スポーツの視点 -5ページ目

最後の戦い!!

12月9日(土)、ヴィッセル神戸対アビスパ福岡のJリーグ入替戦が博多の森競技場で行われる。


6日(水)にウイングスタジアムでの初戦を0-0で終えており、残りは9日のアビスパでのアウェー戦を残すのみ。


泣いても笑っても最後の試合。


勝つか負けるかで天と地の差もある試合だ。


勝てば来季はJ1に舞台を移し、日本最高峰のリーグでプレーできる。ただ、負ければ、今年と同じくJ2で戦わなければならない。


入替戦はアウェーゴール方式が適用されており、敵地で1点以上取った引き分けであれば、勝ち抜ける状態。


ただ、油断は禁物だ。


福岡は川勝監督になって以来、ショートパスをつなぐいいサッカーをするようになった。


11月23日のガンバ大阪戦では押されながらも引き分けに持ち込んでいる。


先日のヴィッセルとの試合でも、前半はペースを握っていた。


福岡にとっても絶対、落とせない試合。相手は勝ちにくる。


対する神戸は10月27日から約一ヵ月半も白星から見放されている。しかも、試合内容もよくない。


初戦に出場停止だった三浦淳が戻ってくるため、攻撃には厚味が出るだろうが、バックの核だったエメルソン・トーメがいないバックラインは心もとない。


甘めに見ても、苦戦が予想される。


でも、試合終了のホイスッルが鳴るまでわからないのがサッカー。


内容なんかどうでもいい。とにかく結果が欲しい。


この一年、ヴィッセルカレッジで試合運営やイベント企画、スタジアムでの新聞発行と様々な経験をさせてもらった。


一年前は、関西にある一つのチームだったが、今では、心の中にあるチーム。


こうしてブログを綴っていても、選手や社員さんの顔が自然と浮かぶ。


一日一日をJリーグ復帰のために戦ってきた姿を身近に見ているだけに、明日はぜひとも勝ってほしいし、勝ちたい。


12番目の選手として、できることをして、明日に備えたい。




 

今の活動!!

初めて自分の活動を書きます。



今、「ヴィッセルカレッジ」というヴィッセル神戸直轄の団体に所属しています。関西の学生60人ぐらいでやっています。



主な活動内容としては、スタジアム向けの新聞を作ったり、スポーツイベントを開催したり、試合運営を手伝ったりと結構、手広くやっています。



そんなヴィッセル神戸が11月18日に横浜FC戦との大一番を迎えます。1位、2位対決になる予定です。



普段、大学生の集客が弱いヴィッセルに一役買おうと自分達でイベントを企画し、運営することになりました。



一年で最高の盛り上がりを体感しに、スタジアムへ足を運んでみませんか。



後悔させない企画を用意してます。



よろしくお願いします!!



以下、内容です。



スポーツマネジメント交流会を開催します!!
★ヴィッセル神戸スポーツビジネスカレッジ運営★
________________________

スタジアムには、ひとつになれる瞬間がある。
      ・・・僕たちも、トモニイコウ!!
________________________

スポーツマネジメント交流会とは、若い世代の人たちにヴィッセル神戸の試合、
特にJ1復帰が掛かる大事な試合を観戦してもらうことによって、
スポーツをより身近に、そして親密になってもらうことを目標としたイベントです。そして、単に観戦するのみでなく、
運営する側の仕事やヴィッセル神戸のブランドがどのようなものなのかを知ることにより、
サッカーのあらゆる側面を感じてもらうこともねらいとしています

☆☆スポーツマネジメント交流会の3つプログラム☆☆

○試合観戦    

[ヴィッセル神戸vs.横浜FC]J1復帰がかかった大事な一戦!!相手はカズが所属する横浜FC!


