、、、って云うのは、前の記事からの続きになります。
⑴おっぱいの飲み方が浅吸いで、さらに⑵唸ることが多い、と云うベビちゃん訪問です。
9時半過ぎに訪問してみると、8時半ぐらいに母乳とミルクを飲んだところベビちゃんはご機嫌な様子にしています。
1ヶ月14日のお嬢ちゃんですが、可愛い声を何度も出して語りかけてきて、それにママも上手に応えています
1ヶ月検診では「問題なく成長してますよーー」と言われ、ひとまずは安心された様子のママ。
ママと一緒にベビちゃんの声出しの相手をしながら、お伝えしたいことごと(書類上のことなどや今後の健診、予防接種の話など)を進めていきます。
最初に、⑵唸ることが多いことについて説明します。
❶一つは、母乳やミルクを飲む量と一緒に飲む空気量が同量であるということ。
まだ小さいベビちゃんの胃がいっぱいになって苦しくなるので、ゲップ出しが必要になるのだけれども、飲み込んだ空気を全部出し切ることは考えられず、そうなると出なかった空気(ガス)は腸に下りていきオナラとして出ればラクになる。
❷二つ目は、腸の変化についてデス。
生まれてから1ヶ月ぐらいまでのベビちゃんは、ウンチの回数がとても多いです。
それが1ヶ月前後ぐらいから個人差もありますが、急にウンチの回数が減ってくるようになります。
これは、"腸が進化して吸収が良くなる"ためだと言われています。
それまではオムツを替えるたびぐらいにウンチが出ていた状態から、少ない回数になり、まとまった量のウンチを出すようになるのです。
しっかり飲んだ分を小腸から栄養分を吸収してくれるようになるのですから、喜ばしい進化なのです。
しかし別な角度からみてみると、腸に長い時間(これまでに比べると)ウンチが留まることになり、大腸で水分も吸収されるのである程度固まった状態になります。
さらに❶にあるようにガスも腸に留まってしまい、ベビちゃんは苦しくなって唸ると考えられます。
そこで、先ずは<ゲップ出し>です。
肩まで引き上げ抱っこ腹這い立て抱っこ、とママに動画を撮ってもらいながら実施します。
ベビちゃん、軽くゲップを出しました。
そうして<リラックス抱っこ>です。
前向き立て抱っこ 腹這い抱っこ 木の上のトラとママにも実施してもらいます。
ママは、「とてもラクー」とご満悦。
さらに<ガス抜きのポーズ、便秘体操、お腹のマッサージ>に入ります。
⚪︎ベビちゃんのアンヨ(足首あたり)を持って、"伸ばして曲げてーー" とガス抜きのポーズ。
⚪︎そしてアンヨの膝下あたりを柔らかく持って左右にゴロゴロと倒して便秘体操。片脚ツイストもできます
⚪︎ベビちゃんの脇腹をママの両手でホールドして、お股に向かってVの字を書くようにマッサージ。そして脇腹をまたホールドしてゆらゆらと動かせてお腹のガスを動かせましょう。
最後は軽く圧をかけて "の" の字にマッサージをします。
訪問する1時間前ぐらいに授乳でしたので、のようにいろいろケアができました。
ベビちゃんは、胃もお腹もスッキリしたところで授乳になります。
ベビちゃんが浅吸いなため、入院中からずっと立て抱っこで授乳をしていたと言われるママ。
お首の坐っていないベビちゃんですから、ママはベビちゃんのお首をしっかり後ろから支えていたわけで、聞くとあたりまえに「腱鞘炎になりそう」と。
そこで、しっかりと授乳ポジショニングをとってもらいます。
そうすると、ベビちゃんは乳首を深く咥えてくれます。ごくごくと安定した飲みっぷりのベビちゃん。
ママも両手が離せるぐらいになるし、背中、腰も正しい位置にあるので負担が少ないのでラクになります。
ソファーに坐っての授乳ポジショニング、そして床に座っての授乳ポジショニングを伝えます。
正しい姿勢での授乳をすることで、ベビちゃんもママもラクに "おっぱいタイム" が持てるようになります。