度にプチ家出をしていたわけですが、

我が家のかかりつけ獣医さんに相談して、次にその兆候が現れる様なことがあれば病院に連れて行って

場合によっては再手術やな、と言う話になっておりました。

 

でも、ここの所その兆しは見られず、敷地から出たい様な素振りも全くなく

黒モフと同じで、猫より人間が好き、というのが態度に現れまくりで

お公家ブラザーズとはちょいちょい小競り合いがありますが(黒モフは完全に隔離しているので)、めっちゃマイペースで遠慮のかけらもなく自由に我が家に住まって

オットすら手下状態でございます。

 

甘え上手で、自己主張がはっきりしていてそれを押し通す

破壊力抜群の強かさを持ってはります。

でも憎めないんですよ。

この子なりに必死に勇気ある行動で戦いながら勝ち取って来た猫生なのですから。

 

うちで迎え入れる気は毛頭無かったんですけど

まあ、もう我が家の四番目にしら〜っと仲間入りしている様な気がせんでもありません。

 

ワタクシの方も、オットがええねんやったら

流れに身を任せておる感じです。

 

ただ、

ミノルくんもケンちゃんも、うちに駆け込んできても申し訳ないけれども、それはムリ。

そして、お外で最後の1匹になったさびちゃんの姉妹が保護先がないまま

ご近所さんに餌場を作ってもらってとりあえず生きておる状態です。

 

 

 

さびちゃんより黒地が多めの別嬪ちゃんです。

が、触ると背骨がはっきり感じ取れるほど痩せております。

うちにいてぬくぬく生活を送っているさびちゃんの姉妹なだけに、胸が痛むのです。

もちろん、この子はご近所のマダムの好意でカリカリ餌はふんだんに頂いているのですが、それでもねえ。

 

 

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同じ姉妹でも他の子達3匹は保護されておりますが

特にこの器量良しのお嬢ちゃんはいの一番にご近所さんに引き取られました。

(言うても、そちらもお犬殿に3匹のお猫様たちがすでに居たので複雑な状況でしたが、居着いて仕舞えば放っておけません。と言うことで暫く出入り自由のお猫でしたがつい最近はピンクのかわええ首輪を着けてもらっており再び飼い猫の座に戻り咲きました。)

 

結局、うちと同じであちらも「引き取るしかありません」状態になってたわ。

しかし、それは良かったですね、と言う話ではないんだな。

実際、うちの先住猫たちに関しては迷惑千万で未だに戸惑っております。

 

しかもお野良猫はまだまだようさんいるんです。

ミノルくんもケンちゃんも、きっと他にもね。

放って置けない人たちに丸投げして突き放す愛護団体の現状には全くもって失望しかありませんよ。

(キリがないとか事情はあるんやろうけど、個人の善意は限界があるから連携して愛護団体が存在してはると認識しとったわ。)

 

 

自ら率先して「あたちを貰ってちょうだい」作戦を遂行できなかった姉妹たち(サビと三毛)が外猫として残っておったのですが保護団体も全くアテにならず、

未だ避妊手術も受けられず(さびちゃんでさえ、あの有様でございましたからね)

助けてあげたいけど、関係機関に保護活動の協力したら最後、ていよく押し付けられる結果が明らかなので、ご飯だけお届けするもどかしい状態が続きましてね。

そうこうしているうちに、ミケちゃんが姿を消しました。

不幸にも越冬できなかったのかも知れまへんし、もしかしたら赤子を産んで今は出てこないのかもという、何ともな推定状況。

 

 

グレーの姉妹を保護したご近所さんと我が家は今も残った1匹のサビリーヌ(もうサビ猫だらけで名前が底をついて来たわ)にご飯を届け続けておる現状でござんす。

 

 

 

 

この頃には、

よもやここまで我が家がこの子達と深い縁で繋がることになるであろうとは

想像もしませんでしたけれども。

 

世の中で、多頭飼いをなさっておられる方々の中には

結構こう言う事情でお猫たちが増えて行ったという方が少なくないんちゃうかと思えてくる様になったわ。

 

黒モフはそれまでの日常を完全に失いましたし、お公家ブラザーズにしても決してさびちゃんと友好的な関係とは言えず、

さびちゃんだって、もう2度と過酷な外猫生活に戻ってたまるかという心意気がひしひしと伝わります。

 

人も猫も、えらいこっちゃですよ、はい。

 

これからバカンスシーズン、

それで心無い所有者に捨てられる小さな命が増える季節がやって来ております。