○スタジアム内見学

Jリーグチームによる試合の運営の一端をスタジアムを回りながら見学!!と、同時にヴィッセル神戸スポーツビジネスカレッジに所属する通称・カレッジ生が試合運営に関わる姿も見ていただきます。


○交流会
・『ヴィッセル神戸のキャッチコピーを作ってみよう!!』当日参加者にグループに別れてもらい、ヴィッセル神戸のキャッチコピーをヴィッセルカレッジとともに考えていただきます。ヴィッセル神戸の社員が、皆さんが作ったキャッチコピーについてスポーツマネジメントの視点を交えながら講評します!!ヴィッセル神戸・叶屋専務にも会えるチャンス!!


※交流会では、飲み物がつきます。


■日時:平成18年11月18日(土) 13時開始~1930分終了予定
■場所:神戸ウイングスタジアム  [アクセス]神戸市営地下鉄海岸線「御崎公園駅」から徒歩約5分
■対象:スポーツマネジメントに興味がある大学生、及び大学院生18歳~24歳くらいの方)
■募集人数:約60名
■持ち物:筆記用具
■参加費用:3000円(バック指定席)※普段であれば当日3500円の席
■申込方法・問い合わせ
①お名前(ふりがな)
②年齢
③ご住所
④電話番号(携帯電話も可)
E-mailアドレスを記入の上、
11
13()までに下記のE-mailにてお申し込みください。
vissel_college06_1118@hotmail.co.jp
抽選により参加の可否については、E-mailにてお知らせします。     
14
日(火)を過ぎても参加の可否についての連絡がない場合は、vissel_college06_1118@hotmail.co.jp までお問い合わせください。

■運営:ヴィッセル神戸スポーツビジネスカレッジ
※今回、頂いた個人情報は今回のイベント以外での使用は致しません。







侍ハードラー 為末大!!

400mハードルの為末大って選手をご存知だろうか?


世界大会において、トラック種目で日本で初めて2つのメダルを獲得した陸上選手である。と、ここまでなら普通の選手の経歴と変わらない。恐るべきことは、彼には高校時代からコーチがいないことだ。


全国大会で好成績を狙う高校生にとってコーチがいないことは、羅針盤なしに航海へ出る事に等しい。為末は「ある目標に向かって、今、何をなすべきか」ということを的確に捉え、実践していく能力を高校生の頃から養っていたのである。練習法やコンディショニング、体の科学まであらゆることを学び、吸収してきた。


成績を残すには、優秀なコーチがいた方が近道だったと思うのが一般的な考え方だろう。しかし、為末の場合は、その時々に自ら考え、あらゆるものを参考に自分を創り上げてきた。目指そうと思ってもなかなかできるものではない。壁にぶつかりながらその都度、改善していく作業は地味で苦しいものだ。乗り越えた時の達成感は、並大抵のものではないだろう。おそらく、この種の人間はどんな分野でも成功を収める。げんに彼が投資活動で成功していることは有名である。


そんな為末がクイズミリオネアで獲得した賞金1000万円で運動会を開催するという。当然、普通の運動会ではない。陸上に多くの人が興味を持ってくれるような仕組みを考えている。うらやましいほどきれいなお金の使い方を知っているなと思う。


アイデアは実におもしろい。商店街のアーケードで100メートル走をしたり、ショッピングモールで棒高跳びをしたりと繁華街を舞台に運動会を開催する構想だそうだ。


普段、プロスポーツ選手のすごさを本当に知る機会はあまりない。もともとプロスポーツ選手が「すごい」という感覚は皆持っているだろう。しかし、どのように「すごい」かはテレビや実際に生で試合を見てもなかなかわからない。なぜなら、一流同士が勝負しているため、実感が沸きにくいのだ。もちろん回数を重ねたり、実際に経験していた競技であれば、そのすごさはリアルに体感できるだろう。


今回のアイデアは、あまり陸上に詳しくなくても、普段、目にする場所で繰り広げられるため、身を持って知ることができる。おそらくテレビであってもある程度伝わるだろう。


おそらくそこまで考えてのアイデアだろう。彼のような発想を持つ選手がもっと出てこれば、日本のプロスポーツビジネスはもっと活性化する。それ以前に彼のような人財を安定的に生み出す教育システムができれば、日本は世界で突き抜けた国家になれるだろう。




参考資料:

為末大のHP http://sports.nifty.com/tamesue/

運動会の記事 http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20060915-90133.html



高校野球の仕組み!!

夏の甲子園が終わって2ヶ月が経とうとしている。今大会は、早稲田実業と駒大苫小牧の2日間にわたる決勝の記憶が、この先何年もの間、語り継がれるものとなるであろう熱戦の一ヶ月間だった。


普段、甲子園をあまり見ない私も決勝戦は、テレビから離れられず、手に汗を握っていた。特に1日目の延長15回の斉藤君の投球は、感涙ものだった。最後の打者に、その日、最速の147キロのストレートを投げて三振を奪う姿に、鳥肌がたった。なにせ、その時、投じたストレートは、178球目だったのだ。


甲子園が終わる頃には、早稲田実業の斉藤投手が「ハンカチ王子」として、世間に定着していた。彼の知的なスポーツマンのイメージがお茶の間に受けたのだろう。本人は歓迎していないムードだったが、マスコミや世間はお構いしらずで騒ぎ立てた。おそらく当分の間、「ハンカチ王子」の喧騒は続くだろう。


それを見ていて高校野球のインパクトの強さに驚くとともに、本当にこれでいいのだろうかと思った。


「ハンカチ王子」を生み出したのは、甲子園での斉藤投手の活躍による。高校球児が全力プレーをし、己の限界を超えて挑戦する姿に、人は胸を打たれるのだろう。甲子園で斉藤投手が投げた球数は、実に800球強。しかも、準々決勝からは4連投という離れ業をやってのけている。


プロ野球を見ていればわかると思うが、「先発」、「中継ぎ」、「抑え」と役割分業がなされ、100球以上投げることも珍しくない先発投手も、中5日や中6日で、ローテーションを回している。プロ野球では、「肩や肘は消耗品」という考えが一般的になっている。昔であれば、連投することも多かったが、もはやそれは遠い昔の話である。


高校生は、甲子園になれば、プロ野球の流れと逆行するように、マウンドに立ち続ける。特に勝ち上がれば、スケジュール上、連投を強いられる。球児にとって、甲子園で勝つことは、幼い頃からの夢であり、その目標に向けて全力を尽くすのは、止めようがない。指導者とて、勝ちたい一心で指揮をとるため、選手生命に配慮しながら戦う指導者は、ほとんどいない。


ただ、一方でプロに入り、肩や肘の故障が原因で期待された成績を残せない元高校球児もたくさんいる。もちろん、本人の努力や自己管理によるところも多いと思うが、甲子園での活躍が遠因になっていることもあるだろう。


高野連は日本学生野球憲章で、「学生野球の健全な発達を図ることを目的としている」と掲げているが、高校生の肉体を酷使していることには無頓着である。また、大会運営者の朝日新聞も、普段、人権報道などをしてるが、この問題には、無関心である。


プロを目指すものにとって、甲子園が通過点なはず。しかし、日本においては、甲子園は一大イベントであり、世間の注目度も高い。高校球児は、地元や世間の期待を一身に背負って、戦いを繰り広げる。そのプレッシャーが選手を一回りも二回りも大きくさせる。限界を超えて戦うことで、思わぬ力が発揮されることもあるだろう。


しかし、プロへの通過点と考えるのであれば、高校生の才能に配慮したスケジュールやルールを定めるべきである。みすみす才能を浪費させているとしたら、野球界にとって損失でしかない。仕組みを変えなければ、この問題は解決しない。高野連や朝日新聞、他のマスコミがこの問題を直視するのは、いつになるだろうか。



Jリーグの放映権がスカパーに!!

まずはこれを。


http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/headlines/20060815-00000102-jij-spo.html


Jリーグの放映権の優先権が、2007年から従来のNHKからスカパーに移る。どうやらNHKとJリーグ側で金額が折り合いがつかず、スカパーが放映権を獲得したようだ。契約期間は2007年から2011年の5年間。


スカパーは以前からJ2の全試合生放送を行なっていたが、この契約によりJ1の全試合生放送を行なうことが可能になった。


スカパーはご存知のとおり、有料のテレビ放送だ。スカパーに加入していなければ、Jリーグを見られないことになる。つまり、コアなサポーターにとっては、スカパーに入りさえすれば、毎試合、ひいきのチームのサッカーが見られることになる。スカパーにとっては、この囲い込みが、大きなメリットだろう。おそらくJ2の全試合生放送でも相当数の加入者を獲得できたのだろう。


ただ、これによりサッカーにそれほど興味のない人へのリーチがしづらくなった。普段、テレビを何気なくつけた時にサッカーがやっている状況は、望めなくなった。ローカル放送で地元のサッカーをやるだろうが、情報の接点は確実に減った。


浦和や新潟を除いて、確実にスタジアムを満員にできるJクラブはないのが現状だ。スタジアムを満員にしようと思えば、それほど興味のなかった人にもアプローチする必要がある。


Jリーグが行なった調査によると、観戦者の情報入手経路は、テレビ、新聞、クラブの公式ホームページの三つに大別される。そのテレビの効果にあまり期待できないとなると、なかなか厄介な問題だろう。


そこで考えたいのが、「同伴者へのお誘い」である。サッカーを一人で見に行っても、それほど楽しくはない。まぁ、サッカーに詳しければ、一人で行っても楽しいが、ほとんどの人にとれば、誰かと一緒に行ったほうが楽しいに決まっている。先に述べたJリーグの調査によると、同伴者で多いのが、友達や家族となっている。


観客を増やすためには、まずサッカーを見てもらわなければ話にならない。できれば生で見てもらったほうが雰囲気を感じ取れる。ロナウジーニョやジダンもいいけれど、Jリーグでも拮抗した試合であれば、十分楽しめる。


サッカーに行くと決めた人が、友達を誘いやすいような仕組みがあれば、サッカーにそれほど興味のない人を呼び込むことができるかもしれない。「友達とサッカー観戦DAY」なんてものを設け、二枚目は半額といった具合に、お得感を出せば、以外に集客できるのではないだろうか。タダ券や招待券を配布するのもいいが、こうした同伴者がどうすれば来るかという因子に注目すれば、おもしろいかもしれない。


日本人の特性上、それほど興味のなかった人でも、熱しやすいようになるのではないだろうか。


参考資料:16ページと31ページ

http://www.j-league.or.jp/aboutj/katsudo/2005kansensha.pdf

イタリア3クラブ セリエB降格!!

イタリアのセリエAを揺るがす「不正疑惑」に関して、イタリアサッカー協会の規律委員会が次のような判決を下した。


ユベントス、フィオレンティーナ、ラツィオはセリエBに降格。さらにユベントスは勝ち点マイナス30からのスタートで、昨季と一昨季の優勝を剥奪。フィオレンティーナは勝ち点マイナス12からのスタート、ラツィオは勝ち点マイナス7からのスタートとなる。


ACミランは降格を免れたが、欧州チャンピオンリーグの出場権を失い、勝ち点マイナス15からのスタートとなる。


ACミランだけが降格を免れたのは、イタリア元首相で長くACミランの会長を務めてきたベルルスコーニの意向が働いたんじゃないかと疑ってしまう。


ただし、各クラブには不服を申し立てる権利があり、本決定ではないため以上の処置が変わる可能性もある。


この決定により、インテル、ローマが欧州チャンピオンズリーグの本選出場へ、さらにキエーボ、パレルモがチャンピオンズリーグ予備選へ繰り上げ出場となる。


それは、さておき4クラブの経営基盤はこれで大きく揺さぶられる。まず、放映権や広告収入の減少が予想され、ヨーロッパの大会に出れないため、UEFFAからの分配金もゼロになる。選手の放出も決定的で、ヨーロッパでトップレベルの選手の多くが移籍すると思われる。しかも、移籍にともなう移籍金はバーゲンセールになることが予想され、選手移籍にともなう収入もあまり期待できない。ただし、移籍にともない高額な年俸の負担は減少するので、そこは経営面に関しては、唯一のプラスとなる。ただ、長期的に見た場合、戦力が落ちるので、たとえセリエAに復帰できても苦戦は免れない。


各クラブにとって、入場料収入をいかに落とさないかが鍵となる。特にもともと入場料収入が低いユベントスは厳しいと思われる。以外に思われるだろうが、ユベントスは通常、毎試合一万人あまりの観客しか入らない。そのため、放映権料や広告収入に頼ってきた部分が他クラブに比べ大きい。


ユベントスのブフォンやネドベド、カンナバーロ、フィオレンティーナのFWトニなど世界でもトップクラスの選手の移籍が予想され、他クラブにとれば、千歳一遇の機会となる。これらの選手が市場価格から、何%オフで移籍するかが、他の選手の基準になるため、一人目はかなり重要だろう。レアルは、カンナバーロ、ザンブロッタ、エメルソンの三人を狙っており、こうしたセットでの移籍も予想される。セットであれば、さらに買い叩かれる可能性もある。


降格する三クラブの経営陣の考え方はわからないが、一つ有効な手段として、チャンピオンズリーグに繰り上がり出場するパレルモ、キエーボに有望な選手を移籍させることができないだろうか。買取オプション付きの複数年のローン契約、年俸は折半するなど、かなり譲歩すれば、可能な手段になると思われる。パレルモやキエーボもチャンピオンズリーグから得られる収入は魅力的だろう。そのためには、選手が必要となる。


この降格によって、残留チームは少なからず恩恵を得る。イタリアでは放映権料が各クラブの交渉によるため、常にビッククラブが巨額な収入を得てきた。そのため、ヨーロッパへ繰り上がり出場を果たすチームにとっては、棚からぼた餅になる。ただ、最も恩恵を受けるのは、バーゲン価格で有望な選手を取れる、ビッククラブだろう。いくら移籍金が少なくても、高額な年俸を払えるチームは限られているからだ。


ワールドカップ優勝に沸くイタリアだが、ここにきて厳しい現実を見せられたようだ。


私的MIPとベストイレブン!!

イタリアの優勝で幕を閉じたワールドカップ。

「あと一年は無理だけれど、あと7試合は戦える」と言っていたジダンは有終の美を飾れず。しかも、延長後半に、マテラッティの挑発に乗って、あろうことか頭突きをかまして一発退場。ジダンのラストダンスは、とんだ結末になってしまった。

この一ヶ月はワールドカップの合間に勉強や課外活動をするといった具合になっており、学生最後のワールドカップを存分に楽しんだ。

ほとんどの試合を見たので、記念に私的なMIP(most impressive player)とベストイレブンを決めたい。

選考基準は極めて単純。今大会、驚きを与えてくれた選手を中心に選ぶ。

MIPはジダン(フランス代表 引退←レアルマドリー)

寸評)

文句なく一番輝いていた。決勝での退場だけがらしくなかった。現役引退は惜しいが、最後の花道をチャンピオンズリーグや国内リーグではなく、ワールドカップを選んでくれたという点でも、MIPにふさわしいと思う。

監督はリッピ(イタリア代表監督)

寸評)

イタリアを揺るがす不正疑惑もなんのその、抜群の手腕を発揮し、優勝に導いた。さすがというほかない。

フォーメーションは、優勝したイタリアの4-4-2を採用。


GK レーマン 

DF ザンブロッタ、メッツェルダー、カンナバーロ、グロッソ

MF フィーゴ、中田、ゾコラ、ジダン

FW アンリ、クローゼ




GK レーマン(ドイツ代表 アーセナル)

寸評)

ブフォンが適当な気もするが、ドイツを3位に押し上げたのは、レーマンの功績も大きい。実力以上のパフォーマンスを発揮していた点で、レーマンを選ぶ。

DF 右サイド ザンブロッタ(イタリア代表 ユベントス)

寸評)

世界最高のサイドバック。右でも左でもパフォーマンスを落とさずにこなせる。ウクライナ戦の活躍は記憶に残る。

DF センター カンナバーロ(イタリア代表 ユベントス)

寸評)

あの体格で、世界の名だたるFWを押さえられるなんて、いまだに理解できない。はたして何を食べれば、あんな身体能力が宿るのだろうか。カテナチオを見事に体現している選手。

DF センター メッツェルダー(ドイツ代表 ドルトムント)

寸評)

ザルだと思っていたドイツDF陣だったが、勝ち上がるごとに強固になっていくさまは、驚きに値する。ドイツDFの中心ということで、選出。

DF 左サイド グロッソ(イタリア代表 インテル←パレルモ)

寸評)

ドイツ戦のゴール、オーストラリア戦のPK獲得など、要所要所で仕事をした。イタリアを救ったといっても過言ではない選手

MF 右サイド フィーゴ(ポルトガル代表 インテル)

寸評)

昨年、インテルに移籍して蘇ったドリブラーは、代表でもその存在感を如何なく発揮した。緩急を使ったドリブルに、相手がバランスを崩すシーンを何度見たことか。しかも、ラストパスも正確とくれば、文句のつけようがない。全盛期を彷彿とさせるパフォーマンスを見せてくれた。

MF センター 中田英寿(日本代表 引退←ボルトン)

寸評)

中田の現役引退で日本サッカーの一時代が幕を閉じた。今大会、最大のサプライズ。 「今までありがとう」という言葉を贈りたい。

MF センター ゾコラ(コートジボワール代表 トッテナム←サンテチエンヌ)

寸評)

惜しくもグループリーグ敗退も、アルゼンチン、オランダに互角以上の戦いを見せたのは、彼の存在が大きい。展開力、ボール奪取力など全てにおいて高度な力を持っている。個人的には、今大会、最大の発見。来季はトッテナムでプレーするが、そのプレーに注目したい。

MF 左サイド ジダン(フランス代表 現役引退←レアルマドリー)

寸評)

今大会、世界最高の選手は誰かという問いに、明確に答えてくれた。惜しむらくは優勝を逃したこと。

FW アンリ(フランス代表 アーセナル)

寸評)

世界最高のFW。決勝で見せたイタリアDF陣をものともしないパフォーマンスが彼の真骨頂。3得点は少し物足りないが、ジダンとともにフランス代表を決勝に導いた。クラブではパフォーマンスはもっとすごい。

FW クローゼ(ドイツ代表 ブレーメン)

寸評)

得点王ということで選出。日韓大会では、ヘディングだけのイメージが強かったが、今回は足での得点やアシストをするなど、成長を見せつけた。5得点で得点王という称号はドイツのエースとしての責務を十分果たしたといえる。

最後にベストゴールを!!

アルゼンチン代表が見せた20本以上ボールを完璧にまわして、ゴールを決めたカンビアッソのゴールを挙げたい。サッカーの美しさを凝縮させたようなゴールだった。

中田引退に思う!!

中田が現役引退を発表した。http://nakata.net/jp/hidesmail/hml278.htm


ホームページで著名なスポーツ選手が引退発表をするなんて前代未聞だろう。しかし、ほとんど抵抗なく受け入れられ、メディアもホームページの情報を元に、「中田引退」を報道した。


インターネットが登場して、それ以前とのもっとも大きな違いは、全ての人がコストをかけず簡単に情報を発信できるようになったことだろう。個人的にはグーテンベルクの活版印刷術と比肩できる情報の技術革新だと思っている。


今までであれば、情報を発信するのに、多大なコストがかかり、時間や紙面の制限があり、自分の思いを全て伝えられるメディアはなかった。ただ、インターネットであれば、それが可能になる。だからこそ、中田は引退発表という重大な決定をインターネット上でおこなったのだろう。


中田の引退発表を読んでいると、考えさせられるところがずいぶんある。


とくに、「俺がこれまでサッカーを通じてみんなに何を見せられたのか、何を感じさせられたのか、この大会の後にいろいろ考えた」という部分である。


人生には節目があり、その時々に振り返る時間がある。卒業や退職などの大きな節目から、一年、一ヶ月、一日といった具合の小さな節目まで、捉えようによっては、様々な節目がある。


振り返った時、何も感じることがないとしたら、どれだけ成功し、お金を持っているとしても、空虚なものだろう。得たもの、失ったものなどを整理し、次に旅立つ。大きな節目ではこの作業がことさら重要になってくるのだろう。


おそらく中田は日々の中でさえも、そうした振り返りをおこない、整理していたのではないだろうか。


アトランタ五輪の時、世間やサッカー界の評価は、前園のほうが上だった。1998年のワールドカップでも最終予選で加茂監督に使われ大活躍するまでは、若手の有望株といった認識だった。あのフィジカルの強さも、平塚時代からコツコツと積み上げたものだし、得意の語学だって、一朝一夕に習得したものではない。


日々を振り返り、整理し、次の日につなげる。そうすることで、足りない部分を補ってきたのだろう。そして、今回の節目がやってきた時、何を自分が成し遂げ、何が足りなかったのかを明確にイメージし、引退したのだと思う。中田の自信や誇りは、外からの評価ではなく、自分の中にある絶対軸が基準となっているのだろう。だから、どんな状態でもぶれない。


中田が伝えたメッセージは、受け取り手によって様々だろう。私が受け取ったメッセージは常に100%を出す姿勢だ。


中田にとって100%を出すことは当たり前なのかもしれないが、常人には意外と難しい。しかし、この術をみにつければ、大きな飛躍が待っていることは、明確にイメージできる。いきなり真似ることはできないけれど、意識はできる。


意識を変え、行動を起こし、未来を作っていこうと強く思った。


中田の引退は早すぎるし、もったいない気もするが、彼にしかわからない引き際があるのだろう。ただ、日本のサッカー界は大きな財産を失ってしまった。彼のまわりに引退を止められる存在がいなかったことが残念でならない。


中田のような選手がまた現れることを、私たちはどれだけ待たなければならないのだろうか。中田の遺志を受け取ったであろう今回の代表選手や次世代の選手に期待したい。



アーセナル、入場料担保に社債!!

アーセナルが入場料収入を担保にする社債を発行することを発表した。英国では初めてで、2億6000万ポンド(約550億円)を投資家から集める。投資家から集めた資金は、総工費3億5700万ポンド(約718億円)をかけて建設された新本拠地のエミレーツスタジアムの支払いに充てられる。


今回の仕組みを簡単に説明すると以下のようになる。


将来の入場料を担保に低利で資金を調達し、競技場建設のため借りた銀行ローンの一括返済にあて、利払い負担を軽減する。しかも、社債投資家には、入場料収入の範囲内で返済する仕組みとなっており、観客数が伸び悩んでも、アーセナル側の負担は生じない。しかも大手格付け会社のスタンダード&プアーズはアーセナルの社債を最上格のAAAとしている。


約550億円の利払い負担を軽減できるメリットは計り知れない。たとえ1%の利払い負担がなくなっただけでも、5億円の余剰資金を得られる。


将来の入場料収入を担保にすることが可能な背景には、アーセナルの人気が挙げられる。昨年までの本拠地のハイバリーは、常に満員御礼で、ヨーロッパでチケットの最も入手しにくいチームの一つとして知られている。年間シートも予約で埋まっており、予約の権利を予約をするためにお金を払わなければならないほどである。39000人のハイバリーから60000人のエミレーツに移ってもチケットが余ることはないだろう。


今回の証券化は出色の出来だと思う。球場に来るサポーターの入場料収入を担保に取るなんて発想はなかなか出てこない。しかも、使用使途も決まっており、入場料収入の範囲内で投資家に還元することから、投資家の期待収益率も、調整済みである。唯一の懸念は社債の応募が満たないことだが、格付けがAAAに設定されているため、おそらく回収できるだろう。


プロスポーツ球団の証券化といえば上場が思い浮かぶだろう。しかし、上場すれば不特定多数の株主に配慮しなければならず、50%以上の株式を所有されれば、クラブの所有権も移ってしまう。しかも勝利によって株価が変動するなどリスクも大きい。勝利というファクターは経営陣がコントロールできるものではないため、どうしても不安定になる。


今回の社債発行とエミレーツと結んだネーミングライツの収入(15年約201億円)で、大方、スタジアム建設費の支払いに目途がつく。補強がままならないと批判のあったアーセナルだが、これで、余剰資金も出てくるだろう。もっとも、将来有望な若手が多数在籍しており、選手補強は最低限でかまわないが。


今回の仕組みを適応できそうなチームが日本にもある。阪神タイガースがこの仕組みを採用すれば、甲子園のリニューアルのコストも軽減できるのではないだろうか。村上ファンドも球団上場ではなく、このような発想であれば、少しは受け入れられただろう。


プロスポーツの資産を金融商品に変える発想は、勉強する価値がありそうだ。


参考資料

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060630AT2M3000M30062006.html




日本代表とキリンビール!!

 あと一時間で待ちに待ったワールドカップが始まる。ドイツとの時差は約8時間。朝、大きなあくびをしている人を見かけたら、きっとそれはワールドカップのせいだろう。特に日本戦の日は、寝不足は間違いないだろう。2002年の時には、試合後、日本のサポーターが街に繰り出し狂喜乱舞していた。各報道機関もワールドカップ一色となっている。  


 熱く燃えるのは、選手やサポーター、メディアばかりではない。大会やチームをスポンサードする企業にとっても、ワールドカップは総決算のときである。  日本代表のチームスポンサーであるキリンビールは、日本中を青く染めようと、工夫をこらしている。キリンビールと日本代表の歴史は長く28年前にさかのぼる。当時は、サッカー冬の時代でスポンサーをする費用対効果を計算する必要なく、企業メセナの一種だったという。  


 「協賛企業」から「サポーター企業」に衣替えしたのは、8年前のフランスワールドカップの時だ。以後、二人三脚の付き合いが始まった。唯一のオフィシャルスポンサーとして、キリンビールは日本代表のブランド価値を余すところなく使っている。  


 「勝ちT」、「勝ち樽」をご存知だろうか。名前は聞いたことがなくても、キリンのコマーシャルを見れば、「あぁ、あれか」といった具合にほとんどの日本人がうなずくだろう。「日本を青く染めよう!」というキャッチフレーズの下、2002年から継続的に展開されている。  


 今年は3月中旬から6月中旬の15週間で、青いTシャツ15万着、一番搾りの青色ボトルとサーバー15万セットがプレゼントされる。テレビCMだけで毎月10億円規模の投資というから莫大だ。その効果も手伝って、日本企業の宣伝史上、最短かつ最大の応募者数を記録するキャンペーンとなることが予想されている。今までの最高記録は、飯島直子を使い4000万口を集めたジョージアの缶コーヒーのキャンペーンだ。日本の国民が全部で1億2000万人だから、単純計算3人に1人を巻き込む計算となる。  


 その他にも、サムライブループロジェクトと銘打ち、様々な試みが講じられている。キリンカップの際に、入場者に配られた青いフラッグは、スタジアムを青く染めた。また、横浜赤レンガ敷地内に建てられたサムライブルーパークは、約1週間で、10万人を突破した。日本のキャンプ地ボンにも、G-CAMPという交流施設を設けている。  


 これらのキャンペーンが功を奏したわけではないだろうが、1-3月期のビール系飲料の出荷額でアサヒビールを6年ぶりに抜いた。はたして、今期、キリンはアサヒの牙城を崩すことができるだろうか。おそらく5000億円を超えるであろう販促費(キリン全体)を使っての効果がどう数字になって現れるかは興味深いところだ。


参考ウェブ

キリン

http://www.kirin.co.jp/active/sports/soccer/index.html